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つみたてNISAを解約?解約する前に知っておきたい5つのポイント

2023 10.15この記事はPRを含みます

つみたてNISAとは?

つみたてNISAは、少ない金額から始められる投資です。預金ではありません。また、スタートしたのは2018年1月からです。

 

つみたてNISAの特徴は、手数料が掛からない代わりに、分配金が頻繁に支払われないことです。長期的な積立・分散投資に適した商品に限定されており、特に、投資ビギナーの方に勧められています。

つみたてNISAのメリット

つみたてNISAの主なメリットには、「毎日管理する必要がない」「非課税である」「リスクが少ない」の3つが挙げられます。

 

まずはつみたてNISAがどういったメリットがあるのかを見ていきましょう。

メリット1:毎日管理する必要がない

つみたてNISAは、最初に銀行で手続きをして、金額・買付日・商品を決めます。その後、決まった日に決まった金額を自動で買い付けてくれるので、何もする必要がありません。

 

投資の難しいところは、買うタイミングです。安い時に買っておけばよかったと後悔したり、たくさん買ったら価格が下がって後悔したりと、管理するのは大変です。つみたてNISAは、そういった心配をせずに、積立預金に近い気持ちで取り組めます。

メリット2:非課税である

つみたてNISAは、分配金と売却で出る利益に、課税されません。

 

投資信託は、保有していることによって分配金が発生します。また、値上がっている時に売却することで、利益を得られます。通常の投資なら、この2つの利益に対して課税がされます。予算の少ない方が、投資に足踏みしてしまう原因の1つです。

 

つみたてNISAは1年で購入できる上限が40万円で、非課税期間が20年間となっています。初期予算が少ない方にとって、続けやすい投資です。

メリット3:リスクが少ない

つみたてNISAは、分散投資がしやすいので、リスクを抑えられます。

 

投資でのリスクを下げる為には、資産の分散が必要です。1つの資産だけに投資せず、違った値動きのする複数の投資先へ分散投資することで、リスクを下げられます。

 

また、投資先の地域も分散したほうが、よりリスクを下げられます。例えば、日本とアメリカの商品に半分ずつ投資します。日本の商品が値下がりしていても、その時、アメリカの商品は値上がりしている、などのケースがあり、リスクが下がります。

つみたてNISAのデメリット

つみたてNISAのデメリットには、主に「時間がかかる」「投資可能な商品が少ない」などが挙げられます。

 

ついメリットばかりに目が行ってしまいますが、デメリットもしっかりと把握したうえでつみたてNISAをしていきましょう。

デメリット1:時間がかかる

つみたてNISAは、利益を生むまでに時間がかかります。

 

つみたてNISAの商品は、長期投資向けのものなので、値上がりと値下がりの幅が小さくなっています。また、分配金も少額です。

 

積立預金に近い感覚で購入する商品なので、あくまで投資ではありますが、直ぐに大きな利益を収得したい方には不向きと言えるでしょう。

デメリット2:投資可能な商品が少ない

つみたてNISAは投資する際に選べる商品が少ないといったデメリットがあります。

 

開設時から少しずつ増えて、2023年10月時点で、約250種類の対象商品がありますが、必ずしも多いとは言えないでしょう。

 

本格的に投資を学びたい場合、つみたてNISAは投資を始めるきっかけと捉え、資産が増えてきたら、よりさまざまな金融商品をしてみると良いでしょう。

つみたてNISAを解約する前に知っておきたい5つのポイント

つみたてNISAを解約する前に知っておきたいポイントとして、「ドル・コスト平均法のリスク回避効果が失われる」「投資信託は長期で行う方がメリットが大きい」「つみたてNISAの解約は手軽」「複利の効果が失われる」「冷静な判断であるか再度確認」などが挙げられます。

 

つみたてNISAを解約することで失われるものもありますので、本当に解約するべきなのかを検討しましょう。それでは詳しく説明していきます。

ポイント1:「ドル・コスト平均法」のリスク回避効果が失われる

つみたてNISAはドル・コスト平均法によって、リスクが少なく続けられます。

 

ドル・コスト平均法とは、定期的に同じ金額を投資することによってリスクを下げる手法のことです。

 

購入時に値下がりしていれば、同じ投資額でも、多くの口数を購入することになります。逆に値上がりしていると、少ない口数を購入することになります。この2つのバランスが、長期的に投資し続けることによって保たれ、大きな損害を防ぎます。

 

他の投資を検討している場合、リスクの少ない積立投資と、リスクもリターンも大きい短期売買、自分が本当にやりたい投資はどちらなのか、解約する前にもう1度考えてみましょう。

ポイント2:投資信託は長期で行う方がメリットが大きいとされている

つみたてNISAの投資信託は、元本割れする可能性が低い長期投資向けです。

 

投資信託とは、投資家から集めたお金を1つにまとめて、専門家が運用する商品です。経済・金融の知識を持った専門家が、株式・債権などに分散投資をしてくれる為、時間を割く必要なく、自分のお金に働いてもらえます。

 

また、投資のビギナーには分かりづらい、海外の株式・債権などにも分散投資してくれるので、リスクも少なくなります。

 

つみたてNISAの投資信託は、長く続けることによって利益を得やすいとも言われていますので、解約する前に再度考えてから判断しましょう。

ポイント3:つみたてNISAの解約は手軽である

つみたてNISAの解約方法は、銀行にお願いするだけなので簡単です。また、解約手数料なしで、いつでも解約できます。

 

つみたてNISAの商品は、解約手数料なしで解約できるものに限定されています。また、振り込みも1週間以内にされます。

 

ただし注意点があります。投資している商品が値下がりしている時は、元本割れする可能性があります。銀行で確認をして元本割れしている場合、値上がりするまで待つなど、解約時期をもう1度考えてみましょう。

ポイント4:複利の効果が失われる

つみたてNISAは、複利の恩恵を得るのに適しています。

 

投資をすることによってお金が増えると、増えたお金も運用されるので、増える割合が上がっていきます。この効果を複利と言います。

 

長期間、投資を続けることによって、複利の効果は得やすくなる傾向にあります。1度やめて再開することもできますが、なるべく続ける方がよいでしょう。

 

複利によって、普通に預金をするよりも、資産が増えていく楽しみを感じられます。もちろん、投資である以上、必ず増える訳ではありません。しかし、値下がりを恐れて解約し、元本を戻しても、その資産に付加する複利の効果はなくなるということは覚えておきましょう。

ポイント5:冷静な判断であるか再度確認する

つみたてNISAは、投資でありながら、預金の役割も果たしています。

 

価格の変動が少なく、長期的な投資を目的としている商品なので、積立預金の代わりと捉えることができます。一時的な値下がりを受けて、パニックにならないようにしましょう。長く続けるほど、値上がりと値下がりのバランスが均一に近くなっていきます。

 

将来の為に資産を増やす目的で投資しているのであれば、もう1度考えてみましょう。

つみたてNISAを解約したくなる5のパターン

つみたてNISAを解約したくなるパータンとして「急に資金が必要になった」「想定より多いリターンが出た」「思うような運用ができていない」「なんとなく解約したくなる」「金融口座を変更したい」と言った5つのパターンが考えられます。

 

これらのパターンについて詳しく説明していきます。

パターン1:急に資金が必要になった

避けられない出費が急に発生した時、つみたてNISAの解約を検討することは当然です。余裕ができたら再投資することも可能なので、他に資産も頼るあてもない場合には、無理に続ける必要はありません。

 

もしも、別で定期預金をしていた場合ですが、定期預金はほぼ金利がないので、先にそちらを解約することも検討してみて下さい。

パターン2:想定より多いリターンが出た

投資なので、期待していた以上に利益が出ることがあります。その場合には、売却したくなるのは当然です。

 

ただし、本来の目的が長期的な資産形成なのであれば、売却しても解約はせず、翌月から同じようにコツコツと投資するべきでしょう。また、売却して出た利益も、銀行口座に預金しておくことを検討してみて下さい。

パターン3:思うような運用ができていない

始める時にイメージしていた投資と違ったから解約したい、という方もいるでしょう。長期投資とはいえ、もっとコンスタントに分配金や売却益が得られると勘違いしていた場合、仕方ありません。

 

実経験として、長期投資を知ることができたと思いましょう。そして、改めて自分に合っているかどうかを考えてみて下さい。

パターン4:なんとなく解約したくなる

特に理由はないけど、解約してしまおうと思うことがあるかもしれません。

 

つみたてNISAは、引き落とし日に、口座に投資資金を入金しておかなければ、稼働もせずに、解約もされない状態となります。毎月ごとにコツコツと投資するのが理想なのですが、一旦この状態にして、検討する時間を設けてみて下さい。

パターン5:金融口座を変更したい

つみたてNISAは、最初に始めた口座から別の口座に変更できます。ただし、それまで購入してきた内容は引き継げませんので、いづれ売却することによって、最初の口座分は解約となります。

 

また、口座変更は1年単位なので、日数が掛かることが多いです。9月末までに手続きをして、翌年から変更されるので、スピーディーとは言えません。

 

楽天・ゆうちょ・りそな・ろうきん・みずほ銀行など、多くの銀行でつみたてNISAを扱っています。変更先を決めながら、スケジュールを立てて行動しましょう。

解約が必ずしも悪いわけではない

解約したからと言って必ず損をすると言ったことはありません。まして自分にとって大切なことに資金を回すのであれば、ポジティブに解約すべきでしょう。

 

また、つみたてNISAでの長期投資以外にも、資産運用のやり方は沢山あります。解約後に、自分のライフプランに合ったものを探していきましょう。

つみたてNISA解約後も資産形成をするべき

お金が人生にとって大事なことに、変わりはありません。

 

子供の学費・親の老後・自身の起業など、大事なことには、自ずとお金が必要になります。つみたてNISAを解約した後も、自分に可能な範囲で構わないので、少しずつ資産形成を学び、取り組んでいきましょう。

 

尚、2024年以降、NISAが見直され、非課税対象および非課税投資枠が変わる予定です。

新しいNISA

 

つみたてNISAについて以下のリンク先にまとめていますので、興味がある方はご参照ください。

つみたてNISAのおすすめの銘柄6つ|選ぶ時のポイントや金融機関を紹介

 

NISA口座をお持ちでない方は、まずは開設してみてはいかがでしょうか。

主要なネット証券(口座数上位5社)としては以下の5社があります。

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