1回の洗濯にかかる水道代はどのくらい?洗濯の水道代を節約する方法9個
2020 10.21この記事はPRを含みます
1回の洗濯にかかる水道代はどのくらい?
1回の洗濯にかかる水道代は、洗濯機の種類や洗い方によって異なりますが、ドラム式洗濯機では約78Lの水を使用し、およそ21円かかります。(2020年8月時点)
これが1か月なら約630円、1年では約7500円です。ここから更に電気代もかかりますから、洗濯にかかる水道代を節約したいという方も多いのではないでしょうか。
洗濯の水道代を節約する方法9個
洗濯にかかる水道代を節約する方法を9個ご紹介します。
今日からすぐに使えるちょっとしたテクニックから、大幅に節約が期待できるものまで幅広く紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
水道代を節約する方法1:手洗いできるものは手洗いする
どんなものでも何も考えずに洗濯機に放り込んでいると、余分な水道代がかかってしまうことがあります。かと言って、多く汗をかいた日や汚れのひどいものなど、洗濯機がいっぱいになるまで待つわけにもいかないことも多いでしょう。
そんなときは、手洗いすることをおすすめします。汚れがひどいもの、ハンカチや靴下などの小物類は特に手洗いに向いています。
手洗いするとその分時間と労力がかかってしまうのが少々ネックではありますが、手間をかけても水道代を節約したいという方は試してはいかがでしょうか。
汚れがひどいもの
汚れのひどいものを洗濯するとき、他の洗濯ものに汚れが付いてしまうため単体で洗濯するという方も多いのではないでしょうか。しかし、汚れがひどいからと言ってそれ単体で洗濯機を回していると、それだけ多くの水道代がかかってしまいます。
手洗いすれば自分で汚れが落ちたかどうか確認できますし水道代節約にもなるので、汚れのひどいものは手洗いするのがおすすめです。
小物
小物類も手洗いに向いています。ハンカチや靴下、肌着などは小さいため、手洗いも比較的簡単にできます。
お風呂に入る時、ついでに小物類を手洗いするのがおすすめです。お風呂に入る時にお風呂のお湯を洗面器に汲んでおき、少し冷めたぬるま湯を使用すると汚れも落ちやすく、効率的に行えます。
水道代を節約する方法2:お風呂の水を使う
節約術としては定番中の定番ですが、やはりお風呂の残り湯を使用しての洗濯も外せません。方法はいたってシンプルで、残り湯を洗濯槽に入れて「洗い」モードで洗うだけです。専用のくみ上げポンプも売っているので、使用するのもよいでしょう。
ただし、お風呂の水が汚れていると洗濯物も汚れてしまうので、一人暮らしなどお風呂の水の汚れが少ない家庭での導入をおすすめします。
水道代を節約する方法3:洗濯物の順番を意識する
洗濯物を洗濯機に入れる順番について意識したことはあるでしょうか。脱いだ順番にそのまま入れているという人も多いかと思います。しかし、洗濯物の順番を意識するだけで節約に繋がることもあります。
重いものや大きいものを先に入れて、軽いものを上に入れるようにするとよいです。下に重いものがあることによって洗濯機の回転が良くなり、余分に水を使用することを抑えられる上、無駄な動力を使わずに済むため電気代の節約にもなるといわれています。
水道代を節約する方法4:まとめ洗いする
節約のためにはまとめ洗いすることも大切です。洗濯物が少ないのに、毎日洗濯機を回していませんか。一人暮らしや二人暮らしにも関わらず毎日洗濯していると、それだけでもかなり水道代がかさむ原因となってしまいます。
毎日洗濯している人は、2日に1回にまとめるだけでもかなりの節約が期待できます。とは言え、汗や汚れがひどいものがあるときにはまとめて洗っているわけにもいきませんから、手洗いを組み合わせるのもおすすめです。
水道代を節約する方法5:すすぎを1回にする
洗濯の「すすぎ」回数を1回にすれば、その分水の使用量を減らせるので節約になります。まずは洗剤裏面をチェックし、「すすぎ1回」という文字が入っているのを確認してください。
「スピードOK」や「すすぎ2回おすすめ」等しか書いていない場合、すすぎ1回を想定していないことになるので注意が必要です。多くの粉洗剤はすすぎは2回以上を想定しているため、液体洗剤、特にコンパクトタイプのものがおすすめです。
次は洗濯機の設定を確認します。多くの洗濯機では初期設定で「すすぎ2回」になっているため、すすぎ回数を1回に設定します。メモリー機能がある場合は設定すると次回からの洗濯が楽になります。
水道代を節約する方法6:タテ式よりドラム式の洗濯機を選ぶ
すぐに実践できる節約術ではありませんが、長期的に見てドラム式洗濯機を選ぶことは節約になるといわれています。縦型洗濯機とドラム式洗濯機は、見た目はもちろん機能も異なります。
縦型はドラム式に比べて電気代が多くかかる傾向があります。ドラム式はドラム回転作用による洗浄能力を与えることで、縦型と比較し少量の水で洗濯をすることができます。
また、乾燥に関してもドラム回転作用により乾燥させることで乾燥能力が高く、電気代を抑えることができます。縦型独自のメリットももちろんありますが、節約を重視したいという方はドラム式を購入することを検討してもよいかもしれません。
水道代を節約する方法7:乾燥方式を確認する
節約を考えたとき、水道代だけでなく電気代のことも気にしてみるのが良いでしょう。洗濯乾燥機には乾燥方式がヒーター式とヒートポンプ式の2種類あり、1回にかかる電気代が異なります。
そこで、乾燥機能ごとにかかる電気代を比較してみました。洗濯機の機能の問題なのでこちらもすぐに実践できる節約術ではありませんが、買い替えを検討しているという方は参考にしてみてください。
ヒーター式の場合
ヒーター式は、乾燥機の中にあるヒーターを使って乾燥させます。ドライヤーのような熱風で乾燥させ、冷却するために水を使用するので水道代がかかります。電気代は洗濯1回あたり約48.7円です。(2020年8月時点)古い洗濯機に多いタイプです。
ヒートポンプ式の場合
ヒートポンプ式は、洗濯機の中にあるヒートポンプを使って熱交換し、その熱を使用して乾燥させます。除湿器のような乾いた熱風で乾燥させるのが特徴で、冷却水を必要としない分電気代と水道代の節約になります。
洗濯1回あたり電気代は約15円です。(2020年8月時点)ヒーター式と比べて光熱費が節約できます。近年増えているタイプの乾燥方式です。
水道代を節約する方法8:洗濯するときに短時間コースを選ぶ
洗濯機にはいろいろなコースがありますが、購入した状態から弄ったことがないという方も多いのではないでしょうか。ほとんどの洗濯機には短時間コースが備わっていますが、使用することで時間短縮だけでなく水道代や電気代の節約にもなるのです。
短時間コースは、標準コースよりも20~30分短く洗うことができるモードですが、1回にかかる時間が短くなることで電気代は20~50%、水道代は30%程度節約することができるのです。
主に短縮されるのは「すすぎ」や「脱水」部分なので、汚れがひどい場合には落とし切れないこともあります。洗濯物の状況から見極めて上手に使いこなせると良いでしょう。
水道代を節約する方法9:脱水時間を多くしない
洗濯機によって違いますが、多くの洗濯機で脱水時間は5~6分に設定されています。しかし、服の素材によってはそれほど脱水時間が必要ないのをご存知でしょうか。
すばやく回転するタイプの洗濯機では、その分電気代が高くなる傾向にありますから、短縮できる部分は短縮してしまうのが節約のポイントです。
おすすめの省エネ洗濯機3選
おすすめの節約方法についてご紹介してきました。洗濯機の種類に依存する節約術もいくつかあり、長い目で見て買い替えを検討しているという方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、ここからはおすすめの省エネ洗濯機を3つご紹介します。じっくり参考にしてみてください。
省エネ洗濯機1:「ドラム式洗濯乾燥機 ES-S7D」SHARP
SHARPから発売されているドラム式洗濯乾燥機です。
一般的なコースが揃えられているだけでなく、4つのセンサーにより自動で適切な運動パターンが選択され省エネ運転をしてくれるのがポイントです。コンパクトで、一般的な防水パンに納まる大きさなのでマンションやアパート暮らしの方にもおすすめです。
省エネ洗濯機2:「ななめドラム洗濯乾燥機 NA-VG740L/R」Panasonic
Panasonicから発売されているドラム式洗濯乾燥機です。
温水で洗濯することで効率的に汚れを落とす温水W洗浄機能があります。また、コンパクトサイズなのでスペースの関係でドラム式を諦めていた方にもおすすめです。
省エネ洗濯機3:「ドラム式洗濯乾燥機 BD-SV110AL N」日立
日立から発売されているドラム式洗濯乾燥機です。
従来の洗濯機に比べ、水量は約8%、消費電力は約23%抑えられているのが大きな特徴です。水の硬度や水温などの7項目から、洗剤量表示・使用水量・洗濯時間を調整するeco水センサーシステムがあります。
洗濯にかかる水道代を抑えよう
洗濯は、生活になくてはならないので回数も多く、少しの節約が積み重なって大きな節約になります。
また、洗濯には水道代だけでなく電気代もかかるため、節約方法を行うと水道代と同時に電気代の節約にもなり、ダブルでお得です。今回紹介した節約方法を参考に、ぜひ実践してみてください。