スワップポイント生活の利点4つ｜スワップポイント生活で気をつけることとは？
2021 08.3この記事はPRを含みます
スワップポイントとはなに？
スワップポイントとは、「金利差調整分」とも呼ばれ、金利の異なる2つの国の金利差によって発生する利益または損失のことです。通常、低金利の国の通貨を売り、高金利の国の通貨を買います。そして、スワップポイントはポジションを決済するまで毎日発生します。
スワップポイントで得られる利益は、少額ではありますが毎日もらえると大きな金額になりますが、その逆もあり、少ない損失でも積み重なると、大きな損失になることもあるでしょう。
スワップポイント生活の利点4つ
スワップポイントで得られる利益によって生活するスワップポイント生活ですが、一体どんな利点があるのでしょうか。
スワップポイント生活の利点は、「放っておいても利益が出る可能性がある」「スワップポイントがもらえる」「初心者でも始めやすい」「長期運用で資産を作れる」の4つが考えられます。それぞれについて詳しく見ていきましょう。
スワップポイント生活の利点1：放っておいても利益が出る可能性がある
スワップポイントで生活するためのトレードは、中長期的な運用を目的としており、変動が小さく手堅い収益が得られそうな通貨で行います。
そのため、長期的に見て利益が出る可能性があるでしょう。
一度ポジションを保有すれば、特にやることはありません。株価の暴落などにだけ注意して、あとは放っておけばいいのです。為替レートの変動をこまめにチェックする手間がないのが、スワップポイント生活の利点の1つです。
スワップポイント生活の利点2：スワップポイントがもらえる
日本の銀行に預金すると、0.001%程度の金利の利息が半年に一度つくだけですが、スワップポイントは違います。ポジションを保有するだけで毎日受け取ることができるのです。
少額でも毎日もらえれば、大きな金額になっていきます。そしてなにより、ほったらかしで何もせずに毎日収益を得られるのは、スワップポイント生活の大きな魅力といえます。
スワップポイント生活の利点3：初心者でも始めやすい
通常、FX取引を始めようと思ったらニュースや経済動向を分析して、先読みをしていかなければなりません。このようなテクニカル分析はFX初心者では難しいものです。
それに比べてスワップ投資は、ポジションを保有しているだけで利益が生み出せます。難しいテクニカル分析する必要がなく、大まかな経済情報をテレビやネットなどで入手するだけでいいので、初心者でも始めやすいです。
スワップポイント生活の利点4：長期運用で資産を作れる
スワップ投資は、短期で大きな利益を得るものではなく、長期運用によって少しずつ利益を得ることを目的とした方法です。
スワップポイントによる利益が1ヶ月1万円だった場合に、1ヶ月でポジション決済すると、1万円の利益しか得られません。しかし、1年間ポジションを維持するとその額が12倍の12万円の利益となります。そのため、長期運用することで資産を作ることが可能になります。
スワップポイントで生活するために気をつけること7つ
上記でスワップポイント生活の利点についてお話ししましたが、良い点ばかりを見ていると、そこに落とし穴があります。スワップ投資を始める前にはリスクやデメリットについて学ばなければなりません。
それでは、スワップポイントや為替の変動リスク、スワップポイント生活をするための運用方法などについて解説していきます。
スワップポイント生活で気をつけること1：スワップポイントの変動
スワップポイント生活をする上では、スワップポイントの変動（2ヶ国間の金利差の変動）に気を付けなければなりません。世界の経済状況は刻々と変化します。保有している通貨ペアの金利差が逆転することもあり得るでしょう。
通貨ペアの金利差が小さくなったり逆転することで、利益が少なくなったり、支払いが発生するリスクも考えられます。今から5年後、10年後もスワップポイントの利益がもらえる保証はどこにもないのです。
スワップポイント生活で気をつけること2：高金利通貨
スワップ投資は保有している通貨ペアの金利差が大きい方が、多くの利益を得られるため、トルコリラ、メキシコペソ、南アフリカランドなどの高金利通貨を狙います。
例えば、トルコリラの政策金利を10.25%として、日本の政策金利を0.10%とします。日本円を売り、トルコリラを買えば10.25－(－0.10)＝10.35で、金利差は10.35%です。毎日10.35%分の金利差の利益を得ることができます。
スワップポイント生活で気をつけること3：為替変動の危険
スワップ投資について学ぶときは、スワップポイントの利益ばかりに目がいきがちですが、為替変動のリスクは覚えておかなければなりません。為替レートは世界情勢が変わると大きく変動します。
ドル通貨を買った場合に1ドル100円が一年後に110円となれば、スワップポイントに加えて為替差益も得ることができます。しかし一年後に90円となれば、為替差損がスワップポイントよりも大きくなり、マイナスとなってしまうのです。
スワップポイント生活で気をつけること4：長期投資
スワップポイント狙いで投資するなら、長期投資（ポジショントレードとも呼ばれる）が重要になります。スワップポイントは毎日もらえるので、ポジションを保有する期間が長ければ長いほど得られる利益が増えるからです。
スワップポイントが大きい通貨はトルコリラやメキシコペソですが、情勢が安定していないため、為替変動のリスクも高くなります。FX初心者は、情報量や取引量の多い「米ドル/円」から始めた方がいいでしょう。
スワップポイント生活で気をつけること5：サヤ取り
サヤ取りはアービトラージとも呼ばれ、相関性が高い2つの金融商品を同じタイミングで買ったり売ったりする投資方法のことです。
例えば、NZドルと円のペアをA社で買い、相関性の高い豪ドルと円のペアをB社で売るなどして、買いと売りの両方のポジションを所有すると、どちらか一方に損失が出た場合でも、片方が補ってくれるというわけです。
サヤ取りは保険をかけて投資を行うので、低リスクで初心者にもやりやすい方法でしょう。
スワップポイント生活で気をつけること6：週末の運用
FX市場は土日に営業していないことがほとんどです。そのため、土日に通貨の暴落などが起こると対処できなくなります。
上記を回避するための対処法は、週末の間に大きく変化しそうな通貨ペアのポジションを持たないことです。スワップ投資は中長期にわたって行うことが基本ですが、大きな損失を回避するためには金曜日のたびに決済して、土日はポジションを保有しない方が賢明でしょう。
スワップポイント生活で気をつけること7：複利運用
FXには単利運用と複利運用があります。単利運用は「いくら利益が出ても元本を変えない」方法、複利運用は「利益を再投資し、投資額を増やす」方法です。
仮に元本100万円、年利回り10%からスタートすると、単利運用は何年目でも1年の利益は10万円のままです。しかし、複利運用は1年目の利益10万円を再投資するので、2年目元本110万円で11万円の利益、3年目は元本121万円で12.1万円と利益が年々増えていきます。
スワップポイント生活におすすめのFX会社3選
ここまでは、スワップポイント生活で気を付ける点についてお話してきました。実際にスワップ投資を行うにあたり、まずは取引するFX会社を選ばなければなりません。さまざまな会社があり、どこにすれば良いのか迷ってしまうこともあるでしょう。
そこで、ここからはスワップ投資におすすめのFX会社を3つ紹介します。自分に合った会社を選びましょう。
スワップポイント生活におすすめのFX会社1： GMOクリック証券株式会社 「GMOクリック証券」
「GMOクリック証券」は、初心者に人気の高いFX会社です。業界最小スプレッドを誇り、取引が低コストでできます。
口座開設や出金などの各種手数料が無料です。さらにスマホ、PCで利用できる高性能取引ツールが無料で利用できるので、自分に合う方法でチャート分析することができます。また、サポート体制も充実しており、疑問があれば24時間電話やネットで相談を受け付けてくれます。
スワップポイント生活におすすめのFX会社2： トレイダーズ証券株式会社「LIGHT FX」
「LIGHT FX」は、少ない投資額からスタートできる、初心者に優しいFX会社です。高水準のスワップを誇り、トルコリラ、メキシコペソなどの高金利通貨のスワップポイントを高い水準で提供してくれます。
さらに、1,000通貨から取引が可能、取引手数料や各種手数料が無料で初期費用を安く抑えられます。また、24時間の安心サポートで急な相場変動にも対応できます。
スワップポイント生活におすすめのFX会社3：株式会社FXプライムbyGMO「FXプライムbyGMO」
「FXプライムbyGMO」は、強い約定力で初心者にもプロトレーダーにも選ばれるFX会社です。約定拒否がほとんどなく、自分の思い通りのオーダーが通ります。
1日の取引数量は無制限、反転売買の注文が可能、決済逆指値注文を同時に発注できるなど、プロトレーダーも満足できる仕様になっています。また、サクサク操作ができるツールで未来の値動きを予想してくれるので、初心者が利益を上げやすいのも嬉しいポイントです。
スワップポイント生活のメリットを理解しよう
これまで、スワップポイントについて解説しました。スワップポイント生活は十分な資金が必要なものではありますが、難しい知識や分析の必要がなく、基本的に放っておいてもいいので、初心者でも利益を出しやすい魅力的なものです。
ただ、良い面だけを見ていては損失を出してしまう恐れがあるので、スワップポイントのリスクやデメリットをきちんと学んでからスワップ投資を始めましょう。
