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住宅ローンの完済は何歳まで?住宅ローンを組むポイント7つを紹介

2020 10.21この記事はPRを含みます

住宅ローンの目安は何歳

住宅ローンを借り入れする場合に、申し込むときの年齢はとても重要です。住宅ローンは借り入れして終わりではなく、返済期間をどのくらいにして完済を何歳までにするか、毎月の返済額はいくらになるか、などが今後の返済に大きく関わってくるからです。

ここでは、住宅ローンの借り入れの目安として申込みを何歳までにするかと、完済を何歳までに行うべきかについてみていきます。

住宅ローンの申込み時年齢

住宅ローンの申込み時の年齢を何歳までに行うかですが、45歳までには組んだ方がいいとされています。返済のことを考えると、45歳までには組んだ方が無理なく返済ができるというだけで、45歳を超えてもローンを申し込むことは可能です。

金融機関によって住宅ローン借入申し込みの年齢上限が異なる場合もありますので、申し込み予定の金融機関に確認してみてはいかがでしょうか。

住宅ローンの完済時年齢

住宅ローン借入にあたり申込年齢も重要ですが、自分が何歳までに完済できるかも考える必要があります。一般的に、住宅ローンは何歳までというよりも定年を迎えるまでには完済した方がいいと考えられています。

60歳を完済年齢とすると、30~40代で住宅ローンを組めば毎月の返済額を抑えることが可能です。一方、50代となれば定年まで期間が短く借入できる金額が低くなるとともに、毎月の返済額も高額になることが多いです。

フラット35と民間住宅ローン

フラット35は民間金融機関と住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)が提供する長期固定金利の住宅ローンのことです。フラット35は申込時年齢が満70歳未満まで(ただし親子リレー返済の場合は70歳以上も可)となっています。

35年の固定金利住宅ローンですので、完済までの毎月返済額が変わることなく安心して計画返済ができます。また、何歳までに完済できるかがはっきりと数字で出てくるので、家計予測も立てやすいです。

何歳までに完済すべき無理のない住宅ローンを組む7つのポイント

住宅は生涯の中でも特に高い買い物とされ、高額なため住宅ローンを組む方がほとんどです。しかし住宅ローンを申し込む場合も、何歳まで申し込みできるか、また何歳までに完済すべきか、返済可能な金額か、借り入れできる金額かなど課題が多数存在します。

ここでは、住宅ローンを組む場合に何歳までに申し込み、また何歳までに完済するのがベストなのか、無理のない住宅ローンを組む7つのポイントについてご紹介します。

住宅ローンを組むポイント1:頭金を多めに準備する

住宅ローンを組むポイントに頭金を多めに準備するということがあります。住宅ローンは頭金を準備しておくことで返済総額を大きく減らすことができます。

頭金が多ければ、住宅ローンを組んだあとに不慮の事故などで返済できなくなっても、住宅売却額とローン残高の乖離が少なく住宅売却によりローン残高をなくすことも可能になります。

何歳までに完済するか考え、物件価格から頭金をいくら準備するかをきめていきます。

財形貯蓄制度の活用

住宅ローンの頭金を貯めるには財形貯蓄制度を利用するのもおすすめです。頭金を貯めることがなかなかできないという人は、財形住宅貯蓄を利用すれば給与天引となるので貯めやすいです。

また、財形住宅貯蓄は社内財形の一部のため、財形年金貯蓄とあわせて550万円までが利子などに税金がかからずに積み立てできるのでとてもお得ですし、積立期間が長いと「財形持家転貸融資」という低金利住宅ローン借入を受けることができます。

住宅ローンを組むポイント2:借入可能額でなく返済可能額を考える

住宅ローンを組むポイントに借り入れ可能額でなく返済可能額を考えることがあります。住宅ローンを組む場合は金融機関に借入申込みをしますが、その際に年収などを審査して借入可能額が提示されます。

この借り入れ可能額とは借り入れできる最高上限額のことであり、その金額まで借り入れ可能なだけであって返済が簡単にできる額ではありません。住宅ローンを組む場合は何歳までに返すのか、と一緒に返済可能額にも注目しましょう。

理想的な返済負担率は年収の20%

住宅ローンの理想的な返済負担率は年収の20%といわれています。たとえば年収500万円の人の場合は、100万円までが理想的な返済負担額ということになります。

しかし、銀行が提示する借り入れ可能額は返済負担率にすれば30~35%となっていることも多く、上限いっぱいに借り入れすると毎月の返済で生活が成り立たなくなる可能性が高いです。住宅ローンを組む際は、返済負担率を基準にして金額を検討するようにしましょう。

住宅ローンを組むポイント3:65歳までの完済を目指す返済計画を

住宅ローンを組むポイントに65歳までの完済を目指す返済計画をたてるということがあります。住宅ローンは長期間にわたり返済しますが、最長で35年のローンを組んだ場合に40歳以上の申し込み年齢だと返済終了が75歳以上になります。

しかし、定年を60歳で迎えると給料は激減することが多く、再雇用されても65歳以上で雇止めされると収入が途絶えます。これらのことからも、住宅ローンは65歳まで完済を目指すようにしましょう。

住宅ローンを組むポイント4:繰り上げ返済を上手に取り入れる

住宅ローンを組むポイントとして、繰り上げ返済を上手に取り入れることがあります。繰り上げ返済は返済開始後に早期に行うと効果的で、支払い利息を大幅に減らすことができます。

返済期間を35年と長くした場合には定年後も返済が必要になることが多いため、家計に不安が出てきます。住宅ローンは何歳までに完済するという目標をたてて、早めに繰り上げ返済を取り入れておくことで返済総額減少と返済期間の短縮ができます。

住宅ローンを組むポイント5:住宅ローンの借り換えも一案

住宅ローンを組むポイントに住宅ローンの借り換えがあります。住宅ローン金利は返済額に大きく関わり、ローン借入当初の金利よりも低い金利で借り換えできる場合には、借り換えでローン総返済額を大幅に減らすことが可能です。

ただし、住宅ローンの借り換えには金融機関の審査が必要ですし、借り換え時期も早めにしないと意味がありません。借り換えしたい場合は、何歳までに完済するかを決めてから金融機関に相談してみましょう。

借り換えにも何歳までの制限・審査あり

住宅ローンは借り換えによって総返済額を減らすことが可能ですが、借り換えは何歳までもできるわけではなく、金融機関の審査が必要になります。

借り換えできる上限年齢は各金融機関が設定しており、それぞれ違います。何歳まで借り換えが可能なのかをよく調べてから条件に合致した場合に申し込みするようにしましょう。

住宅ローンを組むポイント6:教育資金・老後資金の貯蓄も忘れない

住宅ローンを組むポイントに、教育資金・老後資金の貯蓄も忘れないということがあります。マイホームを購入する場合に頭金を用意した方がいいですが、その際に全預金を頭金に回しては後に家計が破綻する可能性があります。

住宅ローンを組む場合は、教育資金や老後資金の貯蓄を確保してから拠出できる頭金を用意するようにしましょう。また、毎月の返済額で貯蓄が全くできないということがないように計画的な返済を心がけましょう。

住宅ローンを組むポイント7:ボーナス・退職金をあてにしない

住宅ローンを組むポイントに、ボーナス・退職金をあてにしないということがあります。住宅ローンの返済方法にはボーナス併用払いがありますが、ボーナスは必ず支給されるものではないため、ボーナス払いにすると後で返済ができなくなる恐れがあります。

また、退職金一括返済もおすすめしません。退職金で住宅ローン返済すれば老後資金が不足し家計破綻の原因となりうるからです。毎月の給料だけで無理のない返済計画をたてましょう。

年代別住宅ローン借入の注意点

住宅ローンには借り入れできる年齢に、上限があるということがわかりました。しかし、住宅ローン借入ができるからといっても、完済時の年齢や世代ごとの問題によって、年代ごとに注意すべき点が異なります。ここでは年代別住宅ローン借入の注意点をみていきます。

年代別住宅ローン借入の注意点1:40代で組む住宅ローンの注意点と返済プラン

40代で住宅ローンを組む場合の注意点としては、35年の最長ローンを組んだ場合、完済年齢が70歳以上となるため、そのままでは定年後の5年間の返済が厳しくなる可能性が高いという点です。

定年してから65歳まで延長して働いたとしても、給与は激減しますし、65歳からは給与所得がなくなる方も多いです。その場合の返済方法についてもよく考えてから住宅ローンを組むようにしましょう。

年代別住宅ローン借入の注意点2:50代で組む住宅ローンの注意点と返済プラン

50代で住宅ローンを借り入れる場合には、定年までの期間で返済できる住宅ローンかどうか注意する必要があります。最長の35年では80歳を超えるためにローン審査が通りにくくなるといわれています。

年収が高い場合や高齢でも続けられる仕事だった場合には、住宅ローン審査が通ることもありますが、定年後に65歳で仕事を辞める場合には50歳を超えてのローン借り入れはハードルが高くなるといえます。

年代別住宅ローン借入の注意点3:60代で組む住宅ローンの注意点と返済プラン

60代で住宅ローンを組めるのかと疑問におもう方も多いでしょう。しかし、60代であったとしても完済時年齢80歳未満までの最長19年間の返済期間で借り入れすることは可能です。

ただし、50代以上になってくるとローン審査は通りにくくなり、60代ともなれば余計に審査が通りにくくなります。その点を踏まえてできるだけ不利な条件がないよう準備してから住宅ローン申し込みをするようにしましょう。

住宅ローンは無理のない返済計画を立てることが重要

住宅ローンを組む場合は、いくらまで借り入れできるか、何歳まで申し込みできるか、何歳までに完済できるのかということに注目しがちです。しかし、住宅ローンを組んだ場合は組んで終わりではなく、返済が終わって初めて終わりといえます。

また、住宅以外にも教育資金や老後資金など必要な経費はさまざまありますので、住宅ローンは無理のない返済計画を立てることが重要です。

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