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投資信託の利回りはどのくらい?おすすめ投資信託と選ぶ時の注意点4つを解説

2023 08.20この記事はPRを含みます

そもそも利回りってなんのこと?

投資信託を選ぶ時は、最初に「利回り」が目につくかもしれません。投資で一番重要な「自分が投資をした元金が、どのくらいの期間でどのくらいの利益をもたらすのか」の手がかりにしたいと思うからです。

 

しかし、「利回り」以外にその投資信託の良し悪しを判断する方法はないのでしょうか。

 

この記事では、より賢い投資信託選びをするために、選ぶ時の注意点4つを解説し、おすすめの投資信託を6つ紹介します。

利回りと間違えやすい単語3つ

投資信託の利回りを調べるため目論見書や運用報告書に目を通すと、「利率」「パフォーマンス」「騰落率」などの、「利回り」の意味と似たような使い方をされている用語が散見されます。それら投資信託の専門用語を正確に理解をすることで、投資信託に対する理解も進みます。

 

ここでは投資信託から最終的に得られる利益を考える上で、投資家が理解しておいた方が良い用語について説明していきます。

利回りと間違えやすい単語1:パフォーマンス

投資信託は通常、TOPIXや日経平均株価、MSCI-KOKUSAIといった経済指標をベンチマークに設定しています。

 

一般に投資信託を評価する時、その投資信託が設定しているベンチマークと比較してその投資によって得られた収益がベンチマークを上回った場合は「パフォーマンスが良い」、下回った場合は「パフォーマンスが悪い」といいます。

利回りと間違えやすい単語2:利率

「利率」と「利回り」は、異なる意味の投資用語です。

 

「利率」は「その投資信託を購入した金額に対して、どの程度の利息が発生するか」を表す数値のことです。

 

一方で「利回り」は、投資信託から得た全ての分配金の合計金額と、最終的にその投資信託を売却して得た利益の総計の割合を表しています。利回りの計算式は「利益総額÷投資総額×100=利回り」です。

利回りと間違えやすい単語3:騰落率

「騰落率」というのは、運用チャートで基準価格の推移を見た時に、ある期間の始めと終わりで、その投資信託の基準価格がどれだけ変化したかを表すものです。

 

たとえば、1万円で購入した投資信託の基準価額が1万1千円に値上がりした場合の騰落率は10%になります。また、騰落率は、月ごと、年ごとなど設定期間によって異なってきます。

投資信託の利回りの目安

「利回り」は、1年間で受け取る利息と値上がりした分の収益も含めた「全ての利益の投資額に対する割合のこと」です。

 

過去のデータから計算したつみたてNISAの平均利回りは、1.43%~3.84%です。NISAに選ばれているのはインデックスファンドが中心ですから、アクティブファンドを選ぶ時はこのNISAの利回りを目安に、同程度またはもう少し上の利回りの商品を検討してみても良いでしょう

投資信託の利回りの計算方法

「利回り」や「トータルリターン」の違いを知っていますか。

 

「利回り」は「年利回り」とも言うその理由は、投資信託の場合、利回りを年単位で考えるのが基本だからです。

 

「トータルリターン」は、再投資された分配金分の成長や利益も含めてその投資信託から得られた全ての利益のことです。

 

年間リターン率や3年間平均リターン率は投資信託の購入検討時に参考になりますが、ランキング表を証券会社各社のHPで確認できます。

トータルリターン

トータルリターンは、その投資信託の購入時から評価日までの間に、合計でいくら収益が出ているのかを計算したものです。

 

計算方法としては(「現在の基準価額×所有口数」+「累計受取分配金額」)-(「累計買付金額」+「信託報酬」+「買い付け手数料」+「売却時手数料」)=トータルリターン、となります。

 

トータルリターンは分配金利回り、騰落率、運用コストによって変化します。

分配金利回り

分配金利回りは、投資信託から得る1年間の分配金だけでなく、購入後、上がった分の利益の合計金額と購入資金との割合を指します。

 

計算式は、(1年間の累計分配金+売却益/値上がり益)÷累計買付金額×100=年利回り、となります。

 

100万を投資して分配金5万円を受領、1年後売却して10万の利益を得た場合、(50,000+100,000)÷1,000,000=0.15%、この投資信託の年利は15%です。

利回りで投資信託を選ぶ時の注意点4つ

投資信託を選ぶ際、ともすれば利回りの高さに心を奪われて思わず購入してしまいそうになるかも知れません。

 

しかし、投資信託の利回りは預金の利息や債権の利率とは異なり、その都度変わりますし、基準価額が下がったり分配金が出ないこともありうる、というのを忘れないようにしましょう。

 

投資信託の購入を検討する際、利回りから考える時のポイントを4点、以下に説明していきます。ぜひ参考にしてください。

投資信託を選ぶ時の注意点1:全体のコストを考える

購入を検討している時、利回りや騰落率ランキング一覧表を示されたり、またHPで眺めもするでしょう。しかし忘れないようにしたいのは、中長期で運用した場合の管理費用です。

 

累積されると馬鹿にならない額になるので運用コストを確認し、将来受け取れる受益額を最大限にできるよう努めましょう。

 

投資信託の運用コストは一般的には、購入時の購入手数料、毎年の信託報酬額、売却時の信託財産留保額がそれらの代表的なものです。

投資信託を選ぶ時の注意点2:中長期での利回りを確認する

投資信託選びで、基準価格の推移をチェックする際、直近だけでなく、中期、長期の基準価格の推移を俯瞰的に確かめることをお勧めします。

 

直近のコロナショックでは株価は平均で3割減少していますが、その後の回復にはばらつきがみられました。

 

そのため、暴落時の落ち込み具合や、底値からの回復の速さ、高さ、インデックスの指数と比較した時の差は、その投資信託運用責任者の腕の見せ所でもありますから、注意して確認するポイントです。

投資信託を選ぶ時の注意点3:過去の結果ということを理解する

どの投資信託に資金を託そうかと情報収集する時、過去の基準価格の推移や分配金実績を確認するでしょう。ただし、昔の運用実績がそのまま現在や未来に当てはまるわけではない、というのは心に留めておきたいものです。

 

市場は景気の変動や社会情勢の変化で影響をうけます。それに従って、投資信託の基準価額も変動していきますから、数年後の基準価額が予想よりも低い可能性も想定されると言うことです。

投資信託を選ぶ時の注意点4:積立額をシミュレーションする

資産形成の考え方として、投資目標を明確にしておく、というのは大切でしょう。

 

「教育資金として500万円」「老後の生活費を2000万円」のように具体的な目標と金額を設定し、今後の毎月の積立て金額、年率何%で運用すべきか、何年かかるのかをシミュレーションしておくのです。

 

「資産運用シミュレーション」は金融庁のNISA案内をはじめ、ほとんどの証券会社HPにあります。

金融庁 NISA特設ウェブサイト 資産運用シミュレーション

おすすめの投資信託5選

ここまで、投資信託の評価方法や用語を中心に解説してきました。ここからは、お勧めできる投資信託を6つ挙げて解説していきます。全てアクティブファンドですが、いずれも高い評価を得ています。

 

ご自身の目標を見据えながら資産形成する際の参考にしてください。ただし、実際に投資するか否かの判断は、自己責任でお願いいたします。

おすすめの投資信託1:日本新興株オープン

設定日1996年12月27日、純資産総額126.94億円(2023年8月19日付)、モーニングスターレーティングで4スターを獲得しており、投資対象は国内新興株式です。マザース、JASDAQ上場企業への投資が9割以上を占めています。

 

ポートフォリオの構築は「中長期的に成長が期待でき、業績の回復が見込める企業」の意図で厳選しており、日興証券が運用、信託報酬率は1.672%(税込)と平均的な設定です。

おすすめの投資信託2:ニッセイグローバル好配当株式プラス

2011年11月1日設定、純資産総額44,154百万円(2023年8月19日付)、新興国を含む全世界の高配当株式を中心に組入銘柄を決定している毎月分配型の商品です。

 

一定水準を超える値上がり益を保有株式が放棄する見返りとしてオプション料、つまりプレミアム収入を確保し、安定した収益の確保を目指しているのが特徴です。

 

ニッセイアセットマネジメント株式会社が運用、信託報酬は1.727%です。

おすすめの投資信託3:MHAM 新興成長株オープン

20年以上運用を継続中の、国内新興市場に投資する純資産残高430.4億円(2023年8月19日現在)の投資信託でモーニングスターの4スターを獲得、ベンチマークはTOPIXです。

 

創業25年以下または上場後10年以下の高成長を期待できる企業中心に投資しており、新規公開時の株式買付も積極的に行います。

 

運用はアセットマネジメントOne、信託報酬は1.87%、売却時手数料は無料、分配金は年1回です。

 

おすすめの投資信託4:SBI 小型成長株ファンドジェイクール

2005年に設定されたSBIアセットマネジメントが運用する投資信託で、小型成長株やマザーファンドを通じて上場後3年以内の企業、企業家精神に溢れた企業、高成長企業を中心に投資しています。

 

徹底した企業訪問の実施が特徴で新規公開時の買付もしますが、一度に組入れず、時間を分散しながら慎重に投資しています。

 

モーニングスターのレーティングは4スター、純資産残高4,370百万円(2023年8月19日現在)です。

おすすめの投資信託5:SBI 中小型成長株F ジェイネクスト

こちらも、SBIアセットマネジメントが運用する国内中小型株式の投資信託です。

 

運用チームが、中長期高成長戦略の有無や妥当性、短期的業績の信頼性、企業経営者の理念や志、財務面の裏付け、成長性、収益性、安全性、革新性、株価水準、等を総合的に評価し判断しながら投資先を選定しています。

 

モーニングスターのレーティングは5スター、純資産残高は5,783百万円(2023年8月19日現在)です。

投資信託は利回り以外の情報も加味しよう

投資信託の目論見書に目を通すと、日頃の生活では使わない用語が多く出てきます。それらの意味を正確に理解することで、注目されがちな「利回り」以外に投資信託の概要を理解できる手がかりがあることを説明してきました。

 

自力での将来設計が求められる時代になってきました。理解しないまま「なんとなく良さそうだから」投資をするのではなく、仕組みや注意点を理解をした上で、自分のライフプランに合う商品を見つけてください。

投資信託に関する記事を以下のリンク先にまとめていますので、興味がある方はご参照ください。

投資信託とは|投資信託はいくらから始められるのか?4つのポイントなどを紹介

投資信託とは?メリット6つや知っておきたい知識をわかりやすく解説

 

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