ネット銀行で住宅ローンを申し込むメリット・デメリット3つ!ネット銀行5選
2020 10.21この記事はPRを含みます
ネット銀行とは
ネット銀行は基本的に店舗を持たず、取引や手続きはパソコン・スマートフォンなどで行なうネット専業の銀行です。現金の入出金は、提携銀行やコンビニのATMを利用できるので、都市銀行や地方銀行など一般の銀行と同じように利用できます。
店舗の維持費や人件費がかからない分、一般の銀行と比べてローン金利が低く、定期預金の利率が高いのがメリットです。ATM手数料や振込手数料の優遇がある点も魅力と言えます。
ネット銀行で住宅ローンは払える?
ネット銀行は、都市銀行や地方銀行と比べて預け入れ金利が高いことから、定期預金を利用する人が多く居ます。また、住宅ローンの取扱いを行なっている銀行も多くあります。
ネット銀行には、店舗に行かずにネットで申し込みをし、審査を受け、審査に通れば融資をしてもらえる仕組みが整っています。メリットも多いので、住宅ローンを借りて住宅購入を検討している人には、ネット銀行も候補にすることがおすすめです。
ネット銀行で住宅ローンを申し込むメリット3つ
「ネット銀行は通常の銀行よりお得」というイメージが強いですが、具体的にどのような点がメリットなのでしょうか。
ネット銀行で住宅ローンを申し込むメリットを、金利・申し込みの手間・手数料の3つの観点から紹介します。
住宅ローンを申し込むメリット1:一般的な銀行に比べて金利が低い
ネット銀行は、通常の銀行と比べて店舗や人件費にかかる費用が抑えられているため、その分低い金利でローンを組めます。
たとえば、3,000万円のローンを組んだ場合、金利が0.1%違うだけでも年間3万円お得です。35年ローンだと100万円以上もお得になります。たった0.1%の違いが最終的に100万円の差につながるので、少しでもトータルの支出を抑えたい人は、金利の低いネット銀行がおすすめです。
住宅ローンを申し込むメリット2:店舗に出向く必要がない
一般的な銀行でローンを組むときには、相談会が土日に開催されることはありますが、手続きは平日に銀行窓口へ行く必要があります。休みが取りづらい人にとっては、手間がかかり不便です。
ネット銀行であれば、申し込みから融資手続きまで、店舗に行く必要がなく、すべてWEB上で手続きが完了します。忙しい人にはとても利便性が高いと言えます。
住宅ローンを申し込むメリット3:繰り上げ返済するときの手数料がかからない
住宅ローンは、繰り上げ返済という、毎月の返済額とは別にローンの元金を返済することで、返済期間の短縮や返済額の軽減が可能となります。
繰り上げ返済は、銀行窓口だと5,000円から30,000円程度の手数料がかかりますが、インターネットバンキングだと手数料無料で繰り上げ返済できる銀行が多くあります。
ネット銀行はインターネットバンキングで手続きするのが前提なので、繰り上げ返済を予定している人におすすめです。
ネット銀行で住宅ローンを申し込むデメリット3つ
ネット銀行の住宅ローンはメリットだけではなく、デメリットもあるので3つ紹介します。
ネット銀行は、基本的にはルールに基づいた対応となるため、個別のきめ細やかな対応は難しいと考えましょう。
ネット銀行で住宅ローンの申し込みを検討されている人は、こちらでご紹介するデメリットも十分理解した上で、申し込みするようにしましょう。
住宅ローンを申し込むデメリット1:審査期間が比較的長い
ネット銀行の住宅ローンは、比較的審査期間が長く、申し込みから審査結果が判るまで1ヶ月程度かかります。審査に時間がかかる要因は、必要書類を自分で作成するため、記入漏れや書類不備が発生しやすいためです。
ネット銀行で住宅ローンを申し込むときは、余裕を持って手続きをするとともに、書類に不備がないよう、しっかり見直しするようにしましょう。
住宅ローンを申し込むデメリット2:急ぎの対応が難しい
一般的な金融機関では、窓口で担当者が対応してくれるので、急ぎの時など相談すれば、臨機応変に対応してもらえることがあります。
一方、ネット銀行は担当者と直接やりとりすることはなく、すべて決められたプロセスで審査されるため、急ぎの時に柔軟に対応してもらうことはできません。
住宅ローンを申し込むデメリット3:審査基準が厳しい
ネット銀行の住宅ローンの審査は、一般的な金融機関と比較して、審査基準が厳しい傾向があると言われています。金融機関が定めた審査基準にそって画一的に判断されるため、少しでも審査基準を満たしていない項目があると、審査を通過できない為です。
また、ネット銀行は一般的に保証会社を利用しない為、万が一回収不能になったときに、銀行が損失をかぶることになります。そのリスクを回避するために、審査も厳しいのです。
ネット銀行で住宅ローンを申し込むときの注意点
ネット銀行では融資基準で画一的な審査が行なわれる為、審査を通るのは明確な基準をクリアした人だけです。
金融機関のWEBサイトで、申し込み手続き方法や必要書類などをよく読んでから申し込みをするようにしましょう。
住宅ローンを申し込めるネット銀行5選
住宅ローンの取扱いのあるネット銀行の中から、人気の高い5つの銀行を紹介します。
各銀行の特徴や魅力、取り扱っている住宅ローン商品のポイントをわかりやすく解説します。ネット銀行での住宅ローンに興味のある方は、銀行選びの参考にしてください。
住宅ローンを申し込めるネット銀行1:ソニー銀行
ソニー銀行の住宅ローンは、オリコン顧客満足度調査で 2011年から10年連続1位の実績で、利用者からの評価が高い銀行です。
2020年9月時点の金利は、変動金利0.457%、固定10年0.550%で、さまざまな諸費用も無料なので、トータルコストを安く抑えられます。
電話・メールでは土日祝日も相談できて、銀座の「CONSULTING PLAZA」では対面で相談も可能なので、WEBだけでは不安な方も安心です。
住宅ローンを申し込めるネット銀行2:住信SBIネット銀行
住信SBIネット銀行は、三井住友信託銀行とSBIホールディングス出資で、2020年9月に価格.comが調査した住宅ローン人気ランキングで第1位にも選ばれた人気の銀行です。
2020年9月時点の金利は、変動金利0.41%、固定20年1.38%の低さで、さらに金利の上乗せなしで、団信や全疾病保障がついてくるので、万が一の時にも安心です。
不明な点は、チャットでも問い合わせもできるので、忙しい人にもおすすめです。
住宅ローンを申し込めるネット銀行3:ジャパンネット銀行
ジャパンネット銀行は、日本初のネット銀行として2000年に開業していますが、2019年から住宅ローンの取扱いを開始し、金利の低さとサービス内容の充実で申し込みが殺到しました。
2020年9月時点の金利は、変動金利0.38%、固定金利10年0.45%の低さで、各種諸費用も無料です。
事前にどのくらい借りられるかWEB上でシミュレーションできるので、興味のある人は利用してみてはいかがでしょうか。
住宅ローンを申し込めるネット銀行4:楽天銀行
楽天銀行は、楽天グループの銀行で、楽天ポイントをもらえるなど嬉しいメリットが付いています。
2020年9月時点の金利は変動金利0.527%、固定金利10年0.944%で、諸費用の多くが無料です。
ネット銀行の多くでは融資事務手数料が定率で2%程度の設定ですが、楽天銀行は一律33万円の定額です。借入額が大きいほど定額型の方が低水準となりますので、たくさん借り入れる人におすすめです。
住宅ローンを申し込めるネット銀行5:イオン銀行
イオン銀行もネット銀行ですが、イオン店内に店舗があり、365日営業しているので直接相談できます。
2020年9月時点の金利は、変動金利0.47%、固定金利10年0.57%という低い水準で、諸費用の多くも無料です。
また、住宅ローンを契約するとイオングループでのお買い物が5%オフになるなど、日常的にイオンを利用している人は、とてもお得になるのでおすすめです。
ネット銀行で住宅ローンの申し込みを検討しよう
ネット銀行の住宅ローンは、一般的な金融機関と比較して金利が低く、手数料が安いというメリットがありますが、審査に通りにくいなどのデメリットもあります。
各銀行のWEBサイトはシミュレーション機能やFAQが充実しているので、どのくらいまで融資可能かなど情報収集し、自分にあった銀行を探してみてください。
数%の金利差が大きな差になるので、十分に検討して、自分にあった銀行で申し込みすることをおすすめします。