ビットコインの保管方法は?おすすめの仮想通貨ウォレットを紹介

仮想通貨は、ネットワーク上にある資産のため、紙幣や通貨とは違って現物を見ることはできません。

仮想通貨取引を行っている方の中には、安全に保管できる仮想通貨ウォレットがどこなのか気になっている方も多いのではないでしょうか。

今回の記事では、仮想通貨ウォレットの仕組みや特徴を解説したのちに、おすすめの仮想通貨ウォレットを紹介します。

安心してインターネット上の資産を保管したい人や、おすすめのウォレットを知りたい方は必見の内容となっていますので、是非最後までご覧ください。

※以下の情報は、全て2022年4月現在の情報です。

おすすめの仮想通貨取引所

取引所名称 特徴 銘柄数 クイック入金・アプリ
bitFlyer 【FX・先物】FXや先物取引に対応 15
Coincheck 【NFT】国内初のNFT取引に対応 17
bitbank 【手数料安】マイナス手数料 12
FTX Japan 【安全】100%コールドウォレット管理 17

仮想通貨ウォレットは2形態ある

仮想通貨ウォレットは基本的には、ホットウォレットとコールドウォレットの2形態に分かれます。

ここからは、両者の特徴について解説していきます。

ホットウォレット

ホットウォレットとは、常にインターネットに接続されているウォレットです。

手軽で利便性が高いというメリットがあり、即時決済が可能なのが最大の特徴です。

一方で、常にインターネットにさらされるということは、すなわちハッキングリスクが高まるため、コールドウォレットに比べて安全性が低いと言えます。

ホットウォレットは、少額の資産管理や日常利用に使うことがおすすめのウォレットです。

コールドウォレット

コールドウォレットとは、ホットウォレットとは違い、利用時のみインターネットに接続しているウォレットのことを指します。

常にインターネットにさらされているわけではないため、ハッキングによる資産の盗難に遭いにくいのがメリットです。

一方で、送金時にインターネットに接続する必要があるため、スピード感を持った取引が難しいというデメリットがあります。

コールドウォレットは、高額な資産運用や管理の手段としての利用がおすすめのウォレットです。

ホットウォレットの種類

ホットウォレットには、デバイス別に3つの種類があります。

  • ウェブ(オンライン)ウォレット
  • モバイルウォレット
  • デスクトップウォレット

ここからは、ひとつずつウォレットの特徴を紹介していきます。

ウェブ(オンライン)ウォレット

ウェブ(オンライン)ウォレットとは、インターネットにつながっている状態であれば、いつでもどこでも使用可能なウォレットです。

銀行が設けているネットバンキングのシステムに近い感覚で使えます。

多くの取引所ウォレットでもこの機能が設けられているため、なじみがある方も多いでしょう。

モバイルウォレット

モバイルウォレットとは、スマートフォンやタブレット端末にアプリをインストールすることで使用可能なウォレットです。

外出先でもモバイルウォレットのアプリを使うことで、常に取引ができるようになっているのが特徴です。

日常的な決済に便利なので、持ち運びしやすい財布のような感覚でとらえると良いでしょう。

デスクトップウォレット

デスクトップウォレットは、パソコンの画面上に仮想通貨を保管できるウォレットです。

パソコンの画面が持ち運びに不向きなことから、モバイルウォレットの対になるウォレットです。

そのため、外出先での利用というよりは、オンラインショッピング時の決済などに適しています。

セキュリティ対策として、パソコン自体の管理が重要になるのが特徴です。

コールドウォレットの種類

一方で、コールドウォレットには以下の2種類があります。

  • ハードウェアウォレット
  • ペーパーレスウォレット

ここからは、それぞれの特徴について解説します。

ハードウェアウォレット

ハードウェアウォレットは、専用のデバイスにソフトをインストールして作成することができるウォレットです。

コールドウォレットの一種であるため、利用時以外はインターネットにさらされることがなく、安全性が高いウォレットであると言えます。

ハードウォレットは、デバイスの中で秘密鍵が管理できるため、アプリをインストールすれば、どのパソコンからでもログインができるのがメリットです。

ペーパーウォレット

ペーパーウォレットとは、ログインに必要な秘密鍵やアドレス情報を紙に書いて保管するウォレットです。

ペーパーレス化が進む現在においては、クラウドなどの暗記機能を使用してウォレット管理をしている方も多いでしょう。

しかし、普段はインターネットにつながらないコールドウォレットで、秘密鍵とアドレスを紙による自主管理をする保管方法は、長期間の資産運用に適した安全な方法です。

記録用紙の紛失リスクはぬぐい切れないものの、ウォレットの使用目的によっては最もセキュリティを高められる方法と言えるでしょう。

仮想通貨ウォレットにおける取引所ウォレットの位置づけ

仮想通貨取引所の口座開設を行うと、購入した仮想通貨を保管する場所を提供するためのウォレット機能がついてきます。

取引所ウォレットは、インターネット上で資産を保管するため、ホットウォレットの一つであるウェブ(オンライン)ウォレットとしての一面があります。

一方で、取引所の運営主体が顧客の保有する資産のセキュリティを高めるため、コールドウォレットとして保管している場合があります。

両者のメリットをうまく組み合わせている取引所ウォレットは、どの仮想通貨ウォレットを選んだらよいのかわからないという方にとって最もおすすめできる仮想通貨ウォレットです。

おすすめの取引所ウォレット2選

おすすめの取引所ウォレットは、以下の2つです。

  • Coincheck(コインチェック)
  • bitFlyer(ビットフライヤー)

ここからは、それぞれの仮想通貨取引所ウォレットの特徴について解説していきます。

Coincheck(コインチェック)

Coincheck(コインチェック)は、取扱銘柄数が17種類で、取引手数料が無料の初心者でも使いやすい仮想通貨取引所です。

投資家が拠出した資金は、Coincheckの内部留保とならず、経営とは別の資金として管理されているため、倒産リスクにも対応しています。

2段階認証システムを採用しているため、セキュリティが高いのも特徴です。

また、SSL(Secure Socket Layer)という仕組みを採用して、個人情報の管理や送受信をデータ化しているため、外部からの傍受にも対策しています。

bitFlyer(ビットフライヤー)

bitFlyer(ビットフライヤー)は、ビットコイン(BTC)の国内取引量1位の実績と高いセキュリティを持った取引所です。

投資家の拠出金が経営とは別で保管されているため、倒産リスクに対応しているのはもちろんのこと、全体の80%以上をコールドウォレットに保管しているため、ハッキングリスクも抑えることに成功しています。

また、顧客情報のデータ化が進められており、SSL(Secure Socket Layer)やマルチシグの導入によって、安全な仮想通貨取引ができます。

おすすめのモバイルウォレット2選

おすすめのモバイルウォレットは、以下の2つです。

  • bitpay(ビットペイ)
  • Coinomi(コインオーミ)

ここからは、それぞれのウォレットの特徴について解説していきます。

bitpay(ビットペイ)

引用:「bitpay(ビットペイ)公式ホームページ

bitpay(ビットペイ)は、操作が簡単で使いやすいのが特徴のモバイルウォレットです。

アプリからは、仮想通貨の即時取引が可能となっています。

マルチシグを採用しており、セキュリティも高いのがメリットです。

ウォレットがマスターカードと連携しているため、普段使いの仮想通貨ウォレットとしておすすめです。

Coinomi(コインオーミ)

引用:「Coinomi(コインオーミ)公式ホームページ

Coinomi(コインオーミ)は、すでに数百万人の利用者を抱えている実績のあるモバイルウォレットです。

取り扱い通貨数は1,770種類以上であるため、ほとんどすべての仮想通貨の保有ができます。

投資初心者から多くの種類の仮想通貨を保有している方まで、幅広くおすすめできるウォレットです。

おすすめのデスクトップウォレット2選

おすすめのデスクトップウォレットは、以下の2つです。

  • Electrum(エレクトラム)
  • MyEtherWallet(マイイーサウォレット)

ここからは、それぞれのウォレットの特徴について解説していきます。

Electrum(エレクトラム)

Electrum(エレクトラム)は、コールドストレージ機能やマルチシグ機能を備えた、セキュリティが高いデスクトップウォレットです。

2段階認証の設定も可能であるため、長期間の安全保有に適しています。

取扱銘柄がビットコイン(BTC)のみであるという特徴があるため、複数銘柄への分散投資をしている方ではなく、仮想通貨の代名詞ビットコインの長期投資をしたい方におすすめです。

MyEtherWallet(マイイーサウォレット)

引用:「MyEtherWallet(マイイーサウォレット)公式ホームページ

MyEtherWallet(マイイーサウォレット)は、名前の通りイーサリアム(ETH)とそのブロックチェーンプラットフォームを利用した仮想通貨8種類の保管が可能なデスクトップウォレットです。

さらに、多くのハードウェアウォレットとも連携しているため、実質的にはほとんどすべての仮想通貨を取り扱うことができます。

イーサリアムをメインに扱うNFT関連の取引やDeFi分野への投資を検討されている方におすすめです。

おすすめのハードウェアウォレット2選

おすすめのハードウェアウォレットは、以下の2つです。

  • Ledger Nano X(レジャー ナノ X)
  • Keepkey(キープキー)

ここからは、それぞれのウォレットの特徴について解説していきます。

Ledger Nano X(レジャー ナノ X)

引用:「Ledger Nano X(レジャー ナノ X)販売ページ

Ledger Nano X(レジャー ナノ X)は、GoogleChromeが作動するすべてのパソコンで取り扱いができるUSB挿入型のハードウェアウォレットです。

スタイリッシュなデザインと、スマートなフォルムが人気の商品で、正規販売店では売り切れていることもあります。

手元で仮想通貨を保管して安心感を得たいと考えている方にはおすすめです。

Keepkey(キープキー)

引用:「Keepkey(キープキー)Amazon販売ページ

Keepkey(キープキー)は、Windowsのみならず、MacやLinuxといったOSにも対応するハードウェアウォレットです。

「ShapeShift」という機能を備えているため、利用者は取引所を介さずに直接ウォレットで仮想通貨の交換取引が可能です。

Keepkey専用のレザーケースも販売されているほど人気の商品です。

ペーパーウォレットの作成ならbitaddress.org(ビットアドレスドットオーガ)

引用:「bitaddress.org(ビットアドレスドットオーガ)ページトップ

bitaddress.org(ビットアドレスドットオーガ)は、登録不要で誰でも簡単に仮想通貨ウォレットの管理に必要な秘密鍵の作成ができるサイトです。

仮想通貨がブームになる前からサイトは存在しており、歴史があるサイトの一つと言えるでしょう。

複数言語に対応しているため、世界中で利用者がいます。

目的別におすすめの仮想通貨ウォレットを使い分けよう

今回の記事では、仮想通貨ウォレットの仕組みや特徴を解説したのちに、おすすめの仮想通貨ウォレットを紹介しました。

ホットウォレットには、ウェブ(オンライン)ウォレット、モバイルウォレット、デスクトップウォレットという3種類があります。

常にインターネットに接続されているウォレットであるため、日常的な決済手段の利用に便利であるというのが特徴です。

一方で、コールドウォレットには、ハードウェアウォレットとペーパーレスウォレットの2種類があります。

取引利用時のみインターネットに接続しているため、長期の安全保有に適しているのが特徴です。

コールドウォレットは長期間の資産運用に使い、ホットウォレットは短期間の取引に使うといったように分けて管理することでリスクを最小化しつつ、利便性を上げることができるでしょう。

投資初心者や使い分けが面倒と感じる方には、取引所ウォレットがおすすめです。

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