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建売住宅の購入で後悔した失敗事例6つ|対策と注意点を確認しよう

2020 10.21この記事はPRを含みます

そもそも「建売住宅」とは

建売住宅とは土地と建物がセットで販売されている新築分譲住宅です。

建売住宅は規模の大きな建売の分譲地の場合、土地開発区域一か所に設計の似ている住宅が複数建設されます。また、学校や病院なども生活圏内にあります。

さらに、建売住宅はこれから建築予定もしくは建築途中で販売が開始されるケースと、建物が完成後に販売が開始されるケースがあります。ただし、いずれの場合も設計は決まっているケースが多いです。

建売住宅の特徴

建売住宅には分譲地に統一された街並みが形成される特徴があります。

建売住宅は、設計が決まった状態で建築されるため、特に大規模な分譲地の場合は同じような外見の住宅が整列するように建築されます。そのため町並みが計画的に整備され、交通の便も良いケースが多いです。

また、同じ広さや同じ仕様の住宅を複数建築するため、資材などがまとめて購入でき、工事も効率的に進められるため注文住宅よりも割安になる可能性が高いです。

建売住宅のメリットやデメリット

建売住宅は入居までの期間が短いのがメリットです。

すでに建築済みの建売住宅の場合、物件が見つかり次第すぐに入居することができます。そのため、住み替えを急いでいる場合には大きなメリットがあります。

しかし、注文住宅と違いすでに設計が決まっているため、好きな家を建てることはできません。また、建築中の建売住宅を購入した場合、完成まで過程を見ることができない点もデメリットだと言えるでしょう。

建売住宅の購入で後悔した失敗事例6つ

建売住宅の購入での失敗事例をご紹介します。

住宅の購入は非常に大きな買い物になるため、誰も失敗したくはありません。しかし、建売住宅を購入した人の中には、良くない物件を購入し後悔しているケースもあります。

ここでは、建売住宅の購入で後悔した失敗した事例をご紹介しますので、建売住宅の購入を検討している方は参考にしてみてはいかがでしょうか。

建売住宅の失敗事例1:欠陥住宅

建売住宅の失敗事例には、欠陥住宅を購入してしまったというケースがあります。

欠陥住宅とは、建物としての品質を満たしていない建物のことを指します。たとえば、雨漏りや床下に水が溜まる、建物が傾いているといった事例があります。

建売住宅は、新築でも違反建築や手抜き工事などによる欠陥住宅が多いです。そのため、建売住宅を購入する際には、完成した住宅の床下や天井裏までチェックすることが重要です。

建売住宅の失敗事例2:売買契約後の値下げ

建売住宅の失敗事例には、売買契約後に分譲地が値下げしたというケースがあります。

建売住宅を購入したあとで同じ分譲地が値下げするケースもあります。分譲地の値下げは売り主の自由なので、購入後に他の分譲地が値下げされる可能性があります。

また、値下げをしても異議の申し立てをしないことも条件にされていることが多いため、値下げのリスクがあることを十分考慮して契約するようにしましょう。

売買契約

建売住宅の失敗事例3:日当たりの悪さ

建売住宅の失敗事例には、住んでみたら日当たりが悪かったというケースがあります。

建売住宅は、注文住宅ほど土地の特徴や日射などを考慮していないため、日当たりの悪さが問題になるケースもあります。

南向きの住宅だからと安心して購入しても、完成してみると窓の数が不十分だったり、南側に高い建物が建っているといった理由で日当たりの悪いケースがあります。そのため十分注意が必要です。

建売住宅の失敗事例4:住環境の大きな変化

建売住宅の失敗事例には、住環境の変化によるものもあります。

快適な住環境で暮らすためには、周囲の環境が非常に重要です。しかし、建売住宅は住宅が密集していることが多く、防音性もあまり高くない可能性があります。

そのため、近くの工場や隣近所の騒音などに悩まされるケースがあるようです。また、周辺環境のことを把握しておらず、後から住環境の悪さに気づくケースもあるので、事前に確認しておくことがおすすめでしょう。

建売住宅の失敗事例5:完成後の部屋の広さ

建売住宅の失敗事例には、完成したら部屋が狭かったというケースがあります。

建築開始前に販売されている建売住宅の場合、完成後の建物がどのようになるのか知らないまま購入することになります。そのため、完成後の内覧会で部屋の狭さに驚くケースも少なくありません。

建売住宅には、実物を見ないまま購入するというリスクがともないます。いくら間取り図を見ても、実際に見てみないとわかりにくいのはデメリットです。

建売住宅の失敗事例6:間取りが変更できない

建売住宅の失敗事例には、間取りが変更できなかったというケースがあります。

建設開始前の建売住宅を購入して、後から間取りを変更できると聞かされていたのに実際には間取りが変更できずに後悔するケースもあります。間取りを変更できると言われても、実際のところ、少し変更できる程度で、多くの制限があるかもしれません。

また、できたとしても追加費用が必要になる場合もあるため注意が必要です。

失敗事例の対策と注意点6つ

建売住宅購入での失敗例には対策を取ることができます。

建売住宅は購入後に失敗したと感じるケースが多いですが、契約前にある程度、対策を取ることが可能です。

ここでは、建売住宅購入での失敗事例の対策と注意点について解説しますので、建売住宅購入の際にはぜひ、ここでご紹介する対策を押さえておきましょう。

対策と注意点1:ホームインスペクションの利用

欠陥住宅を購入してしまったという失敗には、ホームインスペクションを利用することで対策が取れます。

欠陥のある建売住宅を購入しないためには、できるだけチェックをすることが大切です。しかし、素人が見てもわからないことも多いため、ホームインスペクションで第三者の一級建築士に住宅診断をしてもらうことが有効です。

建物が完成している場合、できる範囲でチェックしてもらい、建設中なら何度か検査に入ってもらいましょう。

対策と注意点2:分譲開始の期間を確認

売買契約後に値下げされたという失敗には、分譲開始の期間を確認することで対策が取れます。

値下げリスクの高さは、分譲開始の期間を確認することで判断可能です。たとえば、分譲開始からかなり期間が経過していたり、以前の値下げから数か月以上経過している場合は、値下げリスクが高いと判断できるでしょう。

ただし、契約後の値下げのリスクを100%排除することはできないため、ある程度の目安と考えましょう。

対策と注意点3:向きや周辺物件を確認

日当たりが悪かったという失敗には、住宅の向きや周辺物件を確認することで対策が取れます。

日当たりが悪い物件を購入しないためには、南向きに住宅が建っていることが重要です。さらに南向きに高いマンションが建っていないか、南側の隣地に平屋や1階建ての建物がないか確認しましょう。

平屋や1階建ての場合、今は問題なくても数年後に建て替えで日照に影響が出る可能性があるため注意しましょう。

対策と注意点4:環境変化の予防策

住環境の変化での失敗には、環境変化に対する予防策を講じることで対策が取れます。

周辺環境は、事前にしっかりチェックしてどのくらい住環境の変化があるかを想定し、購入するかどうかを判断しましょう。たとえば、周辺に工場などがないかどうかは事前に確認ができます。

また、隣に平屋の3階建て以上の建物があったり、周囲の住宅地には庭がないのに隣の庭が広い場合、建て替えや増築のリスクがあるため注意が必要です。

対策と注意点5:平面図を入手し実寸

完成後に部屋が狭かったという失敗には、平面図を入手することで対策が取れます。

建売住宅は、実物を見ないまま購入するリスクがともないます。間取り図には畳数が書かれていますが、それでも想像していた広さより狭いことが多いです。

広さを正確に確かめるには、平面図を入手して寸法を現在の部屋と比較するのが有効です。平面図は業者に依頼すれば出してもらえますが、拒否された場合、その業者には注意が必要だと考えましょう。

対策と注意点6:間取り内容は契約前に確認

間取りが変更できなかったという失敗には、事前に間取りの内容を確認することで対策が取れます。

間取りは、実際には変更できないことが多いため、契約前に間取りの変更可否について確認しましょう。たとえば、壁を無くす、移動する、キッチンのグレードアップなど、希望するものがあれば可能かどうかできる限り確認しましょう。

また、後からトラブルにならないように書面で用意してもらうように注意しましょう。

建売住宅で失敗をしない3つのポイント

建売住宅を購入する際に確認しておきたいポイントをご紹介します。

建売住宅は、注文住宅より安価に購入できるため住み替えもスムーズですが、注意しなければいけない点も多いです。そのため、建売住宅を購入してから後悔しないために3つのポイントを押さえておきましょう。

建売住宅を購入する際に、失敗しない3つのポイントをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

1:条件の優先順位を決める

建売住宅を購入する際は、希望条件の優先順位を決めておきましょう。

ただし、建売住宅は仕様や間取りが既に決まっているため、さまざまな希望条件があっても全ての希望に一致する物件を見つけることは難しいでしょう。

建売住宅を購入する際は、希望条件の優先順位を明確にして、優先順位が高い条件に一致する物件を選ぶようにしましょう。

2:立ち合いは念入りに行う

建売住宅を購入する際は、引き渡し前の立会いは念入りに行いましょう。

立ち合いは物件の不備を確認できる最後のチャンスです。天井裏や床下も含めて念入りにチェックしましょう。

また、住宅診断を受けているか確認しておきましょう。住宅診断を受けていれば、建物に欠陥がないかどうか確認することができます。

3:事前に環境を想像しておく

建売住宅を購入する際は、事前に環境を想像しておきましょう。

住宅の周辺環境は時間が経過するごとに変化していきます。購入時のままの環境で何十年も暮らせるわけではありません。

そのため、事前に環境変化について予測を立てておき、リスクについても想定するようにしましょう。購入時から環境についても想定しておけば、それほど後悔することもないでしょう。

失敗事例を活かし契約前に検討してから判断しよう

建売住宅は購入前に対策を取ることで失敗を防ぐことも可能です。

建売住宅は価格が安いことや住み替えがしやすいといったメリットもありますが、建物の実物を見ずに購入するというリスクもあり、購入後に失敗したと感じるケースも多いです。

ぜひ、この記事でご紹介した建売住宅購入の失敗事例への対策や注意点などを参考に、満足のいく建売住宅を購入しましょう。

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