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金の投資信託のメリット6つ|金の投資信託におけるリスクとは?

2021 08.3この記事はPRを含みます

そもそも金の投資信託とは?

いま注目を集めている「金の投資信託」とは、何でしょうか。金の投資信託とは、金そのものや金に連動する金融商品を対象にした投資信託です。金に連動する金融商品には、純金上場信託や金鉱企業の株式などが含まれます。

 

金は、昔から「安全資産」として人気があり、投資対象となってきました。希少性も高く、相場が安定しており、資産価値の高いものです。ですから、その金を対象とした投資信託も高い人気があります。

金の投資信託のメリット6つ

金を購入する方法はいくつかあり、「純金積立」や「金ETF」などが有名です。では、「金の投資信託」にはどんなメリットがあるでしょうか。ここからは、「金の投資信託」のメリットを6つ、取り上げます。

 

その6つとは、「業者が破綻する可能性が少ない」「保管する費用が不要である」「一元管理が可能である」「盗難の可能性が少ない」「自動積立が可能である」「少ない額から始められる」という点です。それぞれ解説します。

金の投資信託のメリット1:業者が破綻する可能性が少ない

金の投資信託のメリットの1つ目は、「業者が破綻する可能性が少ない」ことです。投資信託はそもそも、投資家の資産が分別管理されており、金融機関に万一のことがあったとしても、安全であるようになっています。

 

投資信託は通常、販売会社、運用会社、信託銀行で運用されますが、販売会社や運用会社は資産を直接管理しておらず、たとえ破綻しても影響はありません。また信託銀行が破綻しても、資産は法律により守られています。

金の投資信託のメリット2:保管する費用が不要である

金の投資信託のメリットの2つ目は、「保管する費用が不要である」ことです。現物の金に投資した場合、安全な保管場所が必要となり、貸金庫や保管サービスを利用することになるでしょう。当然、そのコストが発生します。

 

しかし、金の投資信託は現物の金を購入しているわけではなく、保管の必要がありません。ですから、金の投資信託は現物の金を購入する場合と比べて、保管コストが必要ないという大きなメリットがあります。

金の投資信託のメリット3:一元管理が可能である

金の投資信託のメリットの3つ目は、「一元管理が可能である」ことです。金の投資信託は、証券会社などに口座を開設することで、はじめられます。

 

つまり、その証券口座で、金の投資信託をその他現在おこなっている株式投資などの資産運用とともに、一元管理できます。こうすることで、それぞれ個別に管理しているよりも資産の運用状況が把握しやすくなり、大きなメリットとなるでしょう。

金の投資信託のメリット4:盗難の可能性が少ない

金の投資信託のメリットの4つ目は、「盗難の可能性が少ない」ことです。投資信託は、金を現物で保有するわけではないので、盗難に遭う可能性が少ないメリットがあります。

 

金に代表される現物資産の場合、それ自体に価値があるため、盗難されるリスクを背負うことになります。しかし、投資信託であれば、このリスクを背負う必要はなく、手軽に投資することが可能です。

金の投資信託のメリット5:自動積立が可能である

金の投資信託のメリットの5つ目は、「自動積立が可能である」ことです。積立投資では通常、投資の最初に購入するファンドと、毎月の購入金額を決めて、自動で積立がなされ、資産作りがおこなわれます。

 

ですから、金の投資信託であれば、自動積立を利用することで手間をかけずに、毎月着実に購入量を増やしながら、資産運用できるのでメリットとなるでしょう。

金の投資信託のメリット6:少ない額から始められる

金の投資信託のメリットの6つ目は、「少ない額から始められる」ことです。現物の金を購入する場合、大きな金額が必要となります。しかし、金の投資信託であれば、少ない額からはじめられるメリットがあります。

 

現在、最低購入金額が「100円」となっている証券会社もあり、はじめやすい状況です。数十万単位のお金が必要な場合はなかなか踏み出しにくいため、最低購入金額が安いことはメリットでしょう。

金の投資信託におけるリスク3つ

「金の投資信託」には、たくさんのメリットがありますが、もちろんリスクもあります。リスクを踏まえたうえでメリットに目を向けなければ、のちのち、後悔することにもなりかねません。

 

投資は、リスクもしっかり把握することが大切です。ここからは、金の投資信託のリスクとして、「手数料が高い」「為替変動」「手元に保有することができない」という3点を取り上げます。それぞれ解説しますので、ぜひご覧ください。

金の投資信託におけるリスク1:手数料が高い

金の投資信託におけるリスクの1つ目は「手数料が高い」ことです。金の投資信託は、他の投資信託と比較しても手数料が高く設定されています。

 

たとえば、投資信託のなかでも手数料が安いインデックスファンドと比較すると、インデックスファンドの信託報酬が0.1~0.2%前後なのに対し、金の投資信託の信託報酬は0.8%~1.0%前後となります。手数料が高いと、収益を圧迫しますからリスクとなるでしょう。

金の投資信託におけるリスク2:為替変動

金の投資信託におけるリスクの2つ目は「為替変動」です。為替変動のリスクとは、為替相場の動きによって損失が発生してしまう危険性のことです。

 

為替変動が金の投資信託でリスクとなる理由は、一般的に、金の価格が米ドルベースとなっているためです。その場合、金の投資信託もドル建ての資産ということになります。投資信託では収益が出たとしても、円に戻したときに資産が減ってしまうケースがありえます。

金の投資信託におけるリスク3:手元に保有することができない

金の投資信託におけるリスクの3つ目は「手元に保有することができない」ことです。金の投資信託は、金の現物を購入することとは違い、手元に保有できません。

 

これをリスクと見るか、メリットと見るかは、人によって異なるでしょう。金を現物で保有するわけではないので、盗難に遭う可能性が少ないというメリットととらえることもできれば、現物資産として確保できないリスクともいえるからです。

金に投資ができるおすすめの投資信託4つ

では、実際に金の投資信託をはじめたい場合、どんな選択肢があるでしょうか。ここからは、「金に投資ができるおすすめの投資信託」について、その概要や特徴を解説いたします。

 

その4つとは「ピクテ・ゴールド」「三菱UFJ純金ファンド」「マネックス証券」「SBI証券」です。一括りに「金の投資信託」といっても、それぞれ際立った特徴があります。では、詳しく解説いたします。

金に投資ができるおすすめの投資信託1:ピクテ・ゴールド

金に投資ができる、おすすめの投資信託の1つ目は「ピクテ・ゴールド」です。ピクテ・ゴールドは、投資信託証券への投資を通じて、金の現物に投資する運用方針で、米ドル建ての金価格に連動するよう運用されているファンドです。

 

そして、原則として為替ヘッジをおこない、為替変動リスクの軽減を図っています。そのため、円高によって為替で損失が出るのを避けたい方に向いている投資信託となります。

金に投資ができるおすすめの投資信託2:三菱UFJ純金ファンド

金に投資ができる、おすすめの投資信託の2つ目は「三菱UFJ純金ファンド」です。こちらは、日本国内の取引所における金価格の値動きをとえることを目指す運用がなされているファンドです。

 

ですから、ファンドの仕組みとして「純金上場信託(現物国内保管型)」を主要投資対象としており、国内に保管される金を現物の資産としています。分配方針は、年1回の決算時に分配金額を決定するスタイルです。

金に投資ができるおすすめの投資信託3:マネックス証券

金に投資ができる、おすすめの投資信託の3つ目は「マネックス証券」です。マネックス証券のゴールドファンドは、主に金地金価格に連動することを目指す上場投資信託証券に投資をおこない、信託財産の成長を目指すファンドです。

 

実質的に、金に投資がおこなわれることが特徴です。そして、「為替ヘッジあり」と「為替ヘッジなし」の2つのコースが用意されており、両コースの間でのスイッチングが可能という特徴もあります。

金に投資ができるおすすめの投資信託4:SBI証券

金に投資ができる、おすすめの投資信託の4つ目は「SBI証券」です。SBI証券では、貴金属地金の取引をインターネットで簡単におこなえます。

 

さらに、狙ったタイミングで取引をおこなう「リアルタイムスポット取引」や、日々の価格変動リスクを軽減できる「積立取引」なども可能です。ほかにも、売却手数料、年会費、保管料はかからないという特徴もあります。

金の投資信託を理解しよう

「金の投資信託」には、たくさんのメリットと同時に、注意したいリスクもあります。そして、金は債券や株式とは値動きが違う傾向があり、そうした特徴を理解する必要があります。

 

とはいえ、金の投資信託は、保管費用が不要であったり、少ない額からはじめられたりと、魅力ある金融商品です。ぜひ、金の投資信託の仕組みを理解し、そのメリットを活用なさってみてください。

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