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がん保険の選び方12のポイント|がん保険選びに欠かせない基礎知識

2022 03.8この記事はPRを含みます

がん保険とは?

将来的にがんになる不安から、がん保険を検討している人は多いのではないでしょうか。がん保険とは、がんという病気に特化した保険です。商品によって内容は変わりますが、基本的にがんと診断された時やがん治療を受ける際、手厚い保障内容になっています。

本記事では、がん保険の選び方のポイントとがん保険選びに欠かせない基礎知識について紹介していきます。がん保険の知識を増やしたいという方は、参考にしてください。

がん保険の基本的な保障内容

がん保険の基本的な保障内容には、がんと診断された時のがん診断給付金、がんの手術を受ける時のがん手術給付金、がんの入院や通院によって請求可能ながん入院給付金、がん通院給付金などがあります。

がんにかかったことにより適応されるので、がん以外の病気では適応されない点には注意しましょう。

医療保険との違い

がん保険と医療保険との違いは、 がん保険は、がんに特化した保障であり、医療保険はがんを含んだそのほかの病気や怪我の治療にも対応した保障です。

がんは人によって治療期間が長くなったり、費用面で大きな負担が出てくる病気なので、備えを万全にするためには医療保険だけでは賄いきれない可能性があります。そのため、医療保険とは別にがん保険に入る人は多いでしょう。

日本におけるがん患者数とは?

日本におけるがん患者数は、『日本のがん罹患の将来推計-ベイズ型ポワソン・コウホートモデルによる解析に基づく2020年までの予測』によると、2020年は全部位で878,119人という推計が出ています。

がんの部位別罹患率は、男女共に肺がんが増加傾向にあり、胃がんが減少傾向にあります。肺がんの場合は、部位別で見ても亡くなっている率が高いこともあり、特に警戒しておくべきでしょう。

2020年におけるがん患者数(推計)
最新がん統計:[国立がん研究センター がん登録・統計]

がん保険の選び方のポイント11個

がん保険の選び方のポイント11個について紹介していきます。がん保険に入ったからといって、その商品で保障されていない内容もあるので、検討する保険内容には十分注意しましょう。

がん保険の選び方のポイントには、給付金の種類・保障の種類・給付金の受取り回数・支払いの条件・入院や通院の給付金の有無・3大治療への保障・がん先進医療特約・確定診断のみで支給されるか・保険期間・保険料の払込み期間、などがあります。

がん保険の選び方1:給付金の種類で選ぶ

がん保険の選び方として、給付金の種類に着目しましょう。がん保険には、診断給付金・入院給付金・治療給付金、など給付金の種類があります。

診断給付金は、がんと診断された時にまとまった額を請求でき、入院給付金は、がんによって入院した時、治療給付金は、放射線治療やホルモン剤治療など特別ながん治療をする際に受け取れます。給付金の種類は、がんになった時を想定して検討する必要があるでしょう。

がん保険の選び方2:保障の種類で選ぶ

がん保険の選び方に、保障の種類で選ぶ方法があります。保障の種類は、標準治療のみに焦点を当てている保障や、陽子線治療や重粒子線治療など先進医療に力を入れているものなど、保険商品によって保障の厚みはさまざまです。

がんは見つかった時の進行度や、部位によって治療期間や難度も変わってくるため、どの保障内容が自分に合っているのか、自分に必要なのかということも考えておく必要があるでしょう。

がん保険の選び方3:給付金の受取り回数で選ぶ

がん保険の選び方に、給付金の受取り回数で選ぶ方法があります。がん保険の種類によって給付金の受け取り回数が異なります。初回だけ受け取れるものや3年に1度と制限が設けられているもの、複数回受け取れるものがあります。

診断給付金の支払い回数は、がんの場合再発や転移の危険性が高いため何度も受け取れるタイプが望ましいでしょう。ただ、保障が手厚くなれば保険料も高くなります。

がん保険の選び方4:支払いの条件で選ぶ

がん保険の選び方として4つ目は、支払いの条件で選ぶことです。がん保険を選択する時は、2回目以降の支払い条件も治療方法など限定がなく、がんという診断で受け取れるタイプを選ぶほうが良いでしょう。

がん保険によって初回のみ手厚い内容で、2回目以降は条件がつき厳しくなっているものがあります。診断確定だけでお金が下りるほうが、費用は自由に使いやすいため、約款などしっかりとチェックしましょう。

がん保険の選び方5:入院や通院の給付金の有無で選ぶ

がん保険の選び方には、入院や通院の給付金の有無で選ぶ方法があります。がん保険の商品によって、入院や通院が含まれているものもあれば、特約として自分で追加するタイプがあります。

がんの状況にもよりますが、最近では、がんで入院しても日数が少ないケースも多く、日帰り手術や通院のみで治療を済ませる数が増えているため、入院給付金の必要性は高くないと考える人も増えています。

患者調査の概況 – 厚生労働省

がん保険の選び方6:3大治療への保証で選ぶ

がん保険の選び方として、3大治療への保障で選ぶことも大切です。がんの代表的な治療方法は、手術療法、化学療法、放射線療法の3大治療があり、がんを発症した部位や症状に応じて使用されます。

手術療法は、がん細胞を外科的な手術によって除去する手法で、化学療法は薬物を投与、放射線療法は放射線をがんに当てる治療法です。化学療法は転移を予防させる際にも使用されるので、内容について重要視したほうが良いでしょう。

がん保険の選び方7:がん先進医療特約で選ぶ

がん保険の選び方として、がん先進医療特約が入っているかどうかで選ぶことは重要です。がん先進医療とは、陽子線治療や重粒子線治療など、高度な技術を用いたがん治療のことであり、使用するとなると非常に高額です。

また、先進医療は健康医療保険が適用されないため、全額自己負担になります。先進医療は300万円を超える医療技術費がかかることもあるため、不安な方はがん先進医療特約は付けておくほうが良いでしょう。

がん保険の選び方8:確定診断のみで支給されるかを基準に選ぶ

がん保険の選び方として、確定診断のみで支給されるかを基準に選ぶことも大切です。確定診断のみなど、少ない条件でお金を受け取れる保険に入る方が、請求条件が低いため将来的に役立ちます。

例えば、保険適用されない治療を受けた場合、請求条件が厳しいと支給されないため、いざという時機能せず助けになりません。できれば2回目以降も治療方法などの限定がなく、がんと診断されればすぐにお金が下りるものにしましょう。

がん保険の選び方9:ウィッグなどを対象とした特約で選ぶ

がん保険の選び方に、ウィッグなどを対象とした特約で選ぶという点があります。がんの治療である抗がん剤によって髪の毛が抜けてしまった時のウィッグ費用や、乳がんの手術後の乳房再建術など、がんは治療以外でもお金がかかるケースがあります。

がん治療後の生活を考えて、そこで必要になってくるであろう資金面も視野に入れることもがん保険を考える上で大切でしょう。

がん保険の選び方10:保険期間で選ぶ

がん保険の選び方として、保険期間があります。がん保険には、生きている間ずっと保障される終身タイプと、ある一定の期間のみ保障される定期タイプがあります。

がんに対してどの程度備えたいかは考え方に個人差があります。高齢になってくると積極的な治療ができないこともあるため、終身を選ばなくても良いという考え方や、働いている間だけなど一定期間だけ備えたい場合は定期タイプでも良いでしょう。

がん保険の選び方11:保険料の払込み期間で決める

がん保険の選び方に、保険料の払込み期間で決める方法があります。保険料の払込み期間で保険料は変化します。生きている間ずっと払い続ける「終身払い」や、一定の年齢まで支払う「短期払い」があります。

短期払いには、10年間や15年間など年数で払うタイプと、60歳や65歳など年齢で払うタイプがあります。老後の負担をなくしたい場合は、短期払いをしたほうが良いでしょう。ただ月々の保険料は終身払いよりも割高です。

がん保険の主な保証4つ

がん保険の主な保障4つには、診断給付金・放射線治療給付金・抗がん剤治療やホルモン剤治療給付金・先進医療給付金、があります。

これらは、がん保険によくある基本的な保障内容です。がん保険の保障内容についても、商品によって違いがあるため、どの保障を重視するかなど選び方の参考にしてみてください。

がん保険の主な保証1:診断給付金

がん保険の主な保障として1つ目は、診断給付金です。診断給付金は、がんと診断された時にまとまった金額を請求できます。保険商品によりますが、大体100万円~300万円請求できるがん保険が多いでしょう。

入院費用や通院費用、保険診療の有無などを問わず、さまざまな費用に充てられるため、診断給付金の存在は大きいでしょう。

がん保険の主な保証2:放射線治療給付金

がん保険の主な保障として2つ目は、放射線治療給付金です。入院や通院の有無を問わず、放射線治療を受けた際に受けられます。放射線治療は、がんの三大治療法の1つでもあるため、放射線治療を視野に入れておく必要はあるでしょう。

放射線治療は、1回につき10万円程度かかり、状況によっても変わりますが、20~30回など照射することがあるため、それなりの金額になるので重要です。

がん保険の主な保証3:抗がん剤治療・ホルモン剤治療給付金

がん保険の主な保障として3つ目は、抗がん剤治療・ホルモン剤治療給付金です。抗がん剤治療、またはホルモン剤治療した時に支給され、入院や通院の有無を問わずに、抗がん剤治療を受けた際に受け取れます。

10~30万円など一カ月ごとに定額でおりるものが一般的です。抗がん剤治療やホルモン療法は、外科手術後の再発防止、目に見えないがん細胞の治療として使用されます。

がん保険の主な保証4:先進医療給付金

がん保険の主な保障として4つ目は、先進医療給付金です。がん治療において、厚生労働省が認める先進医療を受けた際、500~2,000万円など一定の限度額が設定されていますが、実際にかかった技術料が支給されます。

先進医療を利用する場合は全額自己負担なのでつけたほうがいい考え方と、実際には先進医療を受けること自体は少ないため、つけないという考え方があります。

ポイントを理解し自分に合ったがん保険を選ぼう

がん保険の選び方のポイント、がん保険選びに欠かせない基礎知識について紹介しましたがいかがでしたでしょうか。がん保険は、さまざまな観点から何を重視するかによって選び方を検討する必要があります。

がん保険の選び方に迷った時は、保険の窓口や保険代理店の営業マンなど、保険選びのプロに相談した方が良いでしょう。基礎知識をつけた上で、ポイントを理解し自分に合ったがん保険を選びましょう。

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