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積立貯金を始めるときのポイント5つ|注意点やおすすめの銀行3選

2021 07.2この記事はPRを含みます

積立貯金とは?

いざという時のために少しでもお金を貯めておきたいと思っているのに、なかなか貯金ができない人にオススメなのが積立貯金です。

 

積立貯金とは、自分で決めた金額を毎月自動的に預金口座から積立口座に貯蓄されるという貯金方法です。

積立貯金が注目されている理由

貯金ができない人は、給料などの収入からまず使用するお金を引き出して余ったお金を貯金に回そうとする場合があります。ところが、残高があるとついつい使ってしまい結局貯金ができないというケースが多いのです。

 

その点、積立貯金は給料などの収入からまず貯金の分が自動的に積立口座に貯蓄されるため、残ったお金を全て使ってしまっても貯金はできています。

 

つまり、積立貯金は特に意識しなくても先取り貯金ができるので、貯金ができない人でも比較的スムーズにお金を貯められるというメリットがあると言えるでしょう。

積立貯金の3つの種類

貯金ができない人にとって便利な積立貯金ですが銀行によって種類もさまざまなので、どの銀行のどのプランが自分に最適なのか、始める前にじっくりと比較して考えてみましょう。

 

特に、長期間の積立にする場合には金利なども関わってくるので、少しでも効率的に利用できる銀行を選ぶようにするとよいでしょう。金利とは銀行に預けたお金につく利息の計算レート(利率)のことです。

積立貯金の種類1:自動積立定額貯金

ゆうちょ銀行のみが取り扱うプランで、あらかじめ設定した金額を自動的、且つ定期的に通常貯金口座から定額貯金口座に貯蓄する積立貯金です。毎月の貯蓄に加えボーナス時などの特別月が年6回まで設定でき、最長6年間の積立ができます。

 

定額貯金は6ヶ月経てば払い戻しができたり、必要な時にはお金を引き出したりできるので緩く貯金したい人にオススメです。

自動積立定額貯金

積立貯金の種類2:満期一括受取型定期貯金

ゆうちょ銀行のみの取り扱いプランで、通常貯金から自動的・定期的にあらかじめ決めておいた金額を定期貯金に貯蓄するものです。毎月の貯蓄と6回まで設定できる特別月の併用で最長3年間、54回までの積立ができます。

 

積立期間満了後、全額を払い戻し通常貯金に振り替えてくれるので、3年以内に使う予定のお金を貯めたい人におすすめのプランです。

 

但し、満期一括受取型定期貯金は途中で払い戻しができないので注意が必要です。

満期一括受取型定期貯金

積立貯金の種類3:自動積立定期貯金

自動積立定期貯金はゆうちょ銀行のプラン名ですが、さまざまな銀行で違った名称の同等のプランが取り扱われています。

 

毎月の貯蓄に加えボーナス時などの特別月が年に何回か設定でき、数年間の積立ができます。また、通常では郵貯銀行よりその他の銀行の方が金利が高いことが多く、中でもネット銀行の金利は高く設定されているようです。

 

有利に増やすことができる反面、途中で引き出すことができないので3年以上使う予定のないお金を貯めたい人にオススメです。

積立貯金を始めるときのポイント5つ

では実際に積立貯金を始めるにあたり、どのようなことを考えながら準備をすすめていけばよいのでしょうか。

 

スムーズに積立貯金を始められるように、5つのポイントに絞って以下のようにまとめてみました。いつでも始められるように、しっかり準備を整えておきましょう。

積立貯金を始めるポイント1:申し込み方法を確認

積立貯金の申し込み方法は窓口、郵送、ネットなど銀行によってさまざまですが、窓口に行けない場合はATMなどに設置されている書類を郵送すれば、申し込みができます。また、ネット銀行の場合にはネットから申し込みができます。

 

以上のように、あらかじめ申し込み方法を確認しておけばスムーズに申し込みができるので、積立貯金を始める人は最初に確認しておきましょう。

積立貯金を始めるポイント2:目標を決める

積立貯金を始めるときは、まず目標を決めましょう。貯金の目的によって目標額、期間などを明確にしていきます。

 

目的は、海外旅行だったりリビングに置く家具の購入だったり、老後の蓄えだったりなどいろいろあります。

 

漠然とではなく、具体的に考えるとより明確な目標が決まりますが、生活費と貯蓄のバランスも考えながら現実的な目標を立ててみましょう。

積立貯金を始めるポイント3:計画的に行う

積立貯金を始める上で重要なのは、計画的に行わなければならないということです。特に、積立金額の設定には注意が必要です。

 

普段は何とかギリギリやりくりできていても、体調不良時の通院費や冠婚葬祭などの急な出費があった際は、お金が足りなくなってしまい定期預金を解約、もしくは取り崩さなければなりません。

 

そうならないように、まずは1~2万円の少額から始めると無理なく続けることができるでしょう。

積立貯金を始めるポイント4:範囲を決める

ポイント3でも述べましたが、積立の範囲は無理のないように設定するのがとても重要です。家計が今後どのように変化するか見通しを立てて計算するには、毎月の収入・支出額を踏まえていくらを貯蓄に回せるかをシミュレーションしてみます。

 

生活費が安定していない場合、積立金額はペースがつかめるまでは少額で設定しておいて、ある程度見通しがついたところで増額できたら増額するとよいでしょう。

積立貯金を始めるポイント5:金利で銀行を選ぶ

銀行を選ぶにはまず、それぞれ金利を調べて、それぞれ比較して決めるとよいでしょう。特にある程度まとまった貯蓄額の場合、金利で差がつきますので慎重に検討する必要があります。

積立貯金を始めるメリット・デメリット

貯金ができない人にとっては便利な積立貯金ですが、メリットがあればデメリットもあります。

 

メリットは毎月自動的に貯金ができることや、時間が経つほど「複利」の効果が働きコツコツと資産が増えるということ、そして始めるのに少額から始められるということです。

 

デメリットは、積立という言葉通りコツコツと少額を積み上げなければならないため、それなりの金額なるには時間を要してしまう点です。

積立貯金を始めるときに気を付けること

これから積立貯金を始めるにあたって、いくつか注意点があります。

 

まずは金額設定です。毎月の貯蓄額を高めに設定してしまうと、生活の負担が大きくなり長続きしません。設定金額を変更する場合は手続きが必要で手間が掛かります。また、途中で解約してしまったらお金は貯まりません。

 

何度も繰り返すようですが、無理のない範囲の金額を設定して少しずつ確実に貯金していきましょう。また、利息に税金がかかる可能性があるということも頭に入れておきましょう。

積立貯金を始めるときにおすすめの銀行3選

積立貯金についてのメリット・デメリット、始める前に気を付けることなどを述べてきましたが、最後に積立貯金を始めたい人におすすめの銀行を3つ紹介します。

 

国内在住であればどこでも利用できる銀行(住信SBIネット銀行・イオン銀行・楽天銀行)それぞれの特徴(預入単位や金利など)を簡潔にまとめたので、少しでも銀行探しの参考になれば幸いです。

積立貯金におすすめ1:住信SBIネット銀行

住信SBIネット銀行には積立貯金のサービスはないのですが、定額自動入金サービスという手数料無料で他行から自動的に入金できるサービスがあるので、他行が給与口座でも住信SBI銀行で積立貯金を開始することできます。

 

また、大きな特徴として1人につき最大5口座まで開設することができる目的別口座という制度があり、資金管理しやすいのがメリットです。

 

手数料も安く、最低でもATM出金は月2回、他行振込は月1回無料になるので十分魅力的だといえるでしょう。

住信SBIネット銀行

積立貯金におすすめ2:イオン銀行

イオン銀行は500円以上1円単位の少額で積立貯金を始めることができ、手数料無料の他行からの自動入金サービスがあるため、給与口座が他行でも手軽に始められます。

 

また、大きな特徴として365日営業していてATM手数料が24時間無料だということがあげられます。

 

さらに普段イオンで買い物をする人は、普通預金の金利が上がったり他行振込手数料の無料回数がアップしたりするのでオススメです。最低でも他行ATM手数料1回は無料、最大だと月5回無料になります。

積立貯金におすすめ3:楽天銀行

積立貯金という名称ではなく定期預金の積立購入というプランで毎月1,000円以上1円単位で、最長10年貯蓄ができます。金利は0.02~0.11%と高めです。

 

楽天銀行のメリットは利用できるATMが多いということと手数料が安いということで、楽天銀行の口座を給与受取に利用すると振込手数料が月3回まで無料になります。

 

また、楽天市場で買い物をして楽天カードの引き落としを楽天銀行にするとポイントが貯まるので楽天カードを利用している人には楽天銀行口座がオススメです。

楽天銀行

積立貯金を検討しよう

いかがでしたか。ひと言で積立貯金といっても、さまざまな特徴があることがわかりました。

 

現在はネット銀行の方が金利が高いようですが、デメリットなども踏まえた上で自分の目的、目標に合わせて銀行を選ぶといいでしょう。

 

昨今、お金に関する不安が絶えない方は多いと思いますが、思い立ったら吉日、少額からコツコツと積立貯金を始めて気付いたら大金持ちならぬ小金持ちになっていた、などという未来を思い描いてみませんか。

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