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賃貸の空室対策に!畳とフローリング2つの床材のリフォームポイント

2020 06.4この記事はPRを含みます

畳とフローリングはどちらが賃貸入居者に人気?

20代、30代の若い世代は、子供の頃から床の部屋で育った人が多いですし、お洒落な部屋に見えるので、フローリングの方が使いやすいと人気があります。

また、部屋が二つ以上ある場合は、フローリングの部屋ばかりではなく、畳の部屋でくつろぎたいとの理由から、畳の部屋もあったほうが良いと考える人も少なくないでしょう。

ただ、子供の頃に畳で過ごした50代以上の中には、温かみがあり、湿気もほどよく吸う畳の方が心地良いと言う人も多いです。

賃貸の空室対策でリフォームをする際のポイント

賃貸の空室対策でリフォームをする際は、和室や洋室の内装や雰囲気をよく把握し、ポイントを掴んだ上で、フローリングの張替え、畳張りの工事を業者に依頼すれば、入居者が魅力的な賃貸になります。

しかし、どのようにポイントを掴んでやればいいのか分からない人もいるのではないでしょうか。賃貸の床のリフォームでのポイントを畳とフローリングの2つをそれぞれ取り上げて、詳しくご紹介しましょう。

畳の部屋をリフォームするポイント2つ

畳であった賃貸の和室をフローリングにするには、幾つかのポイントを掴んでリフォームすることが大切です。

畳の部屋をリフォームするポイントとして、「デザイン性を重視する」・「畳からフローリングにする場合」の2つポイントがあります。

ポイント1:デザイン性を重視する

畳のデザイン性を重視することが賃貸の空室対策でリフォームする際のポイントです。畳のデザインにはモダンな壁紙や家具と似合う畳で、今風でお洒落な部屋に合う畳があります。

また、2種類の色違いの畳を交互に敷く琉球畳は魅力な床に大変身しますし、楕円形の個性的な形の畳を敷いた部屋は楽しい気分となるでしょう。

また、艶やかな桜のデザイン畳、黒い畳など、部屋の雰囲気や壁紙、性別から合うものを選ぶことが大事です。

ポイント2:畳からフローリングにする場合

畳からフローリングにするリフォームでは、和室のドアや天井、壁に合う色や素材に合うものを選ぶことが大事です。

落ち着いた和室に今風な木目がハッキリした白や明るめのグレーなどのフローリングを合わせると床だけが浮いてしまいます。

そのため、壁の色とフローリングのコントラストを考え、天井と同系色にすれば色合いを壊さずマッチするでしょう。フローリングの素材も多様にありますので、和室に合う色と素材を選びましょう。

フローリングの部屋をリフォームするポイント3つ

フローリングの部屋をリフォームするときは、どのようなポイントをおさえればよいか、学んでから工事をすることで、より入居者を惹きつける部屋にできます。

フローリングをリフォームするポイントとして、「南と北の部屋でフローリングの色味を変える」「時間に余裕を持って発注する」「フローリングから畳にする場合」の3つポイントがあります。

ポイント1:南と北の部屋でフローリングの色味を変える

南と北の部屋でフローリングの色味を変えることが、フローリングの部屋をリフォームする時のポイントです。

また、南と北では日射の強さに違いがあります。この日射の違いで、賃貸の床のフローリングの色味にも違いが出ますので、色合いを移動するだけで楽しめます。

南の部屋の日差しが強い時は、少し落ち着いた色にすると床が明るくなりすぎず、日差しがあまり当たらない北の部屋は明るい色を選べば部屋全体が暗くなりすぎません。

ポイント2:時間に余裕を持って発注する

時間に余裕を持ってフローリングを発注することが大切です。畳をフローリングにリフォームするには、部屋のサイズを測り、しっかりサイズに合うよう作ります。

注文が多いときは仕上がりまで時間がかかりますし、小規模企業で作り手が少ない場合はさらに仕上がりまで時間がかかることが多いです。

また、希少な素材を選んだときは、揃えるためにも時間がかかりますので、数ヶ月前、遅くても1ヶ月前程には発注しましょう。

ポイント3:フローリングから畳にする場合

賃貸のフローリングの部屋を畳にする場合は、畳の大きさを考えることがリフォームする際のポイントです。

一般的な畳はサイズが決まっており、サイズが合わず、スペースが空いてしまうことがあります。そのため、業者に床のサイズを測ってもらい、空きスペースが出ないようフローリングを作ってもらいましょう。

また、防水効果やカビが生え難いものなど、機能的なものもありますので、部屋の湿度や向きを考えて選ぶことが大事です。

畳にするメリット3つ

モダンな色の床であった賃貸の部屋をガラリと畳に変えるメリットはあるのかと考えてしまうことはありませんか。

賃貸の床のフローリングを畳にすることで、掃除がしやすい、吸湿性に優れている、弾力性がある、ポリプロピレンの畳は耐久性があるなどが挙げられます。

それでは、フローリングの賃貸の部屋を畳にすると入居者が入居して快適に感じるメリットを3つ取り上げて、それぞれ詳しくご紹介します。

メリット1:吸湿性に優れる

畳にするメリット1つ目は、畳はフローリングよりも湿度を程よく吸い、蒸発させる機能性があることから、吸湿性に優れていることです。

そのため、敷いているだけで賃貸の床の湿度を吸いますので、床や壁、天井にカビが生え難くなるので快適です。

また、湿度の高い梅雨のジメジメした季節でも、部屋の空気はカラッと乾くため、いつも快適に過ごせます。それでいて、程よく湿気を吸ってくれる畳は乾燥しすぎず、喉を傷め難いのもメリットです。

メリット2:弾力性がある

畳にするメリット2つ目は、弾力性があるということです。木でできたフローリングは、強度を高めるために、木をよく乾かして強化しますので、弾力というものがほぼありません。

しかし、畳は原料となるい草を何層にも重ねて作られているため、体重をかけたとき、しなやかにその衝撃を受け止められるだけの弾力性があります。

そのため、足の裏を傷め難く、膝を痛め難いなどのメリットや、物を落としてもバウンドするので、破損し難い利点があります。

メリット3:ポリプロピレンの畳は耐久性がある

畳にするメリット3つ目は、ポリプロピレンの畳は耐久性があるということです。

防水効果が高いため、水をこぼして、そのままの状態で中に染み込み難いから素材が腐り難いので長年使えます。また、擦ったり、何度歩いても、畳の表面がボロボロになり難いのも特徴的です。

ポリプロピレンは火にも強く、色褪せし難いなど、多くの利点がありますので、丁寧に使えば10年以上、長ければ20年以上賃貸の床に使える耐久性があります。

フローリングにするメリット3つ

多額のお金をかけて、まだまだ使える賃貸の部屋の畳をフローリングにすることにはどのようなメリットがあるのか気になる人も多いのではないでしょうか。

また、フローリングの床にするメリットとして、無垢材の独特の風合いがある、無垢材の見た目に高級感がある、合板材の一定の品質を保てるという点があります。

それでは、賃貸の床をフローリングにするメリットを具体的に3つ取り上げて、さらにそれぞれ詳しくご紹介しましょう。

メリット1:【無垢材】独特の風合いがある

賃貸の床を無垢材のフローリングにするメリットは、独特の風合いがあることです。木の持つ個性的な色合いと味には違いがありますから、賃貸の部屋の雰囲気をより一層上品にできます。

また、同じ種類の木でも、木や部位によって風合いも違うので、組み合わせによって色と味のグラデーションを楽しめるのも魅力的です。

日差しが当たる場所と当たらない場所とでは風合いの違いを楽しめるのも、面白さを感じさせるメリットがあります。

メリット2:【無垢材】見た目の高級感

見た目の高級感があるのが無垢材のメリットです。美しく、独特な色合いの出る無垢材を選ぶだけで部屋に上品な高級感を出します。

また、磨くことで艶が出る無垢材は高級な上品さがプラスされ、磨くたびに高級感が増すのも面白いところです。高級感ある無垢材のフローリグは高級家具にも合い、高級絨毯をより一層引き立たせます。

特に、鮮やかな赤褐色が美しいカリンは高級感があり、賃貸の部屋をお洒落でモダンな部屋にします。

メリット3:【合板材】一定の品質を保てる

合板材がいいのは、一定の品質を保てることです。最初から木の品質にバラつきがない合板材は反りがなく、収縮して、木と木の間に隙間が開き難い利点があります。

また、木材が厚いため、物を落としても衝撃を吸収し、人が行き来してもフローリグの表面に傷が付き難く、いつまでも美しい床を維持することが可能です。

さらに、賃貸の部屋の消臭効果は長く保たれますし、調湿機能も長く続くなど、合板材には多くのメリットがあります。

賃貸部屋の畳やフローリングをリフォームする際の注意点

賃貸の部屋のフローリングを畳に、畳をフローリングにリフォームしたいけど、どこに注意すれば失敗のないリフォームになるか、心配になるでしょう。

この賃貸の部屋の床を業者に依頼して、リフォームする注意点としては、かかる費用を把握すること、無理に変えようとしないことが挙げられます。

それでは、賃貸の部屋の畳やフローリングをリフォームする際の注意点を具体的に2つ取り上げて、それぞれ詳しくご紹介しましょう。

かかる費用を把握する

リフォームにかかる費用を把握することが大事です。古い板材を剥がし、新品のフローリングに張り替えるには、6畳間で約12万円の費用がかかります。

また、張り替えずに、古い板の上に新しい板を重ね張る工法であれば、費用は10万円程度に抑えることが可能です。

フローリングの上に畳を敷くだけなら費用は安くなりますが、キッチンまで同じ高さにする工事では20万円前後かかるなど、業者に見積もりを出してもらいましょう。

無理に変えようとしない

無理に賃貸の部屋の床を変えようとしないことが大事です。無理に畳に変えると、部屋と部屋との間に段差ができて、躓く危険性があります。

また、湿気やカビが目立つ立地に建つ賃貸の畳をフローリングに変えてしまえば吸湿性が悪くなり、部屋がカビ臭くなるでしょう。

さらに、部屋の雰囲気にミスマッチな風合いの素材にすると浮いてしまい、入居者が気分的に落ち着かなくなり、退室してしまうなど、無理に変えないことが大事です。

畳やフローリングをリフォームして賃貸の空室対策に!

畳やフローリングをリフォームして、賃貸の空室対策を考えましょう。空室にしない対策は、入居する世代やタイプを考えることが大切です。

古い畳を使っていたり、壁に合わないフローリングのため空室になってしまう原因になったり、掃除がしにくい、物を落とすと音が響くなどの理由があります。

どのようなことが空室になる原因となってしまうのか、大家が実際に部屋に入りチェックをおこなって、問題が起こらないようにしましょう。

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