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土地活用方法16選とそのメリットとデメリットを解説!活用のコツ4選も

2020 10.21この記事はPRを含みます

目次

土地活用とは?

所有している土地を活用して有効化したり、建築物を建てて運用したりしてお金を得ることを土地活用と呼んでいます。

土地の所有者、つまり地主には大きなメリットがあり、多くのパターンで土地活用が可能です。貸したり売ったりして、土地を効果的に使用するのが土地活用です。

相続で土地を受け継ぐこともあり、不動産投資用として活用していくことも土地活用と言えます。

土地活用の分類1:自分で活用する

自己所有している土地を自分で活用する場合、誰の許可を得ることもなく自在に運用できます。自分の土地では、地主に相談して承諾を得ることもなく、駐車場や店舗にして他者へ貸すこともできます。

ただし土地とはいえ、「田舎では活用しにくい」というデメリットも付き物です。個人の会社を設立したけれど結局は来客・受注もなく、大失敗してしまったという話は存在しています。

土地活用の分類2:共同で活用する

自己所有している土地を誰かと共同で活用する場合、助け合って好きな事業を立ち上げたり、負担を分散できて効果的です。

親族や仲間で行う土地活用も可能ですので、好きなことに土地活用ができる点は、自分で使用することと同じくメリットでしかありません。

ですが、スタートする事業の種類によっては、あとあと金銭面でのトラブルが発生し、仲たがいしてしまうケースもあるため、慎重な土地活用が必須です。

土地活用の分類3:売却する

土地活用のために売却をすれば、固定資産税の支払いがなくなり、一時的に大金を手にすることが可能ですが、生涯持ち続けられる不動産を失います。

土地を売却すれば、名義を変更して購入者の名前で土地を保有することになります。土地活用のために売却すれば、地区によっては数千万円や数億円という大金を手にすることも可能です。

ただし、土地を売ってしまえば、他者に所有権が移行するため、デメリットとも言えるでしょう。

土地活用の分類4:貸す

自分の土地を貸す場合、毎月の地代を受け取ることが可能となりますが、借地期間の設定があり、契約が途中で終了する可能性も出てきます。

土地活用としては一般的な方法ですが、毎月の賃料を払い他者が土地を活用する方法です。契約内容によっては、家や会社を設立して繁栄することもあります。

契約料金や承諾料という地主が受け取れるお金も存在しますので、気長に土地活用するには貸す方法が最善かもしれません。

土地活用方法16選!メリット・デメリットをあわせて解説

これから土地を活用して運用を検討中の人は、16種類ある土地活用方法から検討してみましょう。

それぞれの土地活用方法にはメリット・デメリットが潜んでいますが、上手に活用していけば大金を手にすることも夢ではありません。ぜひ参考にして、地主は土地を有効活用していきましょう。

土地活用方法1:アパート・マンションの経営

自分の土地でアパートやマンション経営をすることができます。アパートやマンション経営では、毎月一定の家賃収入を得られます。

ですが、入居率が低かったり住人とのトラブルが発生したりするため、大家として働く人や地主にとっては、デメリットを感じることもあるでしょう。建物の維持費や多額の税金を納める必要もあり、宿泊施設の運営は家賃収入が多額でなければメリットを感じ難いです。

土地活用方法2:駐車場の経営

土地を駐車場にして運営すれば、不労収入が得られます。自分の土地を月極やコインパーキングの駐車場にできるため、毎月の貸し賃を得られる点は大きなメリットです。

ただし、借主が集まらないエリアもあるため、結局は赤字続きで負担を背負うことも起こり得ます。土地が広くて多くの台数が駐車できるエリアであれば、複数階にするなどして毎月多額の収入を得られるため、駐車場は土地活用としておすすめの方法の1つです。

土地活用方法3:土地売却

所有する土地を売れば大金を得られます。

エリアによっては、億単位にもなるのが土地の価格です。坪単価で土地価格が設定されているため、都道府県やエリアごとに価格が異なります。

一方で、譲渡所得という売却して得られた利益に対しての支払わなければならない税金もあります。この税金は、所有者にとって大きなデメリットと言えるでしょう。

土地活用方法4:等価交換

自分の土地に建物の建設を許可するかわりに、建物の一部を地主も所有できるのが等価交換という土地活用方法です。等価交換で還元床と呼ぶ、地主が所有できる建物の床面積を相談して決定する土地活用です。

地主は、自分の土地に建設された新たな部屋を所有します。建設した側が建設費用を支払うため、地主はお金を使わずに新築物件を所有できるという土地活用です。

デメリットとしては、成立までに時間を要する、利回りが低いなどが挙げられます。

土地活用方法5:定期借地

50年以上の借地期間を取り決めして貸し出しを行う一般定期借地権、30年以上貸した後に借主に買取ってもらう建物譲渡特約付借地権、10~50年で期間を定める事業用借地権という3つの定期借地という方法があります。

地主や借主によって利益率が異なる土地活用の方法です。ただ、地主の考えが第一優先となるため、土地の所有者がどのように活用したいかが、もっとも重要になってくる土地活用の方法と言えるでしょう。

相続税の軽減が可能、少ない事業リスクで土地代収入が得られるなどのメリットが挙げられる一方、途中解約できない、利用者が限られるなどのデメリットがあります。

土地活用方法6:トランクルームの設置

毎月の賃料を受け取れるトランクルームを設置して土地活用ができます。

専門業者を介して運営を行う場合には収益が少なくなりますが、すべて自分で運営すれば大きな収益を生み出しやすくなります。

トランクルームを設置する地区によっては、相場よりも高額な賃料に設定できるため、土地の広さ次第では多額の賃料を毎月得ることもできる土地活用でしょう。

初期費用が安い、管理手間がかからないなどのメリットがある一方、借り手を見つけるのに時間を要する、固定資産税の軽減を受けられないなどのデメリットがあり、あります。

土地活用方法7:ソーラーパネルの設置

太陽光発電を活用したソーラーパネルを設置し、自家で電力を生み出して売るという土地活用方法があります。20年間の電気の売却価格が固定でき、収益として得ることが可能です。

ただし、ソーラーパネルのメンテナンスに費用がかかります。台風が多い地区では、毎年ダメージを負いやすいです。災害が少なくて、大きなソーラーパネルが設置・維持できれば、多額の収益となり、土地活用が気長に実行していける方法でしょう。

土地活用方法8:シェアハウスの運用

現在の流行でもあるシェアハウスでは、不特定多数の居住者を募り、1つの建物内で生活をしてもらい、自分で設定した家賃を地主が受け取れます。

所有している土地へ宿泊用の建物を建て、複数人がシェアして暮らすスタイルです。エリアにもよりますが、1人あたりの家賃が安いため、入居者が契約しやすい特徴があります。

ただし、不特定多数の人が同居するために迷惑行為なども多発して、地主は迷惑を被るケースもあります。

土地活用方法9:老人ホームの建設

高齢化している日本社会ですので、所有地へ老人ホームを立てて貸したり、自分で運営したりできます。

各地で年配者が増えている今の日本社会では、老人ホームの需要が高まっています。地主が自分の土地へ老人ホームを造り、数十人の年配者を招くことが可能です。

一括借り上げのため、1室ごとの貸し手を探す必要がありません。ただし、退去時に通義の事業者を見つけにくいなどのデメリットがあります。

土地活用方法10:サービス付き高齢者住宅

年配者専用の住宅を建てて貸すことで、地主が賃料を受け取れる土地活用の方法があります。

老人施設には特殊な住居が必要です。専門家の提案を受けながら新築物件を建設し、高齢者の入居者を迎え入れます。

世帯数によっては、毎月多額の家賃収入となります。また、地主は補助金・税制優遇という恩恵にあやかることもできる土地の活用方法が、サービス付き高齢住宅です。

一方で、老人ホーム施設同様のデメリットが挙げられます。

土地活用方法11:店舗の経営

自らが所有する土地に、好きな店舗を建設して運営していく土地活用があります。

個人経営であれば節税対策も綿密にできるため、やがて訪れる相続税対策も講じた運営が実現する土地活用でしょう。

デメリットとしては、土地の場所や何の店舗を運営するかによって、経営状況が左右されることが挙げられます。

土地活用方法12: 自立支援グループホームの経営

障害者に特化した自立支援グループホームを建設し、貸すことで地主の家賃収入となる土地活用方法です。

老人ホームと同じ考え方ですが、障害を持っている人々を専門に指導・サポートするホームです。自分が経営に関与することもできますし、大手に貸すこともできます。

いずれにせよ、土地を有効活用できる手段ですし、自立支援グループホームの建設は活用度が高い施設になるでしょう。

土地活用方法13:自家農園

広大な土地であれば自家農園を構築し、販売用の食物を育成して成果を上げる方法も土地活用方法の1つです。

野菜などを作って販売でき、地主自身が菜園を運営していきます。屋外での健康的な仕事ではありますが、災害も多く異常気象の年では採れ高が低迷し、売り上げに悪影響を及ぼす可能性があります。

菜園活動や自然のなかで働くことが好きな地主、もしくは誰かにレンタルすることで収入を得て生活できる土地活用です。

土地活用方法14:民泊の経営

民泊経営は土地活用しやすいです。

宿泊施設ですので、各部屋に生活できる電気製品や設備を整える必要があるので、シェアハウスよりも建設費用が高くなる傾向にあります。トイレやお風呂などの水回りの設置は高額になるため、入居者が来なければ経営は困難を極めます。

外国人用の民泊施設や、観光名所などで有効的な土地活用ですので、うまくいけば多額の収益を得られるでしょう。

土地活用方法15:コンビニの経営

地主が大手のコンビニと契約して運営する方法では、自分の土地を活かせます。

コンビニとフランチャイズ契約を結び、看板を掲げて商売を開始できます。地主であれば、地代はかかりませんので、フランチャイズの契約料金が必要な初期費用です。

あとは、さまざまな商品を扱い、地元に馴染んだコンビニエンスストアとして頑張って経営を続けていけば安泰な土地活用でしょう。

店舗経営同様、土地の場所や何の店舗を運営するかによって、経営状況が左右されるというデメリットがあります。

土地活用方法16:ガソリンスタンドの経営

国民にとって必須なガソリンの販売をすることも、自分の土地で実践できます。

他者へ貸すことも可能ですが、自分が経営者となって運営することも可能です。ガソリンスタンドは国道や県道に必須ですので、エリアさえ適していれば、ひっきりなしに来客があり、大きな収益を得られるガソリンスタンドになります。

車通りの数・時間帯をリサーチし、ガソリンスタンドが少ないエリアでは、とくに需要が得られる土地活用と言えるでしょう。

一方で、ガソリンスタンドは大抵、地下に大きな貯蔵タンクを埋め込みます。撤退する際のどうしても多額の撤去費用がかかってしまいます。

土地活用するのにおすすめの人とは?

これから自分の土地を活用したい場合、最適な手段があるので、適合する地主は検討してみましょう。

地主のなかでは、土地をどのようにすればよいか不明な人も多いでしょう。せっかくの自分の土地ですので、収益化するのがベストです。

草だらけでは手入れも大変ですし、何よりも固定資産税がかかってきます。また、土地によって用途の向き不向きもあるため、最適な活用方法を実践してみましょう。

土地活用するのにおすすめの人1:空き地や使用していない土地がある

広さによっては、新築物件を建てて貸したり住んだりして、空いている自分の土地を活用しましょう。

何の手入れもしていない土地では、ただただ維持費と固定資産税がかかりますので、建物を建てて収益化する方法を検討してみてください。

地区によって階数・建ぺい率が決まっていますので、事前に調べてから建設会社に見積りをお願いし、新築物件を建てて地主が好きな分野の運営を開始してみましょう。

土地活用するのにおすすめの人2:土地活用で収入を増やしたい

お金を稼ぎたい地主は、空いている土地を活用しましょう。

自分の土地では、さまざまなことを実現できます。社会に貢献できる施設を建てたり会社を設立したりと、地主がやりたいことはおおむね可能です。

いずれも収益化できるため、自分の土地を無駄なく活用していけます。地区によっては年間数千万や億単位での事業運営も可能ですので、土地活用で収入を得たい地主は検討してみましょう。

土地活用するのにおすすめの人3:終活で遺産を整理したい

地主が終活するのであれば、生前に土地の遺産整理をしておきましょう。

子供や親族へ生前贈与できます。地主が他界すれば、やがて必ず進めていくのが相続です。広さによっては多額の相続税がかかり、親族内でトラブルにも発展しかねません。

終活での土地活用は重要な手段です。地主が元気なうちに生前贈与をすれば、受け継ぐ人にも利益があって活用の範囲が増えるでしょう。

上手に土地活用するためのコツ4つとは?

土地活用をするには4つのコツがありますので、最適な手段を選びましょう。自分が地主の場合、土地を有効的に活用して収益を得たり、利便度をUPしたりできます。

ただし、保有する土地がある地区によっても考え方は異なるでしょう。ぜひ、自分の土地にとって最善な方法で活用を試みてください。

土地活用するためのコツ1:収益は長期的に考える

土地を使って収益を得るためには、10~20年といった長期スパンで捉えることが重要なため、初期投資を抑えることだけに尽力するのは控えましょう。

土地活用とは、長い目で見ながら実践していくことです。来年や再来年のことよりも、10年単位で検討していく投資とも言えます。

収益を得たい地主は、長期間のなかで土地を有効利用して、最終的に収益がプラスに転じるような段取りを検討してみましょう。

土地活用するためのコツ2:土地の個性に合わせて活用する

所有している土地の立地・広さ・形状・地区などから見て、最善な活用を検討します。

土地の内容によって活用できる分野は決まってきますので、所有する土地の個性を再度把握して、もっとも効果を得られる手段で活用していきます。

他者へ貸す・自分が住む・店舗運営をするなど、活用方法は今回見てきたように豊富な手段があるため、自分の土地に最適な用途が見つけられるでしょう。

土地活用するためのコツ3:将来的なリスクを考慮する

マンションやアパート経営を自分の土地で行う場合、立地はもちろんですが、近隣での住宅建設予定の有無を把握しておきます。

せっかくマンションやアパート経営を開始しても、近隣にもっと立派な建物が建てられてしまうと、入居者が確保できないことが多いです。

入居者の取り合いになってしまい、新築したけれども赤字のまま負債を抱えてしまう地主も少なからず存在しますので、土地活用をする際のリスクは要注意です。

土地活用するためのコツ4:転用がしやすいように活用する

賃貸物件として土地を活用すると、違う運用を開始したくなったときに転用しにくくなります。

1度大きな建物を建設すると、一般的には数十年以上維持していきます。土地活用をする最中に他の方法に着手しようとしても、簡単に活用方法の変更はできません。

ただし、駐車場の運営であれば更地に戻しやすいです。経年で他の土地活用を開始したくなりそうな地主は、大きな建物を建てる前に深い検討が必要です。

知識を持って土地活用をしよう

自分の土地を保有している地主には、数多くの活用の仕方があるため、収益化したり街の発展に貢献したりできます。

土地活用には、専門的な知識や先見の明が必要です。工事には多額の資金が必要ですし、建物には維持費や税金もかかってきます。専門家に相談する方法もあるので、依頼してみてもよいでしょう。

数十年先でも安泰な土地活用の方法を見つけ出し、気長な目で自分の土地を効果的に活用していきましょう。

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