株の複利運用とは?複利のメリット・デメリットと運用する際のポイント、投資方法を紹介
2024 12.4この記事はPRを含みます
株の複利運用がよくわからないんだよね。
そうなんだ。株の複利運用について教えるね。
ありがとう、先生!複利のメリット・デメリットについても知りたいな。
なるほどね。複利のメリット・デメリットもあわせて教えるね。
株の複利運用ってなに?
株の複利運用とは、株によって得た利益を再投資に回してさらに利益を増やしていくという長期的な資産形成方法として有効といわれる運用方法です。
しかし株の複利運用はメリットばかりではなくデメリットも存在します。
単利運用との違い
資産運用方法には複利運用のほかに単利運用もあります。単利運用とは、運用によって得た利益を出金するなどして元本に組み入れずに、もとの元金だけで運用していく方法です。
たとえば、100万円を運用に回して利益が10万円あったとすると、単利運用では10万円を出金し元の100万円のみを運用に回しますが、複利運用では利益10万円を元本に足して110万円の元本で運用を行うということです。
株を複利運用するメリット3つ
株を複利運用する場合、メリットがいくつかあります。ここでは株の複利運用のメリットを3つご紹介します。単利ではなく複利だからこそのメリットばかりですので、これから運用を考えているという人はぜひ参考にしてみてください。
複利運用のメリット1:利回りが大きい
複利運用のメリットに利回りが大きくなるということがあります。長期的資産形成において複利運用は有利とされ、単利で資産形成した場合に比べて利回りの大きさには大きな差がでます。
単利運用と複利運用による資産形成では、当初の数年ではあまり差がないものの、10年を超えたあたりから両者には差が出てくることが多いです。
複利運用のメリット2:短期間での資産形成
複利運用のメリットとしては、短期間での資産形成ができるということがあります。株で得た運用益を再投資することで資金効率が良くなるので、運用が上手くいけば元本が雪だるま式に増えていくことになり、資産形成のスピードを上げてくれます。
複利運用のメリット3:幅広い投資で実践できる
複利運用のメリットに、幅広い投資で実践できるということがあります。複利運用を活用するには、株はもちろんですが、投資信託やFXなどでも実践可能です。
運用益を消費することなく再投資するという方法は幅広い投資で実践できる方法です。さらに、複利効果は行えば行うほどに効率良く資産形成できます。また、複利運用については自動投資できる仕組みがある場合も多く、実践しやすい投資方法と言えるでしょう。
株を複利運用するデメリット3つ
株を複利運用する場合はメリットがあることがわかりましたが、デメリットも存在します。ここでは株を複利運用するデメリットを3つご紹介します。複利運用を検討している方は、デメリットについてもよく確認しておきましょう。
複利運用するデメリット1:資金の拘束期間が長い
複利運用するデメリットとしては、資金の拘束期間が長いということがあります。複利運用は運用期間が経過することによって複利による効果が期待できますが、一方で長期間資金が拘束されることになります。
運用で得られる利益や利息を消費することなく再度投資に回すため、複利運用に使っている資金は長期間使用できなくなります。そのため、複利運用に使用する資金は生活資金として支障のない範囲で用意するようにしましょう。
複利運用するデメリット2:マイナスリターンに弱い
複利運用するデメリットとしては、マイナスリターンに弱いということがあります。
銀行預金といった元本割れのない商品で複利運用すれば、確実に複利効果を活用できますが、FXや株式投資といった元本割れして損失発生のおそれがある金融商品で複利運用すると、複利効果による資産形成は難しくなります。
運用がマイナスとなれば複利効果はなく、ただ損失が膨らんでいくだけになります。初心者の場合は、株式の複利運用は少しハードルが高いので、投資信託を利用したりプロのアドバイザーに相談したりする方が取り組みやすいでしょう。
複利運用するデメリット3:利回りが確実なわけではない
複利運用するデメリットに利回りが確実なわけではないということがあります。利回りとは投資したときの元本に対して発生した利子を含めた収益の年平均になります。
株の複利運用をしたからといって、自然災害や投資した企業の不祥事などによって利回りが変わってくることから、毎年安定した利回りは期待できません。
また、年によって利益にも差が出てくることも考えられます。複利運用は利益を大きくできるメリットがある一方で、必ずしも利益を得られるわけではないということを覚えておきましょう。
複利運用する際のポイント3つ
複利運用を活かすためにはいくつかのポイントがあります。ここでは複利運用する際のポイントを3つご紹介します。複利運用に有利な投資方法のポイントを知って、より複利運用の効果を得られるようにしましょう。
複利運用する際のポイント1:長期投資をする
複利運用する際のポイントに長期投資をするということがあります。長期投資とは数年から数10年にわたり継続していく投資方法ですが、短期投資よりも長期投資の方が複利効果をより活かしていくことができます。
複利は、10年を超えたあたりから急激に資産を大きくする効果が顕著になってきます。長期投資であればあるほど、複利効果のメリットを受けることができるということが言えます。
複利運用する際のポイント2:分散投資をする
複利運用する際のポイントとして、分散投資をするということがあります。
分散投資とは複数銘柄に投資してリスクを低減させる方法です。たとえば、複数銘柄に投資した場合、仮にそのうちの1つの企業が倒産することや暴落した場合でも他の銘柄によって一定のリスク回避が可能になります。
1つの銘柄に集中して投資することは大きな損失を被るリスクや投資資金をなくすリスクが発生します。資産運用する場合には、資産を守るためにもできるだけ分散投資を心がけましょう。
複利運用する際のポイント3:72の法則を理解する
複利運用する際のポイントとしては、「72の法則」を理解するということがあります。「72の法則」とは複利による資産運用で元本が2倍となるには、どのくらいの年数がかかるか、またどのくらいの年利であればいいかを求めるための法則になります。
たとえば、年利3%で元本を2倍にするにはどのくらいの年数がかかるかを計算するには、72÷3(%)=24(年)で、24年かかると計算することができます。
また、元本を10年で2倍にしたい場合、どのくらいの年利が必要かは、72÷10(年)=7.2(%)というように計算し、7.2%の年利が必要ということがわかります。ただし、これは正確な期間や%ではなくおおまかな値ですので、あくまで目安ということになります。
複利運用を活用できる投資方法4選
運用によって資産を増やしたいと考えている人におすすめなのが複利運用ですが、複利運用にはどういった投資方法があるのでしょうか。
ここでは複利運用を活用できる投資方法を4つご紹介します。どの方法も複利効果を得るのに適した方法ですので、それぞれの特性をよく理解しましょう。
複利運用を活用できる投資方法1:投資信託
複利運用を活用できる投資方法としては投資信託があります。投資信託とは資産投資専門である信託会社に資産を預けて運用してもらうやり方で、ファンドとも呼びます。
投資の専門家が運用して、その成果としての利益を投資家に分配していくため、投資の知識がない初心者や仕事で投資に時間を割くことができない人などに向いている投資方法です。また、小額から投資できることや、簡単に分散投資できるなどメリットも多くあります。
複利運用を活用できる投資方法2:株式投資
複利運用を活用できる投資方法としては株式投資があります。株式投資とは株式会社が発行している株を売買することによって利益を得る投資方法です。
ただし、運用が上手くいけば大幅に資産を増やすことができる一方で、株式投資はマイナスとなるリスクもあるため、株式投資の知識をきちんとつけてから行うことが必要です。
複利運用を活用できる投資方法3:債券投資
複利運用を活用できる投資方法としては、債券投資があります。債券とは会社、銀行、公共団体、国家などが事業に必要となる資金を借り入れるために発行する有価証券です。個人がすぐに購入できる債券としては、個人向け国債があります。
個人向け国債とは固定3年、5年、変動10年があり、どのような情勢でも最低金利0.05%は保証されています。償還日まで待てば元本割れすることもなく利子も受け取れるので、比較的安全な投資方法と言えます。
複利運用を活用できる投資方法4:積立投資
複利運用を活用できる投資方法に積立投資があります。積立投資とは定期的に一定額を買い続ける投資方法で、投資信託の積立などが良く知られています。一括で投資するよりも、毎月一定額を積み立てていく方が、平均購入額が低くなる傾向があります。
積立投資では、基準価格が下がれば多く買い、基準価格が高ければ少なく買うという自動調整機能があるので初心者でも比較的上手に購入することができます。
また、積立投資を複利運用していけば、長期で積み立てている間に複利効果を活用することができます。
株の複利運用について理解しよう
これまで株の複利運用について紹介してきました。複利運用にはデメリットがあり、マイナスリターンではメリットがないことや、長期資金拘束など問題点はあります。
ここで紹介したことも含め、株の複利運用のメリット、デメリットをよく理解した上で、株の複利運用を活用しましょう。
株式投資に関する記事を以下のリンク先にまとめていますので、興味がある方はご参照ください。
株式投資をする人たちの株式の管理方法とは?おすすめのアプリ12選をご紹介
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