医療保険の選び方とは?医療保険の主契約を選ぶポイントや特約の選び方を紹介
2023 11.16この記事はPRを含みます
医療保険とは?
医療保険とは、医療費を負担してくれる保険のことです。
医療保険には2種類あり、国民健康保険等の公的な機関のものと、民間で提供しているものがあります。どれも複雑で商品やプランによって保障内容が違い、数もたくさんあるため、医療保険の選び方に悩んでしまうものです。
医療保険の特徴についてご紹介します。
医療保険の保険期間
定期型と終身型でそれぞれメリット・デメリットが違います。
医療保険の保険期間には定期タイプと終身タイプがあり、それぞれ特徴が違います。医療保険の選び方のひとつのポイントですので、それぞれの特徴をご紹介します。
定期タイプとは
定期タイプは5年・10年等設定した一定期間、医療保障を受けられます。
定期タイプは一定期間医療保障を受けたい方向けで、終身で保障を受けられない代わりに保険料を安く抑えられるメリットがあります。20代・30代等若い時期に加入した場合、加入時の保険料は終身タイプと比べると安いという特徴があります。
しかし、更新すると保険料が高くなってしまうため、満期を迎えた際は保険の見直しを検討して継続するか否か決める必要があります。
終身タイプとは
終身タイプは一生涯医療保障が受けられます。
終身タイプは一生涯医療保障を受けることができ、更新の必要がないため加入時の保険料が変わりません。しかし、保障内容は加入時から変わらないため、保険の見直しができず、保障内容によっては損になってしまう可能性があります。
また、保険料が加入時から変動しないため、定期タイプと比較すると加入時の保険料が割高な傾向があります。
医療保険の支払い期間の考え方
支払い期間にも短期払い・終身払いがあり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
医療保険の選び方のひとつのポイントとして、それぞれどのような特徴があるかご紹介します。
短期払い
短期払いは保険料の総額を短期で払い込むため、支払い後の負担がないことがメリットです。
短期払いは支払ったあとの負担が少ないことがメリットであるため、その後長生きすればするほどお得だと言えます。
しかし、終身払いと比べると支払う保険料が割高になってしまうほか、保障の見直しができないため、医療制度の改定や改革についていけない可能性があります。
終身払い
終身払いは保険料を一生涯払う方式で、短期払いと比べて1回あたりの保険料が安いのが特徴です。
一生涯保険料を支払うことになるため1回あたりの保険料が短期払いと比べると安く、家計に優しいことがメリットです。
しかし、一生涯支払い続ける必要があるため、将来にわたって継続的に支払い続けられるかしっかりと検討することをおすすめします。短期払いとは違い、途中で保障プランを見直せるのもメリットのひとつです。
医療保険の主契約を選ぶポイント4つ
医療保険の選び方として、注意すべきポイントがいくつかあります。
医療保険は人生にかかわる大切なものです。万が一を保障する大切なものだからこそ、慎重に自身や家族のライフプランに合った選び方を検討する必要があります。
医療保険の選び方として重要なポイントをご紹介します。
医療保険の選び方1:入院給付金
入院給付金とは、入院した際に受け取れる給付金で、収入減や入院費に充てることができます。
入院することで入院費がかかる場合は、収入減をカバーするため入院給付金を利用することができます。一般的に1日あたりの給付金を5,000円か10,000円かを選んで設定することができるため、入院した場合の出費と月々の保険料を想定して選択しましょう。
入院するとかかる費用
入院した場合にかかるお金はベッド代だけではありません。
ベッド代の他に、個室等を希望した際の差額ベッド代、保険適用外の治療費、食事代等を負担することになります。治療の内容や入院期間等全ての費用を考慮すると高額になる可能性があります。これらを踏まえて医療保険の選び方を検討しましょう。
医療保険の選び方2:手術給付金
手術給付金は病気や怪我で手術した際に給付されるお金のことです。
手術費用は保険適用でも高額となる場合が多く、医療保険に加入していると安心できます。手術給付金の給付額は選んだプランや商品によって異なるため、選び方が重要となってきます。
手術給付金は入院給付金の1日あたりの給付額を元に算定されるため、入院給付金のプランによって受け取れる金額が変わります。入院給付金にかかる倍率には2種類あります。
倍率一律タイプとは
倍率一律タイプとは、入院給付金1日あたりの金額にかける倍率が決まっているタイプです。
手術給付金は1日あたりの入院給付金(5,000円や10,000円等)×倍率で決まります。倍率一律タイプは、どのような手術でもこの倍率が一定であるタイプのことを指します。
入院給付金1日あたり5,000円、手術の倍率が20倍だと仮定すると、5,000円×20=100,000円が手術給付金として受け取れるということになります。
倍率変動タイプとは
倍率変動タイプは、手術の内容や入院の有無によって入院給付金にかける倍率が変動するタイプです。
倍率変動タイプは、入院して手術を受けたのか・外来で手術を受けたのか、手術の種類によって倍率が変動します。具体的な倍率は契約時のしおりや約款に書かれているため、これから契約を検討している方は確認するようにしましょう。
例えば保険会社で20倍と定められた手術を行う場合、入院給付金1日あたり10,000円と仮定すると、10,000円×20=200,000円が手術給付金として受け取れるということです。
手術給付金の対象となる手術
手術給付金の対象となる手術は主に公的医療保険の対象となっている手術です。
手術給付金の対象は公的医療保険が適用される手術であることが主流となってきています。しかし、傷の処置や抜歯等の簡易的な処置や手術はこの対象に含まれない保険が多いため、給付金請求の際どのような手術が対象から除外されるのか確認するようにしましょう。
医療保険の選び方3:日帰り入院
日帰り入院も給付金の対象となる医療保険が増えてきています。
現在病院のベッド数等の問題で日帰り入院する例も増えてきました。そのため、日帰り入院も入院給付金の対象とする商品が増えてきています。日帰り入院でも給付金がおりるのかは医療保険の選び方としても重要な要素です。
日帰り入院の入院給付金を請求する場合、領収書に入院費の記載があるか確認する必要があります。記載がある場合は入院給付金を請求できます。
また、手術をした際は手術給付金も受け取れるため、忘れずに請求するようにしましょう。
医療保険の選び方4:入院の支払限度日数
医療保険には入院の支払い限度日数があり、プランによって選べます。
入院給付金がおりる入院日には上限が設定されており、その上限を自分で選択することができます。入院する原因となる病気や怪我によって入院日が変わってくるため、どのような病気に備えたいのか検討してから設定しましょう。
医療保険の特約の選び方5つ
特約とは、保険の主契約に付けることができる保障のことです。
特約はつけておくと安心ですが、その分保険料も上がってしまいます。そのため、どんな特約をつけるのかも医療保険の選び方として重要です。
特に特約の対象となる疾病の場合、医療費が高額となることが考えられるため、それぞれの特徴や細かい条件を加味したうえでじっくり検討しましょう。
医療保険の特約の選び方1:三大疾病特約
「がん」「脳卒中」「急性心筋梗塞」の三大疾病にかかった場合の保障が受けられる特約です。
三大疾病特約の内容としては「一時金が受け取れる」「入院の限度日数の上限が無制限になる」「保険料の払い込みが免除になる」等です。細かい条件は保険会社や商品・プランごとに異なるため、詳細を確認しましょう。
三大疾病にかかるリスクと、かかってからの金銭状況を考慮する必要がありますが、一般的にこの特約をつけると保険料が上がってしまうため、プランや金銭的に無理がないかどうかを確認して検討しましょう。
医療保険の特約の選び方2:女性疾病特約
女性疾病特約は、女性特有の病気の保障を受けられる特約です。
乳がんや子宮がん、卵巣嚢腫等さまざまな女性特有の疾病があり、そのリスクを保障するものです。がんの場合は三大疾病特約やがん特約等でカバーできますが、一部他の特約では受けられない保障もあるため、女性疾病特約特有の保障を確認して検討しましょう。
医療保険の特約の選び方3:先進医療特約
先進医療特約は、健康保険適用外の先進技術での治療を受ける際その治療費を負担してくれる特約です。
先進医療は最先端の技術を用いて行われるため、健康保険の適用外であることが多く、高額になってしまうことが多々あります。先進医療特約は一定の上限内でその治療費を保障してくれるものです。
先進医療特約をつけたとしても月々の保険料の負担が軽い場合が多いため、万が一の際リスクと保険料を考えるとお得です。
医療保険の特約の選び方4:がん特約
がん特約にはさまざまな種類があり、それぞれの内容を確認したうえで検討しましょう。がん特約には「がん診断」「がん入院」「がん通院」の3種類があります。
がん診断特約は、がんと診断された際に給付金が受け取れます。がん入院特約はがんで入院した場合、受け取れる入院給付金が増えたり、入院給付金の上限日数を延ばしたりすることができます。がん通院特約はがんが原因で通院した場合に給付金が受け取れます。
がんの治療は高額になる場合が多いため、がん特約がついていると安心できます。
医療保険の特約の選び方5:通院に関する特約
通院特約は、病気や怪我で入院後、通院が必要になった際に給付金が受け取れる特約です。
通院特約は入院したのち通院が必要になったかが重要であるため、一般的には入院していない場合はこの特約の対象にはならないため注意しましょう。
医療保険への理解を深めよう
医療保険は万が一に備えて加入しておくと、将来多額の医療費が必要になった際家計を圧迫せずに治療を受けることができ、安心です。
どのようなプランが月額いくらかかるのか、わかりやすい医療保険の比較サイトを利用し、それぞれの商品・プランの特徴がまとめられた比較表等を参考にしながらじっくり検討することをおすすめします。
医療保険の選び方のポイントを押さえて、よりよいライフプランを組みましょう。
保険に関連する記事を以下のリンク先にまとめていますので、興味がある方はご参照ください。
生命保険の受取人がいない場合の基礎知識3つ|受取人がいない場合の対処法も紹介
がん保険の選び方12のポイント|がん保険選びに欠かせない基礎知識
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