不動産投資ローンの借り換え｜5つのステップとメリット・デメリット

2020 06.4この記事はPRを含みます

不動産投資ローン借り換えとは

不動産投資ローン借り換えとは、簡潔にいうと現在融資を受けている金融機関とは別の金融機関に乗り換えることです。主に不動産投資ローンを低利息にしたい場合に、不動産投資ローンの借り換えをします。

例えば、返済額で収入が低くて困っている場合や、トラブルにより生活に支障をきたすようになった場合、不動産投資ローンの乗り換えによって返済額が圧縮される分、利回りが上がることもあります。

不動産投資ローン借り換えのしくみ

不動産投資ローン借り換えのしくみは、現在利用している金融機関よりも利息が安い金融機関に乗り換えることで、返済額の負担を減らすという内容です。

乗り換えをしやすくする条件もあり、借入総額が年収の10倍以内・物件購入10年以内で2.7%以上の利息を受けた人となっています。

例えば、利息が高く、身の丈にあっていないプランだったと不満のある方は、不動産投資ローンの借り換えを検討することをおすすめします。

借り換えの5つのステップ

不動産投資ローン借り換えをするための5つのステップを紹介します。不動産投資ローンを借り換えする際の手順を知っておくと、他の金融機関に借り換えをするための準備ができます。

また、そういった準備を行うことで、スムーズな借り換えが可能になる場合もあるでしょう。

ステップ1：現在のローンと借り換えローンを比較検討する

現在のローンと借り換えローンを比較検討することで、本当に借り換えをすることがメリットになるのかを見つめ直すことができます。利息が安いというだけで借り換えした場合、手数料などで結局返済額が増えてしまうことにもなりかねません。

例えば、次に融資を受ける予定である金融機関の利息が安い場合でも、実際に借り換えを行った際のシミュレートをしておくことが大切です。

ステップ2：借り換え先を決定し申し込む

借り換え先を決定したら、不動産投資ローンの申し込みをする流れになります。比較検討し、自分に今よりもあった金融機関を見つけたら審査の申し込みをしましょう。

もし、借り換えの審査が不安な場合は、窓口で相談を行っている場合もあるので、相談するのも良いでしょう。また、審査に必要な書類も準備をしておくことで、事前審査を無料で行える場合もあります。

ステップ3：審査が通ったら残金一括返済の手続きをする

審査が通ったら残金一括返済の手続きをすることが大切です。審査が通った時点で、早めに不動産投資ローンの乗り換えによる残金一括返済の手続きをしておけば、今まで融資を受けていた金融機関の利息を止めることができます。

もし、手続きに迷ってしまう場合には、不動産投資ローンの乗り換え相談を受け付けている会社もあるので、相談するのもおすすめです。

ステップ4：借り換え先と契約を結ぶ

審査に通り、残金一括返済の準備が整ったら、借り換え先と契約を結ぶ流れになります。不動産投資ローンの借り換えをするにあたり、新しい借り換え先との契約は大切ですので、最後まで気を抜かずに行いましょう。

もし、契約を結ぶ際に不明点などがあった場合は迷わずに相談することをおすすめします。後々トラブルになってしまわないように、不安要素は排除しておくことが大切です。

ステップ5：これまでのローンを完済し借り換え先へ返済を始める

全ての準備が整ったら、これまでのローンを完済し、借り換え先への返済がスタートします。ここで大切なポイントは、すぐにこれまでのローンを完済することです。完済が完了していない場合、トラブルの原因になりかねません。

以上の5つのステップを踏むことで、不動産投資ローンの借り換えを行うことができます。そして、自分にあったプランでの返済をすることで、無理のない不動産投資が行えます。

不動産投資ローンを借り換えるメリット3つ

不動産投資ローンを借り換えるメリットを3つ紹介します。不動産投資ローンの借り換えは、素晴らしいメリットがあります。不動産投資ローンの借り換えという方法を知ったばかりの方は、是非チェックしてみてください。

他の金融機関へ乗り換えることで利回りが上がった事例もあり、生活が楽になった方も多くいます。気になる方は是非チェックしましょう。

1：金利を下げる

不動産投資ローンの借り換えによって、金利を下げることができます。金利を下げると、その分の負担額が縮小し、今までよりも返済額を減らすことが可能です。

例えば、金利を減らせたおかげで利回りが上がったという方もいますし、生活を切り詰めていた方が借り換えによって生活しやすくなったということもあります。

2：不動産投資の拡大を支援してもらえる可能性

不動産投資ローンの借り換えによって、不動産投資の拡大を支援してもらえる可能性があります。新たな金融機関から融資を受けることで、その金融機関の審査結果によっては不動産投資の拡大を支援してもらえる可能性があります。

例えば、今まで利用していた金融機関の審査が過去の結果を重視している場合でも、新たに利用する金融機関での審査によっては、現状を見て支援してもらえることがあります。

3：特典を受けられる場合がある

不動産投資ローンの借り換え先がキャンペーンなどを行っている場合、特典を受けられる場合があります。あらかじめキャンペーンなどを行っていないか確認しておくのも良いでしょう。

例えば、特典が自分にとってより良いものである場合があります。特典を受けられるかチェックしておくのも良いでしょう。

不動産投資ローンを借り換えするデメリット2つ

不動産投資ローン借り換えでの主なデメリットも2つあるので紹介します。メリットがある分デメリットも存在します。

返済額を減らすための借り換えも、場合によっては返済額が増えてしまう可能性もあるので、本当に減額が可能なのかをよく確認してから、不動産投資ローンの借り換えを行うことをおすすめします。

そういった事態を確かめるためにも、借り換えをする前にデメリットを知っておくことが大切です。

1：借換え費用が必要

不動産投資ローンの借り換えをするにあたり、借り換えの費用が必要になります。借り換えをするにあたり手数料などが発生するため、今までのローンの金額のまま借り換えが行えるわけではありません。

そういった費用が発生することを考慮すると、借り換えを行わない方が良いこともあります。例えば、残債が少なく期間が短い方は不動産投資ローンの借り換えをしない方が良い場合もあります。

2：手続きが面倒

不動産投資ローンの借り換えを行う際に発生する手続きが面倒な点もデメリットの1つです。ステップでも紹介した通り、借り換えを行う際には審査や契約が必要となりますが、そういった手続きが面倒で時間がかかってしまう場合があります。

例えば、審査の都合がつかずに通らないこともあるので、借り換えをするにあたり金融機関にあらかじめ相談することをおすすめします。

不動産投資ローンの借り換えは誰でもできる？

不動産投資ローンの借り換えは、誰でもできるとはいいきれませんが、借り換えをしやすくなるための条件があります。不動産投資ローンも、借金には違いありません。それも、多くの場合が大きな金額になるので、相応の条件が必要になります。

もし、不動産投資ローンの借り換えを検討している場合には、そういった条件を満たしているかをチェックしてみましょう。

借り換えがしやすい人の条件

不動産投資ローンの借り換えがしやすい人の条件は主に3つあります。この3つ条件を満たしていることで、不動産投資ローンの借り換えがしやすくなります。

ただし、確実に借り換えができるとは限らないので注意しないといけません。不安な場合は一度、無料で行える事前審査を行っておくのもおすすめします。

条件1：物件購入が10年以内

不動産投資ローンの借り換えをしやすくする条件の1つが、まず物件購入が10年以内の場合です。借り換えに伴う初期費用を考えた場合、物件購入から10年以内の人が借り換えがしやすくなるだけではなく、借り換えをするメリットを受けやすいということでもあります。

不動産投資ローンの借り換えをすることに意味があるのかを確認するためには、まずは物件購入から何年経っているのかを確認することも大切です。

条件2：金利が2.7％以上

不動産投資ローンの金利が2.7%以上の場合、不動産投資ローンの借り換えがしやすくなることがあります。金利は、不動産投資ローンを組んだ際の条件によって変わっている場合があります。

その時の条件によっては、借り換えを考えている現時点での条件の方が、金利を安くすることができる場合があります。もし、不動産投資ローンの金利が2.7%以上の方は、金融機関に相談してみると良いでしょう。

条件3：借入総額が年収の10倍以内

不動産投資ローンの借り換えがしやすくなる3つ目の条件が、借入総額が年収の10倍以内の場合です。不動産投資ローンは借金です。お金を借りる際には、相手が返済するための信頼度を見るために審査が必要になります。

返済能力を認めてもらいやすくなる条件として、年収の10倍以内が好ましいです。また、場合によっては不動産投資の拡大を支援してもらえることもあります。

不動産投資ローン借り換えにオススメの金融機関3つ

不動産投資ローン借り換えにオススメの金融機関を3つ紹介します。不動産投資ローンの借り換えを行いたい方は、まずは紹介する3つの金融機関をチェックしてみてください。どの金融機関も借り換えを行う際に力になってくれるでしょう。

不動産投資ローンの借り換えができるかどうかでお悩みの方は、紹介する金融機関をぜひチェックし、相談してみるのをおすすめします。

東京スター銀行

東京スター銀行は、不動産投資ローンの借り換えをする上でオススメな金融機関の1つといえます。

不動産投資ローンの借り換えを行う際に、不動産投資ローンとして借入するのではなく、不動産担保ローンとして借入することで、変動金利年率を0.85％～8.35％にすることができます。

金利を低くすることによって返済額を抑えることができるので、もし借り換えを検討している場合にはチェックしてみましょう。

イオン住宅ローンサービス

イオン住宅ローンサービスは、不動産投資ローンの借り換えを積極的に受け付けている金融機関です。イオン住宅ローンサービスでの不動産投資ローンの借り換えをするメリットとしまして、金利を低くできるほか、返済期間を短縮することもできるという点があります。

もし、返済期間の短縮をしたいということも考えている場合は、チェックすることをおすすめします。

オリックス銀行

オリックス銀行は、首都圏・近畿圏・名古屋市・福岡市での不動産投資ローンを扱っている金融機関です。不動産投資ローンの借り換えの場合でも、借入期間は最長35年組むことが出来ます。

もちろん、借り換えを目的としている方におすすめな金利や借入期間の案内もしているので、そういった相談も受け付けています。長期の借入を希望している方にはオススメの金融機関といえます。

手続きが面倒でも借り換えを利用することで返済額は減らせる

不動産投資ローンの借り換えは、手続きが面倒でも返済額を減らせるというメリットがあります。総合的に見て、条件を満たしている方にとっては、不動産投資ローンの借り換えはおすすめの手段といえます。

もし返済額を減らしたい方は、一度不動産投資ローンの借り換えを検討してみることをオススメします。不動産投資ローンの借り換えによって、不動産投資での恩恵を存分に受けられることでしょう。