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損害保険の特徴とは?主な損害保険4種類と法人向け損害保険3種類

2020 10.21この記事はPRを含みます

損害保険とは?

生活の中にはさまざまなリスクが潜んでおり、私たちはこうしたリスクに対応する必要があります。

損害保険は、日常生活を脅かす、自然災害や自動車による事故、火事や怪我、病気まで数多くのリスクに対応しているため、個々のニーズに合わせた保険を選択して契約することが可能です。

個々の生活スタイルに応じた形の保証を提供してくれて、もしものときのために私たちに安心と補償を与えてくれるのが損害保険です。

生命保険との違いは?

意図せずして起こるさまざまな事故に対し、損害保険では損害額に応じて保険金が支払われます。一方、生命保険は生命に関わることが起きた場合の保証として、契約金額に応じた保険金が支払われます。

損害保険会社は損害保険のみを取り扱い、生命保険会社は生命保険のみを取り扱っているのが特徴です。損害保険は、生命に関わる保証ではなく、けがや事故、病気に対応しています。

損害保険の特徴3つ

日常生活を安心して過ごすために、欠かすことのできない損害保険には、さまざまな種類の保険があるため、自分のライフスタイルに合った保険を選ぶことが大切です。

そのためにも損害保険の特徴について知り、しっかりと理解しておくことが必要です。保険期間や保険料、保険金の仕組みなどを知ることで納得した保険選びが可能になります。ここでは損害保険の主な特徴3つについてお伝えします。

特徴1:保険期間は1年間が多い

例えば自動車保険であれば、等級が1年ごとに変わる可能性があるため、保険期間を1年にすることで条件による更新が適しています。

長期契約をすると事故や保険料率の改定があっても等級ダウンや保険料アップはありませんが、等級が上った場合や保険料が下がったときには保険料が多くかかる場合があります。

こうした理由から保険期間は1年間を基本としていることが多いと言えます。

特徴2:保険料は年払いが多い

損害保険は長期契約や分割払いも可能ですが、基本的に保険期間は1年ごとの更新で、保険料は一括で支払い、保険の継続には更新手続きが必要なのが特徴です。分割払いにした場合、手数料や金利がかかるので、年払いの方がトータルで考えるとお得です。

長期払いは管理がしやすく、プランも建てやすいメリットがある一方、契約内容や保険料を安くしたくても変えられないデメリットがあります。

特徴3:保険金は実損払い

偶然起こる事故や災害に対する補償をする損害保険は、損害額に応じた保険金が支払われます。一定の保険金が支払われる生命保険との大きな違いでもあり、実損払い方式が損害保険の特徴です。

事故や災害、怪我や盗難などそれぞれに最適な保険が、必要な額支払われるという仕組みになっています。

保険金額は契約によってそれぞれ上限が設けられており、金額によって保証範囲がそれぞれ異なる保険がかけられます。

主な損害保険4種類

人はいつ怪我をするかわかりません。こうしたリスクに対応しているのが傷害保険です。自宅での怪我の他にも、スポーツや自転車・車での交通事故、旅行中や仕事中など、さまざまな状況で起きる事故に対応しています。

子供や高齢者など、怪我のリスクが高い家族に対応しているのも特徴です。自分が必要とする補償範囲を選んで契約しましょう。

主な損害保険1:自動車保険

車の運転には数多くのリスクが伴います。全ての自動車の加入が義務付けられている自賠責保険とは異なり、被害者の人身損害だけではなく、自分や搭乗者の怪我に対する補償や自分の車の補償があります。

事故での保証が自賠責保険では上限が3000万円なのに対し、自動車保険では無制限の補償が選べます。自動車保険は必要な保障を組み合わせて、自由に上乗せして契約することができるのが特徴です。

主な損害保険2:傷害保険

人はいつ怪我をするかわかりません。こうしたリスクに対応しているのが傷害保険です。自宅での怪我や自転車に乗っているときの怪我の他にも、スポーツや交通事故、旅行中や仕事中など、さまざまな状況で起きることが考えられる事故に対応しています。

子供や高齢者など怪我をするリスクの高い家族に対応しているのも特徴です。自分が必要とする補償範囲を選んで契約することができます。

主な損害保険3:地震保険

日本国内に住んでいれば地震による被害も常に考えておかなくてはなりません。自宅や家財が地震や噴火、津波による被害を受けたときの補償をしてくれるのが地震保険です。

基本的には単独の契約ではなく、火災保険とセットで契約するのが地震保険の特徴です。火災保険の契約期間中であれば、途中での地震保険の契約が可能となっています。建物の構造、所在地によって保険料が決まり、免振や耐震性能によっては割引されます。

主な損害保険4:火災保険

火災保険は、建物と家財にかける保険で分かれているので、必要に応じて契約することが大切です。契約金額の設定方法には2種類あり、同程度のものを立て直す分の費用を補償する再調達価額か、時価で契約するのかによって契約金額が大きく変わるのが特徴です。

火災の他、水災や自動車の飛び込み事故、給排水設備の事故、破壊や盗難など、幅広く総合的に補償する保険と、火災や風災などへの基本的な補償の保険にも分かれています。

法人向けの損害保険3種類

個人だけでなく、法人もさまざまなリスクにさらされています。賠償責任や財物に対するもの、人に対するものや経営のリスクなど、数多くのリスクを予測し、対応しなくてはなりません。

業種によっても必要な保障は異なるため、補償にはいろいろな種類のものが揃っています。安心して企業を経営していくために損害保険加入による危機管理は大変重要です。ここでは法人向け損害保険3つをご紹介していきます。

法人向けの損害保険1:貨物・輸送の保険

物流に関する業種では、貨物や輸送に関する保険をかける必要があります。輸出入が多い業種であれば、国内の輸送のみではなく、海外からの貨物船や輸送機に対する危機管理も必要です。

法人向け運送保険をかけておくことで、安心して商品の受け渡しができます。外航・内航貨物海上保険と国内運送保険を組み合わせて作られており、船や航空機、トラックまでの広い補償で、確実な運送と保管を可能にしてくれます。

法人向けの損害保険2:賠償責任保険

賠償額が高額になることが多いため、あらゆる業種に賠償責任保険は必要です。施設管理や業務遂行のための賠償保障、販売した製品や業務に起因する事故での損害補償の他、個人情報に関する補償、建設工事に関する補償など、多様なリスクに対応するため、補償もさまざまです。

その他にも、顧客の物品を預かる事業者の受託物、管理財物に対する補償や車両を扱う業種の自動車保管者賠償責任の補償なども含まれます。

法人向けの損害保険3:興行中止保険

思わぬ状況によるコンサートや演劇、スポーツ大会やお祭り、博覧会など、人の集まるイベントの中止も大きなリスクになります。

イベント業界に必須の興行中止保険は、イベント開催のためにかけた費用やキャンセルや延期にかかる費用などを保険で補償します。イベントごとにオーダーメイドで契約することが可能なので、状況に応じた補償が受けられるのが特徴です。

第三分野の保険とは?

医療や介護などの分野の保障は、損害保険のみならず、生命保険会社でも取り扱っているため、第三分野の保険と言われています。

例えば、病気にかかったときなどに入院費用や手術代を保障する医療保険やがん保険、怪我や介護が必要になった時の費用などを保障する傷害保険や介護保険などが含まれます。

身体に関わるものが第三分野の保険の特徴で、生命保険会社、損害保険会社の両方で契約が可能です。

特徴をおさえて損害保険に加入しよう

損害保険は、保障する内容が多岐にわたるため、自分や会社に最適な保障を選ぶ必要があります。

思わぬ事態が起こっても、確実に補償を受け取るために、どんなときに保険金が受け取れて、どんなケースが保険金が受け取れないのかなど、詳細な部分まで契約内容を確認しておくことが大切です。

保険の種類や内容を十分理解したうえで、何が必要なのかを明確にして保険契約をしましょう。

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