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ビットコインで不動産購入!運用リスクの軽減化メリット&デメリット3選

2020 06.4この記事はPRを含みます

ビットコインとは?

仮想通貨そのものをビットコインだと勘違いしている人も多くいるでしょうが、そうではありません。仮想通貨はさまざまな種類が発行されています。その中で流通量が多く、時価総額がトップクラスなのがビットコインです。

ビットコインは、世界中で日常的に利用できるように開発されたもので、手持ちの円やドルをビットコインに変換して利用することができます。

ビットコインで不動産が買える

世界中で日常使いすることができるように作られた仮想通貨であるビットコインでは、決済できる場が以前よりも増えています。そのため、ビットコインで不動産といった高額なものを買うこともできるようになりました。

日本での売買はできるのか

ビットコインを持っていても国内で使える場所が限られるので、使い勝手が悪いと感じてしまう投資家も多くいました。そんなそんな投資家たちの声を受けて、日本でもビットコインを利用して不動産を売買できるサービスが2018年からスタートしています。

あとから詳しく紹介しますが、「ヘヤジンコイン」という日本国内でビットコインを利用して不動産を売買できるサービスがあります。

ビットコインで不動産購入のメリット3選

日本でもビットコインを利用して不動産の売買をすることができますが、それでも限られたサービスであるのが現状です。使い勝手がいいとはまだ言うことができないですが、ビットコインを利用して不動産の売買をおこなうことにメリットはあるのか気になります。

ここからは、ビットコインで不動産購入のメリットを3つ紹介していきましょう。

メリット1:仮想通貨から現物資産へリスク分散

一番のメリットは、リスクを分散することができることです。ビットコインだけではありませんが、仮想通貨には価格が大幅に変動してしまうという特徴があります。

ビットコインだけを持ち続けてしまうと、価値が下落して大きな損失が生まれてしまうこともあります。

一般的に不動産の価値の変動の方がビットコインよりも小さいと言われており、億単位の利益をビットコインで持っている人は不動産の購入を考えてみましょう。

メリット2:ブロックチェーン技術による契約の簡易化

ブロックチェーン技術による契約の簡易化もメリットとしてあります。

不動産を購入するためには、手続きや書類が多く、書類を集めるために役所に行き、不動産会社に持っていくということを繰り返す必要があります。また、何度も署名捺印しなくてはいけないので面倒さを感じてしまいます。

それがビットコインのブロックチェーン技術を利用することで、人を介すことなく所有者の情報や購入者の情報などをすぐに集めて活用できます。

メリット3:海外への支払いや送金のしやすさ

円だけを持っていて海外の不動産を購入する場合、まず現地の通貨に両替する必要があります。両替となるとレートも考えないといけないですから、タイミングを計ることも必要です。

ビットコインは世界中で利用されており、海外で使う時にわざわざ両替する必要がありません。海外の不動産を買う場合に支払いや送金を楽に行えるというメリットがあります。

ビットコインがあれば海外への不動産投資のチャンスをつかむことができます。

メリット4:手数料が減る

両替をしなくてもいいということは、両替にかかる為替手数料を減らすことができるというメリットがあります。為替手数料は1ドル1円など両替をする機関により決められていて、不動産は高額ですから為替手数料も大きくなるでしょう。

また、両替して送金を行うにはさらに手数料がかかってしまいます。もちろんビットコインを送金する場合も送金手数料がかかってしまいますが、ビットコインの送金手数料の方が安いのでお得です。

ビットコインで不動産購入のデメリット4選

ビットコインで不動産購入しておくことは、リスクを分散することができ、不動産購入の手続きを簡易化してくれるなどおもに4つのメリットがあることがわかりました。

メリットを見るとビットコインで大きな利益を得ているという人は今すぐにでも不動産を購入したいと考えるでしょうが、ビットコインで不動産を購入することにはデメリットもあります。

ここからは、ビットコインで不動産を購入することのデメリットを3つ紹介します。

デメリット1:ビットコイン価格の変動によるリスク

ビットコインで不動産を購入するデメリットとして、ビットコイン価格の変動によるリスクがあります。ビットコインは市場で取引されているので、価格は需要と供給で決まり常に変動するという特徴があります。

株であればこれよりも上がらない(ストップ高)、これよりも下がらない(ストップ安)という仕組みがありますが、ビットコインにはありません。ビットコインには、大きく価格が下落するリスクがあります。

デメリット2:税金の計算が複雑

ビットコインで不動産を購入することのデメリットに税金の計算が複雑だということがあります。

ビットコインの価格は常に変動しているので、ビットコインの価値が上がっているときに不動産を購入したときには得する分がでるため、確定申告をして税金をして支払う必要があります。

所得金額は「ビットコイン取得時の金額」「商品の購入額(=売却金額)」「ビットコインの売却枚数」を掛け算して計算できます。

デメリット3:実際に不動産売買が成立しているか不透明

ビットコインで不動産を購入するデメリットとして、実際に不動産売買が成立しているのか不透明であるということがあります。ビットコインだけに限らず仮想通貨を利用した詐欺は、仮想通貨が注目される中で増えています。

ビットコインを利用して不動産を購入する場合も不動産の売買が実際に行われたかが不透明で、実際には売買が行われずビットコインだけをだまし取られるというケースも考えられます。

デメリット4:前例が少ないため不透明な部分がある

ビットコインを利用した不動産取引のサービスが日本国内で開始されたのは、2018年のことです。スタートしてから2年程と日が浅いですし、まだまだ取引の件数がそれほど多くありません。

そのため取引に不慣れで不具合が起きる可能性があり、どんなリスクがあるのかどう対処したらいいのかなど、見えないリスクを抱えています。前例が少ないため不透明な部分が多々あり、それがデメリットにもなります。

ビットコインで不動産購入に必要な情報

ビットコインを利用して不動産を買うことができること、そこにあるメリットとデメリットを知ることができました。では実際にビットコインで不動産を買う場合には、まずどうしたらいいのでしょう。

まずは情報を集め、知識を付けておく必要があります。ビットコインで不動産を購入するためには、どのような情報を集めておく必要があるのでしょう。

ここからは、不動産をビットコインで購入するときに必要な情報を紹介します。

仲介業者の検討

ビットコインを利用して不動産を買う場合、どこの仲介業者を使ってもいいわけではありません。ビットコインで不動産を購入することができる仲介業者は限られています。

限られた仲介業者の中からどこにするかを検討する必要があります。仲介業者が信頼することができるか、取り扱われている物件は安全に投資することができる物件であるかなどの基本的な情報を集めていきましょう。

不動産購入についての税金

不動産をビットコインで買う場合には、ビットコインの取引にかかる税金と不動産を購入するときにかかる税金があり、異なる性質を持った税金ですからそれぞれについての知識を身に着けておくべきです。

ビットコインで一定以上の所得を得た場合、雑所得として申告をする必要があります。最高で45%までの税金がかかることを覚えておきたいです。

また不動産を購入するためには、不動産取得税、固定資産税などがかかります。

不動産に関わる法律

ビットコインで不動産を購入するときには、不動産にかかわる法律を身に付けておいた方がいいでしょう。

不動産を売買するためには、さまざまな法律が関係してきます。関係すると思われる法律の知識を身に付けておくと、スムーズに取引を行うことができますし、詐欺などに遭う確率を抑えることができます。

また投資用の不動産を所有する場合、賃貸経営にかかわる法律知識も身に付けておいた方が、トラブルを回避することができます。

ビットコインで不動産売買ができるサービス

2018年、イタンジ株式会社は仮想通貨で不動産売買ができるサービス「ヘヤジンコイン(HEYAZINE・COIN)」を公開し、待望のビットコインで不動産売買ができるサービスがスタートしました。

ここからは、ビットコインで不動産売買ができるサービス、「ヘヤジンコイン」についてみていきましょう。

ヘヤジンコイン

ヘヤジンコインは、物件を購入できるプラットフォームで物件の売買だけでなく仲介手数料などの経費をビットコインで決済することできるサービスを提供しています。

ヘヤジンコインに掲載されている物件の価格は、円だけでなくビットコインの時価も併記されており、現在どれぐらいで購入できるかが一目でわかります。

ビットコインによって変わる不動産業界

ビットコインなど仮想通貨を不動産取引に利用するのは一般的ではありません。しかし近い将来、今よりも取引件数が増えることが予想できます。なぜなら、ビットコインの導入により不動産業界が大きく変化するからです。

今後、ビットコインによって不動産業界はどのように変わるのでしょう。

1:取引が早くなる

ビットコインで不動産売買などの取引を行うことで、今までに比べて取引スピードが格段に速くなります。

所有者の情報や購入者の情報など取引に必要なことをブロックチェーンの技術を利用して集めることができるので、取引を早く行うことができます。

2:コストがかからなくなる

ビットコインを利用した不動産取引によって、コストがかからなくなるということが言えます。

ビットコインをはじめとした仮想通貨は、メールを送るように簡単に世界中に送ることができ、しかも安いコストで送ることができる特徴があります。今までよりもコストをかけることなく不動産取引が可能ということになります。

3:売れ残りの不動産が少なくなる

ビットコインによって、売れ残りの不動産が少なくなると言われています。市場に出回る不動産はすべてが売れるわけではなく、売れ残る方が圧倒的に多いです。

売れ残った不動産をブロックチェーン上で管理することで、契約に必要なプログラムを自動化させた市場が実現します。そこへ投資家などが登録することで今まで売れ残っていた不動産も流動化することができ、売れ残りを少なくできます。

不動産の投資は正しく理解して適切な運用を

ビットコインは一度で大きな利益を得られる分、リスクもとても高いのでリスクをどう分散させるかが課題です。リスクを分散させるためには、不動産投資が有効です。

しかし、ビットコインによる不動産投資は不透明な部分も多く、投資をはじめるにはしっかりした知識が必要です。

不動産の投資は正しく理解して適切な運用をすることが大切です。

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