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住み替えを行う時の流れとは?住み替えを行う理由5つもあわせて紹介

2021 05.6この記事はPRを含みます

住み替えとは?

住み替えとはその名の通り、住まいを変えることを言います。一言で住み替えといっても複数のパターンがあり、賃貸物件から賃貸物件・賃貸物件からマイホーム・マイホームを売却して買い直すなどのケースがあります。

 

住み替えには、普段経験しない不動産取引が発生するため予備知識が大切です。特に、売買が伴う住み替えでは流れを理解しておかないと、タイミングを間違えて思わぬ出費がかさみます。「こんなはずではなかった」と後悔しないためにも、住み替えの流れをしっかりおさえましょう。

住み替えを行う主な理由5つ

住み替えをする理由は、その人のライフスタイルの変化や価値観の変化に伴うものまで、その理由はさまざまです。住み替えの流れを把握するためにも、まずはその理由を理解しておきましょう。

 

また、住み替えというのは人生で何度も経験するものではないため、判断に迷う人も多いようです。ここからは、どんな人がどんな理由で住み替えをするのかを一緒に見ていきましょう。

住み替えを行う主な理由1:周辺の環境を変えたいため

住み替えを行う主な理由としてまず挙げられるのは『周辺の環境を変えたい』というものです。つまり、家の周辺環境に対して不満があるために住み替えをするのです。

 

例えば、周辺に学校・スーパー・病院がなく不便を感じていたり、近隣住民とのトラブルを回避したい、また住環境からの騒音や体調不良を改善したいなどの理由が考えられます。

住み替えを行う主な理由2:老後に備えたいため

住み替えを行う主な理由として次に挙げられるのが『老後に備えたい』というものです。子供が独り立ちした後や定年のタイミングで、老後暮らしやすい間取りや住環境を考えて住み替えをします。

 

老後の田舎暮らしに憧れたり、広すぎる間取りから手頃でバリアフリーを考慮した間取りに変更するために、住み替えをするようです。

住み替えを行う主な理由3:家が古くなってきたため

『家が古くなってきた』というのも、住み替えを行う主な理由になります。現在の住まいが老築化し、新しくて便利な住まいを求めて住み替えをするのです。

 

長年住んでいれば水回りや外壁を中心に家の傷みが目立ちはじめて、不満をもち始めてしまう可能性があります。

住み替えを行う主な理由4:子どもの環境を整えたいため

子どもがいる家庭では『子どもの環境を整えたい』という住み替え理由が出てきます。子どもの成長に応じて、間取りや住環境を変える目的で住み替えをするのです。

 

間取りで言えば、家族が増えて手狭となり広くて部屋数の多い家に住み替えを考えます。住環境で言えば、子供の進学を節目に友人関係や学校への通学、勉強しやすい環境を求めて住み替えを検討する場合があります。

住み替えを行う主な理由5:就職や転勤のため

住み替えを行う主な理由の最後は『就職や転勤』です。就職や転勤で考えられる通勤や単身赴任のことを考えて住み替えをします。

 

就職や転勤では現在の住まいから通うことが難しい場合、勤務地への交通の便を考慮したり、家族と一緒に引っ越すことを念頭に入れて住み替えをするのです。中には転職を機に住み替えを検討する人もいるようです。

住み替えを行う時の流れ

住み替えを検討する理由は、就職・結婚・子育て・老後などのライフスタイルの変化から住環境に至るまで、多岐にわたることを理解いただけたのではないでしょうか。

 

住み替えをする理由があっても、持ち家がある人ほど不動産売買・タイミング・資金計画・賃貸に出すなど考える項目が多く、悩んでしまうようです。ここからは、持ち家がある人がどうやって住み替えをするのか、その流れを確認していきましょう。

家を売却する時の流れ

まずは住み替えをするにあたり、家を売却する時の流れを見ていきましょう。住み替え前提で現在の住まいを売却するには、何に注意すべきなのでしょうか。

 

不動産の売却は非常に大きなお金が動くため、失敗したと後悔しないようにしたいものです。はじめての方でもわかりやすいように、売却前・売却活動中・売却契約後と3つのシーンに合わせて詳しく解説していきます。

売却の準備をする

売却前の準備は、売却を成功させる非常に重要なステップです。現在の住まいについて、不動産会社に査定依頼する・近隣の不動産相場を調べる・不動産会社と仲介契約を結ぶ・不動産に関する必要書類の準備・住まいの清掃と、あなたが主体的に動く流れになるからです。

 

売却の準備をする時のポイントは、複数の不動産会社に相談し、自分で情報を収集した上で信頼できる担当者を見つけることです。また、住まいの価値を高めるために、書類はしっかり準備する・いつ見学されてもいいように清掃をしておくことが求められます。

売却活動をする

売却活動中は、主に不動産会社が動くステップです。仲介契約した不動産会社が、売り出しをする・希望があれば内見案内をする・購入申込みを受付け条件交渉を代行する・売買契約の締結と手付金の納入をする、という流れになります。

 

売却活動中のポイントは、内見に同行してPRする・価格交渉や不動産および契約条件に関する重要事項の説明をしっかり聞いておく・スムーズに売却できるように書類を用意しておくことです。

売却契約後にすべきこと

契約締結後にトラブルにならないように、売却契約後の流れについてもしっかりおさえておきましょう。現在の住まいの売却契約後は、売却代金を全て受取るタイミングで引き渡し・同時に所有権の移転登記と抵当権の抹消・書類と鍵の引き渡し・確定申告をする、という流れになります。

 

ここでのポイントは、売却代金の決済日が引き渡し日になるので余裕を持って引っ越しをすること・必要であれば司法書士を同日に手配すること・必要書類と鍵を揃えて渡すことなどが挙げられます。

家を購入する時の流れ

次に住み替えをするにあたり、家を購入する時の流れを見ていきましょう。住み替え前提で住まいを購入するには、何に注意すべきなのでしょうか。

 

住宅の購入は一生に何度も経験するものではないので、購入の流れと各ポイントを知らないと戸惑ってしまうことが少なくありません。住宅購入で後悔しないためにも、情報収集をする・物件を見学する・売買契約を結ぶの3つのシーンに分けて具体的に説明します。

情報収集をする

まずは住宅を購入するにあたり情報収集をしましょう。物件の情報収集は、ある程度条件を絞り込まないと選択肢が広がり過ぎてしまいます。不動産会社へ理想の住まいのイメージと予算を伝えて、おすすめのエリアを絞って情報収集をすることが大切です。

 

エリアが絞れたら間取りや住環境など、あなたが譲れない条件を少しずつ増やしていきながら物件を見つけましょう。条件を増やし過ぎると逆に物件が見つからないケースもあるようです。

物件を見学する

情報収集の結果、ある程度物件が絞れたら次は見学です。条件に近い物件や、あなたが気になる物件があれば積極的に見学の申し込みをして実際の物件を見に行きましょう。

 

傷みやすい水回りやコンセントの位置など物件自体をよく見ておくことも大切ですが、スーパーやコンビニ・病院や学校などの住環境をチェックしておくことも大切です。日中だけでなく夜に訪れたり、可能であれば近隣の住民に意見を聞いておくことも念頭に入れておきましょう。

売買契約を結ぶ

気に入った物件が見つかったら、最後は売買契約です。金額の交渉や家の保障などの取決めについて売主と合意したら、書面で契約の締結を行います。

 

契約時には、実印・印鑑証明書(発行から3カ月以内のもの)・本人確認書類(運転免許証など)を用意しておきましょう。また、契約時に忘れてはいけないのが、契約書に添付する印紙代や印紙税・不動産会社への仲介手数料の半額・手付金など料金の支払いです。

住み替えローンを利用する時のポイント

住み替えを行う流れをここまで見てきましたが、もし持ち家を売却した結果ローンが残ってしまった場合、住み替えたい家を購入することはできるのでしょうか?実は住み替えローンというものがあり、売却後の残ったローンと新しく購入する家の資金をまとめて貸してくれるサービスがあるんです。

 

ここでは、その住み替えローンを利用する時のポイントを見ていきましょう。利用時には、どんなことに注意するべきでしょうか。

決済の日付を同じ日にする

住み替えローンを利用するには、現在の住まいの売却と新しく住み替える家の購入の決済を、同日に行わなければなりません。住み替えの原則は、売却する家のローンが完済されていることが必要です。決済日が同じであれば、売却後のローン残債が新たな住み替えローンで完済可能になります。

 

ただし、売却と購入という不動産取引を同日にするということは、スケジュールの調整のために売り買いの交渉が短期間となり、悪条件での契約になりがちですので注意しましょう。

買い替え特約を活用する

住み替えローンを利用するには、売買の決済日を同日にする必要があるとご紹介しましたが、そもそも現在の住まいが売れなければ住み替えローンは借りられません。そこで活用できるのが買い替え特約です。買い替え特約とは、新しい家を購入しても期限内に売却ができなければ購入契約を白紙にできる、というものです。

 

ただし、住み替え予定の家を販売している売主にとっては不利なので、交渉が難航する傾向があります。買い替え特約を活用する場合は、同じ不動産会社に相談するとスムーズに契約がすすむ可能性があります。

住み替えを行う時の流れを理解しよう

家の住み替えをする理由はさまざまですが、人生のライフスタイルの変化を中心に検討するケースが多いようでした。就職や結婚出産、転勤に子供の進学、親の介護など予期できないことばかりです。

 

また、持ち家の人が住み替えをするには、売却と購入という慣れない不動産取引が伴います。あなたの人生に合った快適な暮らしをするためにも、住み替えの流れをしっかり理解して、不動産取引を成功させましょう。そのためにも、信頼できる不動産のプロを見つけておくことをおすすめします。

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