不動産テック協会の必要性3つ｜協会が行っている事業とは？
2020 06.4この記事はPRを含みます
不動産テック協会とは
不動産テック協会というのは、不動産とテクノロジーの融合を促進することで、不動産業にて行なわれる事業の健全な発展を図り、国民の経済と生活水準を向上させることを大きな目標として掲げ、公共の福祉の増進に寄与することを前提として発足しました。
不動産テック協会の事業では、カオスマップと呼ばれる業界地図が活用され、そこでは企業の基本情報が一覧で掲載され、事業促進に大いに役立てられます。
歴史
IT社会の到来を踏まえて、2018年9月の時点で正式に一般社団法人として設立され、現在の活動・運営に繋がっています。経済と市民の生活水準を向上させ、さらに福祉分野への貢献を目的としています。
不動産テック協会の発足そのものは極めて最近のことになりますが、そもそも日本の不動産業とテクノロジー技術の延長で発足したこともあり、その歴史は長いものになるでしょう。
不動産テック協会の必要性3つ
以下では、不動産テック協会が現在においてどうして必要なのか、IT時代の到来や情報処理・管理分野の動向、さまざまな企業分析や必要な情報を参考に確認してみましょう。
不動産テック協会では、不動産業とIT企業分野との融合を図る上で「Web管理に関する重要性」が見つめ直され、ネット社会に適応できる不動産業界の推進を図っています。
不動産テック協会の必要性1：急速なIT化への対応
ネット社会に上手く適応するためには情報管理におけるマニュアルの見直しや新たなマニュアル案の作成が必要となり、それらの工夫と創造を急速なピッチで進める必要も出てきます。これは、現代でも一般的に見られるIT社会への急速な展開と対応です。
不動産業界もネット社会に適応するために尽力していますが、カオスマップなどを活用して「必要な情報の選択」をし、ニーズに迅速に対応することが求められています。
不動産テック協会の必要性2：専門的な情報を収集、サポート
不動産業界に限らず、さまざまな公共企業が一斉にネット社会に対応することで情報が溢れ、必要な情報の取捨選択ができない場面も増えてくるでしょう。そこで必要となるのが、各分野における専門的なサポートです。
長らく物件情報などの情報管理をしてきた不動産業界でも、ネット関係が苦手な人は少なくないでしょう。その際に、専門的な情報管理スキルを提供されると、対応も円滑になります。
不動産テック協会の必要性3：情報の取捨選択のサポート
これも専門的な情報管理に関する重要事項となりますが、企業ニーズや市民ニーズを上手く掴み取る場合でも、やはりそれぞれのニーズに対応できる適切な情報の取捨選択が必要になります。
この場合、あらかじめ情報取得のマニュアルを作ることで、判断の基準となるものができ、必要な情報がピックアップしやすくなります。情報量が膨大になることへの対応策として注目されています。
不動産テック協会が行っている事業8つ
ここでは、不動産テック協会が実際に行なっている事業を8つの側面から確認し、不動産テック協会と社会の関連性や、どのように社会貢献されているのかを検証していきましょう。
不動産テック協会では、「ニーズの高い情報（必要な情報）」を扱っていく上で、さまざまな企業・市民のニーズに対応するため「情報マップ」の構築に尽力しています。これによって、情報管理がさらにスムーズに展開されます。
事業1：業務に関する調査研究と情報発信
まず業務に関する調査研究についてです。これは、特に新規事業を始める場合に必要である情報取得をはじめ、事業規模拡大を担える企業方針や理念の構築に役立てられます。
情報取得・発信をするためのハウツーを学ぶことができ、公的産業の促進につなげられます。それぞれの企業の分野は、一見全く違う領域のように見える場合でも、関連していることがあります。そのため、各企業分野に関する情報を上手く取得し、必要な情報発信への配慮が大事になります。
事業2：業務の標準化とルールの確立
業務の標準化をするためには、不動産業とIT関連業両方の知識が求められます。標準化やルールの確率をすることで新規に発足する企業に関して、今後のビジネスモデルをどのように構築していくか・改革していくかといった点に役立てられます。
一定の業務基準を定めていることで助けになる場合があり、不動産テック協会ではそういった情報の取得・分析に尽力し、各企業にとって役立つ情報提供を促進します。
事業3：従事者等の育成や指導
これは新規企業発足の場合でも、既存企業の継続経営の場合でも同様に言えますが、新しく入社してくる社員への教育指導には、まず専門的な能力が必要となり、育成に関する基礎知識を踏まえた人事部による協力が不可欠になります。
多くの不動産業を営む会社において新人育成にかけられる労力・時間・コストはかなり大きなものとなるため、そういった業務を一括で不動産テック協会が担い、企業コスト削減に向けて貢献します。
事業4：ビジネス機会の創出
新規事業の発足をはじめ、既存企業の再編・ビジネスモデルの再構築などを考案する場合には、その後のビジネスプランの見直しを専門的に行なわなければなりません。その場合に不動産テック協会では、調査に裏付けされたプランを提供します。
これによってスムーズな新規ビジネスプランの発足が可能になります。また、企業の運営方針の見直しを図ることによって、無駄なコストを削減できるといったメリットが生まれることもあります。
事業5：国内外の関連する団体との情報交換
IT関連企業・外資系企業の飛躍的な成長が見られる現代では、このような国内外で活動する企業団体との情報交換も、スムーズに行わなくてはいけません。国内外での情報交換を円滑にするためにも、やはりそれなりの専門的な知識やハウツーが必要になります。
情報管理や交換、発信を行う企業に対して、不動産テック協会は積極的に協力・協働し、各企業に必要となる事業展開の土台と将来へのプランの見直しを図ります。
事業6：国内外でのイベント開催
国内外で活用している企業がさらに事業展開をスムーズにし、情報交換や共有を豊かにするためのプランニングがさまざまに施されています。その上で、それぞれのビジネスプランのスキーム管理や改編にも積極的に取り組んでいきます。
不動産テック協会では、国内外の業界企業が経営の抜本的な改革を実現できるプランを常に創案しています。
事業7：国や地方公共団体等に対する協力
加盟企業の本拠地での地域交流や、支店所在地での地域活動イベントなどをはじめ、国内外のさまざまな事業展開を、さらに画期的なものにするための協働プランの提案も協会として継続的に行なっています。
特に新規事業のスタート時においては、加盟企業が行う各活動イベントのアイデア企画が不可欠となるため、このための専門的なアドバイスが受けられることは大きな特典になります。
事業8：カオスマップの提供
先述しましたが、不動産テック協会では各加盟企業がこの「カオスマップ」を活用してクライアントに提供する情報の管理に資するため、各企業のビジネスプラン設計をサポートしていきます。
企業ニーズや消費者ニーズの適切な把握と、需要と供給をマッチングさせるための情報管理ツールを加盟企業に提供することを、基本的な方針としております。
不動産テック協会のおすすめポイント
ここからは不動産テック協会のおすすめポイントを紹介していきます。
不動産テック協会は、会員制の一般社団法人であり、加入にはいくつかの条件があります。不動産テック協会の会員になることで様々なメリットがありますので、入会資格がある場合には加入の検討をしてみてはいかがでしょうか。
的確で有益な情報を早く得ることができる
IT化社会では、膨大な情報管理に追われている企業がかなり多く、そうした情報のうちから、必要な情報を取捨選択する際にかなり厳しい対応が強いられます。
その点でも、不動産テック協会の活用によって、情報管理が一元化でき、事業促進上の安定感も得られる大きなメリットがあります。
新規事業の運営にもかなり特典あり
新規事業のスタート時において必要なのは、その事業を1人でも多くの人に知ってもらうことです。つまり、その企業が担うべき宣伝活動においても、不動産テック協会への加盟は大いに特典となります。
特に、国内外において活動拠点や分野を持つ企業は、この宣伝効果によってその後のビジネスプランが大きく変わることがあるため、さまざまな企業イベントとの併用が重要です。
不動産テック協会のセミナー情報
ここでは、不動産テック協会のセミナー情報について最新の情報を確認しておきましょう。不動産テック協会が主催するセミナーでは一部と二部に分けられ、パネルディスカッションや交流会の時間などが設けられ、役立つ情報が豊富に提供されます。
日程
不動産テック協会とJCoMaaS合同イベントとして、2020年3月6日に開催予定だったセミナーが延期されましたが、その後も年間を通じてさまざまなテーマでセミナー開催が組まれています。
2020年4月には「公的データの活用」と題し、レインズにおいての「CSV出力廃止」に関して、国交省を交えての討議が執り行われ、同年5月にはワンデイイベントとして「不動産テックカンファレンス」が開催されます。
セミナーの内容
不動産テック協会主催のセミナーでは、主に「公的データの活用法」をはじめ、IT社会と各企業との連携に関する共同事業をテーマにした内容が催されます。
API連携に向けた検討として他業界の事例紹介、現状の不動産APIの紹介などをはじめ、物件流通部会イベントや、NYプロップテックカンファレンスレポートなどがあげられます。
イベントのスケジュールは不動産テック協会の公式ホームページにて記載されておりますので、ぜひ気になるイベントをチェックしてみてください。
不動産テック協会は不動産とテクノロジーの融合を促進する協会である
今回は「不動産テック協会の必要性3つ」についての詳細情報のご紹介をはじめ、協会が行っている事業の解説についてもご紹介しました。
不動産テック協会は、不動産業とテクノロジー分野との融合を促進することを通じたさらなる社会への貢献を理念に置いています。
IOT・ICT化が急速に進む現代社会において、最新の情報管理を行いたい方にとっては、経営の心強い味方になってくれることでしょう。
