プロパティマネジメントに資格は必要?役立つ資格3つと仕事内容6つ
2020 06.4この記事はPRを含みます
プロパティマネジメントとは?
プロパティマネジメントは、おもに不動産の資産を管理する仕事のことです。忙しい不動産のオーナーに代わって経営を代行します。
仕事は建物が古くなった場合の保全だけでなく、テナントの誘致や賃貸の回収やトラブルの対応なども含まれます。
さらに投資用不動産の場合は、プロパティマネジメント・レポートを作成する必要があります。幅広い知識が求められるため、やりがいを感じる人も多いです。
プロパティマネジメントの仕事内容6つ
プロパティマネジメントには、幅広い仕事内容があります。ここでは、主なプロパティマネジメントの仕事内容について詳しく紹介していきます。
プロパティマネジメントは、奥の深い仕事です。一口にプロパティマネジメントといっても、担当している業務はさまざまです。
プロパティマネジメントの仕事がしたい人は、仕事内容の理解を深めて入社後にギャップがないようにしましょう。
仕事内容1:運営戦略の立案
運営戦略の立案は、プロパティマネジメントの大事な業務です。不動産オーナーの中には、経営知識があまりないという人も少なくありません。
多忙で忙しいオーナーに代わって、テナント収入や賃貸収入を継続的に安定して獲得する方法をプロの目線で考えていきます。
この時不動産オーナーの目線に立って、運営戦略を立てることが大切です。場合によっては、専門業者と連携して戦略を考えていきます。
仕事内容2:リーシングマネジメント
プロパティマネジメントの仕事には、リーシングマネジメント事業も含まれます。マーケット調査やテナント募集など具体的に収入を得るために必要なことをマネジメントしていきます。
賃借やリース業務を有利に進めるための提案をオーナーにする場合もあります。賃貸借契約を無事集結させるのはどうすればいいのかを常に考える業務です。
空き室があっては、収入を得られません。オーナーにとっても頼りになる存在です。
仕事内容3:ビルディングマネージメント
ビルディングマネージメントは、建物自体に関わるプロパティマネジメントの大事な仕事です。建物は建設から月日が経つと、メンテナンスが必要になります。
魅力的な建物は、きれいで清潔感があることが大事です。不動産を借りたいと検討している人は、充実したビルディングマネージメントがいる建物を優先して探しています。
オーナーから託された不動産の魅力を高めるために大切な業務です。
テナント管理業務
テナント管理業務は、入居テナントの顔になる大事な仕事です。入居している人と密にコミュニケーションを取れば、継続して安定した賃貸収入が期待できます。
プロパティマネジメントの仕事の中でも、不動産収入にダイレクトに関わります。退去の際のトラブルを未然に防ぐ効果も期待できるため、スムーズにテナント管理したいというオーナーの要望にも応えられます。
入居者のニーズをとらえて、より魅力的な物件にできるでしょう。
請求出納業務
プロパティマネジメントの仕事には、請求出納業務など月次キャッシュフローの管理などを担当する内容もあります。毎月の賃料が確実に入金されているのかなどを確認します。
独自のPM会計システムを採用している会社もあるため、以前よりもスムーズに請求出納をチェックできるようになってきました。
キャッシュフローの管理、レポーティング業務も含まれるため、オーナーと収支予算計画を立てる仕事もあります。
建物管理業務
ビルティングマネージメントは、建物管理業務などハード面とソフト面の管理も求められます。法定点検や清掃などもおこなうため、入居者の満足度を高める効果もあります。
丁寧に管理された建物は、資産価値を長くキープできます。プロパティマネジメントの大事な仕事なので、チームで担当する場合も多いです。
日常的な巡回点検をして、不動産も問題点などをチェックしていきます。
仕事内容4:コンストラクションマネジメント
コンストラクションマネジメントは、建物をリフォームする際などにオーナーとともに建築のプロフェッショナルとして助言やアドバイスをして計画を立てていく仕事です。
品質やコスト管理だけでなく、工事が順調に進んでいるのかなどもマネジメントしていきます。総合工事業者がプロパティマネジメントをおこなう場合もあって、コストやプロセスを検証し最適なソリューションを提案していきます。
品質管理業務
建物の品質管理業務は、コンストラクションマネジメントの大事な仕事です。プロパティマネジメントは、オーナーの立場に立って品質管理をしていくことが求められています。
品質管理業務は、日本でも年々重要視されるようになってきました。品質管理をせずに業者に丸投げでは、安心できないと感じるオーナーも少なくありません。
不動産のプロの目から見ても納得できる品質を求めることが大切です。
コスト管理業務
コンストラクションマネジメントには、コスト管理業務も含まれます。よい物件を適切な価格で作り上げることは、オーナーが強く求める項目です。
コスト管理は、不動産を知り尽くしたプロパティマネジメントであるためできる魅力ある業務です。以前は建築に掛かる必要などは不透明でしたが、マネジメントが入ることで透明性が求められるようになりつつあります。
業者とオーナーの間に立つ大切な業務です。
修繕計画作成業務
不動産の価値を高める修繕計画作成業務は、コンストラクションマネジメントが担当します。特に大規模なマンション修繕工事をする際にプロパティマネジメントに計画の推進をお願いしたいオーナーも増えてきています。
計画的に建物の状態を確認するため、入居者に安全に過ごしてもらうことにも繋がります。入居者が満足できれば、安定した賃料収入が期待できます。
合理性と経済性を求めるオーナーにとっても、頼もしいパートナーです。
仕事内容5:オーナーが必要とするサービス提供
プロパティマネジメントは、オーナーが求めるサービスを提供する業務も大切です。オーナーによって求めるサービスが異なるため、日頃から関係性を築くことが大切です。
きめこまかいサービスを提供できるかどうかで、選ばれるプロパティマネジメントかどうかが決まります。少子高齢化が進む日本において、不動産経営に悩むオーナーに寄り添えるかが問題です。
提案力だけでなくオーナーのニーズをくみ取る能力が、必要です。
仕事内容6:社内の課題や進捗管理の調整
プロパティマネジメントの業務は、社内の課題や進捗管理の調整も求められます。管理者になった場合は、部下がスムーズに仕事ができているかをチェックする必要があるでしょう。
プロパティマネジメントの業務は、多岐に渡ります。オーナーに満足してもらうためにも、進捗管理はとても重要です。チームで問題解決する場面も少なくありません。
社内の課題を解決することで、社員のモチベーションアップにも繋がります。
プロパティマネジメントに必要な資格は
プロパティマネジメントへの就職や転職を希望する人は、必要な資格などをチェックしていきましょう。プロパティマネジメント業務をしている会社は、不動産やコンサルティング業務を手掛けている場合が多いです。
そのためまずは就職に必要な資格や能力を高める努力をすることが大切です。会社によっては、英語力を求められる場合も少なくありません。
実際に就職したい会社の募集要項を確認して、資格取得を目指しましょう。
資格は不要
プロパティマネジメントには、業務にあたって必ず取得しておく必要のある資格はないです。そのため、やる気があれば誰しもが目指せる職業です。
ただプロパティマネジメントは、高度な提案力や不動産に関する知識が求められます。企業によっては、米国不動産経営管理士の資格を取得している社員がプロパティマネジメント業務を担当することもあります。
希望する会社を詳しく調べて、必要とされる資格を確認しましょう。
プロパティマネジメントに役立つ資格3つ
プロパティマネジメントを志す人は、取得しておくと有利になる資格があります。ここでは、代表的な資格を3つ紹介していきます。
紹介する資格がないとプロパティマネジメントになれないわけではありませんが、取得しておくと入社後もスムーズに業務に当たれる可能性が高くなります。
まったく不動産業界の知識がない人よりも就職で有利に働く場合もあるため、チェックしてみてください。
宅地建物取引士
宅地建物取引士は、不動産業界でよく知られた資格です。宅地建物取引業法に関わる国家資格のため、取得しておくと不動産業界での就職が有利になります。
合格すれば、宅建士になれます。不動産の売買や賃貸物件のあっせん業務に携わることができるようになります。多くのプロパティマネジメントが取得している資格です。
管理業務主任者
管理業務主任者は、マンション管理業務をおこなう際に必要となる国家資格です。合格すれば、管理委託契約に関する重要事項の説明や管理事務報告をすることができます。
マンション管理に詳しくなれるため、プロパティマネジメント業務にも大きく関わる資格です。マンションをメインに仕事する場合は、必須の資格と言えるでしょう。
マンション管理士
マンション管理士は、大規模修繕計画の策定やトラブル解決をする際に役立つ資格です。住民相談受付業務などができるため、プロパティマネジメント業務に役立ちます。
マンション管理士と管理業務主任者は、試験の出題範囲が似ています。そのため、両方の資格を取得する人も少なくありません。
アセットマネジメントとの違い
アセットマネジメントとプロパティマネジメントの違いは、わかりにくいです。業務が似ていますが、アセットマネジメントの場合、不動産以外の株や金などの資産運営を担当することも少なくありません。
一方プロパティマネジメントなどのは、不動産に特化したマネジメントです。
プロパティマネジメントに向いている人
プロパティマネジメントに向いている人は、提案力だけでなくオーナーの要望にスムーズに答えられる能力がある人です。幅広い不動産の知識がも求められるため、勉強熱心な人が向いているでしょう。
場合によっては、複数のチームで活動する場合もあります。その際には、チーム力も求められているでしょう。
プロパティマネジメントは縁の下の力持ち
プロパティマネジメントは、縁の下の力持ちとして不動産オーナーを助けます。幅広い知識や能力が求められるプロパティマネジメントは、やりがいのある素晴らしい仕事と言えるでしょう。
必須の資格は有りませんが、不動産関連の資格があると知識が深まります。