コインランドリー投資の現実とは?投資・開業のメリット・デメリット5つ
2020 06.4この記事はPRを含みます
コインランドリー投資とは
コインランドリー経営は、サラリーマンの副業ランキングにも入るほど有名なサイドビジネスです。
雨の日や梅雨時に洗濯物が乾かず、コインランドリーを利用される方も多いでしょう。コインランドリーがあるおかげで、いつでも気持ちよく清潔な生活を送れます。
そんなコインランドリーの経営はとても夢のあるものに思えますが、実際はどのようなものなのでしょうか。
この記事では、投資の際のメリット・デメリットを見て行きます。
コインランドリー投資のメリット5つ
コインランドリー投資は、なぜ魅力的なのでしょうか。
まず、コインランドリー投資は、10坪ほどのスペースでできることから、始めやすいビジネスと言えます。
大きな駐車場完備にすれば、それだけのお客さまが見込めるので、キャンペーンなどでお客さまを大切にすることで、遠くからでも来てくれるということにもつながります。
中には、住宅購入の前に、コインランドリーを購入するという人もいますし、コインランドリー投資だけで生活している人もいます。それだけコインランドリー投資はメリットがあるということです。
コインランドリー投資のメリット1:人件費がかからない
コインランドリーは、仕事をするのは主に洗濯機や乾燥機ですので、飲食店や雑貨店などのような人件費は、ほとんどかかりません。
人件費として考えられるのは、掃除やメンテナンス費用です。もちろん、最初に洗濯機や乾燥機の設置費用はかかりますが、運営費としては、光熱費や洗剤代、メンテナンス費用だけです。
また、掃除やメンテナンスは自分でも行うことができますので、人件費を極限まで削減することもできます。
コインランドリー投資のメリット2:長期運用が見込める
コインランドリー投資は、人件費もかからず、設置してしまえば、そのままずっと稼働させることができるので、定年後の個人年金としての役割も果たしてくれます。
高齢になっても運営していきやすく、力仕事でもなく流行りものでもないという面からも、この事業がなくなるということはないでしょう。
利用者も一、人暮らしの人から旅行者までと多岐に考えられ、時代によって変化するということも考えにくいため、長期運用が出来ます。
コインランドリー投資のメリット3:専門知識が不要
一般的に、新しくビジネスを始める場合は専門知識が必要になってきますが、コインランドリー投資は、特に専門知識を必要としません。
洗濯機や乾燥機に関しても、トラブルがあってもメーカーで対応してくれますし、特別に勉強することは少ないと言えるでしょう。
セミナーなども開催されていますので、不安に思っていることは解決がしやすく、他のビジネスに比べて、専門知識が不要な点は大きなメリットとなります。
コインランドリー投資のメリット4:節税効果が高い
コインランドリー投資は、節税効果が高い点もメリットです。
法人での会社の売り上げが1000万以上あるという場合や、相続対策などにもコインランドリー投資は人気です。
洗濯機や乾燥機を購入するさいに、大きな金額となるのですが、これを経費として計上することができ、本来なら1000万以上の売り上げがあれば、そこに税金がかかってくるのですが、それを投資することで経費にすることができるということです。
その場合は、減価償却費となるのですが、コインランドリー投資は生産性向上設備投資促進税制や、中小企業投資促進税制を活用することができ、洗濯機などの購入費用を70%~80%経費にすることができます。
コインランドリー投資のメリット5:サラリーマンの副業ビジネスになる
コインランドリー投資は、サラリーマンのサイドビジネスにもなります。
本業があっても、コインランドリー投資は人件費もかからず、一度設置してしまえばやることは限られるので、本業にも支障なくできるビジネスといえます。
規模によっては初期費用も少なく、サラリーマンであればローンを組むこともでき、月々にかかる費用も光熱費や洗剤代だけですので、本業収入から捻出できるでしょう。
コインランドリー投資のデメリット5つ
一口に「コインランドリー投資をはじめる」と言っても、それぞれ置かれている環境は違います。
サラリーマンをしながらサイドビジネスでやっていくのか、本業としてコインランドリー投資だけで生活していくのかでも大きく変わります。
また、今の自分を取り巻く環境や設置する場所でも、メリットになるかデメリットになるかが変わってきます。
ここからは、コインランドリー投資のデメリットについて解説して行きます。
コインランドリー投資のデメリット1:初期費用がかかる
ほかのビジネスに比べれば初期費用はかかりませんが、どのようなコインランドリーの規模にするかで初期費用の額は変わります。
10坪以下の可愛らしいコインランドリーであれば初期費用は抑えられますが、駅前を選んだり、駐車場完備にしたりすれば高額になります。
駐車場に加え、洗濯機も乾燥機も5台以上あるような大きなコインランドリーにする場合などは、それなりの初期費用がかかってきます。
土地をはじめから持っていれば建物と機械代だけ済みますが、土地も購入、または借りるとなれば、2000万円以上はかかってくるでしょう。
コインランドリー投資のデメリット2:ライバルが多い
人気のあるコインランドリー投資には、その分ライバルも多くなります。
ひと昔前は、どことなく薄暗いイメージのあったコインランドリーですが、今では内装も外装もおしゃれになっています。
さらには、カフェを併設するなどの工夫を凝らしたコインランドリーもあります。
どのような立地で、どのような特徴を出していくかなど、ライバルに勝つための戦略は重要です。
イメージやターゲットを絞っていきましょう。
コインランドリー投資のデメリット3:移転や転用が難しい
コインランドリーには、一度設置してしまうと移転や転用が難しいというデメリットがあります。
動かすことは不可能ではありませんが、大きな機械を設置していくので、やはりその分の費用がかかってきます。
いざオープンしてから、「売り上げが伸びないから移動する」というのでは、計画性がありません。集客などのキャンペーンも視野に入れておきましょう。
投資を考え始めた時点から、立地やターゲットはしっかり検討してください。
コインランドリー投資のデメリット4:天候による赤字リスク
コインランドリーを普段使いする人も多いですが、やはり混雑するのが雨の日でしょう。特に梅雨や長雨のときなどは、コインランドリーを使う人が倍増します。
その反面、夏場や天候のよいときは、家での洗濯で十分乾くので売り上げが減ってしまうという側面があります。
このような場合の対処法として、大型の布団や毛布を洗うとお得になるようなキャンペーンを出すのもよいでしょう。
お客さまに来てもらうようにすることが大事です。
コインランドリー投資のデメリット5:無人運営によるトラブル
コインランドリー経営では、人を雇う必要がない分、無人だからこそおきるトラブルもあります。
考えられるのは、急な洗濯機や乾燥機の故障や、両替機をねらった犯罪などです。
対処法としては、故障に関しては、すぐメーカーなどが対応できるようにしておくことで安心して本業に取り組めます。
犯罪などの場合は、防犯カメラを設置することで犯人を特定できます。安全性を高めるために、セコムなどの管理会社と契約しておきましょう。
コインランドリー投資にかかる初期費用
コインランドリーのメリットとデメリットを紹介してきました。
コインランドリーが人件費を必要としないことや、差別化が難しいと言ったことがわかったかと思います。
では、コインランドリーの初期費用にはどんな種類の費用がかかるのでしょうか?初期費用について紹介していきます。
コインランドリー投資にかかる初期費用1:店舗の契約費
店舗の契約費として必要なものは、主に洗濯機や乾燥機のレンタル代や光熱費、駐車場代、土地の借地料です。
また、コインランドリーをフランチャイズで始める場合は、フランチャイズ料がかかってきます。フランチャイズは、何かトラブルがあった時など、本社がかけつけてくれるので安心できるというメリットがあります。
個人で始める場合は、必要とする条件によって契約費が変わってきますので、予算を決めてから検討しましょう。
コインランドリー投資にかかる初期費用2:設備・内装工事費
設備や内装は自社の特徴を打ち出せる部分ですので、慎重に検討しましょう。内装工事については、最低でも3社のリフォーム業者に依頼して見積もりをとってみるのがおすすめです。
できるだけ費用を安く抑えたい方は、リフォームできるところは自分でリフォームすれば、小さなコインランドリーの場合であれば、内装費用としては50万円程度でできるでしょう。
その他の設備費用としては、水道や電気ガスの工事で必要となってきます。
コインランドリー投資にかかる初期費用3:洗濯機や乾燥機
メインの設備である洗濯機と乾燥機は、新品を選ぶか中古を選ぶか、さらに何台置くかで費用が変わります。
新品であれば、1台100万円が相場と考えておきましょう。
さらに新品の場合はメーカー保証や、トラブル対応サービスが受けられますので、はじめてコインランドリー投資をする場合は、やはり新品をおすすめします。
その他にも、洗濯物をたたむためのテーブルや、待合用の椅子やソファー、テレビなども検討しておきましょう。
コインランドリー投資を成功させるためには
コインランドリー投資といっても、ほかの投資ビジネスと変わりありません。ほかの投資ビジネスと同じように成功させるためには、いろいろ発信していく必要があります。
まずは、どのようなお客さまをターゲットにしているかで発信内容も変わってきますし、キャンペーンの内容も変わってきます。
自分が、どのようなコインランドリーにしたいかを充分に検討した上で対策を立てましょう。
コインランドリー投資を成功させるためには1:SNS による集客
SNSなどを利用し、写真をアップして発信することで、コインランドリーの雰囲気を伝えましょう。
今では、SNSでの仕事が当たり前になってきています。あなたのコインランドリーに興味を持って、閲覧した人が「行ってみようかな」という気持ちになれば成功です。
ツイッターやインスタグラム、ラインやフェイスブックを使って、情報を発信していきましょう。
たまにプライベートなども発信すれば、安心感にもつながるでしょう。
コインランドリー投資を成功させるためには2:キャンペーン実施
たとえば、「洗濯半額キャンペーンのチラシ」を作ったり、「大型乾燥機半額キャンペーン」のお知らせをラインで配信したり、フェイスブックに投稿したりなど、さまざまなキャンペーンを実施して、コインランドリーに来てもらう回数を増やしましょう。
来てもらう回数を増やすことで、行きつけのコインランドリーとなり、お客さまにとっても使いやすいコインランドリーになります。
コインランドリー投資を成功させるためには3:ブログの開設
ブログを開設することも、コインランドリーのファンを作る一つの効果的な方法です。
コインランドリーの建設中からブログを開設し、どのようなことを取り入れてほしいかなどを事前にリサーチした上で、コインランドリーに反映させるのもいいでしょう。
定期的にブログで発信することで、コインランドリーができるのを楽しみにしてくれる人も出てきます。
ファンとの強いつながりが、成功への道と言えるでしょう。
コインランドリー投資はそう簡単なものではない
コインランドリー投資についてご理解いただけたでしょうか。
どんな形でも、ビジネスであることに変わりはなく、成功が約束されているものではありません。
内装段階から自分でデザインを考えたり、立地を選ぶことも売り上げを左右しますし、オープンしたからといって、手を抜くとお客さまは来なくなります。
情報の継続的な発信など、集客のための努力も必要ですので、そう簡単な投資ではないことを踏まえた上で検討しましょう。