日当たりから見る投資のポイント6つを紹介|日当たりの悪さはカバーできる
2020 06.29この記事はPRを含みます
物件の日当たりが不動産投資に大切とされる理由2つ
日当たりの良い物件にはさまざまなメリットがあります。
物件を探している人の中には、日当たりの良さを物件探しの条件にしているケースも多いです。また、南向きで日当たりの良い部屋であれば、洗濯物が乾きやすかったり、部屋が明るくなったりするなど、多くの恩恵を受けられるでしょう。
ここでは物件の日当たりが、不動産投資に大切とされる理由をご紹介します。
理由1:物件の価格に影響する
物件の日当たりは、物件価格に影響することがあります。
物件の方角は、物件価格を決める要素の1つになっており、南向きの日当たりの良い部屋は、一般的に価格が高くなりやすいでしょう。また、角部屋や階数の高い部屋のほうが日当たりは良いため、価格が高くなる傾向にあります。
ただし、隣に高い建物があるなどの理由で日差しが遮られるような場合は、南向きであっても価格は低くなるかもしれません。
理由2:空室率に影響する
物件の日当たりは、空室率にも影響するでしょう。
日当たりの良い部屋は人気が高いこともあり、南向きの部屋や2階以上の階数の部屋、角部屋などは空室率も低くなる可能性が高いです。そのため、投資先の物件を選ぶうえで、日当たりの良さは重要な要素だといえるのではないでしょうか。
4つの方角別の日当たりの特徴
方向別の日当たりの特徴についてご紹介します。
南向きの部屋は日当たりが良く、価格も高いことはご紹介しましたが、ほかの方角についてはどのような日当たりになるのでしょうか。
ここでは4つの方向別の日当たりの特徴をご紹介しますので、投資先物件探しの際の参考にしてみてはいかがでしょうか。
1:南向きの部屋
南向きの部屋は日当たりが良く、昼間なら照明が必要ないかもしれません。
南向きの部屋は、ほかの3方向と比べても特に日当たりが良く、季節を問わず日光が差し込む時間が長いです。そのため1年中明るく、昼間であれば照明をつけなくても問題ないでしょう。
また、窓の配置によっては夏場暑くなることもありますが、1年を通してみると、快適に過ごしやすい向きではないでしょうか。
2:東向きの部屋
東向きの部屋は、朝方の日当たりが良いという特徴があります。
朝方早い時間から日光が当たるため、洗濯物を干すなら早い時間が乾きやすくおすすめでしょう。また、午後になると直接日光が差し込むことはなくなりますが、夏場であれば過ごしやすいのではないでしょうか。
ただし冬場になると夜は暗く、気温も低くなりやすいかもしれません。
3:西向きの部屋
西向きの部屋は、夕方の日当たりが良いという特徴があります。
西向きの部屋は東向きの部屋と反対に、朝方は日が入りにくく寒いかもしれませんが、夕方から西日が入るようになります。冬場は夕方まで日差しが部屋に入りやすく、遅い時間まで比較的部屋が暖かいでしょう。
逆に夏場は午後にかけて室温が高くなるため、冷房を入れる必要があるかもしれません。また、洗濯物は夕方に良く乾くでしょう。
4:北向きの部屋
北向きの部屋は、あまり日が差し込まないという特徴があります。
1年を通してあまり日が差し込まないため、夏場は涼しく、家具を傷めにくいでしょう。ただし冬場は寒く、湿気もこもりがちなので、間取りによってはカビに注意したほうが良いかもしれません。
また、北向きの部屋は日差しが入りにくいため価格が安くなりやすい傾向にあります。
日当たりから見る投資のポイント6つ
日当たりから見る投資のポイント6つをご紹介します。
日当たりの良さや物件価格は、集客力に大きな影響を与える可能性があります。そのため、投資先物件を探す際には日当たりも重要なポイントになるでしょう。
ここでは、日当たりから見る投資のポイント6つをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
投資のポイント1:物件の構造
日当たりの良い物件に投資するためには、物件の構造にも注目しましょう。
日当たりの良い部屋は高い集客力を持ちますが、それが夏場であれば逆効果になるケースもあります。たとえば、物件が鉄筋コンクリート造の場合、木造と比較して熱をため込みやすいといえるでしょう。
最近の鉄筋コンクリート造の物件は、暑くなりすぎないように断熱材が入っていることも多いですが、事前に物件の構造はチェックするのがベターです。
投資のポイント2:窓の設置箇所
日当たりの良い物件に投資するためには、窓の設置箇所にも注目しましょう。
方角的に日当たりが良い部屋であっても、窓が適した場所になければ部屋にしっかり日差しが入ってこないこともあります。また、窓が1か所にしかない部屋の場合は風が通り抜けず、部屋が暑くなりやすいかもしれません。
そのため、適切な場所に窓が設置されていることも重要です。
投資のポイント3:部屋の階数
日当たりの良い物件に投資するためには、部屋の階数も注目しましょう。
階数が高い物件ほど日当たりが良く、眺めも良くなるため、賃貸物件としての人気も高くなりやすいのではないでしょうか。また、基本的に階数の高い物件は、低い階数の物件よりも高い賃料で貸し出すことが可能です。
入居率も、低い階数の物件より上がるため、部屋の階数は重要なポイントです。
投資のポイント4:投資物件の周辺環境
日当たりの良い物件に投資するためには、周辺環境についても確認しましょう。
投資物件を探す際には、物件そのものだけでなく周辺エリアのチェックも重要です。日当たりという面で見れば、日差しを遮るような建物がないかどうか、将来的に視界を遮るような建物の建設計画がないかどうかなどをチェックすると良いでしょう。
投資のポイント5:開発計画の有無
日当たりの良い物件に投資するためには、開発計画の有無を確認しましょう。
日当たり良好な物件であっても、隣地に高いビルなどが建って日差しが遮られてしまっては意味がありません。そのため物件を購入する前に、隣地の都市計画がないかどうか確認しましょう。
また、隣地の都市計画だけでなく、周辺地域に大きな事業計画があれば、事前にチェックしておくのがベターです。
投資のポイント6:季節により大きな違いがある
日当たりの良い物件に投資するためには、季節によって違いがある点を理解しましょう。
基本的には日当たりの良い部屋のほうが人気は高いですが、日本には四季があるため、1年中快適に過ごせるというわけではありません。
南向きの部屋であっても、夏場は室温が上がりやすく過ごしにくくなったり、家具が日焼けしやすかったりするなどのデメリットがあることも、考慮するようにしましょう。
日当たりの悪さをカバーする方法
日当たりの悪い物件の場合、どのような対策を取れば良いのでしょうか。
投資に限らず、日当たりの悪い部屋に住む場合でも、工夫次第で快適に過ごすことも可能です。ここでは、日当たりの悪さをカバーする方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
方法1:風通しを良くし換気をこまめにする
日当たりの悪い部屋は、換気をこまめにすることで風通しが良くなり、湿気がこもることを防げます。
日当たりの悪い部屋は湿気がたまりやすいため、カビも発生しやすいかもしれません。そのため、在宅時にはできるだけこまめに部屋の窓を開けるようにして、1日1回は換気をするようにしてはいかがでしょうか。
こまめに換気をして、風通しを良くするだけでも住み心地の良さは変わるでしょう。
方法2:照明を工夫する
日当たりの悪い部屋は、照明を工夫することで過ごしやすい空間になるかもしれません。
日当たりの悪い部屋に住む人は、基本的に夜しか部屋で過ごさないから、大きな問題はないという人も多いのではないでしょうか。そういったケースなら、照明を間接照明にして落ち着いた夜の空間を作るのもおすすめです。
逆に明るい方が良いという場合は、できるだけ照明を明るいものに変えるのも良いでしょう。
投資するときは日当たりも考慮しよう
物件の集客力には、日当たりの良さも関わるでしょう。
日当たりの良さは室内での過ごしやすさや暮らしやすさにも関わるため、部屋を探している人も、日当たりの良さを優先的な条件にしている場合が多いのではないでしょうか。
ぜひこの記事でご紹介したポイントを参考に、日当たりの良さを考慮した投資物件探しをしましょう。