駐車場に使うコンクリートの適正な厚さ3選！コンクリート以外で駐車場を舗装する方法を紹介！

2024 04.12この記事はPRを含みます

駐車場にコンクリートが多く使われる理由とは

街中や住宅街では、駐車場にコンクリートが使われていることが多いので駐輪場や庭先でも目にするのではないでしょうか。橋や建物など建築物でもよく使われるコンクリートですが、長く使えるので駐車場にも適した素材です。

今回はコンクリートを駐車場に使う場合のメリットと、適切な厚さについてご紹介します。

そもそもコンクリートとはどのような素材？

コンクリートは原料となるセメントに、水・砂・砂利を混ぜた混合素材です。砂と砂利はコンクリートの強度を増す構造材になることから、砂は細骨材、砂利は粗骨材と呼ばれます。

コンクリートは耐久性とデザイン性に優れていることから、身近な公園や住宅地を見てみると、コンクリートを使用した駐車場が多いです。

自然にある素材で作られた形を変えることができる人工的な建築材料がコンクリートです。

駐車場におけるコンクリートの適切な厚さ3つ

駐車場にコンクリートを用いるときに、どれくらいの厚さで設計すれば良いのでしょうか。流し込むコンクリートの厚さは駐車場の用途によって異なります。

駐車する車の台数や使用頻度、車の種類、人間も上を歩くのかなどで厚さが決まってくるので、まずは用途を確認しましょう。業者に施工を依頼する際も、厚さの参考になるので用途を伝えてあげると良いでしょう。

適切な厚さ1：人や自転車の場合は15cm

普通自動車の駐車場には15cmの厚さが適切とされているので、人や自転車が通行する場所では15cmほどの厚さが適切です。

人や自転車が通行する駐車場とは、戸建て住宅の玄関先に敷いてあるコンクリートでできた場所です。普通自動車より軽い乗り物しか置かないとは言え、経年劣化でひび割れができる可能性があるため、乗用車の駐車場と同じくらいの厚さが適切です。

適切な厚さ2：普通自動車の場合は15㎝

コンクリートを使って作る普通自動車の駐車場は、厚さ15cmが適切です。普通自動車を駐める駐車場とは、住宅の前などにある家庭用駐車場のことです。

駐車場にしたい場所を15cmほど掘り、5cmの厚さで砕石を敷き詰めます。敷き詰めた砕石の上から圧力をかけて踏み固め、鉄でできたワイヤーメッシュをはめ込みます。さらに上から10cmのコンクリートを流し込むことで強度のある駐車場になるでしょう。

適切な厚さ3：大型自動車の場合は40cm

大型自動車の駐車場では、厚さ40cmが適切です。

駐車場にする場所を40cmほど掘り下げ、15cmの厚さで砕石を敷き詰めます。砕石に圧力をかけて固め、ワイヤーメッシュを2重にはめ込みます。ここに厚さ25cmのコンクリートを流し込み固めたら完成です。

大型自動車が使う駐車場は、重い荷物や車体に耐えうる強度が求められます。そのため普通自動車よりも厚みのあるコンクリートが必要です。

駐車場にコンクリートを使用するメリット5選

丈夫で長持ちするコンクリートは車体への飛び石や靴が汚れる心配なく車を乗り降りできるので駐車場に適しているといえます。

駐車場をコンクリートにするメリットを5つご紹介します。

メリット1：メンテナンスしやすい

コンクリートを駐車場に使うメリットは、なんと言ってもメンテナンスが簡単ということです。

土のままや砂利の駐車場は雑草が生えたり枯れ葉が溜まったりしてしまうため、綺麗に保つにはこまめなお掃除が必要になります。コンクリートであれば草刈りが要らず、枯れ葉が落ちていてもまとめて掃き掃除することが可能です。

また、タイヤの擦り跡や汚れがついた場合も水洗いで取れることが多く、維持するのがとても楽です。

メリット2：水はけが良い

駐車場をコンクリートに使うと、雨水はコンクリート表面を流れていくため水の流れが整います。

水はけの良い駐車場にするには、コンクリートを敷く際に水の流れる方向を決めて勾配をつけることが大切です。敷地内の水を集めることで排水場所をコントロールでき、水たまりなどで車が汚れるリスクが減らせるでしょう。

メリット3：耐久性が高い

コンクリートは圧縮される方向に対して強く、重量のある自動車を乗せても重みに耐えてくれます。

また、駐車場に使用する場合は内部にワイヤーメッシュを入れるため、引っ張る方向に対しての強度を上げています。これによりコンクリートは他の素材よりも強度があると言われています。

メリット4：長期的に使えば費用が安くなる

長い目で見るとコンクリートの方が安くなる可能性もあります。コンクリートを使う駐車場は、手順が多く15cm以上と厚さのある施工が必要なので、砂利やアスファルトなど他の素材よりも費用相場が高いです。

しかし、草刈りの手間がない、砂利が減って追加する必要がないなど、長期に渡り手入れをする必要がないのでコストが非常に安いと考えられます。

メリット5：見た目がお洒落

コンクリートの駐車場はすっきりとしてお洒落な見た目になります。特に、家庭向けの土間コンクリートの施工は、デコボコとした面がない平面なのでシンプルな仕上がりです。

シンプルなお洒落さなので、可愛らしい雰囲気・スタイリッシュな雰囲気・モダンな雰囲気など、住宅の系統に自由に合わせることができます。土間コンクリートの場合はコンクリートの間に目地をはめ込む必要がありますが、目地の種類も選ぶことができます。

コンクリート以外で駐車場を舗装する方法4選

駐車場の素材には、コンクリート以外の素材を用いることやコンクリート以外の素材と組み合わせて使用することも可能です。

しかし、駐車場はある程度の面積を占めるため、近くにある建物とのバランスを取ることも大切です。以下にコンクリート以外で駐車場に適した素材を4つご紹介します。

方法1：アスファルト

アスファルトはコインパーキングやパーキングエリアなどでよく見かける素材で、実用的で駐車場らしい見た目に仕上がります。道路の舗装に使われているので、馴染みのある素材ではないでしょうか。

アスファルトの駐車場は夏場に温度が上がりやすく、コンクリートに比べ耐久性がやや劣るという特徴がありますが、非常に静音性が高く、面積が大きいほど割安になる傾向があります。

方法2：インターロッキング

インターロッキンングはレンガや石などのブロックを並べる手法で、ブロックの種類が豊富なのでデザインや駐車場の形にこだわりのある方におすすめです。一つずつ職人が並べていくので費用はかさみますが、西洋風のお洒落な外観になります。

下地として砕石を敷いてからブロックを並べるため水はけが良く、凍結した駐車場が早く溶ける効果もあります。

方法3：人工芝

駐車場に人工芝を使うことで、ナチュラルな印象の駐車場が作れます。緑が増えることで目に優しい印象になり、無機質な風景が苦手な方にもおすすめです。

人工芝の中には駐車場用に強化されたものもあり、水やりが必要ないので自然なテイストがお好みの方におすすめの素材です。また、コンクリートの目地部分だけに人工芝を埋め込むことも可能で、組み合わせて調和を取ることもできます。

方法4：敷き砂利

月極駐車場や公園の駐車場などでよく目にする敷砂利を使用すると、石と石の間から水が染み込むため水はけが良くなるでしょう。

砂利はコンクリートに比べて自然な風合いを出せることからキャンプ場などでも用いられたり、砂利の上を歩くと音がなるので一般家庭などで防犯用に導入されることもあります。

砂利の種類にもよりますが、コンクリートを打つよりも安価といわれています。

コンクリートの厚さは用途の適正に合わせよう

駐車場にコンクリートを用いる場合に適した厚さと、駐車場に合うその他の素材をご紹介しました。コンクリートは最低でも15cmの厚さが必要になるので耐久性が高く、駐車場に適した素材と言えます。

駐める車の種類や台数によっても必要な厚さが異なりますので、用途に合わせてコンクリートの厚さを決めましょう。

また、他の素材とうまく組み合わせることで、お洒落で機能的なデザインを実現することも可能です。

なお、空き駐車場を所有しており、駐車場経営に興味がある方は以下のリンク先要チェックです。

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駐車場に関して以下のリンク先にまとめていますので、興味がある方はご参照ください。

駐車場投資のメリットとデメリット｜コインパーキング投資の経営方法6つ

庭を駐車場にするのに必要なこと5つを解説！主な経営方法や注意点とは

 

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