木造のデメリットは防音性が低いこと!RCやSRCの違いと防音対策9個
2020 10.21この記事はPRを含みます
木造は建築構造の中で最も防音性が低い?
木造の建物は建築構造の中でとくに防音性が低いとされています。木造の建物に使われている木材は音を通しやすい性質を持つため、RC造やSRC造などと比べると防音性が高くありません。また、木造は鉄筋よりも腐りやすく、火災にも弱いという欠点があります。
ここからは、RC造とSRC造についてそれぞれ詳しく見ていきましょう。
RC造
RC造の建物は木造建築よりも防音性に優れています。RC造は柱や壁が鉄筋とコンクリートで形成されていることで音を逃しにくいため、防音性が高くなっています。
木造建築よりもメンテナンスを必要としないRC造などの建物を選ぶようにし、建物の維持にかかる経費を軽くしましょう。
SRC造
RC造の建物のようにSRC造の建物も木造建築より防音性に優れています。SRCの建物は鉄骨の柱に鉄筋を組み込み、コンクリートを打ち込むのでRC造よりもワンランク上の建物となるため、防音性に優れています。
防音性に優れたSRC造の建物を用いて不動産投資をするようにし、住民同士のトラブルを回避しましょう。
木造アパートの防音性を高める方法6個
防音性が低いとされている木造アパートですが、防音性を高めるための方法もあります。たとえば、音を吸収するための遮音カーテンや吸音ボードなどを活用することができれば、たとえ木造の建物でもある程度の防音をすることができます。
木造アパートに不動産投資をする人は、予算や部屋の構造に合わせて防音グッズを選び、防音対策をおこなうとよいでしょう。
木造アパートの防音性を高める方法を6つあげてご紹介します。
方法1:遮音カーテンを利用する
木造アパートの防音性を高める方法に、遮音カーテンを利用することが挙げられます。遮音カーテンは、厚手のポリエステルを利用したカーテンなので音の遮断に優れています。また、遮音カーテンは遮光や遮熱の効果も含まれているので部屋の環境を整えることも可能でしょう。
一室ごとに割り振られた予算に合わせて防音効果の高い遮音カーテンを選び、部屋の防音性を高めるように工夫してみしましょう。
方法2:吸音ボードや遮音ボードを壁に設置する
木造アパートの防音性を高めるための方法に、吸音ボードや遮音ボードを活用することが挙げられます。吸音ボードや遮音ボードは楽器を奏でる際の防音室に使われていることもあり、壁に設置するだけで高い防音性を発揮するでしょう。
防音をしていきたい部屋に精度の高い吸音ボードや遮音ボードを設置し、他の防音グッズと併用することで防音性を高めるようにしましょう。
方法3:防音シートを壁に貼る
木造アパートの防音性を高めるための方法に防音シートを貼ることが挙げられます。防音シートはシート状の防音グッズなので扱いやすく、また安価なので手軽に防音対策をすることができるでしょう。
防音シートを数枚重ねて壁に貼るようにし、防音性を高める工夫をするようにしましょう。
方法4:床には防音カーペットや厚手のマット・畳を敷く
木造アパートの防音性を高める方法に防音カーペットや厚手のマット、畳を敷くことが挙げられます。木造アパートの場合、人の歩く音でさえ下の階に響くことがあるので、厚手のマットや畳を敷くだけでも防音対策になります。
住民の了承を得てから床に防音カーペットや厚手のマットを敷くようにし、住民同士のトラブルを回避するようにしましょう。
方法5:振動予防には防振マット
木造アパートの防音性を高める方法に、防振マットを活用することが挙げられます。鉄道などが近くを走っている物件の場合、振動を感じることが多くなるため防振マットを壁や床に敷くことで防音対策をすることができます。
防振マットだけでなく防音ボードや防音シートも併用して活用し、防音性を高めるようにしましょう。
方法6:ドアや窓の間に隙間テープを貼る
木造アパートの防音性を高める方法にドアや窓の間に隙間テープを貼ることが挙げられます。木造の建物の場合、窓に気密性がないことが多く、風が吹くだけで音を発することがあるので隙間テープを貼り防音対策をしておく必要があります。
窓に隙間テープを活用しつつ、修繕が必要とされる場合は窓のサッシを張り替えるなどして、防音性を高めるようにしましょう。
木造アパートの防音性のチェック方法4つ
木造アパートの防音性をチェックする方法が4つあります。
防音性が低い木造アパートを購入してしまわないためにも、建物自体に防音性があるのか確かめておく必要があります。なぜなら、防音性が低い建物は住民同士のトラブルになりやすいからです。
木造アパートに不動産投資をする人は、自身で物件を見て防音性があるか確認するようにし、建物付近の環境なども確かめてから購入すべきか考えましょう。
方法1:内見で営業マンに廊下を歩いてもらうなどして確認する
木造アパートの防音性をチェックする方法に、内見で営業マンに廊下を歩いてもらい確認する方法があります。営業マンに防音性があるか確かめてもらえば、物件を紹介する広告などに防音性が備わっていることを書き記すことができます。
確認を取る営業マンの名刺を受け取るようにし、どのような場合に防音性を発揮する物件なのか聞くようにしましょう。
方法2:窓を閉めた状態で外から聞こえてくる音を確認する
木造アパートの防音性をチェックする方法の一つに、窓を閉めた状態でも外から音が聞こえてくるか確認するというものがあります。たとえ音が聞こえてきても騒音自体が小さければ防音グッズなどで対処できる場合があります。
交通量が一番多い時間に物件の訪問をするようにし、実際に騒音を聞いて防音グッズで対処できるか確かめておきましょう。
方法3:窓を開けて隣との距離を確認する
木造アパートの防音性をチェックする方法に、窓を開けて隣との距離を確認することが挙げられます。隣の物件との距離が近いと小さな音でも付近に伝わりやすくなるので、物件同士の距離を確かめておく必要があります。
物件同士の距離だけでなく、楽器の音やペットの鳴き声が聞こえないのか確かめるようにしましょう。
方法4:過去に騒音問題があったか確認する
木造アパートの防音性をチェックするにあたって、過去に騒音問題があったか確認しておくことも大切です。騒音で住民同士が大きな訴訟を起こしている場合、住民だけでなく建物や周囲の環境自体に欠陥があることがあるので、騒音問題があったのか確認しておきましょう。
不動産業者などに過去の騒音問題を確認するようにし、自分自身でも物件付近の調査をして大きな騒音問題があったのか確認しておくとよいでしょう。
木造は材質の特性上RCやSRCと比べると防音性が低い
木造建築は材質の特性上、音を響かせる性質を持っているので楽器などに使われていることもあり、RC造やSRC造の建物よりも防音性が低くなっています。
不動産投資をする人で、木造の物件を購入する場合、防音グッズで対処できる範囲なのか確認しておく必要があるでしょう。
また、予算に余裕があれば鉄筋コンクリートの建物も視野に入れておきましょう。