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不動産一括査定のデメリット5つ|メリットと失敗しないポイントも紹介

2020 06.29この記事はPRを含みます

目次

不動産一括査定とは?

物件を売ろうとしていたら一度は「不動産一括査定」という言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか。

不動産一括査定とは、売り値を知りたい物件情報を不動産関連サイトに入力することで、複数の不動産会社から査定してもらえるサービスです。

不動産に限らず、何かを売却したい時は複数で見積もりを出してもらった方がお得でしょう。

不動産一括査定の流れ

不動産一括査定の流れは、サイトに物件の情報や自分の連絡先を登録し、依頼したい不動産会社を選択して査定を待つことになっています。

申し込む方がすることは、不動産一括査定のサイトに情報を入力して不動産会社を選ぶだけです。後は、査定完了後に不動産会社から連絡が入ります。

不動産一括査定のデメリット5つ

不動産一括査定は自宅から申し込めるので、とても便利にみえますが、デメリットもあるため注意が必要です。

ここからは、不動産一括査定のデメリットについてみていきましょう。不動産関係のサイトとはいえ自分の連絡先を登録する必要があることなど、一括査定自体のデメリット5つをご紹介します。

デメリット1:机上査定はあくまで参考金額である

1つ目は、ネットで申し込める不動産一括査定はあくまでも「机上査定」であり参考金額にすぎず、実際の売却価格とはかなり差があるというデメリットです。

不動産一括査定では、複数社と比較されることが不動産会社には分かっています。そのため、実際に予想される売却価格よりも多少色をつけて査定額を出していることがあります。

このデメリットを知らずに、机上査定額をそのまま売却価格と考えてしまうのは危険でしょう。

デメリット2:営業電話がかかってくる可能性がある

次に考えられる不動産一括査定のデメリットは、登録した個人情報が流出してしまい、知らない会社から営業の電話がかかってくることです。

この場合、あなたの個人情報がどこかから漏れてしまった可能性があります。信頼できるサイトに登録したと思っていても、知らないうちに個人情報が流出するリスクがあるのが不動産一括査定のデメリットであり、インターネットの怖いところでしょう。

デメリット3:田舎だと査定対象外の地域もある

不動産一括査定のデメリットとして、売りたい物件が田舎にある場合、査定対象外で利用できないこともあります。

不動産一括査定といっても、対応している地域が関東や関西などの都市部周辺のみの地域に限られている場合もあるので注意が必要です。

ただ、このデメリットは、売りたい物件の地域を対象としている不動産一括査定が見つかれば、とくに問題はないでしょう。

デメリット4:適切な査定額の判断が難しい

デメリットの1つ目で紹介したように、不動産一括査定では多少金額を盛っている場合があるのですが、そのために適切な査定額がいくらになるのか判断が難しくなっています。

不動産一括査定をするのは、いくらくらいの価格で売れるのか査定を出したいからです。しかし、不動産一括査定では高めにでるケースがあるため、本来の査定額が分かりにくくなってしまうデメリットがあります。

デメリット5:匿名では査定してもらえない

不動産一括査定のデメリット、最後は匿名では査定してもらえないことです。不動産一括査定では、物件の情報と自分の連絡先の入力を求められることがほとんどです。

正確に言うと、匿名でも利用できる不動産一括査定サイトはあるのですが、匿名ではさらに査定額の信頼性が下がるデメリットがあるといわれています。

また、匿名で利用できる不動産一括査定のサイトは数が限られているというデメリットもあります。

不動産一括査定のメリット4つ

不動産一括査定のデメリットについて紹介してきました。デメリットはあるものの、不動産一括査定にはさまざまなメリットがあることも確かです。

続いては不動産一括査定のメリットについて見ていきましょう。

不動産一括査定のメリット1:簡単で効率的

不動産一括査定のメリット1つ目は、なんといっても複数の不動産会社に査定してもらうのが非常に簡単で、効率的なことです。

不動産の売却では、複数の不動産会社に査定をしてもらって契約する会社を決めた方がお得だと考えられます。

しかし、実際に1社1社申し込むのは大変なうえ時間もかかります。その点、不動産一括査定では一度申し込むだけで複数社から査定してもらえるため、簡単かつ効率的なのです。

不動産一括査定のメリット2:売却予定の物件に強い不動産会社が見つかる

不動産一括査定では、複数の不動産会社から査定してもらえるため、売却したい物件に強い不動産会社を見つけられるメリットがあります。

物件に適切な価格をつけている会社を探したり、問い合わせへの対応の仕方を比べたり、複数の不動産会社を比べられるのは不動産一括査定のメリットです。

頼りになる不動産会社を探す手段としても使えるでしょう。

不動産一括査定のメリット3:競争原理が生まれて本気の査定をしてくれる

不動産一括査定では複数社と比較されることが分かっているため、不動産会社側に競争原理が生まれて本気の査定をしてくれる、というメリットがあります。

連絡先を登録して一括査定を依頼している人は、本気で物件を売りたい人だとみなされるでしょう。そのため、冷やかしではなく売る気があると考えて本気で査定してくれることや、他社との間に競争原理が生まれることで、頑張った査定をしてくれる可能性が高まります。

不動産一括査定のメリット4:悪質な不動産会社は排除されるので安心

不動産一括査定は査定する不動産会社側もサービスの提供を利用しているため、悪質だったり口コミが悪かったりすれば、排除されやすいというメリットがあります。

全ての悪質な不動産会社が排除されている、という訳ではないので注意は必要です。しかし、明らかに悪質な不動産会社はサービスから排除されてしまうので、ある程度安心して利用できるでしょう。

不動産一括査定で失敗しないためのポイント5つ

不動産一括査定はデメリットがたくさんある反面、メリットもそれなりに多くあるのでぜひ利用したいサービスです。デメリットを受けないために、気をつけて申し込むことがポイントになるでしょう。

ここからは不動産一括査定で失敗しないためにはどういうポイントに気をつければよいのか、5つご紹介します。

不動産一括査定で失敗しないためのポイント1:簡易査定と訪問査定を使い分ける

失敗しないためのポイント1つ目として、簡易査定と訪問査定を使い分けすることが挙げられます。これは、訪問査定の方が実際の売却価格に近い査定を出してもらえるからです。

一般的に、不動産一括査定で利用できるのは「簡易査定」と「訪問査定」の2つがあります。

このうち簡易査定は机上査定であり、ネット上で情報登録して査定を受けるものですが、訪問査定は実際に不動産会社の人が物件を見て査定してくれます。

不動産一括査定で失敗しないためのポイント2:一括査定を複数利用してみる

不動産一括査定で失敗しないためのポイント2つ目は、一括査定サイトを複数利用して比較してみる、ということです。

不動産一括査定は、サービスに登録している不動産会社がそれぞれ違ったり、特定の物件に特化しているサイトがあったりします。

そのため、1つの不動産一括査定だけでなく、複数のサイトに一括査定を申し込むことで、自分の物件に向いた不動産会社を探しやすくなるでしょう。

不動産一括査定で失敗しないためのポイント3:多くの不動産会社に依頼しすぎない

2つ目とは逆になりますが、忙しくてなかなか連絡する時間がとれないようであれば、多くの不動産会社に依頼しすぎないように注意しましょう。

不動産一括査定を依頼すると、依頼した不動産会社から連絡が入るようになります。

忙しいのに多くの不動産会社に依頼してしまうとその分だけ連絡が入るため、対応するのが大変になってしまいます。依頼する不動産会社は、連絡を受けても支障ない程度に抑えておきましょう。

不動産一括査定で失敗しないためのポイント4:媒介契約は慎重にする

不動産一括査定で選んだ会社に媒介契約をする場合、どんな契約内容なのか慎重に判断しましょう。媒介契約には、「一般媒介契約」・「専任媒介契約」・「専属専任媒介契約」の3種類があります。

わりと自由な一般媒介契約ならともかく、縛りの多い専属専任媒介契約を結んでいると後から後悔する可能性があります。どんな媒介契約をするのか、慎重に選びましょう。

不動産一括査定で失敗しないためのポイント5:買取と仲介の両方で査定依頼する

不動産一括査定では、「買取」専門と「仲介」専門の場合がありますので、両方で査定依頼をするとよいでしょう。

買取は不動産会社が物件を買い取ることで、仲介の場合は媒介契約を結んで物件の販売活動をするという違いがあります。

両方の査定を依頼することで、どちらで物件売却をするのか判断する材料にできるでしょう。

不動産一括査定のデメリットとメリットを理解して最適な売却方法を見つけよう

不動産一括査定にはデメリットがありつつも、一度に複数の査定額を比較できるという大きなメリットがあります。

それに、物件の売却価格について自分である程度目安となる金額を調べておけば、信頼できる不動産会社選びに利用することも可能です。

不動産一括査定のメリット・デメリットを理解して、信頼できる不動産会社と高く売れる売却方法を選んでみましょう。

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