遊休地を活用しよう!活用方法4つや売却するメリット5つを紹介
2020 06.4この記事はPRを含みます
遊休地とは?
遊休地とされている土地は、取得後に2年以上利用されていない土地のことを言います。
法令上は国土利用計画法の許可・届出をして取得後に、2年経過しても利用されていない一定の面積以上の土地であって、都道府県知事が利用を特に促進する必要があると認めた土地のことになります。
この法令により都道府県知事から遊休土地である旨の通知を受けた場合には、土地の利用・処分の計画を速やかに届け出なければなりません。
遊休地になってしまう理由
遊休地は文字通り、遊んで休んでいる土地と書き、一般的には住宅や農地や駐車場などを初めとしたどのような用途にも使われないで、有効活用されていないような土地のことです。
遊休地は、空地であって空いている土地なので、本格的に使っていない土地のことを指しますから、広い意味では駐車場などの暫定利用の土地も遊休地になります。
遊休地になってしまう理由は、活用方法が思いつかないためが多くなっています。
遊休地の活用方法4つ
遊休地の活用方法としては4つの方法がありますが、まずひとつは駐車場などでしばらく転用して使用料を徴収して、遊休地を活用する方法です。
他にも借り手が付けば遊休地を貸し出して、借地として収益を生み出す土地にすることもできます。
遊休地に建物を建築して家賃収入を得る方法もあり、収益性が高くなります。
そしてこれらの方法が使えない場合、遊休地を買い手が付けば売却してしまい現金に換えてしまう方法もあります。
遊休地の活用方法1:暫定利用
遊休地の簡単な使用法としては、駐車場に使用するなど暫定利用する方法があります。
暫定利用のメリットとして初期投資が少なくて済みますので、とりあえずの遊休地の利用に適しています。
遊休地の暫定利用のデメリットは収益性が良くないことで、固定資産税相当分さえ収益を上げられない場合もあります。
しかし、暫定利用すれば収益を上げない遊休地から、多少でも利益を上げられるうえに、ほとんど簡単にやめることができます。
遊休地の活用方法2:借地活用
遊休地の簡単な使用法のもう一つとして、建物を建てるのではなく、事業用定期借地権による借地事業があります。
借地事業は、投資をしないでも地代収入として安定した収益が得られます。
借地事業で使われる事業用定期借地権は、定期借地権の中の1つで、事業用定期借地権とは、事業用の建物を作る目的で10年以上50年未満の期間限定で設定されるものです。
一定の期間が過ぎれば借地権が消え戻ってくるという利点があります。
遊休地の活用方法3:建物を建てる
遊休地の活用方法として収益性が高いのが、建物を建てて賃貸経営をすることです。
自分で建物を建築するために初期費用が非常に高額になってしまいますが、収益性はとても高くなり、うまく経営をすれば高い収益を安定して得ることができます。
しかし、必要な資金を銀行等の金融機関からの融資を受けて用意しなければならないので、資金返却計画も必要でハイリスク・ハイリターンな方法でもあります。
遊休地の活用方法4:売却
遊休地の活用方法として、その土地を直接利用するのではなく売却してしまう方法もあります。
遊休地を更地にしておけば売却が容易になりますので、売却の条件はそれだけでしかありません。
遊休地を更地にしておくだけで、投資費用もかからずに一時的な収益を得ることができます。
売却によるメリットはまとまった現金が手に入ることですが、ほかにもいくつかメリットが生じます。
遊休地を売却するメリット5つ
メリット1:現金の方が相続しやすい
相続の際に不動産である遊休地よりも、動産である現金の方が相続しやすくなります。
原則的には相続のときは不動産を相続した方が有利となっていますが、それは不動産の相続の際には評価額より低い路線価評価で相続できるからです。
相続額の視点では不動産での相続が有利ですが、不動産を数人で相続するには共有することになり、相続後に不動産を処分するときに問題が生じる場合が多いです。
その点現金は簡単に分けられて便利です。
メリット2:固定資産税が不要になる
遊休地は所有しているだけで、毎年、固定資産税が課税されています。地域によってはさらに、都市計画税も課税されています。
建物が建っているなど活用されている土地に比べて、遊休地には最大で6倍の都市計画税が課税されています。
遊休地を所有していると支払う税金は多くなってしまいます。
利益を生まないのに高い税金が課せられている遊休地は、売却して現金にしてしまうことで多額の税金を支払わなくて済むようになります。
メリット3:管理コストがかからない
遊休地を売却するメリットのひとつに、管理費用や管理にかかる手間がかからなくなることがあります。
遊休地を管理しないでおくと、雑草や木が伸び放題になり荒れ地化してしまいます。
荒れ地になってしまうと、雑草などから害虫が発生することや、不法投棄によるごみ捨て場になってしまいます。
周辺住民にも迷惑がかかってしまうので、荒れ地化しないように管理費が必要になりますから、売却してしまえばその費用は不要になります。
メリット4:不動産会社の勧誘がなくなる
遊休地は空き地のため住宅地などにあると目立ってしまいます。
そうすると不動産会社から空き地の有効利用により商売ができるために、アパートを建てる計画や売却の営業の勧誘を受けることになります。
これが度重なってくると、忙しいときなどは負担になってしまいます。
遊休地を売却してしまえば、遊休地に対するこのような勧誘はなくなることもメリットのひとつになります。
メリット5:売ったお金で新たな投資ができる
遊休地は固定資産税も高く、荒れ地化しないために管理する費用も掛かり、収入を生まないのに支出が多くなっています。
遊休地を売却してしまえばこれらの支出がなくなるうえに、現金が手元に入ることになります。
土地を売却すると多額の現金が手元にでき、しかも臨時的な収入であるのでいつも行っている投資に加えて新たな投資に回すことができます。
遊休地にしておくよりも、投資により新たな資金源ができることになります。
遊休地の売却不動産一括査定サービス4選
遊休地の売却不動産一括査定サービス提供は複数社あり、ここでは4社紹介します。
不動産匿名査定サイトのHOME4U、
不動産査定サイトのイエウール、すまいValue、
不動産会社運営サイトのSRE不動産
それぞれの会社に特徴がありますので順次紹介いたします。
サービス1:HOME4U
遊休地の売却不動産一括査定サービスのHOME4Uは、2001年に国内ではじめて誕生して不動産一括査定サイトです。
不動産会社や査定価格を比較できないかという、物件所有者の望みをかなえるために生まれた不動産売却査定サイトとして有名です。
不動産一括査定のパイオニアのHOME4Uは、1300社の登録不動産会社の中から最大6社の見積もりにしぼって比較・検討するという仕組みになっています。
サービス2:イエウール
遊休地の売却不動産一括査定サービスのイエウールは、HOME4Uと同じく不動産一括査定サイトで、提携している不動産会社は全国1,600社を超えている大手のサイトです。
イエウールの大きな特色は利用者数が多く、1,000万人います。
多数の不動産会社と提携していますが、クレームの多い不動産会社との提携を解除していますので、不動産会社を厳選しているのも特徴です。
サービス3:すまいValue
遊休地の売却不動産一括査定サービスのすまいValueは、大手の不動産会社が運営するサイトであるのが特徴です。
すまいValueは不動産会社6社が運営していますが、その6社は小田急不動産、三井不動産、三菱地所、住友不動産、東急リバブル、野村不動産です。
一度の査定申し込みで、最大6社から査定額や回答を受け取れて、比較できるサイトになっています。
サービス4:SRE不動産
遊休地の売却不動産一括査定サービスのSRE不動産は、不動産会社が運営しているサイトであるのが特徴です。
SRE不動産は片手仲介をモットーにしていて、それにより売り手か買い手のどちらからしか仲介料を取っていません。
両手仲介であると売り手や買い手の両方から仲介料を取るので、どちらからも利益を上げようとしてしまいます。
SRE不動産は片手仲介ですので、片手仲介として売り主の方を向いた支援を行ってくれます。
遊休地の活用や売却には信頼できるパートナーを見つけることが大事
遊休地の活用や売却には信頼できるパートナーを見つけることが大事です。
インターネットをはじめとするメディア上には、土地活用に関する様々な知識や情報が載っています。
しかし、このような情報を鵜呑みにして、遊休地を活用しようとしても失敗してしまうことが多々あります。
遊休地の活用により収益を上げるには、より良い選択を指示してくれる信頼できる土地活用のノウハウを持つパートナーが不可欠となります。