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家庭用冷凍庫の電気代はどれくらいかかる?冷凍庫の電気代を節約する方法7つ

2020 10.21この記事はPRを含みます

便利な家庭用冷凍庫の特徴

暑い夏の時期は物が腐りやすいので冷凍室で保存したり、冷凍食品をたくさん購入したりします。広かったはずの冷蔵庫の冷凍室がいっぱいになってしまっている人もいるでしょう。

そこで登場するのが冷凍だけに特化した製品「家庭用冷凍庫」です。冷蔵庫とは別に冷凍庫を購入されると、暑い夏の季節でも食品をまとめ買いして保存できます。

割引の食材をたくさん冷凍保存できるので、食費の削減にもつながるでしょう。

冷凍庫の大きさは電気代に影響する?

年間電気代の高い冷凍庫の上位は、やはり商店に置いてあるような容量の大きい製品が多いようです。

しかし、冷凍庫の電気代を考慮する時には、冷凍庫の大きさよりも各製品の年間消費電力や年間電気代を調べる方が正確な費用を割り出せるようです。

小さい冷凍庫を買う方がお得?

冷蔵庫もそうですが、なんとなくサイズが大きくなればなるほど電気代もそれだけ高くなる、と感じている方もいるでしょう。実際には一概にそうとは言えないようです。

例えば、A&R株式会社のALLEGiA AR-BD62は、容量61Lで年間消費電力量(50Hz)145.5kWhですが、ハイアールジャパンセールス株式会社のJF-NU40Gは、容量38Lで年間電気代(50Hz)157kWhとなっています。

冷凍庫の消費電力の大きさ

季節によって使用を停止する場合を除き、冷凍庫は常に電源が入っていますので、電気使用量も大きくなることが予想されます。実際冷凍庫の消費電力は、電気代に直結しているようですので、省エネタイプの冷凍庫を選ぶことが鍵になるといえるでしょう。

では、どうしたら冷凍庫の電気代を知ることができるのでしょうか。実は簡単な計算方式で冷凍庫の電気代を割り出せるのでご紹介します。

家庭用冷凍庫の電気代の出し方

契約方法によって異なるようですが、年間消費電力×電力使用単価、という計算式で年間の冷凍庫の電気代を割り出せます。

例えば、年間の消費電力300kWh(1年間に300kwの電力を消費する)で、電力使用単価(契約によって単価は異なる)を27円とすると、300×27=8,100となり、年間の電気代は8,100円ということになります。

冷凍庫の電気代を節約する方法7つ

通年、電力を消費している冷蔵庫の節電を実施すれば、電気代を節約できますが、冷凍庫の電気代を節約することでも同様の効果を期待できると考えられます。

この記事では、手間のかからない7つの節約術をご紹介します。買うときに良く考えるべき点や、毎日の生活の中で意識できるちょっとした工夫がありますので、是非ご参考にしてください。

冷凍庫の電気代節約方法1:無駄な開閉をしない

冷凍庫のドアを何度も開けたり閉めたりしていると、冷気が逃げてしまい、余分に電気代がかかってしまうこともあるようです。

冷凍庫のドアの開閉をなるべく少なくするために、ドアを開ける前に取り出すものを明確にしておいたり、冷凍庫の中をきちんと整理しておいたりするとよいでしょう。

冷凍庫の電気代節約方法2:設置場所も電気代に影響する

冷凍庫をどこに置いても電気代には影響しない、と思われる方もいるでしょう。

しかし実際には、壁際に冷凍庫を置くと放熱がうまくいかなかったり、日光の当たる場所に置くと冷気が失われたりして、余分に電気代がかかっていることがあるようです。

上記の状況に該当するなら、お仕事がお休みの日など時間のある時に冷凍庫の設置場所を見直してみましょう。部屋の模様替えをしながら楽しく節約できます。

冷凍庫の電気代節約方法3:電力会社を変更してみる

電気の基本料金や従量制料金(使用量に応じた代金)の安い会社に変更すれば、電気代の節約が期待できるでしょう。

電力会社の変更で電気の使用量が少ない単身世帯でも年間の電気代を4,000円ほど節約できたり、3人世帯以上の家庭では年間1万7,000円以上の節約になったりすることもあるようです。

冷凍庫の電気代節約方法4:購入時の電気代が安い冷凍庫を選ぶ

冷凍庫を購入する時に省エネ評価の高い冷凍庫を選ぶことは、節約の基本となります。特にこだわりの機能がなければ、まず省エネの製品から選ぶとよいでしょう。

また、冷凍庫のドアの開く向きを考慮してみましょう。

たとえば、温かい空気は上昇するので、上開きのものは冷凍庫内の温度を保ちやすくなります。前に引き出すタイプは、奥のものを簡単に取り出せるので、ドアを開いている時間を短くできると考えられます。

冷凍庫の電気代節約方法5:冷却方式で選ぶ

冷凍庫には、「直冷式」と「ファン式」の二つの冷却方式があるようです。

ファン式は霜取り作業をせずに冷凍庫を使用でき便利ですが、直冷式の冷凍庫内の方が良く冷え、電気代の節約にもなるようです。また、直冷式の方が簡単な構造になっているため、販売価格も安く設定されている傾向にあります。

冷凍庫の電気代節約方法6:庫内の仕切りの数を確認する

仕切りを使うと、冷凍庫の中を整理整頓できて保存には便利です。冷凍庫内が整理整頓されているなら、ドアを開けている時間を短くできたり、食品ロスを減らしたりできるでしょう。

しかし、あまりにも細かく仕切りすぎると、隙間が生まれやすく冷却効率は下がるようです。そのため、仕切りはシンプルなものの方が良いと考えられます。

冷凍庫はなるべく隙間のない方が冷却効率が上がるようです。その点を次にご説明します。

冷凍庫の電気代節約方法7:冷凍食品はできるだけ詰めて入れる

冷凍庫は物が少ない時よりも、物が詰まっている時の方が節電になると言われています。凍った食品そのものが保冷剤のような役割を果たすようになり、冷却に必要な電力を抑えられるからです。

しかし、あまりに詰め込みすぎて、冷気の出る穴を塞いでしまったり、物をとるのに時間がかかったりすることがないように注意も必要です。

電気代を節約しやすいおすすめの冷凍庫3選

冷凍庫の電気代を節約する方法をご紹介したので、それを踏まえて実際にいくつかの冷凍庫の機能や特徴を見てみましょう。どの冷凍庫も省エネを掲げています。

それぞれの会社で冷凍庫の機能や開閉方式などを工夫して、冷却性を高めたり、庫内の温度上昇を抑えたりしているのが分かります。

サイズや冷却方式など、自分の条件にあった冷凍庫を選ぶ参考にしてみてください。

電気代を節約しやすい冷凍庫1:冷凍庫(直冷式)FJ-HS17X-W (ホワイト系)

シャープ株式会社のFJ-HS17X-Wは、高い省エネ性を実現している冷凍庫です。

年間消費電力は、320kWhです。電力使用単価を27円と考えた場合、320×27=8,640となるので、年間で8,640円の電気代となります。

定格内容積は167L(食品収納スペース129L)で、6段ケース収納式になっているので、たくさんの食品をシンプルに整理整頓できるでしょう。

仕様/寸法 | FJ-HS17X | 冷蔵庫トップ:シャープ

電気代を節約しやすい冷凍庫2:前開き式ノンフロン冷凍庫 85L ホワイト IUSD-9A-W

アイリスオーヤマ株式会社のIUSD-9A-Wは容量85Lですので、2台目購入を検討しておられる方にはお勧めのサイズでしょう。

前開き式&引き出し型のクリアトレータイプですので、冷気が逃げにくく、奥のものも簡単に取り出せるようです。

年間消費電力は223kWhで、電力使用単価を27円とすると、223×27=6,021になるので、年間6,021円の電気代がかかる計算になります。

前開き式ノンフロン冷凍庫 85L ホワイト IUSD-9A-W H573571F│アイリスプラザ│アイリスオーヤマ公式通販サイト

電気代を節約しやすい冷凍庫3:三菱 121L 冷凍庫 MF-U12D-S

三菱電機株式会社のMF-U12D-Sは、冷やされたアルミトレイによって食品を素早く冷却し、プレクール運転機能や耐熱によって庫内の温度上昇を抑える仕組みになっているようです。また、ファン式なので霜取り作業も不要です。

コンパクトで大容量のMF-U12D-Sですが、省エネ基準達成率も100%となっています。

年間消費電力は405kWhです。電力使用単価を27円とすると、年間10,935円の電気代がかかる計算になります。

MF-U12D-S

冷凍庫の電気代は工夫次第で節約できる

夏の暑い季節は、特に冷凍庫の使用頻度が高まります。

新しく冷凍庫を購入することを考えている方は電気代を心配しているかもしれませんが、食費削減につながるという要素も考慮してみましょう。電気代に関しても、ちょっとした工夫で節約できるでしょう。

仕切りを減らしてみる、といった今すぐに実践できそうな節約方法もありますので、是非今日から試してみてはいかがでしょうか。

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