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賃貸物件のエアコンの水漏れは迅速な対応が必要|主な原因8つとは?

2023 06.19この記事はPRを含みます

エアコンの水漏れとは?

「いつのまにかエアコンから水が漏れていた」という経験がある方は意外と多いことでしょう。そもそも、なぜエアコンから水が漏れるのかご存知でしょうか。

エアコンと水は大きく関係しています。エアコンは温かい空気を内部に取り入れて、冷たい空気に変えています。この温かい空気から冷たい空気に変換するときに、「水」が発生しています。

そのため、エアコンと水は大きく関係していると言えるでしょう。

賃貸物件のエアコンの水漏れによる影響

賃貸物件のエアコンが水漏れてしていると、どういった影響があるでしょうか。「エアコンから水漏れした、故障した」と思われるでしょうが、故障しているとは言いきれません。

しかし、水漏れは故障の原因となります。また、水漏れによって壁が腐ってしまうこともあります。壁の内部が腐ってしまう場合もあり、注意が必要です。

さらに、エアコン内部の機械が濡れると火災につながることもあり、絶対に放置してはいけません。

放置すると大変なことになることも

賃貸物件でエアコンの水漏れを放置すると、どんなことになってしまうのでしょうか。
エアコンの水漏れを放置していると、大変なことになります。前述したとおり、エアコンの水漏れは故障の原因や火災につながりますので、そのままにしておいてはいけません。

エアコンの水漏れが原因で内部にカビが発生することもあります。そうなるとカビとともに風が室内に送り出されてしまい、人体に悪影響をもたらします。水漏れは必ず対処が必要です。

【状況別】賃貸物件のエアコンが水漏れする主な原因8つ

「エアコンと水は関係性があることは理解できたけど、どうして水漏れしてしまうのか」と疑問に思うことでしょう。そんな方に向けて、賃貸物件のエアコンが水漏れする主な原因を8つに分けてご紹介していきます。

賃貸物件のエアコンが水漏れする原因を知ることができれば、エアコンの故障リスクを減らすことや、修理の費用も抑えることができるかもしれません。それでは見ていきましょう。

ドレンホースの不具合

賃貸物件のエアコンが水漏れする主な原因として、「ドレンホースの不具合」があります。「ドレンホース」とはいったい何のことでしょう。

ドレンホースとは、エアコン内部に溜まった水を外に排出するための排水管のことです。室外機から離れている場合は4m以上の長さが必要になる場合もあります。

ドレンホースの不具合によってエアコンの水漏れにつながりますが、どのようなケースがあるか見ていきましょう。

1:ドレンホースのつまり

賃貸物件のエアコンが水漏れする主な原因として、「ドレスホースのつまり」があります。

ドレンホースが詰まる原因としては、ドレンホース内にゴミが溜まってしまうということです。ドレンホース内にゴミが溜まってしまうと、水を排出することができなくなってしまい、水漏れにつながります。

2:ドレンホースの歪み

賃貸物件のエアコンが水漏れする主な原因として、「ドレンホースの歪み」があります。ドレンホースの歪みとは、ホースが折れ曲がっていたりすることです。

ドレンホースはエアコンの室外機から途中で曲がったりしながら、排水されるように接続されていることが多いでしょう。あまり太くないホースなので、歪みが強いと水の通り道がふさがれてしまい排出できず水漏れにつながります。

3:ドレンホース先端のつぶれ

賃貸物件のエアコンが水漏れする主な原因として、「ドレンホース先端のつぶれ」があります。ドレンホースの先端に植木鉢など物がある場合は、水が排出できなくなるため水漏れの原因となってしまいます。

ドレンホース先端のつぶれが水漏れ原因と考えられる場合は、ドレンホースの先端が物につぶされていないか確認しましょう。ドレンホース先端や周辺には、物が倒れたりしてつぶれないようにします。

室内機の問題

賃貸物件のエアコンが水漏れする主な原因が、室内機にある場合もあります。ドレンホースから水がきちんと排出されているにも関わらず、エアコンから水漏れが発生している場合は室内機内部のトラブルが原因となっている可能性があります。

エアコンの室内機内部はある程度分解しないと見ることができません。しかし、自分で分解するのは難しいので、業者にみてもらうとよいでしょう。

4:室内機の傾き

賃貸物件のエアコンが水漏れする主な原因として、「エアコン室内機の傾き」があります。エアコンの室内機が傾いていると、ドレン水(結露水)はドレンホースから排出することができなくなってしまいます。

そのためドレンパンに水が溜まってしまい、限界を超えるとエアコンの水漏れにつながります。ドレンパンとは熱交換器の下にある水分を集めて、外部に排出するための受け皿のことです。

5:フィルターの汚れ

賃貸物件のエアコンが水漏れする主な原因として、「エアコン室内機のフィルター汚れ」があります。フィルターの役割は、ほこりやニオイなどを除去して空気をきれいにすることです。

そのフィルターが汚れで目詰まりすると、エアコンの設定温度以上に部屋を冷やしすぎてしまいます。そういった冷やしすぎによって結露水が通常より多く発生し、水漏れが起きやすくなってしまいます。

6:熱交換器の汚れ

賃貸物件のエアコンが水漏れする主な原因として、「熱交換器が汚れていること」があります。熱交換器は部屋の熱を外に追い出し、部屋を涼しくするための機器です。

その熱交換器に汚れが付着していると、結露が水滴になりドレンパンまで落ちにくくなってしまいます。その上、湿気を帯びているため掃除機ではとりにくいです。送風ファンで風を送り出す際に、その水滴が室内に飛ばされるという流れで水漏れになります。

7:ドレンパンの破損

賃貸物件のエアコンが水漏れする主な原因として、「ドレンパンが破損していること」があります。前述した、水分を集めて、外部に排出するための受け皿のことです。

ドレン水が溜まるドレンパンに、破損や亀裂が入っていると水を受け止めることができなくなり、そこからドレン水が落ちてしまいます。そのため、水漏れの原因のひとつとしてドレンパンの破損が挙げられます。

エアコン本体の不具合

賃貸物件のエアコンが水漏れする主な原因として、「エアコン本体の不具合」という場合があります。エアコンは年数経過や使用条件などによって、水漏れが発生することがあります。

エアコン本体の不具合は素人ではどうしても難しいので、業者に確かめてもらう方が良いと言えるでしょう。エアコン本体の不具合にはいろいろな原因が考えられますが、どのようなものがあるか不具合の原因を見ていきましょう。

8:設計ミスや経年劣化

賃貸物件のエアコンが水漏れする主な原因として、「メーカーの設計ミスや経年劣化」があります。エアコン本体に不具合がある場合、エアコンの設計に問題があると言えるでしょう。

エアコン本体に不具合があるときはメーカーの責任になるため、たとえ保証期間が過ぎていたとしても対応してくれるでしょう。自分でエアコン本体を分解したりせずに一度、メーカーに問い合わせてみることが大切です。

賃貸物件でエアコンの水漏れが起こったときの対処法3つ

ここまで、賃貸物件でエアコンの水漏れが起こったときの原因についてご紹介してきました。これらの原因をふまえた上で、エアコンの水漏れが起こったときの対処法はどういったものがあるでしょうか。

ここからは、賃貸物件でエアコンの水漏れが起こったときの対処法を3つに分けてご紹介します。

対処法1:ドレンホースの確認

賃貸物件でエアコンの水漏れが起こったときの対処法として、1つ目はドレンホースを確認することです。エアコン水漏れの原因として1番多いのが前述したドレンホースの不具合です。

まず、ドレンホースに詰まりがないか確認しましょう。続いて、ドレンホースが歪んでいないか確認し、ドレンホースの先が下敷きになったり、土の中に埋もれたりしていないかを確認しましょう。

ゴミなどを吸い取る

賃貸物件エアコンのドレンホースを確認したら、ゴミなどを吸い取りましょう。ドレンホースにゴミが入っている場合は、掃除機でゴミを吸引します。

掃除機とドレンホースの間にタオルをはさんで吸引してください。タオルをはさむ理由はドレンホース内の水分を、掃除機の中に吸い込ませないためです。

ドレンホースに亀裂がある場合は、ゴミを吸い込むことが難しくなります。そのためドレンホースの交換をしたほうがいいでしょう。

エアコンのドレンホースの交換について、以下のリンク先にまとめていますので、興味がある方はご参照ください。

エアコンのドレンホース交換するポイント5つ|よくある相談3つとは?

対処法2:室内機の確認

賃貸物件でエアコンの水漏れが起こったときの対処法として、2つ目は室内機の確認を行います。前述したようにエアコン室内機が傾いていないか、フィルター汚れの確認や熱交換器汚れの確認を行いましょう。

また、ドレンパンに破損がないかの確認、ドレンパンの背面が汚れで詰まっていないかどうかの確認もしっかり行いましょう。

フィルターを掃除する

賃貸物件のエアコン室内機フィルターに汚れを確認できたら、きれいに掃除しましょう。フィルターはホコリで目詰まりしていることでしょう。掃除機でホコリを吸い取り、水でまるごと洗いましょう。

水洗いをした後は、日陰でよく乾燥させてください。濡れたまま取り付けてしまうと、またホコリがついてしまいます。乾燥後はフィルターを、元の場所に取り付けましょう。

熱交換器の汚れを掃除する

また、賃貸物件のエアコン室内機にある熱交換器の汚れをきれいに掃除しましょう。熱交換器に付着しているホコリは、湿気を帯びているため掃除機ではとりにくいです。

しかしブラシなどで汚れをとろうとすると、逆にホコリを押し込んでしまうことになります。熱交換器の汚れを掃除するのは難しいでしょう。そのため、業者にエアコンクリーニングを頼んだ方が安心でしょう。

対処法3:エアコン本体の確認

賃貸物件でエアコンの水漏れが起こったときの対処法として、水漏れの原因がエアコン本体にないかどうか確認しましょう。エアコン内部はとても複雑な仕組みをしています。そのため、自分で直すことは難しいと言えるでしょう。

こちらの対処も業者に依頼するほうが良いです。前述のとおり、エアコン本体の設計に問題がある場合は、メーカが無償で修理してくれる可能性があり、解決する部品を用意してくれます。

賃貸物件のエアコンの修理費用は誰が負担する?

ここまで、賃貸物件のエアコンの水漏れ対処法とエアコン水漏れの原因をご紹介してきました。その際に「エアコンの修理費用は自分が払うのだろうか」「それとも大家さんが払ってくれるのだろうか」と思われることでしょう。

大家と言い争うことにならないように、あらかじめ費用負担についてお互いが納得しておくことが大切です。ここでは、賃貸物件エアコンの修理費用は誰が負担するかをご紹介します。

入居者が負担する場合

賃貸物件のエアコン修理費用を入居者が払う場合は、前の入居者が自分で設置したエアコンなど「オーナに所有権がないエアコン」というケースのときです。こういった場合は自己責任で使うといった扱いになります。

対策としては、事前に契約書などの確認を行い、修理費をどちらが負担するかでモメないようにしておくとよいでしょう。契約書に記載されているエアコンの数と、実際の数が合っているか確認しておきましょう。

大家が負担する場合

賃貸物件のエアコンの修理費用を大家が払う場合は、エアコンが賃貸借の対象として備え付けられているときです。そういった場合は原則として修理費は大家が費用負担しなければなりません。

その一方で、備え付けられたエアコンが賃貸借の対象外であれば修理費用を負担する必要はなくなります。入居希望者と契約するときは、よく説明しておくといいでしょう。

賃貸住宅向けの保険付保もある

また、賃貸住宅向けの保険付保もあります。保険付保とは契約に保険をつけることです。

賃貸住宅に必要な保険は家財保険などがあります。文字通り家財に対する補償を目的とした保険です。家財保険は持っている家財の価値に応じた保険料を支払います。そのため、家財をほとんどもっていない方にはあまり必要ないかもしれません。

エアコンの修理費用の相場

「賃貸物件のエアコン修理費用はどれくらいなのか」と気になるものです。エアコン水漏れの修理費用相場は高額になりやすいといわれています。

エアコンの修理費用相場は修理項目によって変わります。故障箇所によって金額が変わり、修理する必要がある箇所が多いとより高額になってしまいます。1つの箇所だけでも大体3〜4万円する場合があるでしょう。

エアコンは安価な設備ではないので、日頃のメンテナンスを行って大切に扱い、費用を抑えましょう。

エアコンの水漏れは迅速な対応が必要

賃貸におけるエアコン水漏れの対処法と修理費用相場を理解いだけたでしょうか。エアコン水漏れはエアコン本体の故障や、最悪の場合火災が起きてしまうこともあり気をつけなければなりません。

エアコンの水漏れは原因がわかれば対処が可能であり、また業者に依頼することで改善することができます。なによりエアコンの水漏れは、迅速に対応していくことが大切です。

また、エアコンに関して水漏れの他に臭いが問題になることが多いです。そのような方は、以下のリンク先にまとめていますので、ご参照ください。

賃貸物件のエアコンが臭い原因とは?よくある相談内容5つを紹介

 

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