戸建てと戸建てアパート借りるならどっち?|それぞれの特徴とメリット3つをご紹介
2020 06.4この記事はPRを含みます
戸建てアパートとは?
戸建てアパートとは、メゾネットタイプのアパートのことを言います。アパートやマンションなどの集合住宅で、住宅内に内階段があり、2階建ての間取りになっている物件が「メゾネット」と呼ばれています。
戸建て住宅と集合住宅の良い所を合わせ持っていて、一戸建てのような感覚で、アパートやマンションの暮らしを体感することができます。また、メゾネットはお洒落な物件が多く、若い人を中心に人気が高いです。
戸建て賃貸とは?
戸建て賃貸とは、文字どおり、賃貸契約ができる戸建て物件です。
一戸建てを購入しようとする場合、頭金を含め、まとまった初期費用が必要となりますが、賃貸にした場合、敷金、礼金、仲介手数料などはかかるものの、購入する場合に比べ、初期費用をかなり安く抑えることができます。
また、仕事の都合で転勤が多い人やペットを飼っている人など、賃貸マンションやアパートがなかなか見つからない場合にはおすすめの物件です。
戸建て賃貸のメリット3つ
初期費用の問題や、仕事の都合で転勤が多いなどの理由から、戸建て賃貸を利用しようかと考えている方もいると思います。そこで、戸建て賃貸のメリットを3つ、ご紹介します。
戸建て賃貸は、物件自体が少ない傾向にあるので、賃貸を希望する際は、なるべく頻繁にチェックすることをおすすめします。ネットで、住みたい地域の物件情報を調べたり、直接不動産会社や大家さんに確認すると良いでしょう。
戸建て賃貸のメリット1:周りの部屋に気を遣わなくていい
戸建て賃貸は、賃貸と言うだけで一戸建てに住むことに変わりはないので、集合住宅のようにまわりの部屋に気を使わなくて良いというのが、メリットになります。
集合住宅に住んでいる子育て中のご家庭では、子どもの足音やジャンプして飛び降りる音など、階下や隣の家に響く音をいつも気にしなくてはなりません。逆に、騒音などに悩まされる立場になることもあります。
その点は、住人と距離の近い集合住宅より戸建て賃貸の方が、気を使うことは少ないでしょう。
戸建て賃貸のメリット2:部屋数が多い
戸建て賃貸は、マンションやアパートなどの集合住宅と比べると部屋数は多いです。
集合住宅より敷地面積が広いのと、2階建て物件が多いので、部屋数も多くなります。また廊下があるなど、比較的ゆとりのある間取りになっているため、1部屋の広さも一般的なアパート・マンションよりは広めの作りになっている物件が多いです。
家具や荷物の多いご家庭では、余った部屋を納戸や収納の代わりに利用することもできます。
戸建て賃貸のメリット3:集合住宅ならではの規約がないため自由度が高い
戸建て賃貸のメリットとして、集合住宅のような管理規約や使用細則といった一定のルールがないため、ルールに縛られることなく自由に暮らすことができます。
庭がある物件が多いので、子どもを遊ばせたり、ガーデニングや家庭菜園を楽しんだりすることもできます。また、ペット可の物件であれば、足音や鳴き声などをあまり気にせずに済むので、集合住宅よりも飼いやすく、多頭飼いに対応してくれるところもあります。
戸建て賃貸のデメリット
ここでは、戸建て賃貸のデメリットをご紹介します。
戸建て賃貸には、メリットもあればデメリットもあります。物件を選ぶ際には、メリットばかりでなくデメリットもしっかり調べてから契約するようにしましょう。また、デメリットをきちんと説明してくれるような不動産会社を選ぶことも重要です。
戸建て賃貸のデメリット1:古い物件が多い
戸建て賃貸のデメリットには、古い物件が多いということがあげられます。
古い物件は、断熱材が充分に入っていないことが多いうえ、最近の住宅のように気密性が高くないので、暖房や冷房の費用がかさむことがあります。また、集合住宅より広いので、掃除に時間がかかってしまいます。
入居前に不動産会社でリフォームをしてくれる場合もありますので、契約前に確認することをおすすめします。
戸建て賃貸のデメリット2:防犯対策は自力で行うことが多い
戸建て賃貸の防犯対策は、アパートやマンションよりも劣る面があります。古い物件ならなおさらです。空き巣や泥棒は窓からの侵入が圧倒的に多いので、一戸建ての場合、窓の防犯対策をしっかりする必要があります。
できれば、窓を防犯性の高いものに変えたり、玄関の鍵もピッキング対策をしたりすることが望ましいですが、賃貸物件では勝手に取り換えることはできません。契約時、不動産会社に防犯対策を確認してみましょう。
戸建てアパートのメリット3つ
戸建てアパートは、「メゾネット」と言う特徴的な間取りなので、一般的なマンションやアパートとはまた違ったメリットがあります。
戸建てアパートを賃貸した場合のメリットを3つ、ご紹介します。
戸建てアパートのメリット1:一軒家感覚で住める
戸建てアパートは、一軒家感覚で住めるのがメリットです。一戸建て住宅のように開放的な空間を作りやすく、部屋の配置も、それぞれの家族構成によって使い分けをすることができます。
小さい子どもがいる家庭では子供部屋を2階にし、生活のサイクルが違うご夫婦の場合は、1階と2階で住み分けることができます。また、来客の際に気を使わなくて済むよう、1階にリビング、2階に寝室を配置することもできます。
戸建てアパートのメリット2:下の階に気を遣わなくていい
フラットタイプのアパートやマンションの場合、子どもの足音やドアの開閉音などの騒音が下の階に伝わらないよう気を付けなければなりません。
しかし、戸建てアパートでは、ふだん子どもが過ごす部屋を2階にすれば、1階も自分達の居住スペースなので、足音を気にしなくて良いという安心感があります。
ただし、音は横方向にも伝わるので、お隣に対しての騒音などには気を付けた方が良いでしょう。
戸建てアパートのメリット3:開放感のある物件が多い
一般的なアパートやマンションと違い、吹き抜けがあって、開放感がある物件が多いのが戸建てアパートのメリットです。
また、立体的な間取りになっていて、窓に面した部屋が多いので採光しやすく、1階と2階の両方にベランダを設けることができるので風通しも良くなります。らせん階段があるなど豪華でお洒落なイメージと、秘密基地のようなイメージもあります。
戸建てアパートのデメリット
おしゃれで開放感のある物件が多く、階下への足音も気にしなくて良いなど、メリットがたくさんある戸建てアパートですが、もちろんメリットだけでなく、デメリットもあります。
入居してから、「こんなはずじゃなかった」というようなことが無いよう、物件探しや契約の前に、デメリットもきちんと把握しておくことが必要です。
戸建てアパートのデメリット1:周りの部屋に気を使う必要がある
一軒家感覚で住める戸建てアパートですが、壁をはさんですぐにお隣が住んでいるので、一軒家に住むよりも周りに気を使う必要があります。
特に木造アパートのメゾネットタイプの場合は、横方向の騒音に対して遮音性が低い可能性があるので、足音やドアの開閉音など、お隣に対する騒音には注意が必要です。
ただ、木造アパートでも、間取りや部屋の配置などで防音対策をしている場合もあるので、契約する前に確認すると良いでしょう。
戸建てアパートのデメリット2:集合住宅ならではの規約がある場合がある
一戸建てのように住める戸建てアパートですが、あくまでもアパートなので、集合住宅と言うことになります。
集合住宅の場合、居住者へのルールやマナーが細かく決まっています。戸建てアパートも例外ではなく、決められた規約がある場合があります。入居前に必ず確認し、管理規約などのルールがある場合は守らなければなりません。
戸建て賃貸の注意点
ご紹介した戸建て賃貸には、メリット・デメリットの他にも、賃貸する際に、注意しなければならない点がいくつかあります。
賃貸のアパートやマンションを借りるのとはまた違った注意点になります。戸建て賃貸に住む場合にやらなければならないことですので、しっかり確認しておきましょう。
戸建て賃貸の注意点1:庭や外壁などは自身で手入れが必要
多くの戸建て賃貸は、庭や外壁などの手入れは自身でやらなければなりません。ガーデニングや庭いじり、DIYが好きな人にとっては簡単でも、やり慣れてない人には難しい場合もあります。また、手入れをする際には、道具なども必要になってきます。
もし、どうしても自分でできない場合は、業者に頼むという方法もあるので、不動産会社に相談してみましょう。ただ、自分でやってみたら楽しかったということもあるかもしれません。
戸建て賃貸の注意点2:自治会など地域の関わりが必須
戸建て賃貸の場合、集合住宅のように細かい規約などはありませんが、自治会に加入しなければならず、地域と関わる機会が多くなります。
地域によっては、回覧板のやり取りやごみ収集所の清掃などが当番で回ってくることがあり、役員なども引き受けなければならないかもしれません。
自治会に加入した経験がある人は気にならない事でも、周りとコミュニケーションを取るのが苦手な人にとっては、煩わしいと感じることもあるでしょう。
戸建てアパートの注意点
戸建てアパートの、メリット・デメリット以外の注意しなければならない点をご紹介します。
間取りや吹き抜けなどに目が行きがちな戸建てアパートですが、物件を見ただけでは気が付かないような安全面や防犯面での注意点もあるので、契約する前に必ず確認しておきましょう。
戸建てアパートの注意点1:高齢者や幼児のいる家庭は転落の恐れがある
戸建てアパートは、1階と2階をつなぐ階段が室内にあるということが特徴です。しかし、フラットタイプのアパートやマンションと違い、高齢者や幼児のいる家庭では、室内の階段で転落して怪我をする恐れがあります。
また、洗濯物を干す時や掃除機をかける時など、重いものを持って階段を上り下りすることも多いので、高齢者や幼児だけでなく家族で注意が必要です。
戸建てアパートの注意点2:一階に玄関があるためセキュリティ面に注意が必要
戸建てアパートの場合、1階に玄関があることが多いので、一般のアパートやマンションより防犯の意識を持った方がよいでしょう。
空き巣や泥棒が侵入しやすいのは、無施錠の玄関ドアや窓です。1階の玄関ドアが万が一無施錠だった場合、簡単に侵入できてしまいます。万が一、中に空き巣がいた場合、鉢合わせする可能性もありますので、ゴミ出しなど、少しの時間の外出でも必ず施錠する癖をつけましょう。
それぞれの特徴を理解して自分に合ったものを選ぼう
戸建て賃貸と戸建てアパートをご紹介しましたが、それぞれに特徴があり、メリットやデメリット、注意しなければならない点もあります。
賃貸とは言え、ご自身が長期間住む家になるので、気になることは不動産屋さんや大家さんに確認し、物件選びの参考にしましょう。
ご自身やご家族のライフスタイル、また防犯面や安全性などを考えて、自分達に合った賃貸物件を選ぶことをおすすめします。