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オール電化住宅の節約方法12個|消費電力の大きい家電にかかる電気代は?

2020 10.21この記事はPRを含みます

目次

オール電化住宅の電気代は?

関西電力によると4人家族以上のオール電化住宅の電気代の平均は、年間178,968円で月額に換算すると1ヶ月で14,914円となります。(2020年8月時点)

オール電化住宅は、家中の全てのエネルギーを電気でまかなうため、調理に火を使うこともなく、安全に暮らすことができるのがメリットです。

また、利用する時間帯や季節により電気代も変わるため、夜間など電気代の安い時間帯を利用すれば節約できるでしょう。ここでは、オール電化のさまざまな電気代の節約方法をご紹介します。

世帯⼈数別の電気代|関西電力

オール電化住宅の節約方法12個

オール電化の電気代は、利用する時間帯や季節によりそれぞれ変化します。そのため夜間など、電気代の安い時間帯を上手に利用すれば、それだけ高い節約効果が得られるでしょう。

ここでは、安い時間帯だけでなくさまざまな電気代の節約方法をご紹介します。

オール電化住宅の節約方法1:時間帯をずらす

オール電化住宅の場合、契約している電気会社によって料金設定プランや基本料金などはそれぞれ違いますが、たいてい午後11時から午前7時までの時間帯は、夜間電力として夜間割引プランが適用され、昼間よりも安い価格設定になっています。

また、タイマー機能のある電化製品を、夜間の電気代が安い時間帯に合わせてセットするなどの工夫をすることにより、電気代の節約が可能になります。

オール電化住宅の節約方法2:生活スタイルに合った料金プランを選ぶ

オール電化の電気代は、契約するアンペア数などにより基本料金に違いが生じますが、各電気会社で設定されている電気料金の内訳は、基本料金+電力量料金+オプション料金の3つで、これらを合わせたものが毎月の電気料金です。

また、基本料金は全ての家庭で支払わなければならず、契約するアンペア数により基本料金の額も変わります。

電力会社と契約する際は、30Aから60Aまでの間で、世帯数に合わせ無駄のない最適なプランを選択しましょう。

オール電化住宅の節約方法3:休日の過ごし方を見直す

休日、朝から晩までエアコンを稼働させ、TVゲームやネットばかりを一日中していると、電気代がかさみます。

特に、オール電化の電気代は、昼間の料金単価が割高に設定されているため、休みの日は家族で出かけたり、気候に合わせて重ね着をしたり、エアコンの設定温度を見直すことでも、電気代の節約効果を得られるでしょう。

オール電化住宅の節約方法4:エコモードを使う

近年発売された電化製品の中には、省エネモード機能が付いているものがあるので必要に応じて、省エネ設定「エコモード」にすることで、節電効果が得られるでしょう。

最新の省エネ家電は、値段も高いですが電気代を安く抑えられ、一日5円の節約でも、1ヶ月で約150円になります。冷蔵庫や洗濯機など、長年使えるものは省エネ家電に買い換えたほうが、お得と言えるでしょう。

オール電化住宅の節約方法5:昼間は使わないようにする

オール電化節約方法において、電気を使う時間を工夫することはとても重要です。

基本的に、オール電化住宅は夜間の電気料金が安く設定されているという特徴があるため、消費電力の大きい家電を使用するときはなるべく夜間電力を利用する工夫などをして、電気代を賢く節約しましょう。

オール電化住宅の節約方法6:エコキュートを導入してみる

電気給湯器のエコキュートの電気代は、すべてが同じではなく都道府県ごとに設定されています。

また、水温が低いほどお湯を沸かす際の消費電力が増えるため、北海道などの寒い地域ほどエコキュートの平均電気代も高くなりますので、エコキュートで電気代を節約する場合は、タンク内のお湯の沸き上げ温度設定が重要です。

沸き上げ設定温度を低温に設定し節約モードに変更、設定するだけで実行できる簡単な電気代の節約法になります。

オール電化住宅の節約方法7:エアコンのフィルターを掃除する

エアコンの電気代は、スイッチを入れてから室内温度を設定温度に調整するまでが一番高くなります。

そのため、スイッチを入れたり切ったりを繰り返すよりも、一度適温になったらそのままの温度で自動運転を保つことにより、電気代の節約ができます。

さらに、エアコンのフィルターが汚れて目詰まりしてしまうと運転効率が下がり、余計な電気代がかかることになるため、フィルターは2週間に一度、こまめに掃除するのがよいでしょう。

オール電化住宅の節約方法8:IHクッキングヒーターに変える

オール電化住宅の場合、国内メーカーの家庭用三ツ口キッチンは、主に左右にIHコンロが1つずつと、中央部に1つラジエントヒーターというコンロが付いています。

ラジエントヒーターは、IHヒーターで使用不可のホーロー鍋やガラス鍋なども使えますが、熱効率が悪くさらに火力も弱いためIHヒーターに比べると電気代がかかります。

そのため、調理をする際はなるべく、IHクッキングヒーターを使用したほうが電気代が節約できるでしょう。

オール電化住宅の節約方法9:スイッチ付きの延長コードを使う

コンセントに常に電気プラグを接続したままの場合、電化製品の電源が切れていても、待機電力として常に微量の電気を消費していることになり、一般家庭の総電力量のうち、約6%が待機電力だとも言われています。

待機電力の消費をしないためには、「スイッチ付き延長コード」の利用がおすすめです。スイッチ付きの延長コードであれば、電気プラグを接続したままでもスイッチをオフにできるため、待機電力を発生させず節電になります。

オール電化住宅の節約方法10:タイマー機能を使う

夜間の料金設定が安いオール電化節約術のひとつとして、タイマー機能をうまく利用し、夜間割引の適用される時間に家電製品のタイマーを合わせましょう。

炊飯器や食器洗い機、洗濯機などの家電を夜間から早朝に稼働させ、使用時間をずらすというのも、電気代節約に効果的な手段の1つです。

オール電化住宅の節約方法11:アンペアを下げる

電気料金の基本料金は、契約するアンペア数によって決まるので電気を使い始める際はまず、電力会社と相談して契約するアンペア数を決定しましょう。

またアンペア数は、実際の使用量よりも高めに設定されることが多いため、電気の使用量とアンペア数を調べ、アンペア数の見直しをすることで節約につながります。

東京電力の場合、30アンペアで基本料金は858円ですが50アンペアでは1,430円です。契約を見直して変更した場合、年間に換算するとかなりの電気料金を節約することが可能でしょう。(2020年8月時点)

東京電力|基本料金

オール電化住宅の節約方法12:ブレーカーを切っておく

ブレーカーは言わずと知れた、家中の電気の供給源です。このブレーカーを落とすことにより家全体の電源をオフにしたり、また部屋ごとの電源をオフにできます。

長期間不在などの場合、ブレーカーを落とすことによって、5~6%の電気代節約になりますが、間違えて冷蔵庫の電気まで切ってしまわないよう、部分的にブレーカーを落とすなどの工夫をするとよいでしょう。

【種類別】消費電力の大きい家電にかかる電気代10個

家電の種類により、消費する電力はそれぞれ違います。では、消費電力の大きい家電製品とは、どのような家電製品なのでしょう。

ここでは消費電力が大きい家電の電気代をそれぞれご紹介します。家電の種類と使用の際、どのくらいの電気料金がかかっているかを理解し節約に努めましょう。

消費電力の大きい家電にかかる電気代1:洗濯乾燥機

洗濯乾燥機は、その形状によって縦型とドラム型、大きく分けて2つの種類に分類されます。

Panasonicの洗濯機で洗濯のみを行い乾燥機能を使用しなかった場合、一回の洗濯にかかる電気代は縦型が約2.7円でドラム式が約1.9円、乾燥機能を使用した場合、ドラム式が約25円、縦型は約69円とドラム式のほうが電気代が安くなっています。(2020年8月時点)

洗濯のみを利用して、自分で干すようにすれば節電、節約効果が得られることでしょう。

洗濯乾燥機電気代

消費電力の大きい家電にかかる電気代2:エアコン

エアコンは冷房と暖房によって消費する電力がそれぞれ違うため、電気代にも差が生じます。

基本的に冷房より暖房のほうが室内の温度を変化させるため、その分電気代も高くなります。

株式会社ノジマによると14畳用のエアコンの場合、1時間にかかる電気代は冷房でおよそ3円から37円、暖房でおよそ3円から95円と、機種によってもその電気代の違いは大きいです。(2020年8月時点)

また、熱中症などの心配がある夏期には、電気代の節約のしすぎに注意しましょう。

消費電力の大きい家電にかかる電気代3:IHクッキングヒーター

毎日の料理に欠かせないIHクッキングヒーターの電気代は、どのくらいかかるのでしょう。

一般的な家庭用のIHクッキングヒーターは、一日の使用で30円、1ヶ月でおよそ900円の電気代がかかります。(2020年8月時点)

電気代としてはさほど高くは感じませんが、ちりも積もれば山となります。オール電化住宅の夜間電力割引をうまく使い、長時間かかる煮込み料理をするなどの工夫で、一層電気代を抑えることができるでしょう。

消費電力の大きい家電にかかる電気代4:食器洗い乾燥機

自動で食器が洗浄できる食洗機は、一度にかかる水道代は約3円と、とてもエコで便利な家電ですが電気代はどれぐらいかかるのでしょう。

標準コースで食洗機を一度使用した場合、電気代は約21円で、乾燥機能も使った場合、それぞれ30分で約15円、60分で約30円かかります。(2020年8月時点)

乾燥時間が長ければそれだけ電気代も増えますので、乾燥時間を少し短めに設定しておくことが、電気代節約につながるでしょう。

消費電力の大きい家電にかかる電気代5:炊飯器

炊飯器の電気代は、一回の炊飯に約4円かかります。(2020年8月時点)一度に炊く白米の量が多くても少なくても、ほとんど電気代は変わりません。

ただし、炊飯の後に保温をする場合は、10時間の保温でおよそ4円の電気代がかかります。保温には意外とお金がかかりますので、保温機能はなるべく短時間の利用にとどめておきましょう。

消費電力の大きい家電にかかる電気代6:電子レンジ

電子レンジを、700Wで1分間使用した場合、約0.27円の電気代がかかります。(2020年8月時点)

使用する時間が長くなるほど電気代もかさむため、オール電化住宅で電子レンジを利用する際は、加熱時間に気をつけて電子レンジを使うと良いでしょう。

また、レンジ内の汚れに電波が反応するため効率も落ちてしまいます。そのため、レンジ内をつねに清潔にしておくことが電気代の節約へとつながるでしょう。

消費電力の大きい家電にかかる電気代7:掃除機

掃除機はとても消費電力の大きい家電のため、1000ワットの掃除機を10分使った場合、およそ5円もの電気代がかかります。(2020年8月時点)

また、掃除機の種類が紙パック式かサイクロン式かによっても、それぞれ電気代に差が生じます。

掃除機を10分使った場合、紙パック式は約5円なのに対してサイクロン式は3.6円とサイクロン式の方が電気代が安く、加えて紙パックの費用も抑えられるためサイクロン式のほうが、電気代の節約には適しているでしょう。

消費電力の大きい家電にかかる電気代8:ドライヤー

一般的な市販のドライヤーを、強風で10分間使用したとき、電気代は約5.4円かかりますが、弱風で10分使用した場合は、約2.7円と半分の電気代で済みます。(2020年8月時点)

ドライヤーを使用する前には、髪の毛の水分をしっかりタオルドライしてから、ドライヤーで乾かすなど使用時間をなるべく短くできるよう、工夫して節約につなげましょう。

消費電力の大きい家電にかかる電気代9:アイロン

アイロンは消費電力の大きい電化製品の1つです。アイロンがけにかかる電気代は、10分で約2円となります。(2020年8月時点)

アイロンは、温度設定や表面積によっても消費する電気が違うため衣類をまとめて、なるべく低温、かつ素早くアイロンがけをすることで、電気代の節約につなげることができるでしょう。

消費電力の大きい家電にかかる電気代10:電気ケトル

電気ケトルは短時間で必要な分だけお湯を沸かせるため、便利で人気のある家電製品です。

電気ケトルを使用して、0.5リットルのお湯を1回沸かすのに、約1円の電気代がかかります。(2020年8月時点)IHクッキングヒーターで0.5リットルのお湯を沸かすときに比べ電気代は約半分になるので、節約効果の高い家電と言えます。

料理をする際に、お湯を沸騰させる場合は、あらかじめ電気ケトルでお湯を沸かしてから鍋に移し替えて調理をするなど、IHクッキングヒーターと併用することで、より一層の電気代節約効果が得られるでしょう。

オール電化の電気代を節約しよう

オール電化の電気代節約の大きなポイントは、いかにうまく夜間電力割引を利用できるかです。タイマー機能のある家電を上手に使い節電、節約に努めましょう。

また、同じ種類の家電でも旧型と最新型では、消費電力に倍以上の違いが生じることもあるため、家電が故障した際などは最新型に買い換えたほうが、長い目で見たときに電気代の節約効果が得られる場合もあります。

毎日少しずつ節電を意識しながら行動するだけでも、その積み重ねが年単位で見たときに、高い節約効果となってあらわれてくるのではないでしょうか。

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