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太陽光発電のメリット3つとデメリット|太陽光発電に向いている土地

2020 06.29この記事はPRを含みます

太陽光発電とは

近年では、家の屋根や空き地などにソーラーパネルが設置されている様子をよく見かけるようになりました。ソーラーパネルを設置することで、太陽の光と半導体の光電効果によって太陽光発電を行うことができます。

本記事では、太陽光発電のメリットとデメリットや、太陽光発電に向いている土地などについて解説していきます。

太陽光発電で土地活用する

地方へ行くと、使わない土地があって困っているという人が意外にいます。空いている土地では不動産投資や駐車場などの有効活用の方法もありますが、地方で人が少ないことで収入が見込めないということもあります。

そのような場合でも、太陽光発電であれば太陽の光があれば発電をすることができ、作った電気は電力会社に売ることもできます。そのため、太陽光発電は土地の有効活用方法の1つにもなっています。

近年続出している土地活用のトラブル

土地の有効活用であるはずの太陽光発電は、トラブルの原因となってしまうこともあります。よくあるトラブルの1つに反射光があります。

また、落雷の危険視などで近隣住民が不安を感じたりなどもすることがあります。そのため、太陽光発電を行う際には、事前にトラブルへの対処をしておくことも重要となります。

太陽光発電で土地を活用するメリット3つ

太陽光発電は土地の有効活用ができます。しかし、土地の有効活用の方法は太陽光発電以外にもあります。ですが、それでも土地の活用に太陽光発電が選ばれている理由は、太陽光発電にはいくつかのメリットがあるためです。

太陽光発電で土地を活用するメリット1:国が定めたFIT制度・固定価格買取制度

太陽光発電をして、発電した電力は電力会社に売ることができます。その際の金額は国が定めたFIT制度に従うことになります。この制度では、発電所との契約を行う際に、一定期間のうちは一定の売電価格が維持されるというものです。

そのため、太陽光さえあれば発電ができ、その売電価格もほぼ一定のため、不動産のように空室リスクがあったり、駐車場で利用者がいないなどのように、収入が不安定になりにくいです。

太陽光発電で土地を活用するメリット2:初期費用回収シミュレーションや収益計画が立てやすい

太陽光発電は太陽の光があれば発電をすることができます。そのため、雨や曇りの日はあまり発電ができません。ですが、1年を通してみれば太陽が出ていない時間に極端な差はあまりありません。

また、FIT制度によって売電価格も一定のため、収益計画も立てやすいです。収益計画が立てやすいことで、初期費用の回収シミュレーションも行いやすいです。

太陽光発電で土地を活用するメリット3:太陽光発電の需要がなくなる可能はない

発電は太陽光でなくても行うことはできます。しかし、他の発電では資源が必要となるものが多いです。そのため、太陽光発電のような再生可能エネルギーの需要は高まっています。

また、自家発電や省エネ家電などの普及によって、電気の消費量が減ったとしても、電気の需要が全くなくなってしまうということは考えにくいです。そのため、太陽光発電の需要もなくならないでしょう。

太陽光発電で土地を活用するデメリット2つ

太陽光発電にはいろいろなメリットがあります。しかし、太陽光発電にはデメリットもあります。もし、これから太陽光発電で土地活用をすることを検討しているのであれば、メリットだけでなく、デメリットも把握しておく必要があります。

もし、デメリットを把握しておかないと、収益計画通りの収入が得られなくなってしまう可能性があります。

太陽光発電で土地を活用するデメリット1:売電価格の低下

FIT制度によって、売電価格は契約時から一定期間は価格が変わることなく維持されますが、売電価格は年々下がってきています。そのため、土地活用で太陽光発電を行うのであれば、早めに始めないと、価格が下がった状態で売電を続けていくことになります。

太陽光発電で土地を活用するデメリット2:住宅用太陽光発電所のFIT期間が終了

太陽光発電で発電した電気の売電価格はFIT制度によって、一定期間は守られています。しかし、期間が終了すれば売電価格はFIT制度によって守られなくなります。

そのため、FIT制度の期間が終了したあとも売電を続けるのであれば、電気を買い取ってくれる企業と再契約を結ぶ必要があります。ただし、売電価格は年々下がっているため、FIT制度の期間中の価格からは大幅に下がることになります。

太陽光発電を始めるまでにかかる期間

太陽光発電を行うためのソーラーパネルはどこにでも、すぐに設置できる物ではありません。まずは、土地がソーラーパネルを設置できる状態であるかどうか、もしできない場合はどのような工事が必要なのかなどの現地調査を行います。また、工事の見積もりも出します。

他にも、国や電力会社との手続きや、工事期間なども合わせると、売電ができるようになるまでには半年ほどはかかると思っておきましょう。

太陽光発電にかかる費用

太陽光発電を行うためには工事が必要となります。初期費用は規模や工事を頼む業者などによって変わりますが、数百万円〜数千万円はかかると思っておきましょう。

また、売電するために必要な手続きや工事にかかる費用である系統連系負担金も、規模によって数万円〜数十万円はかかります。売電が始まっても、ランニングコストやメンテナンス費用などで、年間で数万円〜数十万円はかかります。

太陽光発電に向いている土地の特徴2つ

土地活用のために太陽光発電を検討する人もいます。しかし、太陽光発電には大きな初期費用が必要であったり、維持費もそれなりに必要となるので、しっかりと発電をして、売電を続けていかないと、初期費用や維持費を回収していくことができません。

そのため、太陽光発電で発電効率を上げるために、太陽光発電を行う土地が、太陽光発電に適した土地であるということを見極めることも重要です。

土地の特徴1:日当たりがいい場所

太陽光発電では、当然ながら日当たりが良い土地が発電に向いているので、平地や南向きの斜面などが適しています。

ただし、日当たりが良くて、平地や南向きの斜面であっても、落ち葉や積雪が多い場所ではソーラーパネルの表面を葉や雪が覆ってしまい、発電効率を落としてしまう可能性があります。

また、山の麓などで風が強い場所であれば、砂がソーラーパネルを覆ってしまうこともあるので注意が必要です。

土地の特徴2:電信柱が近くにある土地

太陽光発電を行う際の土地選びで意外と重要になるのは、近くに電信柱があるかどうかです。太陽光発電で売電を行うためには、その電気を発電所へ送電しなければいけません。送電を行うためには電信柱と太陽光発電を繋げる必要があります。

もし、近くに電信柱がない場合には、自分で電信柱を設置しなければいけないこともあります。電信柱は1本の設置に200万円ほどかかり、30mほどの間隔で必要となります。

太陽光発電に向いていない土地

太陽光発電に向いているのは日当たりが良く、電信柱が近くにある土地です。これらの条件が満たせていない場合には、太陽光発電に向いていない土地ということになります。

また、太陽光発電の設置が規制されている自治体もあります。そのような地域はそもそも太陽光発電の設置ができない可能性があるため、事前に太陽光発電ができる土地であるかどうかは確認しておきましょう。

土地の特徴:追加で費用がかかる可能性がある土地

先に述べた通り、近くに電信柱がない場合には自分で電信柱を設置しなければいけないこともあります。また、もし太陽光発電を行おうと思っている土地の地目が農地であった場合には、農地転用の手続きが必要となります。

その際に数万円の費用が必要となり、国に提出する書類が増えてしまったりします。それらの書類がややこしくて自分で準備できない場合に、行政書士に依頼をするのであれば、さらに費用が必要となります。

太陽光発電で土地を活用するメリットやデメリットを知っておこう

土地を有効活用するために、太陽光発電を検討する人もいます。しかし、太陽光発電にはメリットだけでなくデメリットもあります。うまく土地活用していくためにも、メリットとデメリットの両方を知っておくようにしましょう。

本記事を参考にしていただき、土地活用として太陽光発電を検討されてみてはいかがでしょうか。

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