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つみたてNISAは複利が良い?知っておきたい2つの効果とシミュレーションを解説!

2023 10.13この記事はPRを含みます

つみたてNISAとは?

つみたてNISAとは、2018年1月からスタートした非課税制度で、少額からの長期、積立、分散投資を支援するために始まりました。

 

通常、株式や投資信託などの金融商品で発生した利益には、約20%の税金がかかりますが、NISA口座であれば、一定の定められた範囲内で非課税となります。

 

つみたてNISAの対象となる商品は限定されており、長期、積立、分散投資に適した投資信託と上場株式投資信託(ETF)です。

NISAとつみたてNISAの違いとは?

NISAは2014年、つみたてNISAは2018年に導入された投資の運用益に対する非課税制度です。

 

しかし、開設できるNISA口座は1人1つと決まっているため、両方の制度を合わせて利用することはできません。

 

NISAとつみたてNISAは、制度の内容にも違いがあります。自分の投資の目的やスタイルに合うNISAはどちらなのか、仕組みを理解して利用することが大切です。

NISAとつみたてNISAの違い1:期間

NISAの利用期間は5年間となっています。5年間非課税枠を利用することができます。

つみたてNISAは、長期の投資を目的としているため20年間利用することができます。

NISAとつみたてNISAの違い2:限度額

NISAとつみたてNISAでは、非課税の限度額が異なります。NISAでは年間投資上限額は120万円ですが、つみたてNISAでは40万円となっています。

NISAとつみたてNISAの違い3:購入できる対象

NISAでは、国内外上場株式、投資信託など様々な金融商品が対象となりますが、つみたてNISAでは、長期の積立、分配投資に適した、国が定めた基準を満たした投資信託のみが対象となっています。

 

NISAが自由度の高い投資に適しているのに対し、つみたてNISAは積立投資を目的とした手数料が安く、値動きが少ない投資信託が中心となっています。そのため、購入できる金融商品にかなりの差があるのです。

複利とは?

複利とは、利息にさらに利息がつくことをいいます。運用で得た利息を元本に組み入れ、再び投資することで、元本が増え収益がどんどん大きくなっていきます。

 

たとえば、100万円を年3%で運用した場合、1年後には103万円になり、利息は3万円です。複利の場合、この利息分3万円も次回の投資に回し運用します。すると、106万900円となり、利息は3万900円で、1年目よりも多くの利息が受け取れるようになります。

単利と複利の違いとは?

単利とは、利息を元本には組み入れず、元本のみに利息がつくことをいいます。たとえば、100万円を年3%で運用した場合、1年後には103万円で利息は3万円です。単利で運用した場合、この利息の3万円は組み込まないので、利息はずっと3万円ということになります。

 

複利で運用した場合、2年目の利息は3万900円となるので900円の差が出てきます。長期で運用するとかなりの差がつくことになります。

つみたてNISAにおける2つの複利効果

つみたてNISAの対象となっている投資信託は、分配金が毎月出ないことが条件となっています。分配金を利益としてそのまま得るのではなく、再投資し運用することで複利効果を得ることができるようになっているのです。

 

つみたてNISAは、20年間と長期の非課税期間が設定されているので、長期で運用でき再投資による複利効果を大きく期待することができます。

つみたてNISAにおける複利効果1:お金が2倍に増える期間が早くなる

複利効果を受けながら運用を行うことで、お金が増える期間も早くなります。では、元本を2倍に増やすためには、単利と複利ではどれほど期間に差が出てくるのでしょうか。下記でご紹介している2つの法則を使えば、元本が2倍になる期間を簡単に計算することができます。

72の法則

「72の法則」とは、元本が複利による運用で、2倍になるまでの期間を出す計算式の法則です。その計算式は、72÷金利=元本が2倍になる期間(年)です。

 

100万円を複利で年3%で運用した場合、72÷3=24となり、約24年かかる計算となります。年5%で運用した場合は、72÷5=14となり、約14年かかる計算となります。

100の法則

「100の法則」とは、元本が単利による運用で、2倍になるまでの期間を出す計算式の法則です。この計算式は、100÷金利=元本が2倍になる期間(年)です。

 

100万円を単利で年3%で運用した場合、100÷3=33となり、約33年かかる計算となります。年5%で運用した場合は、100÷5=20となり、約20年かかる計算となります。

 

どちらの場合も複利よりも長い年数となっていることがわかります。

つみたてNISAにおける複利効果2:リターンがリターンを発生させる

リターンとは、投資によって得られる損益を意味します。100万円を年5%で運用した場合、1年で得られるリターンは5万円です。このリターンをそのまま受け取るのではなく、そのリターンをさらに運用することで、リターンがリターンを発生させる形になるのです。

 

つみたてNISAでは、この複利効果に長期運用で時間をかけることによって、複利の効果をどんどん大きくすることができるのです。

複利を生かすには再投資型の投資信託を選ぶと良い

複利を生かすためには、得た利益を毎回受け取るのではなく、元本に組み込み利益も投資する再投資型を選ぶ必要があります。そのため、複利効果を目的としたつみたてNISAでは、毎月分配型の投資信託は対象から外れています。

 

分配金を受け取り再投資することも可能ですが、再投資分も新たな投資とみなされてしまうので、年間40万円の非課税枠内で行わなければ課税対象となってしまうのです。

再投資型の投資信託を選ぶときの2つのポイント

つみたてNISAで複利効果を得るには、再投資型の投資信託を選びましょう。しかし、再投資型の投資信託と言われても、どのようなものが再投資型の投資信託かわからない方も多いのではないでしょうか。

 

再投資型は複利効果が期待できます。その特徴を知ってしっかりと複利効果が得られる商品を選びましょう。再投資型の投資信託を選ぶ2つのポイントをご紹介します。

再投資型の投資信託を選ぶポイント1:償還期限が無期限である

つみたてNISAでは、信託契約期間が無期限または20年以上の商品が条件となっています。償還期限とはこの契約期間のことを言います。この期限が無期限の場合、運用される期間があらかじめ定まっていないので、長期にわたって運用することができ、複利効果を得やすいのです。

 

また、期限が無期限であれば、新たに投資信託を買い直す必要がないため、購入コストも抑えることができます。

再投資型の投資信託を選ぶポイント2:無分配金である

投資信託には、前述した通り、分配型と無分配型が存在します。分配型は、分配金を支払うために、収益の一部を分配します。分配した分資産が減ってしまうので、元本が増えず、複利効果を得ることができないのです。

 

一方、無分配型は収益も運用するため、運用収益にその都度課税されることがなく、効率的に運用することができます。また、複利効果も生かすことができるのです。

複利の積立シミュレーション

実際に投資を始める前に、運用のシミュレーションを行うと運用の計画が立てやすくなります。金融庁のHPには、毎月の積立金額、想定利回り(年率)、積立期間を入力すると入力した数値に合わせて運用収益と元本がわかりやすく表示されます。

 

投資は、リスクがあるためシミュレーション通りとはいかないかもしれませんが、しっかりと計画を立てることで目標に近づく可能性は高くなるでしょう。

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つみたてNISAをしっかり理解しよう

つみたてNISAは、20年間という長期の非課税制度があるので、長期の資産運用にはとても向いています。また、低コストから始められるので、まとまったお金がない若い人や投資初心者であっても、比較的簡単に始めることができます。

 

とても魅力的な制度ですが、つみたてNISAには元本保証はありません。リスクのある金融商品になるため、しっかりと投資の仕組みを理解してから納得の上で、投資を行いましょう。

 

つみたてNISAについて以下のリンク先にまとめていますので、興味がある方はご参照ください。

つみたてNISAのおすすめの銘柄6つ|選ぶ時のポイントや金融機関を紹介

 

尚、2024年以降、NISAが見直され、非課税対象および非課税投資枠が変わる予定です。

新しいNISA

 

NISA口座をお持ちでない方は、まずは開設してみてはいかがでしょうか。

主要なネット証券(口座数上位5社)としては以下の5社があります。

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SBI証券

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