手取り55万円のお金の使い方を紹介|手取りアップの方法も確認しよう
2020 10.21この記事はPRを含みます
手取りの平均はどれくらい?
手取りの平均はおよそ350万円程度です。
会社員として勤めている人の場合、平均年収は男女や年齢によっても異なりますが、全体の手取りの平均は350万円程度だといわれています。
しかし中央値で見ると年収が400万円以下の人のほうが多いため、実際には手取りは280万円程度の人が多いことがわかります。年収の手取りが280万円の場合、月々の手取りは23万円ほどになります。
月収55万円の割合はどれくらい?
月収55万円の割合は年収に換算すると660万円となります。
年収600万円以上を得ている層となると、ある程度年齢なども限られてくるでしょう。
ここでは月収55万円の割合について、全体の割合と男性、女性別にした場合の割合についてご紹介していきます。
全体の割合
月収55万円の割合を全体で見ると、6.3%となります。
国税庁が調査している「民間給与実態統計調査(平成29年度)」によると、年収600万円~700万円までの層の割合は全体の7番目の6.3%となっていました。
この層は年収調査の「100万円まで」から「2500万円以上」という14の選択肢の中では7番目に多い層となっていましたが、実際には年収400万円以下の層が全体の半分以上となっています。
男性・女性の場合
年収600万円~700万円の層は男性の場合は9.0%、女性の場合は2.5%となっています。
男女別に見た場合、月収55万円の割合は大きく異なります。男性では年収600万円~700万円の層は全体の5番目に多く、年収400万円以下の割合は40%弱です。
一方、女性の場合は年収600万円~700万円の層は全体の7番目に多く、年収400万円以下の割合は80%弱となっています。
手取り55万円の場合のお金の使い方は?
手取り55万円の場合の具体的なお金の使い方についてご紹介します。
手取り55万円の人の場合、どのくらいのレベルで生活をすることができるのでしょうか。
ここでは手取り55万円の場合の「1人暮らし」と「家族4人暮らし」でのお金の使い方をそれぞれご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
手取り55万円の場合のお金の使い方1:家賃
家賃は手取りの3割程度が目安となります。
家賃は手取りの30%程度が良いと言われていますが、1人暮らしの場合と家族4人暮らしの場合では状況も異なります。特に幼い子どもがいる家庭の場合、将来のために貯蓄を優先するため、できるだけ家賃を抑えたい家庭も多いでしょう。
ここでは1人暮らしの家賃と家族4人暮らしの家賃についてそれぞれご紹介します。
1人暮らしの場合
手取り55万円で1人暮らしの場合、家賃の目安は18万円ほどになります。
家賃は手取りの3割が目安なので、1人暮らしであれば家賃は18万円前後が目安になります。そのため、目安よりも少し低めの家賃の家に住めば、バイクや旅行などの趣味や娯楽にお金を使っていてもかなり余裕を持った暮らしができるでしょう。
また、手取り55万円であれば都内のタワーマンションに暮らすのも夢ではないでしょう。
家族4人の場合
手取り55万円で家族4人の場合、家賃は14万円ほどになります。
家族4人暮らしで手取り55万円の層は、持ち家に暮らしているケースも多いです。ですが、仮に家族4人が暮らせる3LDKの賃貸住宅に住むとなると、貯蓄のことも考慮して家賃は14万円から15万円ほどになるでしょう。
また、さらに家賃を抑えたいなら2LDKにしたり築年数が古い3LDKを選ぶことで家賃を3万円ほど抑えることができます。
手取り55万円の場合のお金の使い方2:生活費
生活費は1人暮らしと家族4人暮らしで大きく変わります。
同じ手取り55万円でも、自分だけの裁量でお金を自由に使える1人暮らしと、家族分の生活費が必要になる家族4人暮らしとでは月々にかかってくるお金も違います。
ここでは1人暮らしの家賃と家族4人暮らしの生活費についてそれぞれご紹介します。
1人暮らしの場合
手取り55万円で1人暮らしの場合、生活費は手取りの6割に収めると良いでしょう。
生活費の目安は家賃も含めて手取りの6割だと言われています。手取り55万円の6割は33万円となるため、1人暮らしであれば生活費は家賃を除いた15万円前後の金額まで自由に使うことができるでしょう。
水道光熱費や通信費などはある程度固定になってくるため、1人暮らしであれば外食を基本にした生活をしていても余裕があると言えます。
家族4人の場合
手取り55万円で家族4人の場合、家賃を除いて生活費は33万円程度になります。
家族4人暮らしの場合、子どもの年齢にもよりますが、食費が大きくかかることになります。また、教育費や保険医療費、衣服代なども1人暮らしよりも高くなってくるため、どうしても生活費の割合が大きくなります。
手取り55万円あれば生活費が30万円以上かかったとしても、毎月貯蓄をしながらゆとりのある生活を送ることができるでしょう。
手取り55万円の場合のお金の使い方3:貯金
貯金は手取りの2割程度が目安となります。
将来に向けての貯蓄は、それぞれの考え方にもよりますが、1人暮らしと家族4人暮らしでは貯蓄に回せる金額も大きく変わってきます。
ここでは1人暮らしの貯金と家族4人暮らしの貯金についてそれぞれご紹介します。
1人暮らしの場合
手取り55万円で1人暮らしの場合、貯金は毎月11万円程度が目安です。
貯金は手取りの2割が目安となるため、手取りの55万円であれば11万円ほどを貯金に回すことができるでしょう。毎月11万円貯金に回すことができれば、年間で132万円貯金を増やすことができ、将来の資産形成が行いやすくなります。
また、手取り55万円なら毎月の貯金が11万円よりも多少下回っても大きな問題はないため、娯楽に回すことも可能です。
家族4人の場合
手取り55万円で家族4人の場合も貯金は毎月11万円程度が理想です。
家族4人暮らしでも手取り2割を貯金に回せれば、バランスよく貯蓄を増やすことができます。しかし実際には、家賃や生活費、娯楽費などを引いていくと毎月11万円を貯金に回せる家庭は多くはないでしょう。
手取り55万円の家庭だけではありませんが、家族4人暮らしの毎月の貯金額は7万5千円程度が平均になるようです。
手取り55万円の場合のお金の使い方4: 娯楽
娯楽費は1人暮らしと家族4人暮らしで大きく変わります。
家賃や生活費、月々の貯金などを除いた金額の中から自由に使えるお金が娯楽費です。娯楽の内容は人によって異なりますが、1人暮らしと家族4人暮らしでは娯楽に使える金額も内容も異なります。
ここでは1人暮らしの家賃と家族4人暮らしの娯楽費についてそれぞれご紹介します。
1人暮らしの場合
手取り55万円で1人暮らしの場合、娯楽費は毎月11万円程度が目安です。
手取り55万円であれば、毎月その2割の11万円ほどを娯楽費に使えます。毎月11万円使えるのであれば、定期的に海外旅行へ行くなどかなり費用のかかる娯楽も楽しめるでしょう。
また、趣味で車やバイクなどを購入した場合は維持費なども発生しますが、目安の11万円を多少超えたとしても余裕をもって支払えると言えます。
家族4人の場合
手取り55万円で家族4人の場合、娯楽費は3万円程度に抑えると良いでしょう。
娯楽費は家族で暮らしていると使える内容も金額も限られてきます。家族4人分の食費や子どもの学費や医療費、衣服代、貯金などを考慮すると、娯楽費は毎月3万円程度に抑えればゆとりのある暮らしができるでしょう。
しかし家族4人の娯楽費となるため、世帯主個人の趣味に掛ける金額は限られてきます。
手取り55万円の場合のお金の使い方5:その他
その他の支出としては保険料などが挙げられます。
人によって発生する、しない支出としては「生命保険料」や「自動車、バイクなどの維持費」、「その他の雑費」などがあります。
特に家族4人暮らしの場合は上記のようなその他の雑費の支出が多くなるでしょう。ここでは1人暮らしの家賃と家族4人暮らしのその他の支出についてそれぞれご紹介します。
1人暮らしの場合
1人暮らしの場合、通信費や医療費、車やバイクの維持費などがその他の支出として挙げられます。
1人暮らしの場合のその他の支出としては、車やバイクなどを持っている場合は維持費が比較的大きな割合を占めるでしょう。また、家賃に含まれる場合もありますが、インターネットなどの通信費が月々数千円程度かかります。
他には歯の矯正やインプラント治療などを行っている場合、毎月医療費として出費が発生するケースもあります。
家族4人の場合
家族4人の場合、生命保険料や医療費、車やバイクの維持費などがその他の支出として挙げられます。
家族がいる人の場合は生命保険に入っているケースが多いため、月々数万円の生命保険料がかかります。また、家族で出かけるために車を所有しているケースも多いため、その維持費も大きいでしょう。
他には子どもの医療費、教育費などが主なその他の支出に該当します。
手取り55万円からアップする方法3選
手取り55万円からアップする方法をご紹介します。
手取り55万円は1人暮らしであれば余裕のある暮らしができる金額ですが、家族4人で暮らす場合、貯金のことを考えるともっと手取りを増やしたいと考えている人も多いでしょう。
ここでは手取り55万円からアップする方法3選をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
手取り55万円からアップする方法1:転職
転職することで現在よりも手取りを増やすことができる可能性があります。
同じ会社でこつこつ働いていればだんだんと年収も上がっていくケースも多いですが、いきなり年収をあげることはできません。しかし転職すれば、年収を数万円から数十万円一気に上げることも可能です。
転職で年収を上げたいなら、条件にマッチする求人を探してくれる転職エージェントを利用するのが良いでしょう。
手取り55万円からアップする方法2:昇進
昇進すれば手取り55万円からアップすることができます。
等級がある企業であれば、社内試験や上司による審査などに合格して昇進すると年収が少しずつ増えていきます。そのため、同じ会社に勤めながら安定して年収を上げていきたいなら、昇進昇格を目指すのも良いでしょう。
昇進を目指すなら、どのような仕組みで昇進が決まるのかといった人事制度をよく理解しておくことも重要です。
手取り55万円からアップする方法3:副業
働きながら副業を行えば手取り55万円からアップすることができます。
社内規定で副業が禁止されていない会社に勤めているのであれば、副業によって収入を増やすのも1つの方法です。しかし副業は仕事終わりや休日などを割いて行うことになるため、自分が興味のある分野の副業でなければ続けるのは難しいでしょう。
また、副業は収入も不安定なため、確実に何万円アップするといったことはできません。
手取りアップにおすすめの転職サービス5選
手取りアップにおすすめの転職サービスをご紹介します。
転職で手取りを増やしたいなら、質の良い転職サイトや転職エージェントを選択することが重要です。
ここでは最後に、手取りアップにおすすめの転職サービス5選をご紹介します。
手取りアップにおすすめの転職サービス1:doda
dodaはパーソナルキャリアが運営している大手の転職エージェントです。
dodaは転職サイトと転職エージェント両方の面を備えている転職支援サービスです。そのため、自分で求人検索ができ、さらに転職エージェント機能を生かしてそのまま応募し、エージェントに年収交渉を依頼することもできます。
さらに求人数も多いため、自分に合った求人を探しやすいのもポイントです。
手取りアップにおすすめの転職サービス2:ビズリーチ
ビズリーチはハイクラス向けの転職サイトです。
管理職や専門職、グローバル人材といったハイクラス人材に特化した転職サイトなので、手取り55万円の人がそれ以上を目指して転職するのに適しています。
ただしヘッドハンティング型のサイトとなっているため、自分で求人を探すのではなく相手からのヘッドハンティングを待つ形になります。そのため、他の転職サイトと併用する方が良いでしょう。
手取りアップにおすすめの転職サービス3:JACリクルートメント
JACリクルートメントは外資系や日系大手に特化した転職サイトです。
ビズリーチと同じくハイクラス向けの転職エージェントとなっているため、管理職や高年収層向けの求人が豊富です。
JACリクルートメントでは企業ごとに担当者が付くのが特徴で、企業の情報をより詳細に知ることができます。そのため、事前に相手企業を知ったうえで検討できるのがポイントだと言えるでしょう。
手取りアップにおすすめの転職サービス4:マイナビエージェント
マイナビエージェントは20代での転職におすすめな転職エージェントです。
マイナビ社は新卒や20代の転職に特に強い転職エージェントで、独占案件も豊富にそろっています。そのため、20代前半などの早い段階での転職を行う場合に特におすすめだと言えるでしょう。
また、アドバイザーのサポートも丁寧なので、はじめての転職にもおすすめです。
手取りアップにおすすめの転職サービス5:パソナキャリア
パソナキャリアは年収アップに強い転職エージェントです。
人材派遣分野では業界No.1のパソナが運営している転職エージェントです。専門性の高いキャリアアドバイザーに相談できるため、安心して転職活動を行うことができます。
幅広い提案をしてくれるため、さまざまな分野から年収アップを目指した転職が可能です。
手取り55万円を上手に使おう!
手取り55万円は1人暮らしは余裕がありますが、家族4人で暮らす場合はさらに年収アップを狙いたい金額です。
そのため、より年収アップができるように転職サービスについても知っておくことが重要です。
ぜひこの記事でご紹介した手取り55万円の1人暮らしや家族4人暮らしでの生活レベルなどを参考に、手取り55万円での生活について理解を深めてみてはいかがでしょうか。