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タワーマンションにデメリットはある?タワーマンションのデメリット8つ

2021 05.6この記事はPRを含みます

目次

タワーマンションとは

あなたは「タワーマンション」と聞いて、何階建て以上のマンションを想像されますか?

 

実は「タワーマンション」という言葉には明確な定義が存在しません。また、法的に「何階以上」「何m以上」と決まっているわけでもありません。

 

一般的に、高さ60m以上、つまり20階程度以上のマンションを「タワーマンション」と呼んでいます。これは建築基準法第二十条で、高さ60mを基準として適合条件が定められていることからきている、とされています。

タワーマンションの特徴4つ

あなたは「タワーマンション」と聞いて、その高さ以外にどのようなことを想像されますか?

 

タワーマンションのメリット・デメリットをご紹介する前に、まずはその特徴を4つご紹介します。

タワーマンションの特徴1:駅からのアクセスが良い

タワーマンションが建設される立地の傾向として、「駅から比較的近いところ」という点が挙げられます。駅から徒歩10分以内など、駅からのアクセスが重視されている点がまず一つ目の特徴です。

 

中には駅の真上にあったり駅と直結していたりと、駅利用者にとってはこの上なくアクセスの良いタワーマンションもあります。

タワーマンションの特徴2:周辺施設が充実している

タワーマンションの建設と並行して、その敷地内や周辺に商業施設などが作られるケースが少なくありません。

 

そのため、スーパーやコンビニ、銀行、行政窓口などが一か所に集められ、生活する上で非常に便利なケースが多くなっています。

タワーマンションの特徴3:売買の際に根付くずれしない

タワーマンションはその高さもさることながら、その周辺施設の充実などにもより、その地域の中心的存在や憧れの対象になりやすいものと言えるでしょう。

 

そのため、タワーマンションの資産価値は下がりにくいとされており、もし後年売却される場合であっても根付くずれしにくいのです。

タワーマンションの特徴4:公共施設も充実している

「特徴2」でも触れましたが、周辺もしくは敷地内に複合的な施設が作られるケースが多いこともタワーマンションの特徴の一つです。

 

施設内には公共施設が設置されることもあり、たとえば役所関連の出張所や図書館等がご自宅のすぐ近くにできる、というケースもあります。

タワーマンションのメリット8つ

タワーマンションの4つの特徴を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。ここからはタワーマンションに住む上での8つのメリットをご紹介します。

 

通常のマンションと比べ、タワーマンションには様々なメリットがあります。一つずつ確認していきましょう。

タワーマンションのメリット1:開放な生活空間

タワーマンションは近隣の住宅やマンションに比べはるかに高層な建物ゆえ、窓から外を見たときに視界を遮るものが何もない、というケースが多いでしょう。

 

つまり、生活している中で圧倒的な開放感を得られる、開放的な生活空間を得られる、というのがタワーマンションのメリットの一つです。

タワーマンションのメリット2:時間を気にせずにゴミ出しが出来る

あなたは「24時間ゴミ出し可」のマンションに住んだことがあると、この便利さを知っている方が多いでしょう。いつでもゴミを出せるということは、次のゴミ収集日まであなたの部屋の中にゴミを溜めておく必要がない、ということです。

 

ほとんどのタワーマンションで、24時間・365日、いつでもゴミを出せるようになっています。また、マンションによっては各階にゴミ捨て場があり、わざわざエレベーターに乗って地上付近まで降りる必要のないところもあります。

タワーマンションのメリット3:虫が出ない

「メリット2」にでも少し触れましたが、タワーマンションではいつでもゴミを出せるところがほとんどです。また、各階にゴミ捨て場が設置されているマンションもあります。

 

そのため、ゴミ捨て場までゴミを運んでいる最中に、知らないうちにゴミが落ちてしまっていた、生ゴミから水が漏れてしまっていた、などということも少なくなり、結果的に虫の発生を抑えることに繋がります。

 

また、ほとんどの虫は高くまで飛べないため、高層階ほど虫の出現率は低くなります。

タワーマンションのメリット4:眺望が魅力的

「メリット1」でも少し触れましたが、タワーマンションのメリットの一つはその眺望と言えるでしょう。

 

近隣のどの建物より高いそのマンションからは、通常のマンションからは見ることのできないはるか遠くの海や山、夜になれば都会の夜景、夏になれば花火など、様々な景色を楽しむことができます。

 

また、近隣建物から見えているかもしれない、という意識が高層階ほど薄れるため、通常のマンションと比べカーテンを開けておいても気にならないでしょう。

タワーマンションのメリット5:1つのステータスになる

「特徴3」でも少し触れましたが、タワーマンションはその周辺地域において、シンボル的な存在になることが多いのも特徴です。

 

そのような意味からも「タワーマンションに住む」ということは、一つのステータスになりえます。自宅の窓からの贅沢な眺望、開放的な生活空間等、憧れる方は多いのではないでしょうか。

タワーマンションのメリット6:セキュリティ対策が万全

タワーマンションはその高さや敷地面積の広さ等から、住戸数が多いのも特徴の一つです。そのため「24時間体制」で「人による管理」をしているマンションが多くなっています。

 

また、多数の防犯カメラ設置、複数のオートロック施錠等、セキュリティ・防犯面も充実しています。さらに、高層階になればなるほど窓から侵入することが難しくなるのも、タワーマンションのメリットの一つです。

タワーマンションのメリット7:資産価値が高い

「特徴3」でも少し触れましたが、資産価値が下がりにくいこともタワーマンションの特徴の一つです。また、価値が下がりにくいだけでなく、そもそもの資産価値が高いのも特徴です。

 

まず、マンションという建築物そのものに、タワーマンションならではの構造的なグレードの高さがあります。さらには周辺施設の充実や利便性の良さ等からくる人気の高さもあります。

 

これらにより、タワーマンションの資産価値は通常のマンションと比べ高くなっています。

タワーマンションのメリット8:コンシェルジュが常駐している

「コンシェルジュ」という言葉を聞いて、ホテルを想像される方は多いのではないでしょうか。ホテルに宿泊された際、コンシェルジュのお世話になったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

タワーマンションによっては、そのコンシェルジュが常駐しているところもあります。宅配便を発送してくれたり、タクシーを手配してくれたり、来訪者を案内してくれたり、レストランを予約してくれたり、そのサービスは多岐にわたります。

タワーマンションのデメリット8つ

タワーマンションの8つのメリットはいかがでしたでしょうか。ここからは8つのデメリットをご紹介します。

 

メリットだけでなくデメリットもしっかりと確認していきましょう。

タワーマンションのデメリット1:洗濯物が外で干せない可能性がある

タワーマンションの窓やベランダに、洗濯物が干されているのを見たことはありますか?

 

実はマンションによっては、窓が開かない構造の場合や、ベランダが無い場合があります。また、仮に窓が開く場合やベランダがある場合でも、高層階ゆえの風の強さ等により外に洗濯物を干せない場合があります。

 

さらに、マンションの規約によっては、外観上の理由や落下防止等により、屋外に洗濯物を干してはいけない場合もあります。

タワーマンションのデメリット2:地震のときに広い揺れを感じる

「長周期地震動」という言葉を聞いたことはありますか?一度の揺れが一往復するのにかかる時間のことを「周期」と言いますが、その周期が長い地震の揺れのことを指す言葉です。

 

通常のマンションと比べ、タワーマンションではその揺れが長く大きくなることがあります。また、少しの揺れであっても、高層階になるほど揺れ幅が大きくなり、実際より強い揺れに感じてしまうことがあります。

タワーマンションのデメリット3:管理費がかかる

ほとんどのタワーマンション内には様々な施設が設置されています。マンションによって種類や規模は異なりますが、たとえばゲストルームやフィットネスルーム等の共用施設です。また、「メリット8」のようにコンシェルジュが常駐している場合もあります。

 

これらの施設やサービスを維持・管理していくためには、費用が必要になります。そのため、通常のマンションと比べタワーマンションの管理費は高額になりがち、というデメリットがあります。

タワーマンションのデメリット4:ベランダが無い物件もある

「デメリット1」でもご紹介しましたが、タワーマンションによってはベランダが無い物件もあります。全面ガラス張りになっているタワーマンションを見たことはありませんか?

 

ベランダを無くし全面ガラス張りになっていることは、眺望・外観上メリットでもありますが、同時にデメリットでもあります。屋外に洗濯物や布団が干せない、ベランダで外の空気を吸うことができない等、デメリットのほうを強く感じられる方は事前に十分検討しましょう。

タワーマンションのデメリット5:エレベーターが混雑する

「メリット6」で少し触れましたが、ほとんどのタワーマンションは住戸数が多い、という特徴があります。住戸数が多い場合、エレベーターを使いたい人の数も増え、自分がエレベーターを使いたいときにすぐ来ない、ということが起こり得ます。

 

中には低層階用・高層階用にエレベーターが分かれているマンションもありますが、そうでない場合やそもそもの設置台数が少ない場合は、待ち時間が長くなることがあるでしょう。

タワーマンションのデメリット6:修繕積立金が不足している

通常のマンションにも修繕積立金というのはありますが、タワーマンションにおける修繕積立金は通常のマンションより高いと考えたほうが良いでしょう。それはメリットでも触れたように、様々な施設・設備が設置されているためです。

 

また、タワーマンションは比較的近年に建てられたものが多いため、今後大規模修繕等にどの程度の額が必要か、見積もりが難しいという面もあります。実際に修繕を行う際、積立金では足りなかった、ということも考えられます。

タワーマンションのデメリット7:子育てには影響を及ぼす

タワーマンションでの生活は、高層階になればなるほど地上から遠ざかることになります。つまり地上や低層階では当たり前のように聴こえていた「音」が、ほとんどもしくは全く聴こえない、ということが起こり得ます。

 

そのような場所で子育てを行うと、大なり小なり子どもの発育等に影響を及ぼすとされています。季節ごとの虫の鳴き声、風が木々を揺らす音、毎朝の鳥のさえずり等を、意識的に外出し「聴く」必要が出てくるかもしれません。

タワーマンションのデメリット8:気圧変化により体調不良が起こる

長雨や台風の時期等に、頭痛や倦怠感、めまいに悩まされる方がいらっしゃいます。これは気圧の変化によるもので「低気圧不調」と言われることもあります。

 

タワーマンションでは高層化になればなるほど気圧が低くなりますので、人によっては体調不良が起こる場合があります。また、エレベーターでの移動中の気圧の変化にも注意が必要です。

 

体調に関わるこうしたデメリットは、特に十分考慮する必要があります。

タワーマンションを売る時期

タワーマンションに限らず不動産を購入される際、多くの方が売却についても一考されるのではないでしょうか。

 

売却のタイミングは、まず地価相場と中古マンションの価格相場を材料として判断しましょう。そして金利にも注意を払う必要があります。現在、住宅ローン金利は非常に低くなっていますが、今後上がる可能性もあります。売却は金利が上がる前、と憶えておきましょう。

人気のタワーマンションのデメリットも把握しておこう

タワーマンションの特徴、メリット、デメリットをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

 

様々なメリットがあるタワーマンションですが、同時にデメリットもあります。事前にしっかりと確認することで、デメリットだった部分を解消できる場合もあるでしょう。

 

タワーマンションに住むことになった後も安心して暮らしていけるよう、特にデメリット部分について注意深く検討されることをお勧めします。

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