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パネルヒーターの電気代は?節約術4つと使用のメリット・デメリットを紹介

2020 10.21この記事はPRを含みます

パネルヒーターの電気代はいくら?

暖房器具は多数ありますが、中でもパネルヒーターは火を使用せず空気を汚さないため、お年寄りでも安心して使えると言われています。

一方で、電気代が高いとの声もあります。

一人暮らしの高齢者や小さな子供がいる家庭でも安心して使用できる暖房器具が求められている中で注目されているパネルヒーターのメリットやデメリット、電気代の節約方法などを詳しく解説していきます。

パネルヒーターの電気代はいくら?長所と短所、電気代の節約方法を徹底解説|SBIホールディングス株式会社

通常のパネルヒーターとは?

パネルヒーターとは、パネル型の暖房器具で、輻射熱(ふくしゃねつ)を利用して暖めます。人間の体に直接熱を伝える輻射熱は、遠赤外線効果によって身体を芯から暖めることができます。

パネルヒーターは薄くて場所を取らず、コンセントさえあればプラグをさすだけで設置できるので手軽です。

内部のオイルを温めることで輻射熱を出すオイルヒーターと似ていますが、パネルヒーターのほうが暖房効率が良く、軽くてコンパクトです。

ペット用のパネルヒーターとは?

最近では人間用のパネルヒーターも人気を博していますが、ペット用のパネルヒーターは以前からあり、特に爬虫類や熱帯魚などを飼育するためのパネルヒーターは種類も豊富です。

ペット用のパネルヒーターは小型のものが多く、消費電力も通常のものより少ないですが、24時間常につけておく必要があるため、ある程度の電気代はかかります。

なお、ペット用のパネルヒーターはケージの床の下に敷いたり蓋に付けたりします。

パネルヒーターの電気代の計算方法

パネルヒーターについてもっとも気になるのは電気代でしょう。

1ヶ月の電気代の計算方法は、消費電力(W)÷1000×一日の使用時間(h/日)×30日×1kWhあたりの電気代(円/kWh)です。

パネルヒーターの消費電力は強モードで運転した場合、700W~1600Wです。

例えば、消費電力が1000Wのパネルヒーターを一日5時間使用した場合、27円/kWhとして計算すると、一ヶ月で約4000円となります。

強モードと弱モードの違い

パネルヒーターの多くは、強モードと弱モードが設けられています。

室温に応じて強モードと弱モードを切り替えれば、無駄な暖めすぎを防ぎ、電気代を節約できます。

消費電力は製品によって異なりますが、概ね強モードが700~1600Wで25~35円/h、弱モードが250~500Wで5~15円/hとなり、強モードは弱モードの2~4倍の電力を消費します。

パネルヒーターのメリット3つ

上記の通り、決して電気消費量が少なくないパネルヒーターですが、暖房器具として優れている点もたくさんあります。

特に、高齢者や小さな子供がいる家庭、ペットを飼っている家庭でよく選ばれている理由があります。

ここからは、パネルヒーターを使用するメリットを見ていきましょう。

パネルヒーターのメリット1:安全性が高い

パネルヒーターを選ぶもっとも大きなメリットは、安全性が高いことです。パネルヒーターは、石油ストーブなどのように火を使わないため、火事になる心配がありません。

また、熱くなるヒーター部分を薄いパネルで覆って表面が高温にならない機種は、直接触っても火傷をしにくいため、子供やペットなどが誤って触れても事故につながらず、安心して使用できます。

また、給油をする必要もありません。

パネルヒーターのメリット2:空気を汚さない

パネルヒーターは輻射熱を使って暖めるので、ファンヒーターなど温風を出す暖房器具と違い、空気を汚す心配がありません。

そして、ホコリが舞ったり、石油臭い温風を出すこともありません。また、こまめに換気をする必要もなく、空気の乾燥も気にならないでしょう。

さらに作動音も静かなので、小さいお子さんなどが寝ている間にも使用することが来ます。

パネルヒーターのメリット3:軽量

パネルヒーターの良いところは、コンパクトで軽く持ち運びに便利なことです。

また、キャスターや取っ手がついており移動が楽にできます。食事の準備時にはキッチンに、入浴前には脱衣所に、就寝前には寝室に、というように、一台を使いまわすことも可能です。

また、省スペース設計なので、コンセントさえあれば、机の下やトイレなどにも設置できます。

パネルヒーターのデメリット

使用するメリットが多く大変魅力的なパネルヒーターですが、当然ながらデメリットもあります。

購入する際は、メリットだけでなく、デメリットにも注意して、納得してから購入しましょう。

パネルヒーターのデメリット:暖房能力が低い

パネルヒーターのデメリットとして、暖房能力の低さが挙げられます。

パネルヒーターは輻射熱で暖めるため、空気を暖めることができません。そのため、部屋の全体的な温度を上げることが難しく、大きな部屋での使用は向いていないといえるでしょう。

暖房器具と言うと、つけたらすぐに部屋の空気が暖まることを期待してしまいがちな人は、パネルヒーターの暖房能力にがっかりしてしまう可能性があります。

パネルヒーターのデメリット:コスパが低い

前述したとおり、パネルヒーターの電気代は決して安くはなく、予想以上に電気代がかかると感じる人は多いでしょう。それでいて、急激に部屋の温度を上げることができないパネルヒーターの暖房能力を体感して、コスパが低いと感じる可能性があります。

特に、パネルヒーターはゆっくりと長い時間をかけて暖める特徴のため、運転時間が長くなりがちです。その分電気代も多くかかり、コスパが良いとは言えません。

パネルヒーターの電気代節約術4つ

パネルヒーターはメインとしての暖房には不向きです。狭い場所を局所的に暖めるという使い方に向いています。例えば、足元だけを温めたり、トイレや脱衣所で使用するなど、補助的に使うと良いでしょう。

逆に、部屋全体を暖めたい場合などは、どうしても電気代が高くなってしまいます。

どんなに優秀な家電でも、電気代が高いと毎日使うことができません。そこで、パネルヒーターの電気代を節約できる方法を紹介します。

パネルヒーターの電気代節約術1:窓際におく

部屋の中心に比べて冷気が入りこみやすい窓際は空気が冷えています。

そのため、窓際にパネルヒーターを置いて遠赤外線効果で冷気をブロックすれば、より効率良く部屋を暖めることができ、電気代も節約できるでしょう。

また、窓際に置くことで室温と窓の温度差が小さくなり、結露しにくくなります。そのため、カビの発生を抑える効果も期待できます。

パネルヒーターの電気代節約術2:弱モードにする

パネルヒーターの電気代を節約する2つ目の方法は、弱モードで運転をすることです。前述したとおり、パネルヒーターを強モードと弱モードで運転した時の電気代は、2~4倍の差が出ます。

非常に寒い場合は強モードで運転し、こまめに弱モードに切り替えるなど、電気代を節約する意識を持つと良いでしょう。また、サーモスタットにより、自動でオンとオフを切り替える機能を持ったパネルヒーターを選択しても良いでしょう。

パネルヒーターの電気代節約術3:エアコンを併用する

部屋が冷えきっている場合や早く暖めたい場合は、先にエアコンをつけて部屋の温度を上げてからパネルヒーターを使用すると、結果的に電気代が安く済みます。

このように、他の暖房器具との併用など、工夫をすることで、より効率的に部屋を暖めることができ、電気代の節約につなげることができます。

パネルヒーターの電気代節約術4:ヒーターに近づく

パネルヒーターは遠赤外線効果があるため、近くに設置して利用すると、そばにいる人間や周囲の壁、床などを暖めてくれます。電気代を節約するには、パネルヒーターを暖めたいものや人のなるべく近くに置くと良いでしょう。

特に狭い部屋に1人でいる場合は部屋全体を暖めようとせず、パネルヒーターを自分のそばに置いて暖めるほうが効率が良いでしょう。

パネルヒーターをうまく使って安く冬を乗り切ろう!

パネルヒーターは空気を汚さず、クリーンで安心・安全な暖房器具です。また、コンパクトかつ軽量で移動させやすく、コンセントがあればどこでも使用することができます。

ただし、他の暖房器具に比べて電気代が高めであることは否めません。そのため、メインの暖房器具としてではなく他の暖房器具と併用するといいでしょう。

購入する前に長所と短所をしっかりと理解して、パネルヒーターを賢く使い、快適に冬を乗り切りましょう。

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