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不動産の見積もり方法|無料と有料の違いと査定サイトの注意点3つを紹介!

2020 10.21この記事はPRを含みます

不動産の見積もり方法とは?

不動産を売却したいと思っても、その物件がいくらになるのかがわからなければ適正な金額で売ることはできません。

不動産の売却価格がいくらになるのかを事前に査定することを、不動産売却価格の見積もりと言います。

この記事では、不動産の見積もり方法を詳しく見ていきます。この記事を読んで、ぜひ参考にしてみてください。

不動産価格の見積もり方法とメリット・デメリット

不動産の見積もり方法には、査定をする主体や査定の方法などによっていくつかの方法があります。

ここからは、それらの見積もり方法におけるメリットやデメリットについて説明します。

見積もり方法1:有料で業者に依頼する

不動産価格を見積もる方法には、不動産取引のプロフェッショナルである不動産業者に有料で査定を依頼する、という方法があります。対象となる物件付近の取引事例や、類似した売却物件などの情報に詳しい業者を利用するという方法です。

メリット

不動産業者に見積もりを依頼した場合のメリットとして、もし売却主が見積もり結果に納得してくれれば、その不動産業者と媒介の契約を締結してくれることになる可能性が高いので、査定そのものは無料で実施してくれる場合が多いことでしょう。

また、査定の結果も迅速に届けられることが多く、見積もりだけを依頼するような手軽な利用も可能な点にも利点があります。

デメリット

不動産業者に不動産見積もり査定を依頼した場合のデメリットとしては、業界で統一された見積もり手法が定まっているわけではないので、各社でバラバラの方法で見積もっていることが挙げられます。

また、使用するデータや査定対象の項目なども異なっている可能性が高いので、業者ごとに異なる査定額がはじき出されてしまうことがあります。このような場合には、査定額の算出根拠をきちんと確認することが重要になります。

また、不動産業者によっては、媒介手数料を多く取るために、不動産見積もり依頼をされた際に見積価格を高めに見積もるようなケースもあります。高めの見積もり価格に関心を持つことで、業者に取り込まれてしまうリスクが考えられます。

見積もり方法2:自分で相場を調べる

不動産価格を見積もる方法として、インターネットを利用する方法があります。

インターネットが一般的になってきているので、不動産に関する様々な情報が入手しやすくなってきており、業者を頼らずに自分自身で調べることも可能でしょう。ただし、この場合のメリットとデメリットをきちんと理解しておくことが必要です。

メリット

不動産価格を自分で調べる際のメリットは、ほとんど費用をかけることなく、自分自身が納得いくまで徹底的に調べることが可能な点でしょう。

業者に不動産見積もり依頼をした場合には、無料で対応してくれる業者もあると考えられますが、無料ゆえに依頼者が満足する水準まで徹底的に調べてくれるとは限りません。

一方、自分で不動産見積もりをする場合、基本的には自分が納得できるまで詳細に調べたうえで見積もりをすることが可能でしょう。

デメリット

自分で相場を調べる場合のデメリットは、不動産取引に詳しくない素人が調べている、という点に尽きるでしょう。世の中には全く同じ不動産は存在しない、と言われています。

したがって、それぞれの物件における特徴を正しく把握し、類似した取引情報を探し出して、相場を調べる、ということは素人にとってはハードルが高いものと考えられます。

見積もり方法3:無料一括サイトを利用する

インターネット技術の急成長をうけて、不動産の見積もり価格を一括で教えてくれる便利なサイトがあります。

物件に関する情報をサイトに入力するだけで、複数の業者から見積もり価格が提供されるというとても便利な方法です。

メリット

不動産の一括見積もりサイトを利用するメリットは、当該サイトに登録されている不動産業者の広告料で運営されているので、原則として、無料で利用できる点にあります。また、これまでの大量の過去の取引データが蓄積されており、最新データも含めて、それらのデータを閲覧することも可能です。

見積もりはサイトを運営しているプロフェッショナルによって行われますので、信頼感が高く、複数の業者による見積もり結果を入手することが可能なことも一括サイトを利用する利点です。

複数の業者による見積もり価格を比較・検討することで、利用者にとってはより良い選択をすることができるのです。

デメリット

不動産の一括見積もりサイトを利用する際のデメリットとしては、多くの業者から見積もりが届くので、どの業者の見積もり価格を利用したらよいのかがわからなくなってしまうことこかもしれません。

自分自身が、全く不動産価格の相場がわからない場合は困ってしまいます。そのような場合には、複数の見積もり価格の中での極端に高かったり安かったりする見積もりを除外したうえで、平均値を利用する、といった方法で対応するも考えられます。

また、見積もり価格はあくまでその時点での見積もり価格にしかすぎないので、実際の売買契約に臨む際には価格が変動しているケースも十分に考えられます。

一括サイトで提示された見積もり価格は「見積もった」価格であることを理解しておく必要があります。

不動産の無料見積りサイトの注意点3つ

不動産の一括見積もりサイトは無料で複数の業者から見積もりができるので、利用者にとっては非常に便利な査定方法ではありますが、いくつか注意すべき点もあります。

ここからは、無料見積もりサイトを上手に使うための留意点を説明します。

注意点1:査定額は売れる価格ではない

不動産の見積もりには、机上査定と訪問査定の2種類があります。不動産見積もりサイトでは主に、対象物件を訪問して査定するのではなく、机上査定のケースが大部分となります。

手軽に簡単に物件の見積もりができる点が一括見積もりサイトのメリットではあるのですが、物件の状態を実際に見たうえで細部にわたって査定を実施した場合とは異なる結果となるケースがあります。

つまり、一括見積もりサイトを利用した場合の見積金額はあくまで目安として認識すべきでしょう。

実際に売買を行う際には、詳細な実物査定(実査)を行ったうえで売買価格が決定されることになりますので、見積もりサイトでの査定額と実際の売却額とは異なるケースがある点には注意が必要です。

注意点2:査定額が高すぎる業者

不動産の無料一括見積もりサイトに参加している不動産業者の中には、他の不動産業者に比べると著しく見積もり金額が高い業者がいる場合があります。

他の不動産業者が気付いていない対象物件の価値を見つけ出して高い査定額を出している、というようなことはあまり考えられらいので、そこには何らかの意図があると思うのが普通でしょう。

見積もり金額と実際の売買価格とは別物なので、見積もりの段階で高い金額を提示して利用者の関心を惹いておいて、契約に漕ぎ着けようとする業者もいるので、あまりに高額な査定金額を提示してくるような不動産業者には注意が必要です。

注意点3:査定後のアプローチが執拗なことがある

不動産見積もりサイトに登録した直後から、不動産業者から営業の電話がジャンジャンかかってくる可能性があります。

不動産業者からすれば、もっと詳細な情報を得て、より正確な見積金額を算出したい、ということだとは思いますので、可能であれば(利用者としてより正確な見積もり金額を知りたければ)そのような問い合わせには対応した方が良いでしょう。

しかし悪徳業者であれば、利用者の都合には一切構わずに、強引な販売活動を展開しているようなケースもあります。

したがって、いくら無料だとは言え、自分でどの業者に見積もりを依頼したのかわからなくなるほど大量の依頼をすれば、それだけ多くの営業を受ける可能性がある点には注意が必要です。

不動産の無料一括見積もりサイトおすすめ4選

一回の登録で複数の不動産業者に対して不動産価格の見積もりを依頼することが可能な「無料一括見積もりサイト」には多くの種類が存在しています。

ここでは主要な4つのサイトを紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。

おすすめサイト1:HOME4U

HOME4Uとは、NTTグループが運営している日本最大級の不動産情報サイトのことで、このサイトを通じて不動産の売却査定を依頼すると、複数の不動業者(最大6社まで依頼先を選択可能)から見積もり金額の回答が返ってきます。

また、HOME4Uは2001年にスタートした日本初の一括見積もりサイトであり、約1,500社にものぼる不動産業者と提携している、安全かつ安心なサービスと言うことが可能です。

HOME4U

おすすめサイト2:イエウール

イエウールは、株式会社Speee (Speee, Inc.)が運営している不動産の無料一括査定のサイトです。利用者は1,000万人を超えており、最大6社まで見積もり依頼が可能な、人気の高いサービスとなっています。

イエウールでは、お客様から苦情が多い悪徳業者との契約を解除する、という方針のため、厳選された優良な不動産業者1,600社以上が集まっており、安心してサービスを利用することができます。

イエウールー株式会社Speee (Speee, Inc.)ー

おすすめサイト3:すまいValue

すまいValue(すまいバリュー)とは、大手不動産会社6社(小田急不動産、三井不動産リアルティ、三菱地所ハウスネット、東急リバブル、住友不動産販売、野村不動産アーバンネット)が運営している不動産売却のポータルサイトの名称です。

前述した大手不動産のネットワークを活用して、幅広いエリアを対象に不動産売却価格の見積もりを行っています。大手企業による運営という安心感は他のサイトに対する強力なアドバンテージになっています。

すまいValue

おすすめサイト4:SRE不動産

SRE不動産はソニーグループの不動産会社であり、ソニーのグループ力を活用した独自のサービスを展開しています。

例えば対象物件の売却価額の見積もりに関してはAI(人工知能)を利用して、人の手では処理が不可能な大量のデータや条件を用いて、売却価額を算定・推計することが可能になっています。

また、SRE不動産ではエージェント制度を導入しており、売り主のためだけに高値で売却できるようにサポートするようにしています。

SRE不動産

不動産の見積もりは自分にあった査定方法を選ぶことが大事

現在では、様々な不動産価格の無料一括見積もりサイトが存在していますが、それぞれの特長やメリット・デメリットを踏まえて、自分に適したサイトを選ぶことが重要です。

サイトの運営主体、提携不動産会社数、利用者数、など比較すべき項目はたくさんあるかもしれませんが、大切なことは自分にとっての「使いやすさ」ではないでしょうか。実際に自分で利用しながら、自分に適したサイトを見つけるようにしましょう。

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