クレジットカードを利用して家計簿をつける4つの方法|注意点3つとは?
2020 10.21この記事はPRを含みます
クレジットカードを家計簿に利用するメリットとは?
かつてはクレジットカードを使うと家計が管理しにくくなると考えられたものですが、近年は変化が見られるようになりました。
日本もキャッシュレス化が進みはじめ、スマホの家計簿アプリも充実していく中で、クレジットカードを活用して家計管理をする方が効率がいいという考え方が出てきました。
それでは、クレジットカードを家計簿に利用するメリットについて見ていきましょう。
引き落とし日の合計金額を把握できる
クレジットカードは、合計でいくら使ったかが引き落とし日の合計金額を見るだけで把握できます。
現金は、購入と支払いが同時に完結してしまうので、合計でいくら使ったのか分からなくなることもあるでしょうし、意識しなければ後から見直す機会はないでしょう。
ですが、クレジットカードなら、引き落とし日に合計金額を確認することができ、明細を見返すきっかけにもすることができます。
クレジットカードを利用して家計簿をつける4つの方法
クレジットカードを利用して家計簿をつけるには、どのような費目でつけると良いのでしょうか。また、手書きにするかアプリにするかを決めておく必要があります。
家計簿をつけるタイミングと費目は重要なポイントですので、家計簿をつける目的と合わせて検討すると良いでしょう。
目的にあっていて、無理なく続けられそうな家計簿を見つけてください。
家計簿をつける方法1:家計簿に記載する日を決める
クレジットカードを利用して家計簿をつけるには、まず記載する日を購入日と引き落とし日のどちらにするかを決めましょう。
購入日と引き落とし日のどちらに記載するほうが良いかは、家計簿をつける目的やクレジットカードの使い方によって変わります。それぞれのメリット・デメリットを確認して選択してみてください。
購入日を記載する場合
クレジットカードを利用して商品を購入した日に家計簿をつければ、細かな明細を把握できるので、使い過ぎの防止に役立つでしょう。
後から細かく見直すことが目的で、購入するたびに記載する手間が苦にならない方には、購入日を記載する方法がおすすめでしょう。
現金を使った時と似た感覚で管理できるので、はじめてでもなじみやすい方法と言えるでしょう。
引き落とし日を記載する場合
クレジットカードの引き落とし日に引き落とされる額を家計簿につければ、残高不足の心配も減り、現金の残高を把握しやすくなるでしょう。
細かな明細よりも、大まかな現金の流れを知りたい方には、引き落とし日を記載する方法がおすすめです。
家計簿をつける方法2:費目の記載方法
一般的な家計簿の費目としては、食費・日用品費・住宅費・水道光熱費・通信費・交通費・医療費・交際費・娯楽費・教育費などがあります。
あまり細かく分けてしまうことは、家計簿に挫折する原因になりがちです。かといって、「その他」というような大まかな費目にまとめて書いてしまっては、家計簿の効果が薄れてしまいます。
家計簿の費目は、家計の把握ができるように、ライフスタイルや節約の目的に合わせて記載しましょう。
固定費と変動費を分けて記載する
家計簿の費目を固定費と変動費に分けて記載しておくと、やりくりの計画が立てやすくなるでしょう。
毎月決まってかかる固定費(住宅費、水道光熱費、通信費など)のほかにも、毎年決まってかかる税金などの固定費を把握すると、使えるお金や削れる出費が分かりやすくなるでしょう。
また、変動費だと考えていた交際費や娯楽費などにも、毎月・毎年決まってかかっている出費がないか確認すれば、より予算立てに役立つでしょう。
家計簿をつける方法3:手書き用の家計簿に記入する
手書き用の家計簿は、誰にでもわかりやすく、根強い人気があります。
手書き用の家計簿は、書店や文具店、100円ショップなどで手軽に入手でき、書き方の説明もついています。ノートやエクセルで自作したフォーマットでも良いでしょう。計算が苦手な方は電卓を活用しましょう。
手書き用の家計簿に記入する場合は、レシートを溜め込んでしまわないよう、こまめに処理するか、処理するタイミングを決めておくと良いでしょう。
家計簿をつける方法4:家計簿アプリを利用する
近年人気が高まっている家計簿といえば、銀行口座やクレジットカードを連携登録すると自動で家計簿を作成してくれるスマホアプリでしょう。
特にクレジットカードを利用して家計簿をつける場合、自動作成の家計簿アプリなら日付や項目に迷うこともなくなりますし、便利に使えるでしょう。また、複数のクレジットカードのカード管理にも役立つでしょう。
レシートを登録すると記録してくれる家計簿アプリも、手軽なので使いやすいでしょう。
Moneytree
Moneytreeは、銀行やクレジットカードを連携登録しておけば自動で家計簿を作成してくれるアプリです。
無料版は、分析や予算管理などの機能はありませんが、シンプルにお金の流れを把握したいなら便利でしょう。無料なのに広告が入らないのもポイントです。
50社ものサービスが登録できるので、多くの銀行口座やクレジットカードを使い分けている方にも役立つでしょう。
マネーフォワード ME
マネーフォワード MEは、銀行やクレジットカードを連携登録しておけば自動で家計簿を作成し、さらに家計や資産状況を分析してレポートしてくれるアプリです。
Moneytreeと違い、無料版では広告が表示されることやデータの閲覧期間が1年に制限されているなどのデメリットがあります。両方使ってみて、ご自身に合う方を選ぶと良いでしょう。
Zaim
Zaimも、マネーフォワード MEのように、銀行やクレジットカードを登録しておけば家計簿を作成して分析グラフを利用できる家計簿アプリです。
管理したい口座が対応しているならば、Zaimの分析機能は利用してみる価値があるでしょう。
家計簿レシーピ!
家計簿レシーピ!は、レシートを読み取るだけで家計簿を作成してくれるアプリです。銀行口座やクレジットカードを連携させることにセキュリティ面で抵抗があるという方にもはじめやすいでしょう。
購入した食材からレシピを提案してくれるので、食費管理用にしても良いでしょう。かわいいキャラクターが応援してくれるユニークさも魅力です。
クレジットカードを家計簿に利用する場合の注意点3つ
クレジットカードを家計簿に利用する場合は、クレジットカードのデメリットとその対処法も知っておくこと良いでしょう。
クレジットカードには、内訳が把握しにくく、後払いであり、分割払いをするとさらに管理が複雑になるというデメリットがあります。
これから、クレジットカードを家計簿に利用する場合の注意点や対処法をご紹介します。
家計簿に利用する注意点1:購入したものを把握しにくい
クレジットカードは利用明細を家計簿代わりにすることもできるのですが、利用したときの詳細な内訳は載っていないことが多いです。
この場合は、クレジットカード家計簿として、いつ・何に・いくら使ったかを記録し、レシートを貼っておくと良いでしょう。
細かな管理が苦手なら、ざっくり把握する管理方法もあります。食費専用・レジャー・外食専用など、目的ごとにカードを使い分ける方法です。何を買ったかまでは分からなくても、どのジャンルにいくら使ったかが分かります。
家計簿に利用する注意点2:購入日と引き落とし日が合わない
クレジットカードでの家計管理を複雑にしているのは、締め日にもよりますが、現金の引き落としが購入日より大幅に遅いためです。そのため、このずれを家計簿などで把握して対処することが必要です。家計簿で今いくら使っているか確認する習慣をつけるとよいでしょう。
クレジットカードで使った分を現金で取り分けておく方法もあります。最近では引き落としを事前に通知してくれるアプリなども充実しているので、活用してみると良いでしょう。
家計簿に利用する注意点3:分割払いにした場合のデメリット
分割払いはクレジットカードの大きな魅力でしょうが、手数料がかかりますし、家計簿をつける際にも一括払い以上に把握が難しくなるというデメリットがあります。
特にリボ払いにしていて、今月の引き落とし金額は何を購入した代金なのか分からなくなってくると、家計簿での管理が難しくなるでしょう。
クレジットカードを利用して家計管理をするならば、翌月一括払いにしておくと良いでしょう。
クレジットカードを利用して家計管理をしよう
家計管理は、無理なく続けられる方法を選ぶことが大切です。
ご紹介してきたように、家計管理にクレジットカードを利用する方法なら自動で記録されるため、続けやすいと言えるでしょう。
クレジットカードをうまく使って、スマートな家計管理をはじめてみましょう。