貯金800万円の生活レベルは?貯金800万円を目指す節約のコツ3選
2020 10.21この記事はPRを含みます
貯金800万円の生活レベルは?
貯金が800万円まで達する年収は500万円程度と言われています。ひと月当たり5万4500円貯金した場合、1年で貯金額は65万4000円となり、約12年で800万円を貯められます。
24歳から貯金を始めた場合は36歳で到達しますが、実際のところ24歳から500万円の年収がある人は稀であるため、貯金800万円に到達するのは40代後半ごろからとなる人が多いようです。
貯金800万円に達する平均年代は?
金融広報中央委員会が発表した「2019年家計の金融行動に関する世論調査」では、2人以上の世帯で金融資産保有額の平均が1139万円でした。年代別の金融資産の保有額は40代で平均694万円、50代で平均1194万円でした。
つまり、貯金800万円に達する平均年代は40代後半から50代前半といえます。
40代後半から50代前半は働き盛りで、昇進によりある程度収入がアップし、子供も手を離れている世代のため、800万円貯金するとなると現実的です。しかし、40代より前の世代でも工夫次第で貯金800万円も目指せます。
貯金800万円を目指す節約のコツ3選
貯金800万円に達する年代は40代後半から50代前半だとご紹介しましたが、節約をすればより早く貯金800万円を目指すことが可能です。そこで、貯金800万円を目指すための節約法やコツを3つご紹介します。
貯金800万円を目指す節約のコツ1:無駄な買い物をしない
貯金800万円を目指すための節約のコツ1つ目は、無駄な買い物をしないようにすることです。貯金をするためにはそもそもお金を使わないということは大切です。
そこで、具体的に無駄な買い物をしない方法を3つご紹介します。
「セールだから」を理由にしない
セール商品はもともとの値段から50%や70%の割引があるため、割引された分だけお得になったと感じます。そして、まとめて2点購入するとさらなる割引があるなどの場合も多く、ついつい買ってしまいがちです。
しかし、割引があったとしても買ってしまうと手元のお金は必ず減るため、セールでのまとめ買いは貯金のためを考えると控える必要があります。
ポイントにつられない
クレジットカードやスマホ決済などのキャッシュレスでは年利2から3%のポイントが付くため、年間に100万円をキャッシュレスで支払うと、2万円から3万円分お得になります。
そのため、多くの人が利用しているキャッシュレスですが、それぞれのサービスが実施しているキャンペーンに注目すると、ある商品のみポイントがアップするキャンペーンや、多くのお店で購入するとポイントが何倍にもなるキャンペーンなどがあります。
注意する点はポイントが多くもらえるからといって、商品自体を購入した金額分は貯金から確実に減るということです。必要なときに必要な分の商品を購入することを心がけましょう。
持ち物は少なくしていいモノを
ミニマリストという不要なものを持たず、必要最小限のもののみで生活する人が注目を集めています。
安くて買ったけれど使わずに物置にあるものや、安く買ったがためにすぐ壊れてしまったものがある人も多いと思いますが、そういったものを買わず、いいもののみを買うことで節約になるのです。
いいものを長く大切に使用し、持ちものを少なくするミニマリストになることで余計な出費を減らし、その分を貯金に回しましょう。
貯金800万円を目指す節約のコツ2:固定費を見直す
固定費とは生活状況の変化には影響せず、毎月必ず減っていくお金のことです。たとえば、家の賃貸費用、ガスや電気などの光熱費、携帯やインターネットなどの通信費、保険、習い事などの教育費です。
服や食費などの変動費を減らすよりも、固定費を減らせれば毎月同じ金額分を節約できるため、貯金には効果的です。
家賃
家賃は毎月の支出のなかで大きな割合を占めているため、はじめに減らすことを考えた方がよい固定費です。
賃貸を選ぶときにこだわりたい部分は妥協しない方がよいですが、こだわらない部分は少し妥協することで賃貸が安くなります。たとえば、キッチンが狭いため冷蔵庫置き場が居室内であることや、間取りが特徴的であるなどです。
また、引っ越し時には引っ越し費用や敷金礼金などの出費もあるため、減る家賃額と引っ越し費用を比較してどうした方が安いかよく検討して決めましょう。
水道・光熱費
水道や光熱費を減らす方法で一番効果的なのは古い家電から新しい家電へ買い替えることです。もちろん例外もありますが、照明・エアコン・冷蔵庫・洗濯機の4つを新しいものへ買い替えると、電気代が節約できると言われています。
また、新しい家電を購入することで電気代だけでなく、洗濯機は使用する水の量が減ったり照明は交換頻度が下がったりするなど、他にもいい面があるため検討してみる価値はあります。
スマホ代
スマホ代の節約といえば、大手キャリアから格安SIMに変更することです。
しかし、大手キャリアは格安SIMより通信や通話の品質が高いことや、データ通信を多く行う人には大手キャリアの方がお得であったり、大手キャリアはiPhoneを割引料金で購入できることもあるため、利用方法をよく考えて変更するかどうかを検討する必要があります。
サブスクリプション代
サブスクという呼び名で浸透しているサブスクリプションですが、映画や音楽、英会話などを定額制で利用できるサービスのことです。
映画などの動画サービスだけでも多くの種類が出ており、Huluではテレビ番組の見逃し配信をしていたり、Netflixは独自のコンテンツが充実しているなど特徴が違うため様々なサービスを利用しがちです。
しかし、定額制といえど、毎月1,000円前後が1つのサービスにかかってくるため、重複して契約しているものは解約を検討することで節約が可能です。
保険代
保険代の節約を考えるのによいタイミングは家を買ったときです。家を買う際はほとんどの人が住宅ローンを組みますが、住宅ローンを組むためには団体信用生命保険に加入する必要があります。
団体信用生命保険に加入すると、契約者が亡くなったり高度障害になった場合は残りのローンを支払う必要がなくなります。
すでに生命保険に入っており、世帯主が亡くなったり高度障害になった場合に多くのお金がおりるようにしているのであれば、保険料を減らすことも検討可能です。
貯金800万円を目指す節約のコツ3:貯金額を固定化する
貯金800万円を目指すためには目標を明確化する必要があります。つまり、毎月の貯金額を決め、必ずその貯金額を給料から始めに引いておくということです。
ついつい、毎月の給料から残ったお金を貯金に回すという方法をしてしまいますが、それでは貯金800万円という目標にいつ達成するかがあいまいになり、計画的に貯金することが難しくなります。
貯金800万円からおすすめの資産運用法
貯金800万円まで貯められた場合に資産運用する場合は、貯金が少ない場合よりも多くの投資先から自分がしたい方法を選べます。そこで、貯金800万円からおすすめの資産運用方法を4つご紹介します。
つみたてNISA
つみたてNISAとは幅広い世代向けに作られた非課税の投資制度です。利点はまず、初心者向けであり、手数料が低水準で分配金の頻度が低いなど長期の投資に適していることです。
2つ目の利点は非課税であるということです。新規の投資額で年間40万円、最大20年間で800万円が非課税となります。投資に手を出したことがないという方は、まず、つみたてNISAから挑戦してみるのもよい手です。
iDeCo
iDeCoとは私的な年金を自分で積み立て投資する制度です。
掛け金や運用方法は自分で選択するため難しいと感じるかもしれませんが、老後のために現金を貯金していくよりも、iDeCoを利用した場合は所得控除ができたり、運用したときに出た利益が非課税であったりと利点が多くあります。
定期預金
定期預金とは一定期間利用しないお金を銀行に預けることで、通常よりも高い金利が得られるというものです。
一定期間利用しないというのは、引き出しができないという意味で、銀行によって期間が設定でき最短で1ヶ月から設定できるものが主流となっています。
国債
個人向け国債と呼ばれる国債を購入する制度は元本割れをすることがなく、1万円から買えるなど安心である点が人気となっています。
最低金利保障が0.05%のため、この金利が続くとあまり増加が見込めませんが、初心者向けの比較的安心な投資方法です。
貯金800万円を目指そう!
貯金800万円と聞くと大きな数字かもしれませんが、ご紹介した様々な節約方法を実施することで、思ったよりも早く貯金することが可能です。
また、貯金800万円を達成できた場合にはさらに増やすために様々な資産運用方法があるため、まずは計画的に800万円貯金することを目指してみましょう。