固定資産税はクレジットカードで払える|メリット・デメリット5つと払い方
2020 10.21この記事はPRを含みます
クレジットカードで固定資産税は払えるの?
土地や建物などの不動産を所有している人は、固定資産税という税金を支払わなければなりません。毎年1月1日時点で、土地や建物を所有している人が課税対象となり、納税通知書が自治体から送られてきて支払うことになります。
年4回の分割払いもしくは一括払いが一般的ですが、クレジットカードで支払うほうが便利だと考える人も多いでしょう。実は、固定資産税をクレジットカードで支払うことができる自治体もあります。
クレジットカードで払える主な税金
税金は現金だけでの納付しか認められていませんでしたが、平成28年度に法律が変わったことによって、税金の支払いがクレジットカードでできるようになりました。また、地方税は自治体によりそれ以前から支払うことができた税金もあります。
クレジットカードで支払うことができる主な税金としては、法人税・贈与税・相続税・消費税・たばこ税などの国税、自動車税などの地方税があります。
固定資産税をクレジットカードで支払うメリット5つ
キャッシュレス化がすすめられていく中で、多くの人が日常のちょっとした買い物でもクレジットカードを利用するようになっています。しかしそんな中でも、固定資産税をクレジットカードで納付している人は少ないでしょう。
ここからは、クレジットカードを利用して固定資産税を支払うメリットを紹介していきます。固定資産税をクレジットカードで納付することには、いくつかの利点があります。
メリット1:ポイントを貯められる
クレジットカードを利用して支払いを行う人の多くが、200円で1ポイントなどクレジットカードを使うことでポイントを独自に貯めることができるために利用しています。貯まったポイントは買い物に利用できるので便利です。
固定資産税をクレジットカードで支払う場合もポイントが付きます。金額が大きいのでポイントもたくさんつくでしょう。日常的にポイントを貯めている人にはうれしいメリットです。
メリット2:時間を気にせず支払える
クレジットカードで固定資産税を支払うメリットには、24時間いつでも納税できるというものがあります。
納付所で納税する場合、納税に対応している銀行などの窓口もしくは自治体の窓口に行かなくてはなりません。平日に仕事をしている人は、なかなか開いている時間に行けなくて困っている人も多いでしょう。
クレジットカードを利用すれば、パソコンやスマートフォンから24時間いつでもどこからでも納税することができます。
メリット3:収支管理がしやすくなる
現金で支払うとその都度、領収書が発行されます。たくさんある領収書を整理して家計簿をつけるのは面倒です。面倒な作業のため徐々に家計簿をつけなくなり、いつ税金をいくら払ったか把握することが難しくなるでしょう。
クレジットカードで支払うと、カード明細書にいつどのような支払いに利用したかということが記載されます。普段の買い物と合わせれば、カード明細書だけで家計を管理することができ、楽になるでしょう。
メリット4:キャッシュレス
現金で納付する場合、当然ですが現金を持ち歩く必要があります。現金を持ち歩くためにはまず銀行のATMなどでお金を引き出さなければなりません。それから銀行や自治体の窓口に行かなければならずとても面倒です。
クレジットカードで支払うのであればわざわざ現金を持ち歩く必要はなく、時間も大幅に節約することができます。
メリット5:分割払いもできる
現金で固定資産税を支払う場合には、一括払いでも分割払いでも決められた金額を一括で支払わなければなりません。
クレジットカードでの支払いにすれば、その時の状況に応じて一括払いでも分割払いにすることができます。ただしクレジットカード会社により分割払いを選択できないこともありますので、確認が必要です。
また支払日はカードの請求日ですから、それまでに現金を用意すればいいので余裕を持たせることができます。
固定資産税をクレジットカードで支払う方法
固定資産税のクレジットカードでの支払いは、金融機関や自治体の窓口・コンビニではできません。パソコンやスマートフォンからでないとクレジットカード払いは使えません。では、固定資産税をクレジットカードで支払うためには具体的にどうしたらいいのでしょうか。
ここからは、固定資産税をクレジットカードで払う方法を具体的に紹介していきます。
Yahoo!公金支払いを使う
固定資産税をクレジットカードで支払う一つ目の方法は、「Yahoo!公金支払い」を使用するというものです。
「Yahoo!公金支払い」は、ウェブサイト上で地方税(地方自治体の税金)や各種料金の支払いを行えるサービスです。納税通知書とクレジットカードがあれば簡単に利用でき、とても便利です。
Yahoo!JAPANで使えるTポイントを貯めたり、支払いに使うこともできます。
自治体のホームページから納税する
クレジットカードでの税金の支払いに対応している自治体では、クレジットカード払い専用のホームページを設けており、そこから支払うこともできます。
自治体により使えるクレジットカードや手数料に違いがありますので、事前に確認しておくことをおすすめします。
また、クレジットカード払い専用ホームページがない自治体や、納税額の上限が決められている自治体もありますので確認が必要です。
固定資産税をクレジットカードで支払うデメリット5つ
クレジットカードで支払う場合にはメリットだけでなく、デメリットもあります。しかし、デメリットを理解しておけば、それに対する備えを事前にすることができるでしょう。
ここからは、固定資産税をクレジットカードで支払う場合に起こりうる可能性のあるデメリットを紹介していきます。
デメリット1:手数料が発生する
固定資産税を現金で支払えば手数料がかかることはありませんが、クレジットカードで支払う場合には決済手数料が必要になるというデメリットがあります。おおよそ1万円ごとに100円程度の手数料が必要で、高額になるほど手数料が高くなります。
またリボ払いや分割払いを選択すると、その手数料も余計にかかってくることになりますので注意しましょう。
デメリット2:窓口やコンビニ払いでは対応していない
金融機関や自治体の窓口、コンビニで納付所を持っていっても、クレジットカードで払うことができないというデメリットがあります。
クレジットカードで支払う場合には、パソコンやスマートフォンからでないとできません。パソコンやスマートフォンでの支払いになれていない人は、手順を確認してから行いましょう。
デメリット3:明細でしか確認できない
クレジットカードで固定資産税を支払うと、現金で支払った時にもらうことができる領収書が発行されないというデメリットもあります。
領収書ではなくクレジットカードの明細書で支払額を確認しなければなりません。もし領収書が必要な場合には、自治体の窓口で納税証明書を発行してもらう必要があります。
納税証明書はクレジットカードでの支払いから1週間から10日かかりますので、時間に余裕がない場合には現金の方がよいでしょう。
デメリット4:対応していない自治体もある
クレジットカードで固定資産税の支払いができる自治体が増えてきていますが、まだクレジットカードでの支払いに対応していない自治体も多くあります。
固定資産税をクレジットカードで支払いたい場合には、お住まいの自治体がクレジットカードでの支払いに対応しているか、事前に確認する必要があります。
デメリット5:確認に数日かかることがある
固定資産税の納付には、納税期限が設けられています。そのため納税期限が過ぎると延滞金が課されてしまいます。
クレジットカードで支払う場合、クレジットカードで支払う手続きを行っても、そこから自治体が固定資産税支払いの確認を取るまでに日数がかかってしまうことがあります。確認が納税期限までに取れないと延滞金が発生してしまいます。
納税期限までに支払いの確認が取れるように余裕を持って支払いをしましょう。
固定資産税をクレジットカードで払うといいことたくさん
固定資産税をクレジットカードで支払うことができる自治体が増えてきています。もちろんクレジットカードで支払うことでデメリットもありますが、現金で支払うよりもポイントが貯まる、家計管理が楽になるなどのメリットもたくさんあります。
メリットとデメリットをしっかり理解し、固定資産税のクレジットカード払いを検討してみましょう。