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築40年の賃貸物件に投資するときのデメリット3つと物件の選び方紹介

2020 06.4この記事はPRを含みます

築年数を意識している人はどれくらいいる?

昨今は、不動産投資に興味をもつ人が少なくありません。低賃金問題・経済面など、これからの先行き不透明な日本社会のなか、老後の安心した生活設計のための不動産投資について見ていきましょう。

不動産物件の築年数は、買い主・借り主共に半数以上の人が意識しています。やはり、建物は生活の中心ともいえますので、耐久面や利便性を考えて、あまりに古い物件には手を出さない買い主・借り主は数多く存在しています。

築40年以上の物件のデメリット

不動産の物件には、経年しているものも数多く存在しています。それでは築40年以上が経過した賃貸物件に関するデメリットを見ていきましょう。

築40年となる賃貸住宅は、1980年に建てられた物件です。40年もの間にさまざまな事象が起きていますので、物件自体も災難や風雨によって劣化や悪化しているのではないでしょうか。

築年数が40年経過した建物には、果たしてどのようなデメリットがあるのか掘り下げて見ていきましょう。

建物の老朽化が進んでいる

築40年の賃貸住宅は、建物の老朽化が進んでいる場合が多いです。とくに木造の賃貸住宅は、かなり劣化している箇所も存在しますので、事前に外装や内装の確認が必要でしょう。

100年以上もの間、今でもずっと建っている住宅も存在しています。そういった建物と比較すると、築40年であれば半分以下だという考え方もできますが、やはりそれでも随所へ修繕がおこなわれてる場合や、大幅なリノベーションがなされていることも多くあるでしょう。

設備が古い

築40年の賃貸住宅は、設備が新しくありません。1980年に建てられた賃貸住宅ですので、当時の時代背景に沿ったまま現在に残っている物件といえます。

現代のようなインターネットや、借り手にとって高い利便を感じるハイテクなポイントは少ないということが築年数が長い物件の実状です。

もちろん、後から工事をして改善できる所はありますので、その都度、随時検討していく必要性があります。

建物の強度が不安

築40年が経過した賃貸住宅は、建物自体の強度が心配です。

地震大国ともいわれる日本ですので、またいつ大地震が起きるかわかりません。築40年が経過する賃貸住宅は、耐震要素が少ないまま建てられた物件もあり、地震や台風などの自然災害によって崩壊してしまう懸念さえあります。

日本で2011年に起きた大地震と同レベルの震災に見舞われた場合、築40年が経過している賃貸住宅は崩壊する可能性もあるでしょう。

虫が出る可能性がある

築40年が経過している賃貸住宅には害虫が出てくることがあります。

古い住宅ではよくあることですが、隙間などから害虫の侵入が考えられ、住む地域によっては頻繁に悩まされる嫌な被害です。

有料となる専門の業者へ定期的に駆除依頼をするケースもありますが、それでもしつこい害虫が存在する場合や、害虫以外にもハクビシン・ネズミなどの小動物が侵入して糞尿などの被害をもたらすケースが実在しています。

間取りが使いにくい

築40年が経過している賃貸住宅は、間取りの使い勝手が悪いことがあります。

現代の物件のようなおしゃれな間取りとは異なり、築40年が経過している賃貸住宅では昔ながらの造りが多く、それが今でも変わらずに存在しています。

そのため、生活しにくい室内のものや、利便性に欠ける間取りのまま築40年が経過している賃貸住宅は数多くあり、場合によってはデメリットを感じてしまうでしょう。

築40年以上の物件のメリット

続いて、築40年が経過している賃貸住宅のメリットについて見ていきます。築40年が経過している建物には、デメリットだけでなくメリットも存在します。

築40年が経過している物件にもよい点があり、それは投資する側や借り手側のメリットへつながります。今後そういった賃貸住宅を用いて投資を開始する方は必見です。

ぜひ参考にして、これからの投資を検討してみましょう。

家賃が安い

築40年が経過している賃貸住宅は、家賃が低くておすすめです。

やはり、築40年が経過している物件ですので、新しい物件よりも家賃が安い点は大きなメリットでしょう。投資する側も低資金で運用しやすくなり、また借り手側にとっても永住しやすい環境ともいえます。

建てられた地区によっては新築物件の半値ほどの物件もあり、手軽な資金からでも不動産投資をスタートできる点にも、古い物件はメリットが感じられるでしょう。

物件数が多い

築40年が経過している物件は、世の中に数多く存在しています。

人口数も多かった1980年に建てられ、いまだに健在している物件はたくさんあるので、これから不動産投資をリーズナブルに開始したい人にとっては大きなメリットといえます。

少額での投資でもあるため、貯金が少なくても比較的に不動産投資をはじめやすいのが築40年が経過している賃貸住宅ともいえるでしょう。

リノベーション物件が豊富

築40年が経過している場合でも、現在では新たに生まれ変わった賃貸住宅が存在しています。

築40年が経過している賃貸住宅は、当時の姿のままということはまずありません。そのため、途中で修繕したり改築をして現存しているケースが多いです。

昨今流行中であるリノベーションを施された賃貸住宅もあるため、築40年が経過していても外観・内装ともにキレイでおしゃれな美しい物件が多数あります。

家賃に対して部屋が広い

築40年が経過している賃貸住宅は、家賃が安い割に部屋が広い特徴があります。

不動産会社側からのサービスでもありますが、昔に造られた物件は利便性が低い分、家賃も安くて、なおかつ部屋が広々していることがあります。

とくに地方の築40年が経過している賃貸住宅では、その条件が顕著なことが多く、都心や市街地と比較しても、経済面やスペース的に生活がしやすいでしょう。

和の雰囲気がおしゃれ

築40年が経った建物は、和室や和風の物件でおしゃれ感があります。

昨今、流行している「和」というテイストの物件は人気があります。築40年が経過している賃貸住宅では当時から洋風というケースが少なく、現在では和風の空間がかえっておしゃれとされているからでしょう。

畳やちゃぶ台なども常備されている築40年が経過した賃貸住宅もあり、まさに現在にはない昭和時代を感じさせるノスタルジックで素晴らしい物件といえるでしょう。

築40年以上の賃貸物件の投資をする際のデメリット3つ

築40年が経過している賃貸住宅にはデメリットも存在していますので、3つの悪い点を挙げていきましょう。

やはり築年数が40年も経過している物件は、多かれ少なかれデメリットがあります。これから不動産投資を開始する予定がある方で、古い物件の運営を検討している場合は熟慮しておくべき内容です。

いったいどのようなデメリットが、築40年が経過した物件には潜んでいるのでしょうか。早速、見ていきましょう。

1:修繕リスクがある

築40年が経過した賃貸物件には修繕箇所が多いため、余計な費用が必要です。

やはり、40年が経っている物件は古いので、随所へ劣化しているダメージがあるでしょう。それらを修繕してから不動産投資をスタートするケースが主流ですので、余計な資金を要することがあります。

とくに木造の古い形式の物件には多くの修繕リスクがあるため、運用前にリサーチしてから不動産投資を開始することが好ましいです。

2:顧客を呼ぶのが困難

築40年が経過した賃貸物件は、顧客(借り手)が見つかりにくいというデメリットがあります。

やはり古い物件には新規顧客がつかないケースがあります。しっかりとダメージの修繕をしたものの、結局借り手が見つからず、大損をしてしまうというケースがあります。

一般的には、当然のことながら新しい物件に顧客がつきやすく、古いうえに築40年が経過した賃貸物件ですと、借り手がつかないことは比較的多くあります。

3:貸せる期間が短い

築40年が経過した賃貸物件は、他者へ貸せる期間が必然的に短くなります。

物件には安全面に考慮した耐久期間というものがあるため、築40年が経過した賃貸物件は長くても数十年しか他者へ貸し出すことができません。

現代技術で建てられた新しい物件であれば、100年を超える長期間の賃貸も可能ですが、古い物件となると、今後の使用期間もある程度定まってしまうでしょう。

築40年以上の賃貸物件の投資をする際の選び方

不動産投資として、築40年が経過した賃貸物件を見定めるポイントをご紹介しましょう。

これから築40年が経過した賃貸物件を活用し、不動産投資を開始させる予定がある方は、おさえておきたいポイントです。

大きな失敗をしないためにも、築40年が経過した賃貸物件に関する情報を1つでも多く集め、よりよい不動産投資を継続できるようにしていきましょう。

1:メンテナンスがしっかりしているか確認する

築40年が経過した賃貸物件は、メンテナンスが行き届いているかの確認をしましょう。

古い賃貸物件には老朽化が多く見受けられます。そのために、物件を購入する前に劣化がないか、もしくは劣化箇所が修繕可能かどうか、そして修繕費用はどのくらい必要となるかをリサーチしておきましょう。

築40年が経過した賃貸物件は、新築物件よりも手間暇をかけたメンテナンスが重要となり、その後の耐久度にも少なからず影響を与えます。

2:土地の資産価値がある物件か確認する

築40年が経過した賃貸物件を投資で運営する際、物件が建っている土地に資産価値があるかのリサーチをしておきます。

建物は、一般的には10年が経過すると古いとされ、機能していたとしても建物自体の評価は高まりません。そのため、その物件がある土地の価値を把握しておくことで、建て替えをする際にも効果的にはたらくことがあります。

不動産投資を開始する際、必ず土地とセットで物件のリサーチをすることが基本といえるでしょう。

築40年以上の賃貸物件のデメリットを把握して投資をしよう

築40年が経過した賃貸物件を不動産投資として運用する際、物件にまつわるデメリットも把握したうえで開始しましょう。

今回は、築40年が経過した賃貸物件を用いた際の不動産投資に関する内容をご紹介してきました。やはり、上述したように築年数が長い物件にはデメリットがつきものです。

もちろんメリットもあり、運用しやすいポイントもありますが、トータルで検討してから投資をはじめることをおすすめします。

この記事を参考に、不動産投資を上手くおこなっていきましょう。

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