マンション投資を賢く始めよう!知っておくべき10のリスクとは?
2020 10.21この記事はPRを含みます
マンション投資を始めるには
本記事では、マンション投資を賢く始めるにあたって、知っておくべき10のリスクについて紹介していきます。
マンション投資を始めるには、マンション投資についての知識と、投資を開始するための自己資金が必要になってくるでしょう。
ワンルームマンションであれば2千万円台で購入できるものもあり、融資が下りやすいことから資金面に不安がある方でも開始しやすい部分があります。
メリットは多いがリスクも多い
マンション投資は、メリットが多いもののリスクも多いという投資方法でもあります。マンション投資のメリットとしては、私的年金や生命保険の替わりになったり、相続税対策に利用することが可能です。
資産価値がゼロになる可能性が低いのがマンション投資の大きなメリットではありますが、空室や金利変動、地震や水害など自然災害によって、物件に何か問題が生じればリスク面が際立ってしまうでしょう。
リスクを把握し対応策を練る
マンション投資以外でもいえることですが、リスクになりえる内容は投資前にしっかりと把握し、対応策を練ることが必要になります。
空室や家賃変動リスクに対しては、長い目で資産価値が落ちにくい物件を選ぶようにすること、自然災害に関してはハザードマップや過去に遡ってその土地に問題が起きていないことを確認することが重要となります。
また、もしもの時の為にも水災保険の加入することも検討する必要があるでしょう。
マンション投資と他の投資の比較
老後の年金に不安があることから、これからは自身でお金を増やしていくと考える人は増えていくでしょう。投資にはマンション投資以外にも、株やFXなどさまざまな種類があります。
次は、マンション投資と他の投資の比較について紹介していきます。マンション投資以外にも、FXや、アパート投資を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
FXとの比較
FXは数万円程度の資金から開始でき、投資をはじめる敷居が非常に低いことが特徴です。マンション投資は、数千円から始められるものはまずないので、開始額の大きさがFXとは大きく違うという点があるでしょう。
また、不動産投資は管理会社に任せてしまえば手間はかかりませんが、FXは為替の暴落・暴騰のリスクが大きいため、どんな時も為替の動きを押さえておかなければ、いつ赤字に転じるかわからないということがあります。
株との比較
株式投資は企業が事業資金を集める方法として株式を発行、この株式を売買する投資方法です。利益のメインは株式の売買による売却益です。
株式もFX同様、安い銘柄で1万円程度と少額からスタートでき、複数の銘柄への分散投資もしやすいです。不動産との大きな違いは、不動産の場合、価格は下がっても土地や建物という現物価値は残りますが、株の場合は企業が倒産すれば紙きれ同然になる危険性があります。
アパート投資との比較
アパート経営の場合、土地・建物合わせて購入する場合は場所にもよりますが、6千万円~1億円必要になります。1つの部屋を購入する区分ワンルームのマンションであれば2千万円から購入でき、アパート投資よりも低い金額で投資をスタートできます。
建物の構造や耐用年数の違いもあり、マンションは鉄筋コンクリートなどで作られていることから、木造アパートと比べて耐久年数が長いというメリットがあります。
マンション投資の知っておくべき10のリスク
さまざまな投資の中からマンション投資を検討している方、マンション投資をスタートさせる前には必ずリスクについても理解しておくことが大切でしょう。
次は、マンション投資の知っておくべき10のリスクについて紹介していきます。マンション投資の知っておくべき10のリスクには、空室・滞納・家賃の下落・地震・修繕・人口の減少・流動性・火災・金利変動・台風、などがあります。
リスク1:空室
マンション投資のリスク1つ目は、空室です。空室とは入居者が入ってこない部屋のことであり、空室期間が長ければ長いほど家賃収入がゼロになるので、投資として赤字が膨らんでいきます。
不動産経営をしていると、空室とは無縁でいられないでしょう。毎月の家賃収入をローン返済に充てている状態の場合は、自己資金を減らしていくことになるので、あらかじめ空室率を下げるために立地のよい物件を選ぶ必要があるでしょう。
リスク2:滞納
マンション投資のリスク2つ目は、家賃滞納です。不動産投資において、家賃収入がメインになっていますが、これは入居者が家賃を支払ってくれていることが前提となります。
つまり入居者が家賃を滞納した場合、収入は入ってこないので収益が赤字になってしまう可能性があるということです。
リスク3:家賃の下落
マンション投資のリスク3つ目は、家賃の下落です。時間が経過すれば建物の劣化が起きるのは当然のことでしょう。メンテナンスをしていたとしても防ぎようがない部分もあり、家賃の下落につながります。
近年は新築マンションも増え、古いマンションは入居希望者が集まりにくく、空室を回避するために家賃を下げるほか方法がなくなる、というリスクがあるでしょう。
リスク4:地震
マンション投資のリスク4つ目は、地震です。地震のリスクとは地震によって建物に被害が及ぶというリスクです。
地震へのリスクには、地震保険に加入したり、新耐震基準の物件を選んだり、比較的地震に強い地盤の地域でマンションを購入したりなどの対策が必要になります。
リスク5:修繕
マンション投資のリスク5つ目は、修繕です。築年数の経過により、修繕費用が発生することは確実といえるでしょう。
外壁の塗装、入退去の際のリフォーム、配管の交換など多くの修繕リスクがあります。修繕費の積み立てを事前に行うなど、あらかじめ修繕に対しての意識を持ち、用意しておくようにしましょう。
リスク6:人口の減少
マンション投資のリスク6つ目は、人口の減少です。少子高齢化の日本は、次第に人口が減少していくことが予想されています。人口が減少していくということは、空室のリスクがあがるということです。
全ての地域で人口が減少していくわけではありませんが、地方は減少傾向が著しいでしょう。マンション投資で長期安定収入を得るならば、首都圏のマンションを購入することを考えたほうが良いでしょう。
リスク7:流動性
マンション投資のリスク7つ目は、流動性です。流動性とは換金性ともいわれ、ある資産について、すぐに現金化できる可能性の度合いのことをいいます。
マンションだけに限らず、基本的に不動産は流動性のリスクがあります。不動産は、株やFXのように取引市場がないため、売り手が見つからない限りお金にすることが難しい商品といわれています。資金のゆとりがない状態でマンション投資を行うのはリスクが高いと考えられます。
リスク8:火災
マンション投資のリスク8つ目は、火災です。火災のリスクは、火災によって建物に被害が及ぶリスクです。設備の劣化から火災が起きたり、近隣で火災が起きたり、入居者の不注意により火災は発生してしまう可能性はゼロではないでしょう。
火災により建物が破損してしまうと、被害の規模によっては想定していたような家賃収入を得ることができなくなる可能性があります。火災保険には必ず入るようにしましょう。
リスク9:金利変動
マンション投資のリスク9つ目は、金利変動です。金利変動のリスクは、投資用ローンを固定金利ではなく変動金利にした場合に起こるリスクです。
住宅ローンの変動金利では、一般的に半年ごとに金利が見直されるため、返済期間中に金利が上昇すれば、返済金額も増えることになります。
リスク10:台風
マンション投資のリスク10こ目は、台風です。近年日本には大きな台風が訪れる傾向があります。
台風は強風だけではなく、大雨をもたらし河川の氾濫や土砂崩れを招くことがあるでしょう。2019年の台風では、タワーマンションが停電になり、地下水の下水道で逆流が起こり水道が使えなくなる二次災害も発生することもありました。
マンション投資のメリット
最後に、マンション投資のメリットについて紹介していきます。
マンション投資のメリットには、長い目で見た安定した投資・年金としての価値を持つ・投資以外の利用価値、などがあります。
1:長い目で見た安定した投資
マンション投資のメリットとして1つ目は、長い目で見た安定した投資ができるということです。マンション投資は、優良物件に投資を行うことができれば、ほぼ自動的に一定の収入を長期間にわたって収益を得られます。
マンション投資は、FXや株のようにハイリスクな商品ではないといわれています。元本の保証はありませんが、土地や建物に価値が残るので、資産価値が全くなくなってしまう可能性は低いといえます。
2:年金としての価値を持つ
マンション投資のメリットとして2つ目は、年金としての価値を持つことです。少子高齢化により、年金問題は今後さらに深刻化し、公的年金だけではゆとりある老後は難しいと予想されます。
有益な物件を見極めることが必要になりますが、マンション投資によって継続的に家賃収入が入る仕組みを作ることで、公的年金だけでは不足していた資金を補うことができるでしょう。
3:投資以外の利用価値
マンション投資のメリットとして3つ目は、投資以外の利用価値があることです。マンション投資で不動産投資ローンを利用した場合、住宅ローンで加入する団体信用生命保険に加入することになります。
ローン返済中に何かあっても、団体信用生命保険によって残っていたローンが完済されるので、遺族にはローン返済のない、家賃収入が入ってくるマンションを残すことができます。
マンション投資はメリットやリスクをきちんと把握して始めよう
本記事では、マンション投資を賢く始めるにあたって、知っておくべき10のリスクを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
投資方法は幅広く存在するので、マンション投資を検討している方もFXや株式にも目を向けてみるのも良いでしょう。マンション投資が自分に合っていると感じた方は、メリットだけではなく必ずリスクについてもきちんと把握してから始めましょう。