持ち家の維持費はどのくらい?種類と費用の目安や減らし方のポイント5選
2024 01.23この記事はPRを含みます
持ち家は光熱費以外にも維持費がかかる?
持ち家は光熱費以外にも、隠れた維持費がたくさんあります。
持ち家を構える前には気付きづらい維持費に、頭を悩ませる人も多いです。持ち家を検討する際は、購入後にどのような維持費がどれくらいかかるのかを想定することで、老後を見据えた将来のプランが立てやすいです。
維持費は戸建てとマンションとで違いがあり、その内容とかかる金額も変わってきます。
持ち家と賃貸の維持費の違い
持ち家と賃貸では維持費に大きな差があります。
賃貸での維持費は基本家賃や更新料に含まれています。持ち家の場合は、基本的に全て自分で負担しなければならないため、賃貸よりも維持費の負担が高くなってしまいます。
また、賃貸物件の場合は家賃を支払っても自分の資産にならないところが、持ち家との大きな違いです。
持ち家にかかる維持費5つ
持ち家にかかる維持費は大きく分けて5つあります。
維持費というと税金や修繕費等を思い浮かべる方も多くいますが、実はそれだけではありません。実際に所有してみてはじめてわかる維持費も存在します。購入費用にもお金がかかるほか、維持費も意外と高額であるため、無理のない予定を組んで持ち家を購入しましょう。
維持費を大きく5つに分けてご紹介します。
持ち家の維持費1:修繕費
長年住んでいると家のあちこちに綻びが出てきます。
外壁や水回り等は劣化しやすく、修繕が1回で済むとは限りません。どこをどのように修繕するかにもよりますが、修繕費は材料費や人件費がかかるので、急に壊れたときのために備えておく必要があります。
中古物件の購入を検討している際は、プロと相談して修繕費がどのくらいかかるのか概算を出し、近い将来修繕が必要となりそうな箇所とその概ねの修繕費を加味しましょう。
持ち家の維持費2:損害保険料
一概に損害保険料と言っても種類があり、保険をかけた分だけお金がかかります。
家は高額な買い物であり、生活にも大きく関わるため保険を掛けておくと安心ですが、維持費として支払い続けなければなりません。持ち家にかかる損害保険料の種類をご紹介します。
家財保険
家財保険とは、水害などで家財に損害が出た場合に補償してくれる保険です。
火災保険では建物のみを補償するプランもあり、その場合建物のなかの家財は補償されません。家財も安くはないため、家財保険に入って家財まで補償してもらうのです。
家財保険の商品・プランによっては空き巣に入られて家財の盗難に遭ったときの補償をしてくれる保険もあります。
地震保険
地震保険とは、その名の通り地震で家が損壊してしまったときに建物や家財を補償する保険です。
地震保険と一概に言っても、噴火や津波も対象に入るため、加入しておくと安心です。地震保険は火災保険とセットになっている場合が多いです。
火災保険
火災保険は火災によって建物が損害を受けたときに補償してくれる保険です。
火災保険には建物のみを補償するパターンと、建物と家財を補償するパターンがあります。自分の生活状況によって、保険を決めると良いでしょう。
持ち家の維持費3:税金
税金は持ち家の場所や築年数にもよりますが、高額であるため負担が大きいです。
持ち家にかかる税金は大きく分けて2つあります。それぞれどのような税金なのかご紹介します。
固定資産税
固定資産税は区や市区町村に毎年納める必要のある税金です。
固定資産税は固定資産評価額に自治体が定めた税率をかけて算定しています。固定資産評価額は毎年送られる納税通知で知ることができます。
家や土地の価値によって税金がいくらかかるのか違ってきますが、毎年払う必要があるため負担になってしまう可能性があります。
都市計画税
都市計画税とは、道路や下水道、公園等の整備に使用することを目的とした税金です。
都市計画税は持ち家を持っている人全員が支払う必要はなく、市街化区域に土地や建物を所有する方が固定資産税とあわせて納めなければなりません。そのため、これから持ち家を検討する場合は、持ち家を建てる土地が市街化区域に入っているかどうか調べることをおすすめします。
持ち家の維持費4:建築費
ローンを組んで持ち家を購入した場合は、完済するまで払い続ける必要があります。
土地・家は高額な買い物ですので、ローンを組む人が多いです。完済まで支払い続ける必要があるため、建ててからもお金がかかります。他の維持費に加えてローンの返済を視野に入れて持ち家を検討する必要があります。
持ち家の維持費5:光熱費
電気・水道は重要なライフラインであるため、生活するうえで欠かせません。
生活していれば光熱費はどうしてもかかってしまいます。特に戸建ては住宅自体が賃貸よりも大きい場合が多いので、それだけ光熱費がかかりがちです。他の維持費に比べて地味ですが、生活に欠かせないことを考慮すると無視できません。
持ち家がマンションの場合の維持費3種
マンションと戸建てではかかる維持費に違いがあります。マンションは、複数世帯が住んでいるから維持費がかからない、というわけではありません。
持ち家がマンションの場合の維持費3種を紹介します。
マンションの場合の維持費1:修繕積立金
修繕積立金は、外壁や共用部分の修繕のために積み立てるお金のことです。
マンションは自分の住居スペースだけでなく、外壁・エレベーター・廊下等共用のものの修繕をするために積み立てる「修繕積立金」という維持費がかかります。経年劣化による修繕だけでなく、災害で突発的に修繕が必要な場合もこの修繕積立金が使われます。
修繕積立金はマンションの築年数によって変動するため、購入を検討しているマンションの修繕積立金をチェックすることをおすすめします。
マンションの場合の維持費2:駐車場・駐輪場代
分譲マンションでも駐車場部分は共用部分と扱われることが多く、駐車場代が別途かかります。
分譲マンションの駐車スペースは共用部分として扱われ、管理組合が管理していることが多いため、分譲マンションを購入しても、駐車場代が別途かかってしまう場合が多いです。
駐車場代は物件によって変動するため、他の維持費と同様に調べておきましょう。
マンションの場合の維持費3:管理費
管理費は管理人の人件費や、電球等の共用スペースの消耗品交換等マンションの管理にかかるお金のことです。
管理費の主な用途は管理人の人件費ですが、他にも共用スペースの消耗品や保険料等マンション管理におけるさまざまなことに使われています。管理費は所有している住居のスペースによって額が決まることが多いため、考慮に入れておきましょう。
また、コンシェルジュや警備員を配置している場合は管理費から人件費が支払われるため、その分管理費が高くなる傾向にあります。マンションでどのようなサービスを行っているのかも重要な要素です。
持ち家の年間の維持費の目安
維持費の目安は戸建てとマンションで大きく差があります。
一概に持ち家と言ってもマンションと戸建てでは維持費の金額や内容が違ってきます。それぞれにどのような特徴があるのかをご紹介します。
一戸建ての場合
一戸建ての場合は築年数にもよりますが、修繕費が一番大きい金額になる傾向にあります。
築年数が古ければ古いほど外壁工事等の修繕費が高額になるため、他の保険や税金よりも大きい金額になってしまいます。しかし、マンションと違って持続的な人件費含む管理費用や修繕積立金はかからないため、マンションよりも安く済む場合が多いです。
戸建ての場合はメンテナンスや修繕をするにしても自分で手配する必要があり、マンションと比べると手間がかかってしまいます。
マンションの場合
マンションは修繕積立金・管理費のほか、物件や場所によっては駐車場代が大きくかかる傾向にあります。
戸建てに比べ、マンションの場合は物件にもよりますが管理費・修繕積立金がかかります。管理費は人件費が含まれるため高額である場合が多いです。
マンションは戸建てにはない設備が多数あり、高額になるうえ、所有していると月々支払い続ける必要があるので住んでいる期間分負担しなければなりません。また、駐車場代が高い物件の場合は管理費・修繕積立金に加えて支払うため、維持費の合計が高くなってしまいます。
戸建てと比較すると修繕や管理を自分でする必要がないため手間自体はかかりませんが、代わりにお金がかかるということです。
持ち家の維持費を減らすポイント5選
維持費をできるだけ安くすることで、マイホーム購入のハードルが下がります。
戸建て・マンションそれぞれ多様な維持費がかかります。ですが、持ち家にはメリットもたくさんあるため、維持費をできるだけ安くすることでマイホーム購入後の負担を減らすことができるでしょう。
維持費を減らすポイント1:手間のかかる造作は省く
修繕や管理に手間のかかる造作は省きましょう。
造作とは、大工さんによる仕上げのことを指します。折角のマイホームを拘って作りたい方にはもってこいですが、修繕費や管理にお金がかかってしまうこともあるのです。
経年劣化による修繕が必要な場合や、日々の手入れに手間がかかりそうな場合は、将来の負担を考えて、省いてしまうのもひとつの手です。
維持費を減らすポイント2:アフターサービスや点検補修を早めに頼む
定期的にアフターサービスや点検を頼んで修繕費を安く抑えましょう。
物件を建てた際のアフターサービスとして、無料の定期点検や補修を行っている業者が数多くあります。無料の期間に期限が設けられていることがあるため、いつまでに頼めば無料で点検できるのか確認しておきましょう。
ほころびが出てから修理を頼むよりも、こまめにプロへ点検をお願いし、早期に発見することで補修費用が安く済みます。大規模な修繕が高額なため、こまめに点検してもらうと良いでしょう。
維持費を減らすポイント3:新築時の建築費を無理に削らない
建築費用を削ってしまうとメンテナンスしづらくなり、経年劣化が早くなる可能性があります。
建築費を気にして素材や設備のグレードを低くしてしまうと、長い目で見てかえってお金がかかってしまうことがあります。グレードを上げることによって長く使用できるだけでなく、お手入れやメンテナンスが簡単になるでしょう。
建築の際はプロに対してどのようなグレードにすれば手入れやメンテナンスが簡単か、長く使えるのかを聞くことをおすすめします。
素材によっては施工した会社でしか扱えない場合もあるため、誰もが修復できる汎用性のある素材の使用を心がけましょう。
維持費を減らすポイント4:修繕はDIYでやる
修繕費を抑えるために、簡単なものは自分で修繕しましょう。
プロに頼むと修繕費がかさんでしまうので、自分でできる修繕は自分で行いましょう。DIYブームもあり、ホームセンターやネットショッピングに簡単に始められるDIYの道具がたくさん売っています。
DIYのやり方を紹介する動画も多数あるため、DIY初心者でも安心して取り組めます。簡単な修繕は自分ですると、修繕費を安く抑えることができるでしょう。
維持費を減らすポイント5:省エネ対策は手を抜かない
省エネ対策をすれば環境にやさしいだけでなく、光熱費も抑えられるので節約に繋がります。
水道・光熱費は使った分だけお金がかかります。節約として代表的な「人のいない部屋の電気は消す」「水を出しっぱなしにしない」等、簡単に始められることを取り入れると良いでしょう。
他の維持費が高額であるため、まずは簡単なものから始めて持ち家の維持費を抑えましょう。
持ち家の購入は維持費も考えて決めよう
これまでご紹介したように、持ち家は購入後も維持費が多くかかります。マンションか戸建てかによっても変わるため、購入・建築を検討している物件が年・月あたりどれくらいの維持費がかかるのかを考えてから購入すると、余裕を持って持ち家を維持できます。
事前に維持費がどれくらいかかるのかを算定し、夢のマイホームを実現しましょう。
持ち家に関連する記事を以下のリンク先にまとめていますので、興味がある方はご参照ください。
賃貸と持ち家はどちらが特?賃貸と持ち家それぞれのメリットとデメリット
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