土地査定を成功させる6つのポイント|知っておきたい5つのこととは?
2020 06.29この記事はPRを含みます
土地査定の流れとは?
土地を売却する場合、まずは土地査定によって適切な価格を知る必要があります。
自身が所有する土地の適正な価格を知るためには、まずは国土交通省の土地総合情報システムなどを使用して自分で相場を調べてみましょう。
大体の相場がわかったら、不動産一括査定サイトなどを利用して、複数の不動産仲介業者に土地の査定を依頼しましょう。不動産仲介業者から査定結果が返ってきたら、不動産仲介業者と契約を結ぶ流れになります。
必要な書類
土地の査定には6つの書類が必要です。
土地の査定を依頼する場合、「登記簿謄本」「公図」「土地の測量図(または建物の図面)」「登記済権利書(または登記識別情報)」「身分証明書」「印鑑証明書」の6つの書類を用意する必要があります。
ただし、査定を依頼する不動産仲介業者によっては査定の段階では書類がなくても依頼でき、その後契約に進むタイミングで書類が必要になるケースもあります。
不動産売却にかかる諸費用
不動産の売却では手数料や税金などの費用がかかります。
不動産売却の際には、不動産会社に支払う「仲介手数料」、不動産売買契約の際に印紙を貼るために納める税金である「印紙税」、抵当権抹消の際に支払う「不動産登記費用」、不動産売却益に課せられる「所得税」などがかかります。
また、不動産購入時に住宅ローンを利用しており、まだローンが残っている場合は売却までにローンを返済しておく必要があります。
土地の査定額が決まるポイント6つ
土地の査定額の決定にはいくつかの重要なポイントがあります。
土地の査定額は査定を依頼する不動産会社によって異なりますが、金額を決めるポイントは決まっています。そのため、事前にある程度所有している土地がポイントを押さえているかどうかはチェックできます。
ここでは土地の査定額が決まるポイント6つをご紹介しますので、土地の売却を検討している方はぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
土地査定額が決まるポイント1:土地の面積や形状
土地査定の際には土地の面積や形状が重要なポイントになります。
土地は面積や形状によって建てられる建物が変わってくるため、面積や形状は査定額を決めるうえで非常に重要なポイントになります。マンションが建設できる土地であれば、それだけ価格も高くなります。
ただし、面積は広いほど高くなるわけではなく、逆に低くなるケースもあります。また、形状の整った土地であるほど査定額は高くなります。
土地査定額が決まるポイント2:土地の用途
土地査定の際には土地の面積や形状が重要なポイントになります。
人が多く済む地域は「市街化区域」にされており、市街化区域はさらに12種類の用途地域が定められています。用途地域には「住居系」や「工業系」「商業系」などさまざまな種類があり、用途地域によって建てられる建築物が決まります。
そのため、より多くの種類の建物を建てられる土地のほうが活用できる幅が広いため、土地の査定額も高くなります。
土地査定額が決まるポイント3:接面道路の状況
土地査定の際には接面道路の状況も価格を決めるポイントになります。
建物を建設する際に階数を決められる容積率は接面道路の道幅によって決まるため、接面道路の状況は土地の査定額に大きな影響を与えます。
接面道路の道幅が広い場合、大きな建物を建築できます。しかし接面道路の幅が狭い土地の場合、建てられる建物のサイズに制限があるため、その分、土地の査定額も下がります。
土地査定額が決まるポイント4:駅からの距離
土地査定の際には駅からの距離も重要なポイントです。
基本的に、駅から近いエリアの土地は、どの不動産会社に依頼しても査定額は高くなります。ただし、どの駅からも徒歩圏外の土地であれば、移動手段は車などに変わるため、駅からの距離はあまり重要ではなくなります。
そのため、駅からの距離は土地が駅から徒歩圏内の場合に、徒歩何分なのかがポイントになります。
土地査定額が決まるポイント5:周辺環境
土地査定の際には土地そのものだけでなく周辺環境も査定額に影響します。
周辺にゴミ処理施設や下水処理場などの嫌悪施設がある場合、嫌悪施設は売却時に重要事項の説明対象となることもあり、土地の査定額を下げる原因になります。
嫌悪施設は具体的にどういった施設なのか決まっているわけではありませんが、例えば公害発生施設、原子力関連施設、火葬場などの一般的に多くの人がマイナスイメージを抱く施設を指します。
土地査定額が決まるポイント6:住宅環境
土地査定の際には住宅地として適しているかどうかもポイントになります。
人が住む土地として住宅環境が良いエリアほど、土地としても良い評価を受けられます。たとえば周辺エリアの画地規模が大きく、戸建てが並んでいるような住宅地であれば、高い評価を得られる傾向にあります。
一方、周辺エリアの画地規模が小さく、老朽化した建築物が立ち並んでいるようなエリアは査定もマイナスになる傾向があります。
土地査定をする前に知っておきたいこと5つ
土地査定をする前にポイントを押さえておきましょう。
土地の査定を検討している場合、査定依頼の前にいくつかのポイントを押さえておくことにより、その後の売却や活用などがスムーズに進みます。
ここでは土地査定をする前に知っておきたいこと5つをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
知っておきたいこと1:査定は複数の不動産会社に
土地の査定は複数の不動産会社に依頼しましょう。
不動産の査定は複数の会社に依頼するのが基本です。まずは複数の不動産会社に簡易査定を依頼して、査定結果などから良さそうな不動産会社2、3社に絞り、訪問査定を依頼するのが良いでしょう。
簡易査定であればまだ売却を決定していない状態でも、オンライン上で手軽に査定を依頼できます。
知っておきたいこと2:高く売れる時期を意識する
土地の査定は高く売れる時期を意識して依頼しましょう。
不動産は2月~3月にかけて転居が増えるシーズンが繁忙期です。そのため、土地が高く売りやすい時期も2月~3月にかけてのシーズンになります。
また、長い目で見て土地の売りどきというタイミングもあるため、自分でもしっかり調べて、高く売れる時期を逃さないように査定を依頼するようにしましょう。
知っておきたいこと3:信頼できる営業マンを見つける
土地査定の際には信頼できる営業マンを見つけましょう。
大手の不動産会社であっても、肝心の担当者が経験の浅い新人などに当たってしまった場合、うまく土地が売れないケースもあります。そのため、査定結果の根拠などを質問してみたり、希望を伝えてみたりして、信頼できる営業マンを見つけるようにしましょう。
知っておきたいこと4:売却以外の土地活用も検討しておく
土地査定をする前に土地活用についても検討しましょう。
土地は売却して現金化するのも良いですが、土地活用によって安定的な収入を得るのもおすすめです。仕事が忙しく土地活用に時間が割けないという場合でも、駐車場や太陽光発電などであれば管理の手間はあまりありません。
活用について検討しておけば、実際に査定金額を出してもらった際に活用と売却を比較して、よりメリットがある方法を選択することができます。
知っておきたいこと5:土地の相場を自分で調べておく
土地査定をする前に自分でも土地の相場を調べておきましょう。
土地査定を依頼する前に、まずは自分でも国土交通省の土地総合情報システムなどを使用して相場を調べてみましょう。事前に相場を調べておくことで、依頼した査定金額が妥当なのかどうか判断できるようになります。
そのことにより、相場よりも不自然に高い査定金額を付け、契約を取ってから価格を下げるような業者を自分で省けるようになります。
土地査定に関する知識の習得と事前準備をし高く売却しよう
土地査定のポイントを押さえて土地を高くスムーズに売却しましょう。
土地はいくつかのポイントによって査定金額が決まります。また、高く売れる時期や売りやすい時期などもあるため、査定を依頼する際には、そういったポイントを押さえて査定依頼を行いましょう。
ぜひこの記事でご紹介した土地査定を成功させるポイントを参考に、土地を高く売却してみてはいかがでしょうか。