シンガポールで不動産を購入する際の注意点7つ!不動産を購入する手順を紹介
2020 10.21この記事はPRを含みます
シンガポールで不動産を購入するには?
シンガポールは日本よりインフラが整っていて、海外駐在員が住みやすい国で1位を取っています。移住をしている人も多いと言われていて、魅力が多いシンガポールですが、日本人がシンガポールで不動産を購入することが可能です。
手続きも難しくはありませんが、注意が必要な点などもいくつかあります。
今回は、購入にあたっての手順や注意点をいくつか紹介していきます。
シンガポールで不動産を購入する手順4つ
実際にシンガポールで不動産を購入するには、手順があります。しかし、日本とはシンガポールでは文化や習慣が違うように、購入から契約などの手続きにも違いがあります。
ただ、難しくはないので順を追ってやっていけば大丈夫かと思いますので、ここでは購入する際の手順を4つ紹介します。
不動産を購入する手順1:物件探し
物件を探す方法は主に3種類で、シンガポールの新聞の不動産広告・不動産会社の紹介サイト・エージェントから紹介という方法です。現地の新聞の広告は、写真が少なく建物情報が少ないようです。
不動産の紹介サイトは、写真などの情報も多く日本語でのサイトになるので、英語が苦手な方でも探すことができるでしょう。
また希望などがある程度決まっているようなら、エージェントに問い合わせを直接行うが良いと思われます。
不動産を購入する手順2:住宅ローンの申請
実際に不動産を購入する前に、住宅ローンが組めるかどうか確認が必要となります。
大体は、エージェントが銀行の担当者を紹介してくれるようなのですが、まずはローンが組めるかどうかを、手付金を払う前に確認を行うといいでしょう。
ローンが組める確認ができたら、申請を行います。その後、2週間以内に購入価格の4~9%を支払います。ローンの最長期間は、35年のようです。
不動産を購入する手順3:物件決め
ローンが組めることを確認したら、物件を決めていきますが、購入したい物件の周辺情報を調べる必要があるでしょう。
付近の交通状況や駅やスーパーまでの道のりの確認が必要になると思われます。シンガポールは雨季を除いて一年を通して真夏日でスコールが多発する国です。
最寄り駅まで近いと言っても、歩くのが大変だったりすると生活が出来にくくなるでしょう。前もって現地で確認をするか、エージェントに確認が必要でしょう。
不動産を購入する手順4:その他にすること
購入するためには、不動産価格の1~5%の手付金を支払う必要があります。
更に契約日から2週間以内に印紙税と追加印紙税を支払います。最後に残りの金額を支払いますが、手続き自体はエージェントが行ってくれるそうです。その間に、内装や設備の確認をしっかりとしておくのが良いと思われます。
シンガポールで不動産を購入する際の注意点7つ
シンガポールで不動産を購入するにあたって、元々は購入に当たって規制がなかったため、不動産投資に有利な国と言われてきていました。
しかし、近年印紙税の変更などがあるため、注意が必要な点などもあるようです。
外国人の私たちは、しっかりと調べて、理解をした上で購入が必要になると思われますので、ここでは7つの注意点を紹介していきます。
不動産を購入する際の注意点1:価格が高め
外国人はコンドミニアムという高級マンションの所有が認められています。さらに、人気が高いため中古のコンドミニアムでも価格が下がらない特徴があるようです。
ただ、高級マンションなので、セキュリティやプールといった設備が充実しているようですが、広めのワンルームタイプでも億単位の物件もあるほど、購入価格が高いようです。
不動産を購入する際の注意点2:不動産相場に気をつける
シンガポールは物価が高いことで知られていて、国土が東京都23区と同じ面積ほどしかないため土地の価値が高く、不動産価格が落ちないのが特徴のようです。
また、不動産市場の過熱防止、投機抑止のために規制が加わることで、さらに価格が上がっている傾向にあるようです。
今後も上昇することが予想されているということもあり、購入をする場合は気を付ける必要があるでしょう。
不動産を購入する際の注意点3:不動産物件に制限がある
外国人が不動産を購入、所有に関しては制限があります。原則、土地や土地付きの住宅、公営住宅のHDB(Housing Development Board)の購入はできません。
購入できるのはコンドミニアムで、実際に住まない人でも購入は可能なようですが、シンガポールはほとんどが国有地のため、実際購入しても定期借地権があるようです。
永住権を保持している場合は、購入できる物件が変わってくるようです。
不動産を購入する際の注意点4:不動産物件を購入するタイミング
不動産を購入する際には、手付金の他に、印紙税と追加印紙税が必要となります。手付金は、購入価格の1~5%。印紙税と追加印紙税は合わせると、多くて24%も支払う必要があるようです。
さらに、ローンを組んだとしても全額は組むことができないようなので、ある程度の現金が必要となるようなので、準備ができてから購入をする必要があるようです。
不動産を購入する際の注意点5:不動産物件を転売する場合
売却をする場合は、売却印紙税がかかります。
1年以内に売却をしてしまうと、12%もかかってしまいますので、注意が必要かと思います。ただし、保有してから3年経過すると、売却印紙税はかからないので、売却する場合は3年を経過してからが良いかと思われます。
また、売買契約書締結を行ってもらう必要もあるため、弁護士を選定して手続きをしてもらう必要があるようです。
不動産を購入する際の注意点6:内装や家具家電を確認する
シンガポールは高温多湿な気候で、海も近いため塩害も多いようです。
さらに電圧も高いので、故障も多くなるため、内装や家具家電は必ず確認を行い、内装は改装工事を行うことを前提として、高額になることも想定した上で予算など組んでおくほうが良いでしょう。
どれだけ外観が高級なコンドミニアムだとしても、内装などの確認は必ず行うと思っていたほうが良いでしょう。
不動産を購入する際の注意点7:シンガポール政府の規制
2018年から急激な価格上昇を懸念した政府より追加印紙税の引き上げなどといった対策を打ち出しているようです。
あまり急激に上昇をしてしまうと需要が無くなってしまい、経済成長の鈍化を防ぎたいという考えもあるようです。
したがって、今後も情勢によっては、他の政策などを打ち出す可能性もあると思われますので、購入を検討している場合は、このようなリスクを踏まえて検討をする必要があるでしょう。
シンガポールに不動産を購入するメリット
シンガポールの不動産は、中古物件でも購入後の価格が落ちにくいと言われています。さらに、中古だとしても改装などを行って、新築のような物件が見つかることもあります。
コンドミニアムなので、設備も充実しているのは魅力の一つだと思われます。
将来的に売りに出したとしても、値段が下がらずに売りに出せるという点で、賃貸ではなく購入して資産として保有をしておけるというのがメリットだと思われます。
シンガポールに不動産を購入するデメリット
中古物件でも価格が落ちないということで、古い物件だとしても割高な物件が多いという点がデメリットだと思われます。
さらに、築年数が経過していると、設備などが故障している可能性も高いため、きちんと見極めを行う必要があると思われます。
また、購入時の税金の支払いなども高いので、ある程度の金額を持っていないと購入ができないという点もデメリットと言えるでしょう。
シンガポールで不動産を購入するときは慎重に!
シンガポールで不動産を購入し、生活をしていくとなると物件もそうですが、周辺の状況などもしっかりと把握しておく必要があると考えます。
物件と周辺の施設などの状況、国の情勢もしっかりと調べて、購入してからトラブルにならないようにしていくことが大切だと思われますので、慎重に購入を検討していきましょう。