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nanacoの6つのメリット|7payの違いはどこにあったのか?

2020 10.21この記事はPRを含みます

7payとはどのようなサービスだったのか?

7pay(セブンペイ)は、全国のセブンイレブンで利用されていたバーコード決済を指します。現在はすべてのサービスが廃止となっていますが、どのようなサービスだったのでしょうか。

セブン&アイが提供するQRコード決済

セブンイレブン公式アプリのトップ画面から、わずか2タップで利用登録が完了する簡単さを魅力とし、2019年7月から全国のセブンイレブンでサービスを開始しました。

現金をチャージし、レジでバーコードを提示するだけという利用方法の手軽さも魅力の1つで、利用特典キャンペーンの実施や決済音を音楽クリエーターのヒャダインさんに作曲してもらうなど話題性もありました。

セキュリティが不安視された

便利なサービスだと思われた7payですが、サービス開始翌日から「身に覚えのない取引があった」という問い合わせがあり、社内調査の結果、不正利用が発覚します。

不正利用の手口は、本人になりすまして不正ログインを試みる「リスト型アカウントハッキング」の可能性が高いという結果になりました。結果、7payはサービスの廃止を決定し、カード会社と連携して被害金額全てを補償する対応をすることになりました。

現在では7payのサービスは廃止

サービス開始から3日時点で、不正アクセスが疑われる被害人数は推定900名、被害金額は推定5,500万円にものぼりました。2019年7月1日に導入された7payは、サービス開始からわずか3か月後の2019年9月30日に完全廃止となりました。

nanacoの決済方法は?

セブンイレブンのキャッシュレス決済といえば、nanacoが思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか。nanacoは全国のセブン&アイグループ各店をはじめ、nanacoマークのある店舗で利用できるサービスで、カードとモバイルの2種類から選ぶことができます。

ここではnanacoカードとnanacoモバイルの具体的な違いを紹介していきます。

カード型

nanacoカードの入会を受付けている店舗もしくはWebで、申込用紙を作成し、レジ・サービスカウンターに持っていくだけで、その場で発行してもらうことができます。

発行手数料は300円(税込)で、現金をチャージすればそのまますぐ利用することも可能です。

会計時、レジにnanacoカードをかざすだけで支払いが完了します。

nanacoモバイル

nanacoアプリをダウンロードし、入会登録と現金チャージを完了することで利用可能です。手数料はかかりません。また、おサイフケータイ機能を必要とするため、iPhoneでは利用できません。

nanacoカードと同様、スマートフォンをレジにかざすだけで支払いが完了します。

nanacoを使う6つのメリットは?

現金支払いではなく、nanacoカードやnanacoモバイルを利用する事にどんなメリットがあるのでしょうか。

ここでは、nanacoを利用する6つのメリットについて紹介していきます。

nanacoを使うメリット1:かざすだけでかんたん決済

「キャッシュレス」という言葉の通り、お財布から現金を出す必要がありません。また、端数を計算して小銭を出す手間も、大量の小銭でお釣りが返ってくることもありません。

nanacoカードもしくはスマートフォン1つで支払いが完了するので、非常に手軽で便利です。

nanacoを使うメリット2:使用できる店舗が多い

全国のセブン&アイグループ各店をはじめとした、nanaco加盟店約669,400店(2020年6月末時点)で利用可能です。

店舗での買い物だけでなく、スポーツやレジャー施設、空港利用などさまざまなジャンルでnanacoを利用することができます。

nanacoを使うメリット3:nanacoポイントがたまる

nanaco加盟店で同じ買い物をしても、現金支払いではポイントが貯まりませんが、nanacoで支払いをすると200円(税抜)につき1ポイントを貯めることができます。

貯まったポイントは電子マネーに交換したり、次の買い物に利用することができるだけでなく、募金や投資にも利用することもできます。

nanacoを使うメリット4:クレカチャージでポイント二重取りが可能

nanacoで支払いをする以外にも、nanacoポイントを貯める方法があります。それが「クレカチャージ」です。

「セブンカード・プラス」というクレジットカードを利用して、nanacoへチャージを行うだけで、200円(税抜)ごとに1ポイントが付与されます。

支払い時にも、nanaco利用特典の200円(税抜)ごとに1ポイントが付与されるので、実際の支払い額200円(税抜)で2ポイント貯まるということになります。

現金チャージの場合は、支払い時のみポイントが付与されるので、クレカチャージの方がお得ということになります。

nanacoを使うメリット5:優待・割引サービス

nanaco利用者だけの優待や割引サービスで、現金支払いよりもお得に買い物やポイントを貯めることができます。

各対象店舗では毎月8のつく日にnanacoで買い物をすると5%の割引やポイントが4倍になるキャンペーンや、対象商品の購入でボーナスポイントがプレゼントされるキャンペーンが定期的に行われています。(一部例外あり)

また、新規入会特典やチャージ特典、nanacoポイントプレゼント抽選など、Webから参加できるキャンペーンも随時開催されています。

これらのお得な情報を逃さないための、メールマガジンやSNSも配信されています。

nanacoを使うメリット6:公共料金も支払える

セブンイレブンでは収納代行サービスを行っており、公共料金の支払いにnanacoを利用できる場合があります。ただし、一部利用出来ないものもありますので、収納票を必ず確認しましょう。

nanacoで公共料金の支払いをしてもポイント付与の対象にはなりませんが、セブンカード・プラスでクレジットカード払いをすることで、nanacoポイントを貯めることができます。

nanacoと7payにはどのような違いがあったのか

どちらも同じキャッシュレス決済という手軽で便利なサービスですが、現在もサービスが継続しているnanacoと、数ヶ月でサービス廃止となってしまった7payにはどのような違いがあったのでしょうか。

ここでは決済方法とポイント・還元率の観点からから違いを考えていきます。

nanacoと7payの違い1:決済方法

nanacoは「非接触型IC方式」、7payは「バーコード決済」と呼ばれ、その名の通り、nanacoはICチップ、7payはバーコードを利用して決済を行います。

ICチップは膨大な情報を記憶しており、偽造が難しく、セキュリティ機能に優れていると言われています。

一方、QRコードやバーコードは、作成も読み取りも比較的簡単できてしまう点や、見た目で偽物かどうかを判別することがほぼ不可能という点があり、偽造されていても気づかずに利用してしまう危険性があります。

バーコード決済を安全に利用するためには、複数の対策を取り入れる必要があり、ICチップと比較するとQRコードやバーコード単体でのセキュリティ機能は劣ると言えます。

nanacoと7payの違い2:ポイントと還元率

次にnanacoと7payのポイントと還元率に違いについてみていきます。

nanacoや7payの利用で貯めることができるのは、どちらもnanacoポイントで、毎月のポイント加算日やポイント付与までの日数に若干の違いがあります。ポイントの還元率は、どちらも0.5%です。

nanacoのポイント還元率は1%でしたが、7payサービスの導入に伴い、0.5%へ引き下げがなされており、7payサービスが廃止されてからも、nanacoの還元率は0.5%のままとなっています。

nanacoと7payの違いを把握しよう!

ここまでnanacoと7payそれぞれの特徴と2つの違いについて紹介してきました。

どちらもセブン&アイグループで利用できるキャッシュレス決済で、サービス内容は類似しているものも多くありましたが、この2つはセキュリティ面の大きな違いがありました。

セキュリティ面の問題が生じたことで7payはサービスを廃止することとなった一方で、nanacoは現在もサービスを展開しています。(2020年8月時点)nanacoはセキュリティの面からみても、安全に利用できる便利でお得なサービスです。

みなさんもnanacoを利用して、お得に買い物をしましょう。

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