下降フラッグ形成中の注意点とは|上昇フラッグとの違いやその他のパターンも解説
2023 12.8この記事はPRを含みます
下降フラッグとは?
投資をする上で、下降フラッグは知っておくべきものです。では、下降フラッグとはどういうものなのでしょうか。
下降フラッグは、下降トレンドの時に見られるチャートで、右肩上がりの形をしているものを指します。長方形や平行四辺形のような形が旗に似ていることから「フラッグ」と呼ばれます。
ここからは、下降フラッグを主に説明していきながら、下降フラッグ以外のチャートの見方についても説明していきます。
そもそもフラッグとは?
フラッグとは、何を意味するのでしょうか。フラッグについて説明していきます。
株・FX取引をする際に、チャートの形から今後の値動きを予測する方法があります。そのチャートの形の1つがフラッグです。フラッグはその名の通り「旗」のような形をしています。高値と安値が平行であることが特徴です。
フラッグとペナントの相違点について
フラッグとペナントは、どちらもチャートの見方として紹介されるもので、どちらも旗を意味します。それでは何が違うのでしょうか。フラッグとペナントの違いを説明します。
簡単に言うと、形が違います。フラッグは上下平行の四角形であり、ペナントはだんだん狭くなっていき、三角形になっています。
また、フラッグは上昇フラッグと下降フラッグで見た目の違いがあります。ペナントではこのような違いは見られません。
下降フラッグと上昇フラッグの違い
下降フラッグと上昇フラッグには見た目の違いがあると説明しました。では、下降フラッグと上昇フラッグの具体的な違いは何でしょうか。
簡単に言うと、四角形の傾き方と、起こる流れが違います。
上昇フラッグは、下に向かっている四角形になり、相場が上昇に向かう可能性がある場合に起こります。
下降フラッグはその逆で、上に向かっている四角形になり、相場が下降に向かう可能性がある場合に起こります。
下降フラッグと上昇フラッグにはこのように見た目の違いがあります。
上昇フラッグについて
上昇フラッグの特徴についてもう少し詳しくお伝えします。
上昇フラッグは、上昇の流れの中で小さい下降の流れが生じることで起こります。
小さい流れは、上値は下がりかつ下値も下がるといった、下降の流れとなります。特徴は、小さい下降の流れの上下に、平行線を引くことができます。
このことから、上昇フラッグは一見すると下降しているように見えます。しかし、上昇フラッグにおいては、小さな下降の流れが終わると上昇の流れになることが多いと言われています。
下降フラッグ形成中の注意点4つ
下降フラッグが形成されている中では、いくつか注意が必要です。
ここでは、下降中であることを確認すること、2つの安値をトレンドラインで結ぶこと、トレンドラインを高値に移すこと、エントリーのタイミングに注意することの4つの注意点について説明していきます。
下降フラッグは、上昇の流れになっていると勘違いをする危険性がありますので、きちんと注意点を把握しておきましょう。
下降フラッグ形成中の注意点1:下降中であることを確認する
下降フラッグが形成されているかどうかを判断するために、下降中であることを確認しましょう。
下降フラッグは、細かな動きとしては上昇の流れになっています。しかし、大きな下降の流れの中で起こった小さな上昇の流れであることを忘れないようにしましょう。
フラッグの形は上に向かっていきますが、フラッグの形をそのまま受け止めて上昇していると勘違いするのではなく、大きな流れをしっかり把握しましょう。
下降フラッグ形成中の注意点2:2つの安値をトレンドラインで結ぶ
下降フラッグが形成されているかどうかを判断するために、まず2つの安値をトレンドラインで結びましょう。
トレンドラインで結んだとき、そのラインが上昇していれば注意が必要です。一見上昇の流れのように見えますが、下降の流れの中でそのような現象が起きていれば、下降フラッグの危険性があるので注意しましょう。
下降フラッグ形成中の注意点3:トレンドラインを高値に移す
安値のトレンドラインを引いた後は、トレンドラインを高値に移してみましょう。
下降フラッグは、上に向かった四角形をしています。安値と高値が平行になっており、上に向かった四角形をしていれば下降フラッグのため要注意です。
フラッグの中が上昇していても、俯瞰で見て大きな流れが下降になっている場合には、特に下降フラッグに注意するようにしましょう。
下降フラッグ形成中の注意点4:エントリーする
下降フラッグ中になってしまったら、エントリーのタイミングが重要になってきます。エントリーには買いのエントリーと売りのエントリーがありますが、ここでは売りのエントリーについて説明していきます。
下降フラッグの最高地点で売るのが理想ですが、流れの途中でこの流れが継続すると判断することができる場合、下降フラッグの形が崩れてからすぐに売りのエントリーをすることもいいでしょう。
下降フラッグと関係するペナント
ここまで、下降フラッグの説明をしてきました。
下降フラッグはトレンドの見方の一つですが、それ以外の見方としてペナントが存在します。ペナントとフラッグの違いについては説明した通りですが、ここからはペナントの詳しい説明をしていきます。
エントリーのタイミングや損切の設定のやり方といったことも違いますので、しっかりとフラッグとペナントの違いを把握して、チャートを分析するようにしましょう。
下降ペナント
下降ペナントは、相場の大きな流れが下方傾向である中で、トレンドラインが収束していくような形のことを言います。
ペナントを抜けた後は下落し続けることが多くあるので、特に注意が必要な形です。
下のライン(サポートライン)を抜けた段階が主な売りのタイミングとなりますが、現実の相場においては、値段収束の前に下のラインを抜けることが多く見られるので注意が必要です。
上のライン(レジスタンスライン)を抜けた場合は相場が反転することがあります。
上昇ペナント
上昇ペナントは、下降ペナントとは逆に、相場の大きな流れが上昇傾向の中で起こります。
トレンドラインが収束していくような形という点では共通しているので、流れがどちらなのかを見ましょう。
また、ペナントを抜けた後は大きな上昇になる可能性は高くありませんが、上昇自体は続いていくとみられます。
下のライン(サポートライン)を抜けた後は、下落に転じる可能性が大きくなります。その場合、相場反転になる可能性が高いです。
下降フラッグと関係するその他のパターン4つ
フラッグとペナント以外にも、チャートのパターンはあります。
ここからは、チャートの見方の中でも、下降ウェッジ、上昇ウェッジ、下降三角形、上昇三角形の4つの見方について説明していきます。
その他のパターン1:下降ウェッジ
まずは、下降ウェッジについて説明します。
下値が徐々に下がっていく中で、上値の下がり方は下値の下がり方以上に下がっていきます。そうすることで、右下がりに値段の幅が狭まっていくという形を、下降ウェッジと言います。ウェッジを抜けた後は値段が上がる傾向が多いです。
流れが継続する形と流れが反転する形があり、特に反転の形では流れの終盤に生じることが多いです。
その他のパターン2:上昇ウェッジ
次に、上昇ウェッジについて説明します。形は下降ウェッジと逆と覚えておくといいでしょう。
上値が徐々に上がっていく中で、下値の上がり方は上値の上がり方以上に上がっていきます。そうすることで、右上がりに値段の幅が狭まっていくという形を、上昇ウェッジと言います。ウェッジを抜けた後は値段が下がる傾向が多いです。
上昇ウェッジにも流れが継続する形と流れが反転する形があり、反転の形では流れの終盤に生じることが多いです。
その他のパターン3:下降三角形
次に、下降三角形について説明します。
下降三角形は、下がっていく流れが落ちついたもちあいの場面でみられることが多いです。下値のラインが水平になっており、上値のラインは徐々に下がって下値のラインに近づいていき、抜けた後の値段は下に向かっていきます。
その他のパターン4:上昇三角形
最後に、上昇三角形について説明します。形は下降三角形と逆と覚えておくといいでしょう。
上昇三角形は、上がっていく流れが落ちついたもちあいの場面でみられることが多いです。上値のラインが水平になっており、下値のラインは徐々に上がって上値のラインに近づいていき、抜けた後の値段は上に向かっていきます。
上昇・下降三角形はビットコインのチャートでよく見られるパターンのようです。
下降フラッグについて知ってトレードしよう
トレードをする上で分析すべき情報はたくさんあります。
今回はフラッグやペナントについて紹介しました。特に下降フラッグについては、見た目は上昇しているので注意が必要です。下降フラッグは見た目は上昇していても、下降の流れの中で生じているものであることを把握しましょう。
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