不動産投資のリスクとメリット6つ|初心者が投資物件を選ぶコツは?
2020 06.4この記事はPRを含みます
不動産投資のリスクとは
投資に少しでも興味を持っているのなら、不動産投資という言葉を耳にしたこともあるのではないでしょうか。
不動産投資とは、購入した不動産を貸し出すことで家賃として収入を得ることができる投資方法で、初心者の方にもおすすめの投資手法です。しかし、不動産投資には不動産投資ならではのリスクがあります。
不動産投資にはどのようなリスクがあるのか先に知っておくことが、不動産投資の成功に繋がることを知っておきましょう。
不動産投資リスクは高い?
不動産投資はリスクが高いと考える方もいるでしょう。しかし、本当に不動産投資のリスクは高いのでしょうか。
確かに不動産投資には多くのリスクがありますが、先に不動産投資に関する知識を得ることでリスク回避の対策を立てることができます。
不動産投資をおこなう場合、リスクをどのように回避すればいいのかある程度の予測をすることができるため、数ある投資の中でも不動産投資はリスクはそれほど高くないといえるでしょう。
不動産投資のリスク6つ
投資と名の付く限りリスクは必ず付いてきます。それは不動産投資であっても同様です。しかし、上記にあるように不動産投資の場合、リスクを知っておくことで対策を立てたり回避できる可能性も高くなります。
では、不動産投資を始めた場合、どのようなリスクが考えられるのでしょう。不動産投資のリスク6つを見ていきましょう。
リスク1:入居者なし空室リスク
不動産投資のリスク1つ目は、入居者なし空室リスクです。
不動産投資は、購入した不動産をほかの人に貸すことで家賃収入を得ることができますが、入居者がいなければ当然家賃を収入として得ることはできません。また、入居者が退室したとしてもすぐに次の入居者が入るとは限りません。
空室リスクを避けるためにも、需要の高いエリアで物件を購入したり、信頼のおける管理会社をパートナーに選ぶようにしましょう。
リスク2:修繕や設備費用のリスク
不動産投資のリスク2つ目は、修繕や設備費用のリスクです。
建物は時間を経るごとに劣化していくため修繕が必要となるほか、入居者の方が安全快適に生活を送るための設備にも費用がかかります。
不動産を購入さえすれば後は収入が入るのを待つだけではなく、修繕や設備に費用がかかることを忘れないようにしましょう。また、老朽化をそのままにしておくのではなく、定期的に修繕が必要なことも知っておきましょう。
リスク3:家賃滞納のリスク
不動産投資のリスク3つ目が、家賃滞納のリスクです。
購入した不動産のすべての部屋に入居者が入っていても、家賃が滞納されれば収入として入ってくることはありません。家賃の滞納があれば、家賃収入が減るだけではなく、ローンの返済を自己負担でおこなわなければいけないリスクも出てきます。
家賃滞納を防ぐためには、入居者を募集する際信頼のおける管理会社を選ぶようにしてリスク回避の対策を取るようにしましょう。
リスク4:自然災害で被害を被るリスク
不動産投資のリスク4つ目は、自然災害で被害を被るリスクです。
台風や地震などで建物が全壊してしまった場合、家賃収入を得ることができなくなり、半壊であっても建物を修繕する必要が出てくるため、負担がかかります。
どのエリアで不動産投資をおこなっても、自然災害を免れることは難しくなります。建物を購入するときには新耐震基準の物件を選ぶ、保険などに加入しておくなど先に対策をたてておきましょう。
リスク5:火災のリスク
不動産投資のリスク5つ目は、火災に対するリスクです。
火災が発生すれば、発生した部屋に住むことができないだけでなく、最悪物件全体が焼けてしまい家賃収入を得ることができなくなってしまいます。
建物の焼失による火災のリスクは、不動産投資独特のものともいえます。火災に対するリスクに備えるためにも火災保険には必ず加入し、耐火性の高い構造の建物や設備を選ぶなどの対策を取るようにしましょう。
リスク6:家賃下落のリスク
不動産投資6つ目のリスクが、家賃下落のリスクです。
家賃は物件が古くなってくることで下落したり、人口の減少で需要が減ることで起こります。1件当たりの家賃が下がれば収入ももちろん下がるため、家賃下落は不動産投資のリスクの1つといえます。
投資物件を購入するときには需要の高い地域で購入し、経年劣化に対しては部屋のリノベーションをしたり定期的な修繕をするなど、家賃下落を防ぐ対策を取るようにしましょう。
不動産投資のメリット6つ
不動産投資のリスクを知って、手を出さない方がいいと考える方もなかにはいるのではないでしょうか。
不動産投資にはリスクがつきものですがメリットも数多くあり、その両方を知ることで投資を成功させることができます。
では、不動産投資におけるメリットとはどのようなものがあるのでしょう。不動産投資のメリット6つを見ていきましょう。
メリット1:入居者からの定収入が確保できる
不動産投資のメリット1つ目は、定収入が確保できることです。
賃貸で部屋を借りる場合年単位で借りることが多く、賃料も大きく変わることはありません。そのため、安定した収入が長期的に入ってくることになります。家賃滞納や空室リスクなどもありますが、リスク回避の対策を取ることで安定した収入を得られます。
入居者がいる限り定収入を得ることができることは、不動産投資をおこなう際のメリットといえるでしょう。
メリット2:不動産投資のみローン返済ができる
不動産投資のメリット2つ目は、ローン返済ができることです。
不動産投資を始めるときには物件の購入が必須となりますが、物件を購入する際に現金一括購入以外にも住宅ローンを利用することができます。
株やFXなどの投資を始める場合まずは元手となる資金の用意が必要になりますが、不動産投資の場合は現金で一括購入の必要がありません。また、入居者があれば家賃収入でのローン返済も可能になります。
メリット3:ミドルリスク・ミドルリターンの投資手法
不動産投資のメリット3つ目は、ミドルリスク・ミドルリターンでの投資手法です。
株やFXなどの投資ではハイリターンが期待できますが、資金がゼロとなるリスクもあります。しかし、不動産投資の場合不動産の価値が急落することがなく、空室率の低い場所を選ぶことと家賃保証を受けることで収入がゼロになる可能性を低くすることができます。
ミドルリスク・ミドルリターンの投資手法は、不動産投資のメリットといえるでしょう。
メリット4:不動産投資には節税効果
不動産投資のメリット4つ目は、不動産投資には節税効果が期待できる点です。
不動産投資をおこなう場合、減価償却やローン金利などを不動産投資で得た収入から経費として差し引くことができるため節税効果が期待できます。また、赤字になった場合にほかの所得と損益通算して、所得税や住民税の節税をすることもできます。
株やFXでの投資の場合こういった節税効果はないため、不動産投資ならではのメリットといえるでしょう。
メリット5:団体信用生命保険加入し債務免除を受けられる
不動産投資のメリット5つ目は、団体信用生命保険に加入して債務免除を受けることができる点です。
不動産投資を始めるときには、基本的に団体信用生命保険に加入することになります。そのため、もし投資家本人が高度障害を患うなどローン返済が困難になった場合でも、ローンの残債が免除されることになります。
また、物件自体は手元に残るため、そのまま投資をおこなわない場合売却することもできる点もメリットといえるでしょう。
メリット6:インフレ対策
不動産投資のメリット6つ目は、インフレ対策になる点です。
インフレとは、お金の価値が下がりモノの価値が上がる状態をいいますが、不動産はモノに当たるため物価とともに価値が上がることになります。
不動産投資では、インフレになったときに家賃値上げや物価が上がった地点で物件を売却することもできます。また、インフレとは逆の状況になるデフレになった場合にも、不動産投資では影響を受けにくいというメリットもあります。
初心者が始める投資物件を選ぶコツ3選
不動産投資のリスクとメリットを知ったのなら、実際に投資を始めてみようと考える方もいるでしょう。しかし、不動産投資を始める際にいろんな物件があってどのように選んでいけばいいのかわからないということもあるでしょう。
不動産投資の物件を初めて購入するときには、投資物件の選び方のコツを知っておくことが大切です。
では、不動産投資の物件を選ぶコツとはどういった点にあるのでしょう。物件を選ぶコツを見ていきます。
コツ1:地方と築古物件は避ける
不動産投資の物件を選ぶコツ1つ目は、地方と築古物件は避けることです。それはなぜなのでしょう。
地方で物件を購入した場合、需要がなければ入居者がなかなか見つからず空室リスクが高くなり、築古物件においても同じように空室リスクが高くなります。
初めて投資物件を購入する際には、需要の高い都心部の物件や築浅物件を選ぶようにして空室リスクを低下させるようにしましょう。
コツ2:都心の中古物件がおすすめ
不動産投資の物件を選ぶコツ2つ目は、都心の中古物件を選ぶことです。なぜ、都心の中古物件がおすすめなのでしょう。
新築物件よりも安く購入することができ、家賃下落のスピードも新築より緩やかになります。また、家賃下落が緩やかなので新築物件よりも利回りが把握しやすくなることもメリットといえます。
また、都心で新築物件を建設するより中古物件の方が数が多いため、好条件の物件が見つかりやすくなります。
コツ3:物件管理会社との信頼度
不動産投資の物件を選ぶコツ3つ目は、物件管理会社との信頼度です。
不動産投資の物件を購入した後は、管理会社に管理を依頼することになります。物件の管理には、募集するときの家賃の設定や物件のメンテナンスなどが含まれ、安心して物件を任せられるように信頼度の高い管理会社をパートナーに選ばなければなりません。
口コミなどの情報を集めるほか、自分で足を運んで確認するなどして信頼できるパートナーを選びましょう。
リスクとメリットを踏まえて不動産投資を考えてみよう
不動産投資について見ていきました。
不動産投資は、少ない資金で始めることができるため初心者向きの投資だと考えている方も多いでしょう。しかし、不動産投資に対する知識もなく始めても成功するというわけではありません。
不動産投資にはどのようなリスクとメリットがあるのか、投資家自身が知ることで投資を成功に導くことができます。
セミナーを受講するなど不動産投資の知識を理解してから、投資を始めるようにしましょう。