bitFlyer Lightning(ビットフライヤーライトニング)は、仮想通貨取引所であるbitFlyer(ビットフライヤー)の中の取引所の一つです。
高機能なチャートや様々な取引方法があることから、使いこなすのは難しいと思っている方も多いのではないでしょうか。
bitFlyer Lightningは一度使い方を覚えてしまえば、決して難しくはありません。
当記事ではbitFlyer Lightningの画面の見方や取引方法などについて、始めたばかりの方にもわかりやすく解説します。
bitFlyer Lightningの使い方を学び、より幅広い戦略で取引しましょう。
※以下の情報は、全て2022年1月現在の情報です。
目次
bitFlyer Lightning(ビットフライヤーライトニング)の基本情報
▲出典:bitFlyer Lightning(以下同じ)
https://lightning.bitflyer.com/
bitFlyer Lightning(ビットフライヤーライトニング)とは、仮想通貨取引所bitFlyer(ビットフライヤー)の取引所の一つです。
その特徴について解説していきます。
bitFlyer Lightning(ビットフライヤーライトニング)は高機能な取引所
bitFlyer Lightning(ビットフライヤーライトニング)は高機能な取引所です。
どういった点が高機能かというと、大きくは以下2つです。
- 高機能なチャートを活用できる
- 取引方法や注文方法が豊富
販売所や通常の取引所とは異なり、bitFlyer Lightningでは自分でチャートをカスタマイズできます。
加えて、現物取引だけではなく、先物取引やレバレッジ取引などの、より幅広い取引を行うことができます。
bitFlyer Lightningは中・上級者でも十分満足できる取引所といえるでしょう。
また、bitFlyer Lightningは取引所であり、ユーザー同士の取引となります。
仮想通貨取引所を相手に取引する販売所とは異なり、スプレッドがかからないため、相場通りの価格で売買できるのです。
販売所や通常の取引所、bitFlyer Lightningの特徴を以下にまとめました。
取引相手 | 取引方法 | 取引手数料 | |
販売所 | 仮想通貨取引所 | 現物取引 | 無料(スプレッドが発生) |
通常の取引所 | ユーザー | 現物取引 | 0.01% – 0.15% |
bitFlyer Lightning | ユーザー | 現物取引
先物取引 FX |
通貨によって異なる
(先物取引とFXは無料) |
bitFlyer Lightning(ビットフライヤーライトニング)で取引可能な通貨
bitFlyer Lightning(ビットフライヤーライトニング)で取引可能な通貨を以下にまとめました。
取引方法 | 取引可能通貨 |
現物取引 | BTC、ETH、XRP、XLM、MONA、BCH |
先物取引 | BTC |
FX取引 | BTC |
現物取引では6つの銘柄が取引できるのに対し、先物取引やFX取引ではビットコインのみです。
価格の下落で利益を出したり、最大2倍のレバレッジで取引したりしたい場合、ビットコインで取引しましょう。
今後、取引可能な通貨が追加される可能性もあるかもしれません。
bitFlyer Lightning(ビットフライヤーライトニング)のメリット
・デメリット
bitFlyer Lightning(ビットフライヤーライトニング)のメリットは以下5つです。
- 幅広い戦略で取引ができる
- 少ない資金で大きな利益を出せる
- ビットコインの価格下落でも利益が出せる
- 先物取引やFX取引では手数料が無料
- 相場通りの適正な価格で取引できる
bitFlyer Lightningは注文方法や取引方法が豊富なため、販売所や通常の取引所と比べて幅広い戦略で取引ができます。
先物取引やFX取引では手数料が無料になったり、相場通りの適正価格で取引できたりするため、取引にかかるコストを抑えることも可能です。
反対に、bitFlyer Lightningのデメリットは以下4つです。
- 追証(追加証拠金)が必要になることもある
- 相場の急変動でロスカットになることもある
- 先物取引やFX取引ではスワップポイントが発生
- 先物取引やFX取引ではビットコインのみの取引
FX取引では少ない資金で大きな利益を出せる反面、大きな損失が発生してしまうリスクもあります。
加えて、先物取引やFX取引ではポジションを保有しているだけで毎日スワップポイントが発生してしまうほか、取扱銘柄が少ないという点もデメリットといえるでしょう。
bitFlyer Lightning(ビットフライヤーライトニング)の使い方①画面の見方
bitFlyer Lightning(ビットフライヤーライトニング)の画面の基本的な見方や機能について、実際の画面を使って解説していきます。
まずbitFlyer(ビットフライヤー)にログインし、bitFlyer Lightningを開きましょう。
以下のような画面が表示されます。
現物・FX・Futuresと表示されている部分で、現物取引・FX取引・先物取引を選択することができます。
以下の画面で赤枠で囲ったマークをクリックすると、メニューが表示されます。
各メニューの機能は以下の通りです。
メニュー | 機能 |
トレード | bitFlyer Lightningのトレード画面に戻る |
チャットルーム | ユーザー同士でチャットができる |
ニュース | 仮想通貨関連のニュースが見れる |
経済指標カレンダー | 世界の経済指標の動向が見れる |
損益履歴 | 日次・月次・年次ごとに損益が確認できる |
お取引レポート | 過去100日分の取引履歴が確認できる |
入出金 | 証拠金・日本円・仮想通貨の入出金ができる |
ランキング | 取引量の多いユーザーのランキングが見れる |
API | 自動取引のプログラムを接続できる |
設定 | 画面やレバレッジ、チャートなどの設定ができる |
参考価格 | 日本暗号資産取引業協会の参考価格のページを表示する |
bitFlyerに戻る | bitFlyerのトップページに戻る |
以上が基本的な画面の見方です。
販売所や通常の取引所と比較すると少し複雑に見えますが、慣れてしまえば決して難しくありません。
bitFlyer Lightning(ビットフライヤーライトニング)の使い方②3種類のチャート
bitFlyer Lightning(ビットフライヤーライトニング)には以下3種類のチャートがあります。
- ライトチャート(Light Chart)
- クリプトウォッチ(Cryptowatch)
- オリジナル(Original)
それぞれのチャートの特徴について解説します。
また、チャートについては設定メニュー内の以下の部分で変更することができます。
ライトチャート(Light Chart)の特徴
ライトチャート(Light Chart)は、デフォルトで設定されている基本的なチャートです。
最も手軽なチャートのため、始めたばかりの方におすすめできます。
手軽なチャートといっても、以下の基本的なインジケーターは使用可能です。
- SMA(単純移動平均線)
- EMA(指数移動平均線)
- ボリンジャーバンド
- 一目均衡表
- パラボリックSAR
- シャンデリアエグジット
チャート上に描画できない点や、ローソク足以外のチャート形状に変更できない点は、ライトならではといえるでしょう。
クリプトウォッチ(Cryptowatch)の特徴
クリプトウォッチ(Cryptowatch)はインジケーターやチャート形状の種類が豊富なため、より詳細に分析したい方向けのチャートです。
利用できるインジケーターの種類は33種類にものぼり、チャートは以下4つの中から選べます。
- ローソク足
- 平均足
- バーチャート
- ラインチャート
加えて、チャートへの描画も可能です。
オリジナル(Original)の特徴
オリジナル(Original)は、ライトチャートとクリプトウォッチの中間程度の機能のチャートです。
ライトチャートでは物足りず、クリプトウォッチでは高機能すぎると感じる方に適しているでしょう。
利用できるインジケーターは以下の通りで、ライトチャートにあってオリジナルにないものもあるため、注意が必要です。
- SMA(単純移動平均線)
- RSI
- MACD
- ボリンジャーバンド
- 一目均衡表
- ヒストリカルボラティリティ
bitFlyer Lightning(ビットフライヤーライトニング)の使い方③PCでの取引
bitFlyer Lightning(ビットフライヤーライトニング)で取引する方法を、実際の画面を使って解説します。
また、bitFlyer Lightningには8つの注文方式があるため、まずはそちらについて見ていきましょう。
bitFlyer Lightning(ビットフライヤーライトニング)の8つの注文方式
bitFlyer Lightning(ビットフライヤーライトニング)の8つの注文方式の内容について、以下にまとめました。
注文方式 | 内容 |
成行注文 | 価格を指定せずに注文する方式。価格よりも売買が成立することが最優先される。 |
指値注文 | 価格を指定して注文する方式。指定した価格もしくはそれよりも好条件にならないと売買は成立しない。 |
ストップ注文 | 「指定した価格以上になったら買い」もしくは「指定した価格以下になったら売り」という条件がついた成行注文。逆指値注文とも言われる。 |
ストップ・リミット注文 | ストップ注文を成行注文ではなく指値注文で行う方式。 |
トレーリング・ストップ注文 | ストップ注文が執行される価格が値動きに合わせて移動する方式。 |
IFD注文 | 2段階の注文方式で、1つ目の注文が成立したら、自動的に2つ目の注文が発注される方式。 |
OCO注文 | 2つの注文を出しておき、1つ目の注文が成立したら、自動的に2つ目の注文がキャンセルされる方式。 |
IFDOCO注文 | IFD注文とOCO注文が組み合わされた注文方式。IFD注文が成立すると、OCO注文が発注される。 |
投資戦略に応じて、8つの注文方法を使いこなしましょう。
bitFlyer Lightning(ビットフライヤーライトニング)の現物取引の方法
bitFlyer Lightning(ビットフライヤーライトニング)で、現物取引を行う方法について解説します。
まずは現物のタブの中から取引したい銘柄を選びましょう。
その後は以下の流れで注文をします。
- 「指値」「成行」「特殊」から注文方式を選択。
- 注文する数量を入力。
- 指値注文の場合、価格を入力。
- 「売り」「買い」のボタンをクリック。
注文が完了したら、あとは取引が成立するのを待ちましょう。
bitFlyer Lightning(ビットフライヤーライトニング)のFX取引の方法
bitFlyer Lightning(ビットフライヤーライトニング)でFX取引を行う方法について解説します。
まずはFXのタブからBTC-FX/JPYを選びましょう。
その後の取引の流れは、先ほどの現物取引と同じです。
最大2倍のレバレッジで取引することができます。
bitFlyer Lightning(ビットフライヤーライトニング)の先物取引の方法
bitFlyer Lightning(ビットフライヤーライトニング)で先物取引を行う方法について解説します。
先物取引では以下3種類の満期日の取引ができます。
- 1週間先物(直近の金曜日に満期を迎える先物)
- 2週間先物(1週間先物から1週間後に満期を迎える先物)
- 3ヶ月先物(直近の3・6・9・12月の最終金曜日に満期を迎える先物)
まずはFXのタブからBTC-FX/JPYを選びましょう。
左から1週間先物・2週間先物・3ヶ月先物です。
その後の取引の流れは、現物取引・FX取引と同じです。
先物取引では、売りから取引を始めることもできます。
bitFlyer Lightning(ビットフライヤーライトニング)の使い方④アプリでの取引
bitFlyer Lightning(ビットフライヤーライトニング)はbitFlyer(ビットフライヤー)アプリでも使うことが可能です。
アプリの使い方について実際の画面を使って解説します。
まずはbitFlyerアプリでLightningのタブを選びましょう。
▲出典:bitFlyer(以下同じ)
https://bitflyer.com/ja-jp/
アプリで操作可能なのは以下3通りの取引のみです。
- ビットコイン(BTC)の現物取引
- ビットコイン(BTC)のFX取引
- イーサリアム(ETH)の現物取引
以下はビットコイン(BTC)の現物取引の画面です。
画面の下部をタップすると、以下のような注文画面が表示されます。
その後の注文の流れはPCの場合と同じです。
bitFlyer Lightning(ビットフライヤーライトニング)のおすすめ機能
bitFlyer Lightning(ビットフライヤーライトニング)のおすすめ機能について解説します。
おすすめ機能を使いこなすことで、よりスムーズに取引できるようにしましょう。
アラートを設定できる
▲出典:bitFlyer Lightning(以下同じ)
https://lightning.bitflyer.com/
bitFlyer Lightning(ビットフライヤーライトニング)では、アラートを設定できます。
ユーザーが設定した任意の条件を満たした時に、メールや音で通知されます。
アラートを設定することで、相場の急変動時などを逃さずトレードできる可能性が高まります。
アラートは複数設定することができ、最大20個が上限です。
カラーテーマを変更できる
bitFlyer Lightning(ビットフライヤーライトニング)では、背景色を見やすい色に変えらます。
チャート画面は見る頻度も高いため、なるべく見やすい色に設定することをおすすめします。
効果音を消せる
bitFlyer Lightning(ビットフライヤーライトニング)では、効果音を出さないようにできます。
デフォルトでは効果音が出るように設定されているため、板情報の取引に応じて「チャリーン」という効果音が鳴ります。
設定画面から設定が可能です。
bitFlyer Lightning(ビットフライヤーライトニング)の使い方を学んで資産形成にチャレンジしよう
bitFlyer Lightning(ビットフライヤーライトニング)の画面の見方や取引方法などについて解説しました。
高機能な取引ツールに慣れていない方だと、最初は少し難しく感じるかもしれません。
しかし、bitFlyer Lightningを使いこなせるようになれば、取引での勝率は上がります。
一方、レバレッジ取引は得られる利益が大きい分、大きな損失のリスクもあるため、十分な注意が必要です。
bitFlyer Lightningの使い方を学んで、資産形成にチャレンジしましょう。
bitFlyerの口座登録はこちらから行えます。
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