マンションの売却に適切な時期やタイミングとは?売却するポイント5つ
2020 10.21この記事はPRを含みます
マンション売却時期のタイミングは重要?
マンションには売り時と言われる時期があります。どうしてマンションの売却時期が重要なのかというと、売り時である時期ならば比較的マンションが売れやすいからです。
マンションというのは中古であってもそれなりの価格がするため、欲しいという人はどうしても限られてきます。売り時に売れば買いたい人が多いため、マンションの売却がスムーズでしょう。
マンションの売却時期を考えるポイント
マンションを売るに適切な売却時期かどうかを判断するポイントは、「地価」や「マンション価格」「引っ越しの季節」や「手持ちのマンションの事情」などがあります。
具体的にどのような時期が、マンションの売れ時と言われるのかは後で解説しますが、売却時期を逃さないために、おさえるべきポイントに気をつけておきましょう。
マンション売却時に避けたい時期
マンションを売るのにちょうどよい売却時期があるのなら、なるべく売ってはならない、売却を避けたい時期も存在します。できることならマンションの売却を避けた方がよい時期というのは、住宅ローンの金利が上昇したときや土地価格が下落した時などです。
いつでもマンションを売却できるような状況なら、この2つの時期だけは避けた方が良いでしょう。
住宅ローンの金利上昇
どうして「住宅ローンの金利上昇」時期にマンションの売却を避けるべきなのかというと、金利が上がったことで住宅ローンの支払いが増え、住宅ローンを組もうとする人が減ることが考えられるからです。
マンションのように大きな買い物をする場合、ほとんどの人は頭金を用意しつつも、それ以外は住宅ローンで補っています。住宅ローンの金利の上昇は、単純に同じ物件を購入してもローンの支払いが増えることを意味しています。
土地価格が下落したとき
土地価格はマンション価格ともよく連動しているため、「土地価格が下落している」時期のマンション売却は避けた方がよいでしょう。価格が安くなるだけでなく、売りにくいです。
土地価格やマンション価格が下落しているというのは、マンションの需要はそんなにないのに供給がしっかりある状態と考えることができます。買いたい人よりも売りたい人の方が多いので、土地やマンションの価格が下落してしまうのです。
マンションを売却するのに適切な時期やタイミング5つ
ここからは、マンション売却に向いている時期、おすすめの時期について5つのタイミングを紹介いたします。
マンションの売却を考えている方は、できればこれからご紹介する時期やタイミングの内、最低でも2つか3つ、できればすべての条件を満たしていると売り時と言えるのではないでしょうか。
時期やタイミング1:引っ越しシーズン
マンション売却にピッタリの時期の、1つ目はいわゆる「引っ越しシーズン」に売却するというタイミングです。
引っ越しシーズンとは、新年度を控えた2月から3月の時期のことです。この時期には4月からの就職や転職、人事異動に備えて多くの人が住居を動かします。
賃貸マンションだけでなく、マンションそのものの購入を考える人も増える時期ですので、2月から3月に売却に出すとよいでしょう。
時期やタイミング2:市場相場が好調の時
マンション売却に避けたい時期として土地価格が下落した時を紹介しましたが、その逆で、土地価格やマンション価格が好調の時はマンション売却に向いた時期となっています。
土地やマンション価格が上がっている時は、供給に対して需要が高い時期です。マンション価格を安くしなくても売れる可能性が高いこと、欲しがっている人が多い時期であることから売却に適しています。
時期やタイミング3:築年数
築年数が古いマンションとなるとやはり売れにくくなる傾向があるため、マンションの売り時を考えた時に築年数は重要です。
不動産投資において築年数が古いと言われるのは、おおよそ築15年から20年が経過した物件です。築年数が古いということは修繕が必要になるなどコストが上がると考えられているため、できればその築年数に達するまでに売却した方がよいでしょう。
時期やタイミング4:大きなイベント前
例えば2021年開催予定の東京オリンピック、2025年の大阪・関西万博など大きなイベント前の時期は、該当エリアで土地価格やマンション価格が上昇しやすいです。
東京オリンピック開催が決まった頃からコロナウイルス流行前までは、東京周辺の地価やマンション価格は上昇に転じていました。
こうした国を挙げてのイベントを予定しているとその周辺地域のマンション価格が上がるため、売り時ではないでしょうか。
時期やタイミング5:大規模修繕の後
マンション売却時期の5つ目は、マンションの大規模修繕を終えたタイミングです。
中古マンションの購入では大規模修繕が必要となるケースがあるため、余計なコストがかかると敬遠されることが少なくありません。しかしすでに大規模修繕をした直後であるなら、しばらく修繕が必要になることはないと考えられるため、購入してもらいやすくなるでしょう。
マンションを上手に売却するポイント5つ
ここでは、マンションを上手に売却するために押さえておきたいポイントを見ていきましょう。
大切なことは、自分がマンションを購入しようと考えたときに、どんな情報が欲しいかどんな状態なら購入に踏み切りやすいかを考えることでしょう。
ポイント1:売却予定のマンションの築年数を調べる
売却を予定しているマンションがあるのなら、そのマンションの築年数が何年かを調べていつから売却に動くが決めなければなりません。
築年数が5年くらいと築年数が浅い部類なら、売却をそんなに急ぐ必要はないかもしれません。しかし、築10年を超えてそろそろ築年数が古いと分類されるようなマンションならば、売却を急いだほうがよい場合があります。
ポイント2:アンダーローンになってから売却する
マンション購入時の住宅ローンが「アンダーローン」になったタイミングで住宅ローンが残ることがなくなりますので、売るのに適した時期となります。
アンダーローンとは、住宅ローンが残っているけれどマンション売却額で返済できると見込まれる場合のことです。住宅ローンが残っていると抵当権があるため通常は売却できませんが、売却額で住宅ローンの返済ができるアンダーローンなら売却ができる可能性が高くなります。
ポイント3:計画を立てて売却の準備を行う
上手にマンション売却を行うためには、しっかり売却のための計画を立てておくことが大切です。
マンション価格や金利などに注意を払い、売却に適した時期が来るまで待つこと、売却が決まったらなるべく多くの不動産会社に査定を依頼しましょう。
不動産会社との契約にも種類があり、一般的な「媒介契約」以外に1社に限る「専任媒介契約」があるのでどうするか決めておきましょう。
ポイント4:一括査定を行う
マンション売却で損をしないよう、適正な相場価格を知るためにもマンションの一括査定を不動産会社に依頼することが重要です。
どこで売るのか決めていないような場合には、不動産会社選びに活用することもできます。それぞれの不動産会社により査定額は必ずしも一致しないのですが、おおよそのマンション価格の相場を知ることができるでしょう。
ポイント5:大規模修繕は済ませておく
マンションの適切な売却時期として大規模修繕の後を紹介したように、大規模修繕をしたということは大きなアピールポイントなので、できるだけ済ませておきましょう。
しばらくは修繕の必要がないため、買い手にとって買いやすい状況となります。ただし、築年数がかなり古い物件については必ずしもそうとは言えません。そのような物件の場合、買い手側が安く買い取って修繕ついでに自己流のリフォームを考えていることがあるためです。
適切なマンションの売却時期を見極めよう!
マンションの売却時期について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。マンションは売却時期やタイミングによっては、安く買われてしまう可能性があります。
マンションを上手に売却するためには、適切な時期にマンションの状態を整えて計画的に売ることが大切なので、しっかり時期を見極め計画を立てておきましょう。